本 6月22日-315

金右衛門の謎解き、甚三郎の怒号。その日を境に起きた恐ろしい変化。煙のように消え失せた食べ物。お秋と甚三郎が耕した畝には、丸裸になった豆の茎。おしげが気づく。虫の仕業です。そして黒い雲。物音の源の答えは挿絵に描いてある。

 

本 6月23日-316

あんな、大きな おしげの驚きの叫び。(いなご)、こんなにでっかいわけがない。子供のこぶしほどもある。走って逃げる。

 

本 6月24日-317

化け物蝗は何にでもたかり、何でも食い尽くす。逃げようとするも、つまづき、膝ががくりと折れるおしげ。瞼の奥の瞳が縮こまっている。そこに宿るのは恐怖と、ある決心。行ってくださいまし」 。まっしぐらに飛来してきた化け物蝗の一匹が、うなじに噛り付く。金色の眼は、あの怪魚と同じ、人の眼

 

本 6月25日-318

逃げて、くださいと声を振り絞るおしげ。その身体は、たちまち化け物蝗に包まれてしまう。勝手口の手前で、どうしても堪えきれずに振り返ってしまう甚三郎。どおん。火山の襖絵のいい広間で、落とし戸の落ちる音。あと二人

 

本 6月26日-319

聞き手の富次郎おちかのこれまでに思いを馳せる。語り手の話があまりにも忌まわしく恐ろしいとき、どうやって自分を宥め、心を強くして聞き続けていたのだろう。甚三郎の必ず語りきる、という気迫に、富次郎は耳を傾ける石になる。金右衛門が提案する賭け。

 

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