「平成の30年間、ただひたすらがむしゃらに走り続けてきた」
「平成をともに走ってきた大勢の人たち」

そんなSMAPとして平成を生きた3人の30年間がギュッとつまったような、
平成から令和へのななにーだったように思います。

SMAPが平成のヒーローに選ばれたその裏で、
数ある自分たちの名曲ではなく、
他の方々の平成の名曲をひたすら歌い続ける3人。
ゲストさんを招いてもコラボとして必ず自分たちも歌に参加する。

吾郎ちゃんは舞台の千秋楽が終わってすぐ、
つよぽんは4日後に舞台の初日を控えている、
慎吾くんはこのライブの構成・演出の打ち合わせをしていたのだろうと思うと、
きっとあまり寝ていなかったよね。
濃い「おはようクマさん」いたもんね。

歌詞がでてこなかったり、音程が外れたり、
歌い手としては決して完璧なメドレーといえるものではなかったけれど、
必死に歌い続ける3人がとってもカッコよかったし、
ホンネテレビの72曲ライブや、
27時間テレビの27曲ライブを思い出して胸が熱くなりました。

さらに慎吾くんについては、
コントのキャラクターとしてコンサートでの共演まで果たしたマツケンさん、
多くの共演をし大好きな慎吾ちゃんにと、
全て本物を揃え貴重な歌舞伎体験の機会を与えてくださった師童さん、
スマステやお誕生日特番など愛のエール交換をし続けてきた東京タワー…

歌手にバラエティに俳優にMCにアーティスト、
そうしてひとつひとつのお仕事と誠実に向き合い、
人とのつながりを大切にしてきた慎吾くんの30年間が見えたように思います。

そして、MAXや田中アナは共に平成の芸能界を生き抜いてきた方の言葉や表情だったし、
若い頃から見守ってくれた関根さんやキャイ~ンの二人はもちろん、
新しく出会った頼れる若者たちのみちょぱや緑夢くんも、
一緒に令和を迎えてくれたのも嬉しくて。
みんなの気持ちがひとつになったようで、
とてもあったか~い気持ちになったなぁ。

そう思えたのはつよぽんのナレーションの力もあると思う。
ファンにペンライトを配る3人を背景に、
優しくて包み込むような、
それでいて確かな意思も感じる語りにグッときて泣いてしまいました。

「ファンも自立している」「個と個で向きあえている」
そんな大人な関係として見てくれているんだなとも思いました。
「ともに品よく、美しく、生きていこう」とかね、
スッと背筋が伸びて笑顔で前を向いている自分がいました。

SMAPというグループの形は今はないけど、
魂は5人の中にあり続けている。
だから平成に閉じ込めて伝説にする気はないからね。

というわけで、
令和も楽しんでいきましょう!!!!!