嬉しいことも悲しいことも楽しいことも切ないこともあり、
いろいろな感情になったこの1週間。
そして、役者として尊敬する草彅剛から、
「悔しい」と言う言葉をもらった「凪待ち」が絶賛公開中で、
私も先週も1度会いに行きましたが…

この三連休は時の流れに逆らって、
1カ月遅れの1人ブンブンしていました。
というのも、東京に住む家族にお願いしていた図録が、
ようやく私の元にやってきたから。

嬉しくて嬉しくて抱きしめて頬ずりしてしまったよ~。
そしてウキウキしながらページをめくって…
だけどあるページで手が止まってしまった。
なんという猟奇的な作品。
見れば見るほどゾワッとしてしまう。

他にもメディアや皆さんのSNSではあまり取り上げられていなかった、
「闇」という言葉すらキレイ過ぎるのではないか、
と思うようななんとも形容しがたい作品がいくつもあった。

Lie.ARIGATOも、
図録は実物よりも色が濃いのかもしれないけど、
私は「ありがとう」という気持ちよりも、
怒り、悲しみ、戸惑いを感じてしまったし。

よく作品で使われる赤色も、
パワーとかエネルギー、ラブのような明るく力強い印象の作品もあれば、
血の色や地獄の炎のような痛みや苦しみを感じる赤色もあって、
その赤に黒が合わさることで、
得体のしれない不安に襲われる感覚になった作品もあった。

まさに「見たことのない香取慎吾」。

もちろん、カラフルでハッピーになれたり、
可愛くて癒されたりする作品もあって、
やっぱり今度こそ実物の慎吾の遺伝子たち会いたいなぁと思ったよ。

横尾さんとの対談は今回も面白かったなぁ。
慎吾くんの単独インタビューよりも、
アーティスト香取慎吾が見えるっていうね。

慎吾くんの才能を認め応援してくださることも嬉しいし、
横尾さんのたとえにしてもアドバイスにしても、
言葉がとても分かりやすくてストンと胸におちる感じは、
吾郎ちゃんの話を聞いている感覚と似ているかも。

この対談で、
SKnaht第3期のダイジェストで、
「今日は違う作者が出てきたね」って言っていた場面を思い出した。
ちょっと目を離したすきにSKnahtが「ずいぶん印象が変わったなぁ」と思ったときがあって。
いろいろな慎吾くんが1つの絵に同居している、
と言う意味でもSKnahtは貴重な絵になったんだね。

今回の対談を読みながら、
1年前の横尾さんとの対談がなければ、
今のアーティスト香取慎吾はいなかったかもしれないと改めて思った。

そんな出会いをこれまでもたくさんしてきて、
今の「エンタメモンスター 香取慎吾」がいるんだろうね。
その一番最初の出会いは、先週天国に旅立ってしまった方なのかな。

そして白石監督もそのお一人になるよね。
いくつものティーチインを行い、
映画にこめた思いや、
慎吾くんの俳優としての素晴らしさを伝えてくださる監督に、
胸が熱くなります。

慎吾くんの出会いの運くんは最強だね。