図書館で大人気の時代小説シリーズ。何人もの利用者さんに「続きは?」と訊かれ、しかしシリーズのサブタイトルで複数巻あったりして順番がなにげに複雑。図書館では背に通巻テプラを貼ってみたものの、データと利用者さんの求めている巻を結びつけるのは難しい、という…汗何がそんなに読者を惹きつけるのか知りたい、それに順番を頭に入れるのには読んでみるのが一番、と読んでみました。

なるほど、納得。これは続きがきになる…ビックリマーク

入り婿侍商い帖(一) (角川文庫)

2014年9月発行

 

家禄三百五十石の旗本五月女家の次男坊、角次郎。婿に入ったのは、本所元町にある間口二間半の春米(つきごめ)屋の大黒屋。女房になった娘のお万季は心に問題を抱え、話すことができない。

 

まさに縁あっての縁談、店主の善兵衛の口説き文句は…

米商いをするにあたって、なくてはならないもろもろを、角次郎さんはすでに身に付けている。何よりも米に対しては、深い思いをお持ちだ。加えて、度胸もきっぷもある。

大黒屋はいまでこそ小さな春米屋だが、あなたが力を注いでくれたならば、必ずや大きな米商いの店にできます。力を合わせて深川一の店、いや江戸一番の店にしませんか。

角次郎は幼少時、隠居した祖父の角兵衛と一緒に知行所のある野田に暮らしたことがあり、米を春いたり、産地を言い当てることができる。

白昼堂々、大黒屋に押し込み、五俵の米を奪った盗人の行方を探すよう頼まれ、探索。しかも野田に出向き、かつての角兵衛の縁で、奪われたのと同じ分だけの米を調達してきた。そんなこんながあっての申し出だった、というわけ。

 

大黒屋よりもずっと大店の米問屋佐柄木屋の企み、その背後にちらつく大名家の重臣の存在。

かつての剣友でいまは楓川河岸は南町奉行所の見習い定町廻り同心をしている嶋津惣右介の助けを借りつつ、探索は続く。

 

悪事を探り、商いを守り、立て直して大きくしていく、女房と心を通わせていく…。これから先が楽しみになるしかけがたっぷり。

わたしもいずれ完読したくなりました。

 

※2冊目以降を順番に並べました。

17冊目からの「新・入り婿商い帖」についてはまた別の機会に。

 

【2冊目】

【3冊目】

【4冊目】

【5冊目】

【6冊目】

【7冊目】

【8冊目】

【9冊目】

【10冊目】

【11冊目】

【12冊目】

【13冊目】

【14冊目】

【15冊目】

【16冊目】

 

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