2023年01月31日放送

マツコの知らない世界


https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/


'朝昼晩テーブルウェアを楽しむ女性'
ルボンボン優子さん(以下、優子)



優子「こちらでみなさまに本日お伝えしたいことは、テーブルウェアはセレブだけのものではございませんっていうこと。あなたの食卓がときめく魔法の衣装でございますっていうことなんです」
マツコ「ちょっと」
優子「はい、なんでしょう?」
マツコ「ルボンボンはセレブでしょ?」
優子「いえ、とんでもございません」
マツコ「世田谷とかじゃないですよね?」
優子「はい、違います」
マツコ「すごいでしょ、今こんな昨日今日の金持ちではございません。世田谷!」
優子「そんなことない。正直、テーブルコーディネートを必ずやらないといけないっていうことではなく、でもちょっとやってみるといつもの暮らしが華やいで、お食事のテーブルがメリハリがついて楽しい」
マツコ「すごいわかりますよ。買ってきたお惣菜でも、ちゃんときれいなお皿にのせて、テーブルウェアにセットしたところにやれば、食べて味も変わるんだろうなっていうのはわかってるんですよ」
優子「マツコさんさすがですね。おっしゃるとおりです。たとえばこれが」
マツコ「こういうことよね」
優子「そうなんです。上が普通のハンバーグだけ。下がちょっとコーディネートして並べてみたところ。どちらがおいしそうと思われますか?」
マツコ「下って言わないと、石になって固まってしまうような気がしたので」
優子「ごめんなさい」
マツコ「断然下です」
優子「ありがとうございます。うれしゅうございます」
マツコ「すみません本当に」
優子「いやなんか、よかったです。こちらも上がそのままで、下がコーディネート。どちらがよろしいですか?」


《自宅にあるものでできる!初心者用テクニック》


ナレーション「まずはルボンボン優子がどうやってテーブルウェアを楽しんでいるのか?ある日の1日に密着」
番組スタッフ「すみません、よろしくお願いします」
優子「こんにちは。どうぞよろしくお願いいたします」
ナレーション「横浜にあるご自宅は、シャンデリアも飾られたすてきな一軒家。この日は友人たちとランチパーティーを開催するらしく、そのおもてなしのテーマは」
優子「西洋のテーブルセッティングですが、ちょっと東洋のそういうオリエンタルな私の大好きなスタイルでお迎えしたいと思います。チャージャーっていうテーブルアンダープレートともいうんですけれども、それの上にお皿を重ねていく。お客様といっしょに会話を楽しむという意味で、上から順番に従ってホストが席を立たなくても食事が進むようにっていうふうに考えて」
ナレーション「さらにシルバーのカップやお花を添え、どんどん西洋風に。そして西洋と融合させる最大のポイントが」
優子「東洋的なものがあるとおもしろいなっていう」
ナレーション「仏像の小物入れ。そして鴨ロースなどを盛りつけていけば、西洋と東洋が融合したテーブルウェアが完成。そして高校時代の友人たちを迎え入れ、ランチスタート」
友人「うわきれい」
友人「おいしい」
友人「このチーズアンドコーンも大好き」

友人「リースに飾ってたやつ?」

優子「そう、それそれ。めっちゃ見てるやん」
マツコ「やんちゃなルボンボンもすてきね」
優子「本当ですか?よかった」
ナレーション「ランチが終わるとベランダで友人が持ち寄ったお菓子でティータイム」

友人「すごい」

友人「どちらで買われたお皿ですか?」

優子「日本の3COINS」

友人「本当に?」

ナレーション「以上、ルボンボン優子のおもてなしテーブルウェアでした」

マツコ「どこのイヌ、あれ?」

優子「アイルランドのイヌです」

マツコ「あらまあ」

優子「え、なんですか?」

マツコ「3COINSっておっしゃってたよね?」

優子「ちゃんと聞いてくださってましたか?」

マツコ「そういうのも利用されるんだ」

優子「マツコさん3COINSさんとかご利用、ご存知なんですか?」

マツコ「知ってます。みんなかわいいって言いますもんね」

優子「そうなんです。私そういう掘り出し物とか見つけるのが好きで」

マツコ「そういうのも利用されてるのね。高いのだけじゃなくて」

優子「もちろんです。どちらかというとそちらのほうがなんか楽しい」

マツコ「なんだろう。嫌みじゃないくらいの富裕層感」

優子「ええ、そんな。うれしゅうございます」

ナレーション「高いものを買わなくてもアレンジ次第でおしゃれコーデ。誰でも自宅にあるものでできる初心者用テクニックをご紹介」
優子「具体的にどんなテクニックがあるかと言いますとこちらになります。一つ目がトレイをお皿にして映えさせる。これ私がお客様をおもてなしする時に作ったオーブンサンドなんですけれども、そのお盆の上にお皿を乗せるんじゃなくて、直にお盆をお皿にして並べたりも。これも海外生活の時にお友達を」
マツコ「けっこう向こうの方はやられてるんだ?」
優子「そうですね」
マツコ「でも日本にもほら昔からある漆器のお盆とかあるじゃないですか。だからああいうのとかをお皿みたいに使ってもいいってことですよね」
優子「おっしゃるとおり。さすがですね。でもセンスがいいなと」
マツコ「けっこう普通なことを言ったので、恥ずかしくなってくる」
優子「二つ目が、ガラス皿セットをチグハグに。どういうことかと言いますと、ちょっとこちらにご用意させていただいた、これとてもリーズナブルに」
マツコ「もうそれがすてき」
優子「ほんとうですか?ありがとうございます。これ私はひっくり返しましてね、これをこの上にこう乗せますの。そうすると簡単にケーキスタンドになりまして」
マツコ「急にハイブロー。急に突き放してきたわね」
優子「いえ、そんなことないです。温かいお言葉をありがとうございます。そんなほめていただいて」
マツコ「これはちょっとかなり乗せるもの選びますよね」
優子「いえ、なんでもどうぞ」
マツコ「本当に?でもちょっとここに一人分小分けにしたお刺身とか乗せたら」
優子「もうそんなのおしゃれです」
マツコ「おしゃれか?」
優子「そういうふうに驚いてくださって、大変うれしゅうございます」
マツコ「すごいソフトだけど、ケンカ強いわよ。ルボンボンは負けないわよ。全然負けない。かぶせてくるから」
優子「ありがとうございます」
マツコ「『ありがとうございます』が強いのよ」
優子「幼いころから母に『なんでもお礼を言いなさい』って。次にですね、こちら。初心者の方にオススメのお店をいくつかご紹介したいんですけど。一つ目が『IDEE』さんと申しまして。こちら自由が丘とか青山にお店がある。ご存知ですか?」
マツコ「ちょっとお高めですよね、『IDEE』はね。作家さんのものとかも置いてあるようなね」
優子「さすがです。でもねマツコさん、ご覧になってるのはもしかして高級なものだけかもしれないです。日本的なものをありながら、世界各国のものを混ぜて1つのお店の中にあって」
マツコ「コースターなんてでも安いわね」
優子「そうです。かわいいですよね、木製のね。こちらは『IDEE』さんのものでコーディネートしたとき」
マツコ「でも1万5000円でできるんだ?」
優子「そんなすごくお高いものを選ばなければ楽しめますよね」
ナレーション「もっとリーズナブルに楽しみたいという方には、『3COINS』もオススメ。食器類からカトラリー、ランチョンマットに花瓶まで、幅広く品ぞろえ。さらにテイストも和風からウッド調まで、自分好みのものが300円から購入可能。ここならこんな感じのコーディネートも2人分4840円でそろえられます。中でもルボンボン優子が初心者にイチオシのショップが」
優子「かっぱ橋道具街」
マツコ「でも確かに言われてみればそうね」
優子「行かれたこととかありますか?」
マツコ「楽しいのよ。買わなくても楽しいよ」
優子「すごいうれしいです」
マツコ「見てるだけで、あとね、気をつけていかないとどんどん買っちゃう。食品サンプルの店で、寿司全種類マグネット買っちゃった。家帰ってそれを全部冷蔵庫に並べて、『あたしこれどうするんだろう?』って」

ナレーション「ルボンボン優子のテーブルウェアグッズ探しに密着」
優子「かっぱ橋にやってまいりました。すてきなテーブルウェアを見つけられたらいいなと思います」
番組スタッフ「優子さん、すごくおきれいですね」
優子「やめてください、お恥ずかしい」
ナレーション「やってきたのは台東区にあるかっぱ橋道具街。調理器具や食器の専門店など、飲食店向けのお店がおよそ170点も立ち並ぶ。その中をエレガントなコートに身を包み、お目当てのお店へ」
優子「ここかわいいんですよね」
ナレーション「こちらは創業80年『田中漆器店』。お重やおひつ、おはしからお茶碗まで、さまざまな漆器がそろう老舗。その中でルボンボン優子が気になったのは、プラスチック製のお弁当箱。いったいこれをどう使うのか?」
優子「お弁当箱ですけど、和のアフタヌーンティーみたいな感じで、お菓子を入れてここにちょっとカップを並べて、小さいトレイみたいにも使えるかもしれないです。なんか私は今、洋のお茶のテーブルにこれをあえて使ってみたいなと思いましたね」
ナレーション「お弁当箱をなんと和の器に。使い道をアレンジするのがルボンボン流。中でも一番のオススメだというのが」
優子「かっぱ橋に来たときは必ずと言っていいほど寄るお店です」
ナレーション「屋根に大きなコックがそびえ立つ、明治から続く超老舗『ニイミ洋食器店』。商品数はかっぱ橋最大級の2万点以上」
優子「なんかこちらに調味料を乗せる台。お醤油のビンとかを置く、レストランなんかでよくこういうのが出てくる」
ナレーション「飲食店ではよく見かける調味料台だが、ルボンボン流は」
優子「こちらをですね、デザートスタンド、ケーキスタンドの代わりにお使いになったらおもしろいなと思いますね。一口サイズの小さめのケーキを乗せて、お好きなのをどうぞって言って」
マツコ「なるほどね」
優子「うれしいです。なるほどって言っていただけたら」
マツコ「いやいや、普通ですよ」
ナレーション「この日、合計5点の商品を購入したルボンボン優子だが、総額は5746円とかなりリーズナブル。みなさんもかっぱ橋ですてきなテーブルウェア、探してみませんか?」
優子「ここまでは初心者の方でも楽しめるテーブルウェアをご紹介させていただいたんですけれども。ここからは私がどのように楽しんでいるか、それをご紹介させていただきたいと思います。ルボンボン優子のポリシー。テーブルは小さなキャンバス。自由に絵を描く大人のおままごとっていう」
マツコ「変えてくるわね。いやだからそれはすごい、あたし‘おままごと’というのはとても上手な表現をされたなって今思ったんだけど。たとえばシルバニアファミリーとか、あとリカちゃんハウスとか。みんなあれの本当の延長にあるのよね。そう考えるとテーブルウェアって言っちゃうと『大変だ。めんどうくさい』ってなるけど、本当にあれを実際の食器だったりを使ってやれるっていうことだもんね」
ナレーション「大人になっても子ども時代の自由な発想でテーブルウェアを楽しんでいるルボンボン優子。そんな彼女が最もお気に入りのテーブルコーディネートがこちら」
マツコ「これだってもうさ、インテリア雑誌とか用に作ったみたいじゃない。これはすばらしい、本当に」
優子「ありがとうございます。こちらのコーディネートにタイトルをつけてみたんですけれども」
マツコ「頼んでもいないのに。冗談です」
優子「なにかタイトルをつけるとしたら、『ルボンボンの銀世界』っていうことで、銀のシルバーの系統のものをよく」
マツコ「結局、色のセンスなのよ。やっぱりね、センスないなって人って、色がぐちゃぐちゃだったり、合ってなかったり、使いすぎてたりね。世田谷の人はいっぱい色使っちゃう」
優子「マツコさんおもしろい」
マツコ「おもしろいって言っちゃうから。言っちゃうんだよ」

優子「次が、大人の遊びに最も重要なポイント。ときめく非日常アイテム」
マツコ「ちょっとだからあれよね、ムダというか、実用だけじゃないものが、お気に入りが1個あると、そこから広がりが」
優子「さすがですね、マツコさん。私が申しあげたいこと」
マツコ「それがあの奈良の仏像だったのね。ときめいてたのね」
優子「あちらもみんなが『なあにこれ?』っていう、そういうびっくり感が。『これはね、こうでああで』っていう会話が弾むきっかけになればいいなっていう。せっかくなのでマツコさん、テーブルのコーディネートなさってみませんか?」
マツコ「いやだ急にそんな。急に戦いを挑んできたわね」
優子「とんでもないです」
ナレーション「果たしてマツコはこのキャンバスにどんなコーディネートを描くのか?」
優子「まずはこちらのテーブルの上に置くチャージャーっていうんですけど、一番最初にお皿の下に敷くものから、どれかお選びいただきましょうか」
マツコ「これ難しいな」
優子「でも正解とか、そういうものはございませんので、いいなと思ったものを。じゃあそこに置いてください。いやー、この距離」
マツコ「この距離じゃないですよ。なにをおっしゃっているんですか」
優子「マツコさんさすがですね、これをちゃんとこう斜めに置かれたところが」
マツコ「そんなことないですよ」
ナレーション「さらにガラス皿とグラス、カトラリーを配置したところで」
マツコ「ブッダは置かないとダメだからね」
優子「ぜひ置いてみましょう。あ、すてき」
マツコ「高さがほしいのよ」
優子「おっしゃるとおりです。さすがですね。じゃあここにおいておきますか」
マツコ「この辺にこれをこう。ブッダ必要ですかね?…冗談です」
優子「マツコさんこれはそこの上とかいかがですか?」
マツコ「これね、違うのよ。ここは逆にシルバーを入れようと思ってる」
優子「さすが。すごいじゃないですか、マツコさん本当に。黒とシルバーで統一なさってるのがすばらしいですね。いやなんか、お友達になれそう。なれないです?」
マツコ「そんなに調べられていたんですか?」
優子「そんなことない。好きなものが似ているなと思って」
ナレーション「そして完成したテーブルウェアがこちら」
マツコ「これくらいかなと」
優子「すばらしい」
マツコ「ブッダと色味合わせて大丈夫ですか?」
優子「いやもうすばらしいです。もう大変いろいろ楽しそうに選んでいただいて」
マツコ「好きですよ、あたしこういうの。ただ一人でこれをやらないですよね」
優子「でもあのこれを、こういうの楽しいからお友達を呼んでみようとかいうふうになるじゃないですか」
マツコ「お友達?」
優子「私参りますよ」
マツコ「なんかだって、うるさそうじゃない」


~完~