2022/06/21放送

マツコの知らない世界

https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/ 


'プロレス巡業の傍ら、全国のサウナを巡るDDTサウナ部'

勝俣瞬馬(カツマタシュンマ)さん(以下、勝俣)
MAOさん(以下、MAO)
上野勇希(ウエノユウキ)さん(以下、上野)
小嶋斗偉(コジマトウイ)さん(以下、小嶋)



勝俣「こんにちは」
上野「よろしくお願いします」
マツコ「いいね、なんかいいね。なんかやっぱり若干バカそうでいい。冗談、冗談よ」
勝俣「じゃあ自己紹介からさせていただきます。DDTプロレス所属、プロレスラー。水風呂担当の勝俣瞬馬です」
MAO「炭酸風呂担当、MAOです」
上野「シャワー担当、上野勇希です」
小嶋「未来の薪担当、小嶋斗偉です」
全員「僕たち、DDTサウナ部、The 37KAMIINAです、熱波WER」
勝俣「よろしくお願いします」
マツコ「いや普通に小嶋斗偉、すごい破壊力じゃなかった?大丈夫か?おまえサウナでやられたままになっていないか?大丈夫だな?」
小嶋「やられる前からやられています」
マツコ「ヨシヒコだっけ?」

上野「はい、先輩レスラーです」

マツコ「入れられるかな?あれテレビで。あたしはそういう画期的なシーンが見たいんだけど。テレビでヨシヒコが紹介されているっていう」
小嶋「そうですね」
マツコ「小嶋くんいくつなの?今」
小嶋「今22歳です。今年23歳です」
マツコ「だいたいそうだよな」
ナレーション「DDTサウナ部、The 37KAMIINA。それぞれの必殺技がこちら。まずはMAO、旋風脚。続いて上野、WR。さらに小嶋、小嶋ワンダーランド。リーダー勝俣はととのえスプラッシュ。そして時にはスーパー銭湯などで試合することも」
勝俣「最近高いところから飛ぶのにハマっていまして」
ナレーション「本日のメインイベントDDTサウナ部対マツコ・デラックス、60分一本勝負をおこないます」


《なぜ若者が殺到する?進化したサウナ最前線》


上野「プロフィールを出させていただいて」
マツコ「え?小嶋が担当なの?」
小嶋「じゃじゃーん」
マツコ「いいね」
勝俣「こちらですね、37KAMIINAのメンバー紹介なんですけども、僕が年齢も一番上でキャリアが」
マツコ「ああ、柏顔。柏から土浦にかけてはこの顔なの、だいたい」
勝俣「よく言われますね、柏っぽいねって」
マツコ「柏っぽいわ」
勝俣「次がですね、MAO選手です」
マツコ「キャリアはMAOちゃんが上なんだ?」
MAO「そうですね」
マツコ「あごが良い」
MAO「あごがチャームポイント」
マツコ「ツッチーみたいなあごね。ツッチー好きだからさ」
上野「骨折して帰ってきたらMAOさんあごが伸びていたんですよ」
マツコ「なんだろう、付け方がまずかったのかな」
MAO「ちょうど成長期と重なってて」
マツコ「いつの話よ?」
MAO「まだ19」
マツコ「まだ19、20歳か」
上野「次のキャリアは私上野なんですけれども」
マツコ「上野は注意したほうがいいわよ」
上野「僕は注意?」
マツコ「これはちょっと跳ねたらすぐ独立する顔」
上野「とんでいっちゃいますか?僕は」
マツコ「これはもうすぐになんか」
勝俣「このメンバーの中でも一番人気が」
マツコ「だから気をつけろって言ってるのよ。さあお待たせいたしましたみなさん」
小嶋「小嶋斗偉です」
マツコ「知ってるよ。ええと、どうしよう。まず産まれた病院から聞く?長くなっちゃう?」
勝俣「時間が収まらないかもしれない」
マツコ「小学校とか中学校の時は何やってたの?」
小嶋「小学校中学校はサッカーやっていました」
上野「小・中・高・大、サッカーやっていました」
マツコ「えっ?」
上野「でも大が途中でやめたんだよね」
小嶋「途中でやめました。サッカーで大学行ったんですけど。高校の部活が終わって、サッカーやらなくなったら、なんか遊ぶようになって。そしたらちょっと遊ぶのが楽しくて、もう大学サッカーやりたくないなと思って。1週間でやめちゃいました」
マツコ「何して遊んでたの?」
小嶋「よくゲームセンターとか」
勝俣「きっかけですね。2019年の熊本の試合終わりにですね、竹下幸之介がもともとサウナが好きで。西の聖地『湯らっくす』っていうところがあるから、いっしょにサウナに行こうっていうのがきっかけで僕たちサウナに行ったんですけど」
上野「僕なんかは最初、いやサウナってイメージがもう狭い、息苦しい、おじさんの汗、マイナスなイメージだったんですけど」
マツコ「おじさんの汗はマイナスとは限らないわよ」
上野「いやまあ完全に失礼なんですけど。180度イメージ変わって、サウナ好きになったんですよ」
勝俣「マツコさんサウナは行かれるんですか?」
マツコ「あたしけっこう苦手。だからスチームサウナとかは大丈夫だけど、あたしあのドライサウナがもう5分もたない。苦しくなってきちゃうの」
上野「わかります」
勝俣「でもそれがですね、今のサウナ施設は変わってきていましな」
マツコ「もう昔のああいう我慢比べみたいなのじゃないのね?」
勝俣「ではないです」
ナレーション「というわけで熊本の人気サウナ『湯らっくす』を勝俣と上野の二人がリポート。清潔感あふれる店内は、女性や家族連れにも大人気」
上野「さあやってまいりました。さっそく入りたいと思います」
勝俣「行きましょう」
上野「久しぶりの湯らっくすですよ。この広さ」
勝俣「見てください、この広さ。ここはですね、サウナ室が3つあります。本格サウナ、そしてメディテーションサウナ、そしてミストサウナ。さっそく入りたいところなんですけど、まずはね、サウナのルールとして、体を清めるということをしていきたいと思います」
ナレーション「汚れを落とすだけではなく、毛穴から汗が出やすくなる効果も」
勝俣「ていうことで行きましょう」
上野「拭き終わりましたからね」
勝俣「サウナマットあったりとか、ウレタンのマットがあったりするので、これを持って中に入りましょう」
上野「僕たちは最初入ったとき、この広さに驚きました。この広いのがね、イメージともう違ったんです」
マツコ「なんかあれね。おしゃれね。あんなのなのね、今ね」
勝俣「まずはですね、まあ5、6分」
上野「出たくなったら出るくらいのが」
勝俣「ここまず前菜なので。サウナは前菜」
スタッフ「ここメインじゃないんですか?」
勝俣「メインじゃないんです。次がメインなので」
ナレーション「何も考えずぼーっとすること6分。じんわり汗が」
上野「このまま水風呂に突っ込みたいところなんですけど、まずはかけ湯・かけ水をしてから水風呂に入ります。僕のオススメはかけ湯ね」
ナレーション「そしていよいよメインディッシュ、それが水風呂」
上野「ここの一番深いところは、170センチあります。日本で一番深い水風呂になっていて。このロープを、このボタンを押すとMADMAX170リットルの滝が流れてきます」
勝俣「ああもう最高」
上野「最高」
ナレーション「サウナ、水風呂ときて、3つ目は外の風を感じられる場所へ」
勝俣「気持ちいい時間は2分間と言われていますのでね。座って休憩をします」
スタッフ「休憩っていうのがあるんですか?」
勝俣「そうなんです。ちょっと待ってくださいね。この休憩のときはですね、もう何もしゃべっちゃだめです」
ナレーション「熱いサウナ室から冷たい水風呂へ。この落差によって体がリラックスするという。サウナ、水風呂、休憩という一連の流れを」
勝俣「これを3セット」
上野「オススメは3セット」
ナレーション「無理せず楽しむ。それが37KAMIINA流」
勝俣「だからマツコさんが5分しか入れないっていうのも、本当に5分だけでも全然大丈夫です。さっき見てもらったように」
マツコ「でも5分じゃととのわないでしょ?『ととのい』はやってみたい。あれはやっぱり耐えた先にあるんだろ?」
勝俣「そうですね。まあやっぱり、今ととのうって言葉がブーム」
マツコ「なにあれ?ととのうって何?あたし憧れはあるんだけど。なんなの?ととのうって」
勝俣「ととのうってのは、サウナ・水風呂を繰り返すことで血液だったり酸素が脳に駆け巡ることで」
マツコ「それでどういうあれになるのよ、ととのっているときは」
勝俣「ディープリラックス状態になるんですよね」
マツコ「これでもね、だめなのよ。みんなととのうってことばであやふやにしているのよ。テレビもなんでも。『ととのう』ってなんなんだ?」
勝俣「『ととのう』にとらわれないでほしいと僕は思っていて」
マツコ「お、新しい切り口」
勝俣「初心者の方はととのうじゃなくて、サウナと水風呂、休憩をすることって気持ちいいんだよっていうことをまずみなさんに知ってほしいんです」
マツコ「ととのわなくてもまあまあ気持ちはいいの?」
勝俣「ととのうって言葉が先行しすぎちゃって、『私サウナ行ったんだけど、ととのうが何がいいのかわからないんですよね』っていうのが多いので。僕はよく言うんですけど、パーソナルサウナ―としていっしょに行って、こういう入り方が気持ちいいんだよって教えてサウナを好きにさせたいっていうのはあって。いっしょにどうですか?」
マツコ「あたしは喜んで行くけど、サウナだけじゃすまないわよ」


《名水の里に名サウナあり!水風呂の女神に出会う旅》


勝俣「サウナはですね、今都内にもいっぱいあるんですけども。地方にもすてきなサウナがいっぱいありまして。こちらです。そこにしかない水風呂と、外気浴を求めて、『サ旅』へ出かけよう。今本当に温泉旅行へ行くように、サウナを求めてですね、地方に行くサ旅がすごく今流行っていまして。本当にJALさんがサウナの入浴券と航空券をつけた」
マツコ「いいな。なんかJALにさん付けするプロレスラーいいよ」
ナレーション「そう、サ旅の最大の醍醐味は、現地に行かないと入れない天然水の水風呂や、自然あふれる外気浴が楽しめること。まずは」
勝俣「水の惑星に生まれてよかった。水風呂の女神に出会えるサウナ。こちらからMAOさんに説明してもらおうかと思うんですけど」
MAO「さっきサウナはあくまでも前菜、水風呂がメインディッシュ。やっぱりここが一番サウナ施設のこだわりが出るところ。地方の特色が出るところなんですけど。やっぱり水道水冷やしてカルキ入れて、塩素の水風呂とかとは全然やっぱり」
マツコ「だいたいそうなんじゃないの?水風呂って何使ってるの?」
MAO「都内とかやっぱり良い水脈がないところは、水道水になっちゃうんですけど」
マツコ「そうか。田舎行くと水道水じゃないんだ」
MAO「そうなんですよ。昔から日本って良い水脈があるところって、田んぼが栄えて、米ができて、さらにその良い水を使って日本酒ができて。各地方にやっぱ銘柄ってあるじゃないですか。これは日本酒の話です」
マツコ「あと最近のプロレスラーってみんな、あたしもう新日より未来を感じるんだけど。ここすごい賢いよね。賢い中に類を見ないものが一人いる」
MAO「そうやって良い水がある所には良い日本酒が、各地方の銘柄になっていったんですけど。近代日本では」
マツコ「近代日本?」
MAO「良い水がある所は良いサウナができています」
ナレーション「というわけで、水風呂の女神に出会える2つの名水サウナをご紹介」
MAO「『サウナしきじ』っていう」
マツコ「こちらは本当サウナ好きの方絶対言って」
勝俣「ご存じですか?」
マツコ「うん」
勝俣「サウナの聖地と言われる」
上野「西は湯らっくす。サウナしきじは東の聖地と呼ばれるくらい有名ですね」
MAO「水脈から水風呂。天然水の水風呂を味わえるということで。こうやって入った瞬間に滝のような天然水がかけ流し状態で」
マツコ「湧き水の水風呂なのよね。すごいわね」
ナレーション「しきじの水風呂は肌触りがまろやかで、中に入るとまるで女神に抱きしめられた感覚になるんだとか」
MAO「続いてもうひとつ。サウナの街の珍水風呂っていうことで、これすごいんですよ。大分県の豊後大野市って、大分なんですけど温泉がひとつも湧かなかったらしいんですよ。大分なのに」
マツコ「かわいそうね」
MAO「場所的には熊本から阿蘇山を越えたあたりになるんですけど」
マツコ「大分で温泉湧かなかったら何もないってことだからね。…怒られるわ」
MAO「それを逆手にとりまして、サウナの街として今町おこしをやっていて」
勝俣「これもね、僕たち行ってきたので」
上野「大分県にやってまいりました。九州巡業でおとといは福岡、機能は熊本大会とありまして」
勝俣「あなたたちにぴったりな変わった水風呂があるんですよ。行きましょう、変わった水風呂に行きましょう。この木の扉を開けた奥に」
上野「おお、開けた瞬間に良いデッキチェアが」
勝俣「まずはこれがないと水風呂は始まらないということで」
MAO「これですね、テントサウナ」
マツコ「みんなあそこで個人で持ってきてやってるんだ?」
上野「ここはここの施設がテントサウナ置いています」
マツコ「置いてるんだ」
上野「テントサウナも薪でくべて熱上げないといけないので、施設の人がやっています」
MAO「温度計は123度、124度くらい」
ナレーション「一方のこちらはおよそ100度」
勝俣「薪ストーブっていうのは、熱がやわらかいんですよ。あとこのテントサウナって薪の匂いも良い匂い」

上野「見てください。ここにセルフロウリュセットが」
MAO「気づかなかった。跳ね返ってくるんじゃないかこれ。くるぞくるぞ。上にあがって降りてきた。きたきたきた。熱い熱い」
マツコ「意外とおまえなんかテレビっぽいリアクションするな」
ナレーション「良い汗が出てきたところで、お待ちかねの水風呂へゴー!」
勝俣「こっちにアドベンチャーが」
上野「なになに?」
勝俣「一気に温度が」
上野「洞窟の中ですよ。くぐれる。すごい。光ってる。きれい。めちゃくちゃきれい」
ナレーション「そう、ここは天然の鍾乳洞」
勝俣「鍾乳洞の中の水に入れるんです」
マツコ「怖くない?」
上野「めちゃくちゃきれい」
勝俣「いきます。あー、うわー、気持ちいい」
マツコ「あれ本当にああいう色なの?」
勝俣「ライトアップです」
マツコ「あの色なの?ライトアップされてて」
勝俣「そうです」
ナレーション「さらに奥には」
上野「滝だ。滝がくるぞ」
ナレーション「30万年前の阿蘇山の大噴火によって水没した、こちらの鍾乳洞。夕方限定でサウナ後の水風呂として利用できる」
上野「天然水っていうので全然痛くない。めちゃくちゃ心地いい冷たさ」
勝俣「水風呂の女神います。しきじにもいますけど、ここにも水風呂の女神がいますよみなさん。ここたかりにきてください」
ナレーション「水風呂から出たあとは、滝の音を聞きながら外気浴。そして最後は道の駅原尻の滝」
マツコ「サウナの後、とり天食いたい?」
勝俣「これでも本当おいしかったですよ」
マツコ「本当?サウナのあととり天?」
MAO「こうやって旅をして、ご当地のサウナに入って、さらにご当地のご飯をいただくっていう、これがもう旅サウナの醍醐味です」
勝俣「サ旅の醍醐味」
小嶋「鶏肉はやわらかい。外はサクサク、中はフワフワ。僕は元気」
マツコ「ヤバいね」
ナレーション「以上、大分サウナ旅でした」
MAO「普通の鍾乳洞の湖とかって、国とか県の所有物だから入れないらしいんですけど、稲積水中鍾乳洞は個人の所有物だから、ああやって入ることができるっていう」
マツコ「なにあいつ。めっちゃうまいわ、リポート。びっくりするわ」
MAO「ありがた」


《大自然の風を浴びて休憩!絶景!海サウナ&山サウナ》


勝俣「ほかにもですね、水風呂と外気浴、休憩する場所ですね」
マツコ「そっちでしょ、要はととのっちゃうのって。水風呂じゃととのわないわけでしょ」
勝俣「そうです。この休憩が一番ととのうと言われている部分」
ナレーション「そう、1段階目のサウナ室でじんわり汗をかいたあと、2段階目の水風呂でクールダウン。そして3段階目、椅子に座って休憩するのが外気浴。森や海など、自然の風を受けながら休憩できるのがサウナ旅の最大の魅力。目の前に雄大な富士山を拝める場所(『富士眺望の湯ゆらり』)や、京都の街の中心部、祇園の屋上で八坂神社を眼下に望むサウナ(『ルーマプラザ』)など、外気浴のロケーションが最高の絶景サウナ」
勝俣「こちらは今ぱっと見、マツコさん気になる」
マツコ「今は雪の中で入りたいかな」
勝俣「これ『白銀荘』ですね。こちら北海道にあるんですけども、本当山の中にあってですね」
マツコ「あれ見えてるのは露天風呂なのよね?」
勝俣「露天風呂です。ここはですね雪にダイブできるんです」
ナレーション「こちら、人気ドラマ『サ道』の映像でご覧ください」
勝俣「マイナス2度とかなんですけど、そこに座っていると温かく感じてととのうと」
マツコ「いやわかる。だってあたしも素人だけど惹かれましたもん。あの雪でととのっちゃったら。あたし昔けっこうすごい新雪がバーッて積もったときに、みんなでわーってそこ踏んで遊んでたのよ。あたしもそのまま同じ流れでいったら、埋もれたのよ。あたしがワーッていったらここまで入ったのよ。ちょっとあれで新雪ダイブが恐怖になってるからね。いっしょに行ってくれるんだったらやるわ」
上野「僕ら引き上げますので」
勝俣「手をつないで、こう」
マツコ「手つないでとかじゃないんだよ。実際に行ったことあるところどこよ?」
上野「逆に行ったことないのが、この『十勝しんむら牧場』っていうのだけ」
マツコ「あとは全部行った?」
上野「あとはそれぞれ誰かは行っているやつですけど」
マツコ「あたしね、やっぱり一番ちょっと夢があるのは『十勝しんむら牧場』よね。ちょっともう日本じゃないわよね、この感じ」
上野「これミルクサウナって呼ばれてるんですけど」
マツコ「ミルクサウナ?」
上野「別に牛乳を石にかけたりするわけではないんですけど、放牧地の中にあって、こうやって牛も見ながら、生物を感じながら」
マツコ「いやなんか違う。牛さんに悪くない?がんばって草食って乳出そうとしているのに」
勝俣「それで『ありがとう』って感謝ができるんですよ」
マツコ「感謝をしながらサウナに入るのね」
上野「このサウナに入る過程をしたあとの休憩中っていうのは、本当に世界への感謝がすごくなる」
マツコ「本当?」
勝俣「人にも優しくなれます」
MAO「すごいムカつく、ってやつとかいたとしてもサウナ入るとなんか『彼もこういう事情だったのかな』って慈悲の心で許せちゃいますし」
マツコ「本当だな?信じていいんだな?」
上野「本当なんですよ。だから景色が良いのもまずありがたいですし」
マツコ「なんかだんだんおまえらと話しているとなんか売られそうな気分になってくるんだよな。セミナー感が出てくるんだよ本当に」
勝俣「地方のサウナの中に『The Sauna』っていうのがあったんですけど。ここはフィンランド式サウナで、ログハウスで、手作りで作られているサウナなので。本当にここが今、日本で一番予約がとれないサウナなんですよね。貸し切りとかもできるので。長野にある野尻湖に入れるんですよ、サウナ入ったあとに。野尻湖に入って水風呂入りながら休憩していると、自分の悩みなんかちっぽけなんだなって思って。ここで『あ、サウナ本当に出会ってよかったな』って思って」

マツコ「ちょっとなんかエロい女がいたわよ今」
勝俣「サウナに入っている女性をエロく見れないんですよね」

マツコ「えー?」
MAO「美しいです」
勝俣「美しいです。ね、北偉くん」
小嶋「うーん、ちょっとエッチです」
マツコ「だよな?おまえだけ信じるよ。おまえのことだけ信じる」
勝俣「でもフィンランドのことわざで『女性が一番美しいのはサウナを出た1時間後』っていうことわざがあるんですよ。だからそれくらい女性はサウナ入った後めちゃかわいいんですよ」
マツコ「ことわざか?それは」

上野「僕らが一番好きなサウナがあるんですよ。外気浴日本一。それをご紹介したいと」
マツコ「全員が日本一だと思ってるの?」
上野「全員が日本一だと思っております。そのサウナがこちらです。波音でととのう絶景海サウナ、『Sea Sauna Shack』。館山にあるので、チーバくんの足の爪先くらいに」
マツコ「まああとこの辺は本当良い所だからね」
上野「そうなんです。僕とかMAOさん、勝俣さんももちろん、みんな」
マツコ「なんで小嶋は」
上野「今まで行ったことがなかった。それが今回」
小嶋「レポートさせていただきました」
ナレーション「海の絶景が見られる館山のサウナを、小嶋がリポート」
小嶋「念願の『Sea Sauna Shack』にやっと来れることができました。ただ雨です。こんにちは。すごい木の香り。消毒が良い香り。これはジョンマスター。これもジョンマスター。10ジョンマスター。サウナハットとかもかわいい。サウナポーズしてサウナハット。これお金持ちの家で回っているやつ」
ナレーション「海の目の前にある一軒家を丸ごと貸し切りにできるため、カップルや家族連れにもオススメ」
小嶋「この葉っぱ、理科の実験で使うやつ。お茶っ葉の実験でもしてる?」
サウナスタッフ「バジルウォーターを使ったロウリュになっていまして」
小嶋「バジルウォーター?」
サウナスタッフ「こちらはちょっとクセが。独特の香りがするハーブになっています」
小嶋「良い匂いではない」
サウナスタッフ「こちらお湯に通ると甘い香りになります」
ナレーション「そして更衣室もおしゃれ」
小嶋「え?この水道もしかして、ベンツ?受話器みたい。みなさん、聞こえてますか。がんばっています。さっそくサウナに入っていきたいと思います。あ、すごいヴィヒタ。ヴィヒタからのサウナストーンタワーがあります。そしてこの海。すごい。海がこんなに見えて。ずっといたいですここに」
ナレーション「薪を使ったサウナは熱がやわらかいのが特徴。体の芯から温まることができます」
小嶋「ストーブの火が燃えるのを見ていると、吸い込まれるようにぼーっとしちゃいます」
ナレーション「つづいて屋外にある水風呂へ」

MAO「地下からくみ上げている天然水」
小嶋「気持ちいい。めちゃくちゃやわらかい。全然痛い水風呂じゃないですね。ずっといれるかもしれない」
ナレーション「そして外気浴」
小嶋「うわ、けっこう高い。すごいこれ」
ナレーション「天気が良ければ、海の向こうに富士山も見えるという」
小嶋「なんかこの雨もちょうどよく感じます。染み込んでくる感じ。けっこう降ってるけどなんかもう全然気にならない」
ナレーション「再びサウナ室へ。すると」
勝俣「失礼します。改めまして本日ご来店まことにありがとうございます」
マツコ「オーナーなの?」
勝俣「オーナーといっしょにやらしてもらって」
マツコ「好きすぎて?」
勝俣「はい、好きすぎていっしょに」
ナレーション「実は勝俣さん、サウナが好きすぎて、試合のない日はここで働いているんだとか。熱波師検定Aの資格も持つ」
小嶋「本当にもう熱波師さんだ」
上野「小嶋さんどうでしたか?」
小嶋「いや本当に火とか海とか木とか、なんか自然が感じられて、本当にサウナのためにあるような施設で、すごいよかったです」
マツコ「サウナのためにある施設だよ」


《追い汗が止まらない!辛旨!サウナ飯ベスト5》


勝俣「サウナに入るといろいろな効果が得られる」
上野「ということで、僕ら3つあげさせていただいています。まず一つ目。頭がすっきりするので、気持ちいい状態の時っていうのは、悩みとか疲れが本当にリセットされてすっきりした状態になるっていうのがひとつ魅力で。二つ目に、お肌の調子が良くなる」

マツコ「そりゃそうだよね、老廃物が相当出るよね」

上野「そうなんです。汗がすごく出るので、デトックス効果もしっかりあって。女性の方だったら次の日のお化粧のノリがすごい良いっていうのを聞いたりもするんです。そしてですね、3番目、こちらです。ごはんがおいしくなる」

マツコ「これ3番目なの?」
上野「これ3番目というか、同率1位」
MAO「おなかがすく。サウナ入っていると」

上野「汗が出て、塩分も出るので、体が塩分を求めたりとか。糖分が出て糖質がほしくなったりとか」

マツコ「そうか、だから全ての物が要はほしいなって思う状態になるってこと?」

上野「排出されているので、求める状態に」

MAO「二日酔いの味噌汁みたいな感じですね」
マツコ「うるさいなおまえは。…冗談、冗談」
勝俣「4人でベスト5にまとめてきましたので」
ナレーション「DDTサウナ部が選ぶ、激ウマサウナ飯第5位。池袋西口にある都内屈指の人気サウナ『かるまる』。2019年にオープンしたばかりの館内には、タイプの違うサウナ室がなんと4つ。風呂1、5.8度。風呂2、25度。風呂3、14度。休憩スペースも充実。そんな『かるまる』でMAOさんイチオシのサウナ飯が、Wカツ丼」
MAO「このカツ丼、Wカツ丼にできるのがすごくおいしくて。カツ丼にプラスで料金払うとカツを倍にできるんですけど」

マツコ「1300円でダブルの料金なの?」

MAO「はい。かるまる、さっきの水風呂もすごく冷たいし、入るとやっぱりおなかがすくんですよ、どっと疲れて。そこにガッと食いたくなるときにベストなのが、このダブルのカツ丼でございます」

ナレーション「続いて第4位。サウナ激戦区、横浜市の鶴見区にあるスーパー銭湯『おふろの国』。その名のとおり館内で楽しめるお風呂とサウナの数はなんと13種類。こちらが名物打たせ湯。サウナ後のクールダウンに最適。そのレストランで勝俣さんのイチオシメニューが」

勝俣「ここはレストランで、ご飯が豊富で。このからあげ噴火定食」

マツコ「鶏ばっか食ってるな」

勝俣「やっぱりプロレスラーなので、チキンを、たんぱく質を摂りたいと、でもちょっと脂っこいものも食いたいということで、この噴火定食。真ん中に山をイメージしたキャベツがのっててですね。からあげもじっくり、5分だったかな、揚げて作ったからあげですね。外はカリカリ、中はフワフワ、僕は元気ですっていう形になりますので。ぜひ食べてください」

マツコ「失敗だったね」
ナレーション「第3位。熊本『湯らっくす』から小嶋さんイチオシメニューがこちら」
小嶋「僕がオススメするメニューは麻婆豆腐です。本家麻婆豆腐」
マツコ「サウナあがったあと?」

小嶋「この麻婆豆腐がめっちゃ辛そうなんですけど。確かに辛みもあるんですけど、僕めっちゃ辛いの苦手なんですけど食べられるくらいおいしくて。とろみもあって、もうとにかくおいしいんですよ。サウナ入ったあとも良い汗がかける」

ナレーション「第2位は鶯谷から徒歩5分。昭和から続く老舗、カプセルホテル『サウナセンター』。多くのサラリーマンに愛されてきたサウナは100度と高め。風鈴の音が響く外気浴スペース以外にも、およそ7度に設定された冷房室ペンギンルームも。そして実家のような雰囲気の食堂で楽しめる上野さん激推しメニューが」

上野「こちら、豚キムチ炒め定食。サウナ入ったあとって、辛みすごくほしくなるんですよ。たぶん塩分がないから、体から抜けてるからこそだと思うんですけど。ちょっと濃いめとか、辛いものっていうものを食べて、また汗もかいちゃって。時間がある日はもう1サウナいっちゃうぐらい。食べてサウナして、食べてサウナして」

マツコ「鶯谷でもう一回いっちゃう?」

上野「もう一回サウナにいっちゃいます」

ナレーション「いよいよ第1位。上野駅浅草口から徒歩わずか1分、『北欧』。人気ドラマ『サ道』の舞台にもなったサウナで、水風呂以外にも半露天風呂のある外気浴スペースが人気。そんな『北欧』のサ飯の中から、1位のメニューがスタジオ登場」
マツコ「あたし何?今からサウナで出るご飯を食べるの?サウナ入ってないのに?」
勝俣「こちらですね。こちらが北欧さんの味噌ラーメンでございます。これはもう満場一致で1位でございます」
上野「ちょっと濃いめの」
マツコ「サウナのラーメンだからね。斬新よねこれね」
上野「いかがですか?」
マツコ「これだから本当たまたまで、めっちゃあたしが好きな味噌ラーメン」
勝俣「おー、やったー」
マツコ「これあのサウナの食堂で出てくるやつなの?」
上野「食堂です」
マツコ「めっちゃおいしいわよ」

上野「今、施設のサ飯っていうのに力入れてくれているので」

マツコ「これは1位だわ」
上野「これ1位なんです」
マツコ「めっちゃうまい」

勝俣「もうちゃんとモリモリ乗ってて、炒めたシャキシャキの野菜が入っているっていうので。味も飽きずに最後まで食べられる味噌ラーメン」

マツコ「町の中華屋さんの出前で頼む味噌ラーメンってあったじゃん。あれのめちゃくちゃウマいやつ」
MAO「わあうれしい。これ本当に1位なんですよ」
勝俣「もうひとつの『北欧』の名物、北欧カレーっていうのがあるんですけども、ジャガイモだったりニンジンもゴロゴロデカめで。これも味がちょっと濃いめになっているんですね」
MAO「だからいつも味噌ラーメンと半カレー」
勝俣「半カレーを食べるんです。僕たちは」
マツコ「これびっくりした。なんでサウナの食堂のラーメン食うんだよここでって今思ったけど」


《サウナ室の究極エンタメ!人気熱波師の風を浴びよう》


ナレーション「熱した石に水をかけ、蒸気を発生させ熱風をタオルで送る熱波師の中には、すぐに予約が満杯になる人も。というわけで、サウナ―に人気の全国のレジェンド熱波師をご紹介」
勝俣「こちらがですね、有名な全国のレジェンド熱波師ということで。みなさんこの熱波師の方たちに会いにいって受ける方たちもいます。ブロック分けするとですね、まず上のテクニシャン系の熱波師さんですね」
マツコ「でもさ、北欧さんとかなに?このさわやかカップルみたいの。鮭山さんっていうの?これ本名なの?」
(鮭山菜美さん、鈴木陸さん)
勝俣「いや、本名じゃないです。もともとなんか鮭がすごく好きで、こういった活動をしていた方」
マツコ「こういった活動?」
勝俣「鮭アイドル」
マツコ「鮭アイドル?鮭ドル?」
ナレーション「魅惑のシンクロナイズド熱波熱波。鮭&鱸」
鮭山さん「失礼します。お待たせしました、それではただいまより北欧アウフグース始めていきます。担当いたしますのは鮭&鱸コンビです。よろしくお願いします」
マツコ「鈴木もう30なの?」
上野「それは僕もこれで驚きました」
ナレーション「まずはロウリュ。アロマ水の香りが室内に充満したら」

上野「曲にのせながら風を送ってくれるんですよ」

ナレーション「そんな二人の真骨頂がこちら」
勝俣「これが二人の一番の売りとしている、シンクロアウフグースですね」
マツコ「あれをあそこに行っているオヤジたちはちゃんとリアクションしてあげてるの?」
上野「いやもう大盛り上がり、超満員」
マツコ「ならよかったよかった」
勝俣「即行予約が埋まっちゃうんです」
ナレーション「空飛ぶタオルのイリュージョニスト、箸休めサトシ。横浜駅直結、スカイビルの14階にある『スカイスパYOKOHAMA』。その名物イベントが、60度のサウナに入りながら男女いっしょに楽しめるアウフグースショー」
勝俣「箸休めサトシさんのアウフグースは、ストーリー性があってすごくおもしろいんですけども」

上野「ここはサウナの室度自体が60度なので、そんなに『熱い!』みたいにならない。じんわり上がっていくような」
ナレーション「曲調に合わせて、優しい風を送ります。そして後半になると、バスタオルを2枚同時に回す秘技、両手ピッツァ」
マツコ「だからもうファンがついているわけだ。すごいわね、サウナ」
勝俣「そして五塔熱子さんも同じチームなんですけども」

マツコ「てかもう、これサウナじゃなくない?」

勝俣「イベントでこういったアウフグースを見せて」

マツコ「すごいわね。これが成立するようなぐらい、もうみんな認識してるのね」

MAO「ダンスとしてですね」

勝俣「アウフグースはドイツ語なんですけど、これをドイツでは何百人も入っているサウナ室でショーとしてやるんですよ。みんな裸で男女入って」

マツコ「そういうのもすばらしいけど、あたしが好きなのはやっぱり。めちゃくちゃにされたいわ」
ナレーション「おふろの国の熱波大魔神、井上勝正。実は井上さん、元プロレスラー。前説がなかなか終わらないのがお約束。この一連を耐え抜いた勇者だけが、熱波を受けることができるのだ。草加の爆風ドS狙スナイパー、SSK。埼玉県民に愛され33年、『草加健康センター』」
小嶋「本日は爆風ロウリュを受けていきたいと思います。勝俣さんと上野はんは0.5秒で出たと言われる」
マツコ「まじ?」
上野「熱くて。でも小嶋は本当に強い。サウナに長くいれるんですよ」
ナレーション「そこにSSK登場」
SSK「こちらのブロワーで5カウント。3回で1セットです」
ナレーション「ロウリュで蒸気を起こしたらいざ」
小嶋「まだ耐えられる」
ナレーション「2回目は背中に」
小嶋「気持ちいい」
SSK「大丈夫ですか?」
小嶋「大丈夫です。意外といけそう、最後も」
ナレーション「しかし本番はここから。SSKの手には大きさ2倍の巨大ブロワーが。さあ小嶋、耐えられるか?」
小嶋「痛い痛い、熱い!乳首が痛すぎて乳首を隠してたら、唇が痛い。唇あります?今。痛すぎる」
ナレーション「火の国が生んだ暴れ坊主、キャプテン井上」
勝俣「井上さんじゃないですねこれは。怖い」
ナレーション「その名もゴリラグース」
マツコ「いいねえ、キャプテンいいね」
勝俣「もちろんキャプテン井上さん、普通のときも良い風を送るんですけど。SSKさんは僕たちも受けたんですけど、追ってくるんですよ、出ようとしても」
小嶋「僕水風呂入ったら、水風呂まで追いかけてきて。なんか水風呂の中にあのブロワーを入れて、発射して、めっちゃ顔にかけてくる」


~完~