2022/05/24放送

マツコの知らない世界

https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/ 


'40万キャラット分を所有するエメラルドハンター'
清水雅弘(シミズマサヒロ)さん(以下、清水)



清水「マツコさん、どうもご無沙汰しております」
マツコ「また手を汚した人の顔している」
清水「前回、身内・知り合いから、あまりに胡散臭いという。僕がですよ」
ナレーション「2回目の登場、世界中でエメラルドを買い付ける、エメラルドハンターの清水さん」
清水「だから今回は真剣に参りました」
マツコ「あたしだって真剣ですよ。ただ確実に言えるのは、愛人のいる男の顔している」
清水「そんな。エメラルドの石言葉は『愛』ですから」


《エメラルド王から入手。世界最高品質のエメラルド》


ナレーション「世界中で大ブームのエメラルドだが、実は知られざる3つの危機があるという清水さん」
清水「まず一つ目はですね、こちら。エメラルド業界の危機、その1。緑の戦争よりヤバい。2023年エメラルドショックが起きる。どんな感じでしょうか?」
マツコ「とうとう底をつくのかしら」
清水「いい感じですね。もうかなり底はつきはじめている。エメラルド自体が非常に入手しにくくなる時代が来るかもしれないということをご紹介します」
ナレーション「1965年頃におこったエメラルドの採掘権を巡る争い、緑の戦争。鉱山の奪い合いが約25年続き、数千人以上が亡くなったという」
清水「コロンビアはかなり広い国になりますけど、あのエリアでしかエメラルドっていうのは本当はとれない。だからこそこちらで出てるときに、違う鉱山がヤキモチを焼いて、取っちゃいたい」
ナレーション「その緑の戦争を勝ち抜いたのが、エメラルドキングことビクトル・カランサ。そして彼の鉱山は、息子のホルマン・カランサに受け継がれたのだが、これがきっかけでエメラルドショックが起こる可能性が。実はビクトル・カランサの時代は大量に採掘できていたため、小さいエメラルドは鉱夫たちに渡していた。しかし、ホルマンの代になり、事業は近代化。ボディーチェックなど採掘作業は徹底管理され、鉱夫たちにエメラルドが渡らなくなり、生活苦で不満が爆発」
清水「不満は4、5年前からたまっています。そこでまた新しく抗争になると、エメラルドが市場に出てきにくくなるんじゃないか」
ナレーション「暴動や抗争が再び起きて、エメラルドが手に入らない、エメラルドショックが起きるというのだ」
清水「だから今買いなんですよね」
マツコ「本当?なんか以前よりきな臭さが増している。これまだ取引きは続いているの?」
清水「おかげさまで。ただVTRを持ってこい持ってこいとあの時言われてですね」
マツコ「あたしが出ているところは全部カットしてよ」
ナレーション「現在も息子のホルマン・カランサと取引きを続けている清水さん。今回はその取引きの様子をこっそり隠し撮りしてもらった」
清水「ついこの間、携帯と携帯でリモートで取引きをしたのをこっそり隠し撮りしてきましたので」
マツコ「ちょっと待ってよ。それは勝手にやっていただいていいけど、巻き込まないでくださる?」
清水「大丈夫です」
マツコ「大丈夫?」
清水「たぶんネットされてないですよね、コロンビアは。今それをちょっとVTRをご覧いただいて」
マツコ「ごめんなさい、ちょっと見ないです」
清水「いやいや、せっかくのリモートで」
ナレーション「こちらのブローカーは、エメラルド王ホルマンの右腕、ハロル・オルテゴン。清水さんにまず見せたのが、73キャラットの巨大エメラルド。推定市場価格500万円。かなりお買い得な気もするが、実は白く濁っているエメラルドは人気が低いため、購入は見送った清水さん。その後、質の良いものだけ見極めて購入」
清水「持ってきています」
マツコ「あら」
清水「こちらどうですか」
マツコ「ちょっと。デカいじゃないのよ」
清水「これが彼らに『誇り』とまで言わせた17キャラット。この色は本当に吸い込まれるような色、照り、カット。本当にパンチがあるグリーン。しかも深いからといって、決して黒っぽくない」
マツコ「これ素手で持ってもいいの?」
清水「大丈夫です。素手が一番安全。よく宝石屋さんとかグローブされているんですけど、ルース、石だけの場合は手が一番安全です。拭けば大丈夫ですので。一番有名な鉱山の産出。コロンビアのエメラルドを扱う人間に『最高のトンネルってどこだ?』って聞いたら、全員が『プエルト・アルトゥーロ』。もともとカランサが持っていた鉱山で採れた。ホルマンさんの上の兄弟の名前なんです。『アルトゥーロの港』っていう意味で、本当地自分の息子さんをつけた、そのくらい思い入れがあった。センターとなる鉱山で採れた。これはマツコさん、今の基準からしますと、どれくらいのイメージをお持ちでしょうか?」
マツコ「2000万円くらいじゃない?」
清水「いや、これ」
マツコ「もっとするの?」
清水「やっぱりエメラルドの石言葉、『幸福』『希望』」
マツコ「『愛』だったんじゃないの?」
清水「いろいろあるんです。ハッピープライス。幸福と言えばハッピー。ハッピープライス、9000万円」
マツコ「え?これ9000万円するの?」
清水「その鉱山のトップの色合い、照り感、カット。そして石言葉はハッピープライス」
マツコ「ハッピープライスはついてないよ。まあね、指には合っているのよね」
清水「やっぱり色のトーンが強いようですけど。ギラギラきてる」

マツコ「すごいねこれ。ほらほら」
清水「ギラギラきてますから。今指の上で9000万円が揺れています」
マツコ「うるさいわね本当に」
清水「なかなかお札じゃ揺れないですよね、ここ、9000万円」
マツコ「今日はこの9000万円がおいくらになるんですか?」
清水「もちろんスーパーハッピープライスもご用意しております」
マツコ「スーパーハッピープライス」
清水「本当、気持ちですよ」
マツコ「こうやって指でやってください。指もやって」
清水「これグッときましたよね?スーパーハッピープライスです。これは幸福・希望も持てるんじゃないでしょうか」
マツコ「これたぶん言っちゃうとまずい金額」
清水「本当ピーです。この値段は久しぶりに使わさせてもらいますが、けっこうさわやかな値段」
マツコ「なんなのこの人たち。本当に。恐ろしいね、宝石商は」


《伝説の職人が仕上げた逸品》


ナレーション「世界一の採掘量を誇るコロンビアだが、年々産出量が減少。そのためエメラルド業界に新たな危機が」
清水「エメラルド業界の危機、その2。深刻なダジャドール不足」
マツコ「ダジャドール?」
清水「ダジャドールというのは、カット職人さんのことを現地でダジャドールと。大きく宝石になるのに、石どり、カット、磨き、という工程があって」
マツコ「これだから結局、どの部分をどうカットするのかが大事よね。それで全然輝き方が違うから。やっぱり熟練した職人さんじゃないと、それが選べないのよね」
清水「そういうことなんです。本当にコロンビアのエメラルドは、特殊なこの色体をきれいさがゆえに持っていますので、他の宝石、ダイヤモンドなんかよりも本当100倍も200倍も難しいって言われているからこそ、減れば減るほど産出してもできあがらない」
マツコ「職人不足っていうのは、全世界共通なのね」
清水「日本もそうです、はい、そうなんです」
ナレーション「そんなダジャドールの中に、神業を持った職人がいるという」
清水「伝説のダジャドール、ウィルソン・アリアス。まあ伝説のダジャドールですから、これすごいです」
マツコ「そうね、強い言葉ではあるわよね」
ナレーション「伝説のダジャドールがいるのは、コロンビアの首都ボゴタにあるこちらのビルの中。ダジャドールは危険がともなうため、警備が厳重な部屋で作業をする」

清水「だいたいカギは最低3個くらいはある。もう鉄格子みたいな」
マツコ「セキュリティ甘いところだったら、そこに泥棒入ればいいんだもんね」
清水「ここ入れば原石がある。彼は本当にトップクラスのカッターの一人です」
ナレーション「こちらの方が、伝説のダジャドール、ウィルソン・アリアスさん」
マツコ「思ったより若い方ね」
清水「やっぱりセンスがあるんでしょうね」
ナレーション「今回お願いするのは、4.3キャラットの原石。これをダイヤモンドの研磨機で削っていくのだが、実はこの工程がエメラルドの中で一番大事。通常エメラルドは宝石の形に削ると、原石の2割から3割しか残らない」
清水「逆に言うと、70パーセントは粉になってなくなってしまうということなんですけど」
ナレーション「しかしウィルソンさんは濃い緑色の部分を多く残しつつ、原石の4割ほどの大きさにする神業職人なのだ。0.1mm単位で細かく削ること10分。こちらがウィルソンさんが削ったエメラルド。その後、別のダジャドールが細かくカットし、磨きをかけ出来上がった宝石がこちら。ウィルソンさんの神業で原石の4割も残ったのだ」
清水「何百万何千万の原石を買ったときに、もう最初の石どりをまちがったらお金を削っちゃうようなもの」
マツコ「でも彼みたいな人に頼むと、逆に何倍の価値になるわけね?」
清水「大きくとって、きれいにカットして、それでいて石の個性を活かしてくれる」
マツコ「けっこう他の宝石に比べても、削る割合は大きいの?」
清水「大きいです。今日たまたま前に頼んだ原石から削った石を持ってきてますので、ご覧いただこうと思います」
マツコ「またデカいのが出てきた」
清水「まあ基本、サイズのビッグサイズが好きなもので」
マツコ「これ本当、でもすごい」
清水「これどこが違うかっていうと、後ろのこの傾斜のところに、色があるポジションがあるんです。そこを弓なりにうまく残しながら」
マツコ「一番良いところを残している」
清水「そういうことです」
マツコ「普通の人はじゃあこう残そうと思ったら、教科書通りの残し方をしちゃうのよね、後ろで」
ナレーション「実はエメラルドは緑の濃い部分と薄い部分がある。どういうカット方法で濃い部分を残すかによって、全体が緑色に見えるかどうかが決まるという」
清水「これ水に入れるとよりわかりやすいので。斬新なんですけど、拭けば大丈夫なのでエメラルドを見ずに入れちゃいます。これ見たらびっくりされますよ」
マツコ「ああ!これ本当にすごい。濃い部分と透明な部分とが、こんなに差があるの」
清水「しかもエメラルドの尾根のところを4面のところにきれいに残すことによって、前から見たらそれがわからないように」
マツコ「本当だ。ああやって見るよりも全然」
清水「全然度合いが」
マツコ「はっきりあんなにわかれないね。ちなみにだけど、これはおいくらになるの?」
清水「そのウィルソンの?まあ、ハッピープライス、850万円」
マツコ「ちなみにこっちも?」
清水「それはですね、えっと、ハッピープライス、300万円」
マツコ「完全にもうだまされている。安いって顔しちゃってるじゃん、もう」
清水「ありがとうございます」
マツコ「みんな毎回その手法よね。まずパーンって値段出して、あれ?安い安い安い。最後にもう一回ガンッて。あの濃い緑もいいけど、これくらいのもきれい。ほら。きれいだわ」
清水「僕がオススメするのはペンダントトップか何かに」

マツコ「あとおでこにつけたり」


《女子必見!安くてかわいいジュエリー2選》


ナレーション「清水さんが危惧する3つ目の危機。値段が高い、年配者の宝石、というイメージで敬遠する若者たちのエメラルド離れ。そこで清水さん厳選、安くてかわいい、若者向けのエメラルドをご紹介」
清水「エメラルドは高いといっても本当にピンキリで、1キャラットくらいのエメラルドを比べたものなんですが、一番左は数千円から、本当に100万を超えてくるようなものまで。色も値段もいろいろ選べる。まあ若い方にもぜひということで、今日は中のキラキラに目を奪われるパイライトin。エメラルドというのはですね、たとえば原石からエメラルドになるときに通常はこんな形で、パイライトという黄鉄鉱ですね。これがつくことは多々あるんですが、基本この中に」
マツコ「これがカットされたやつの中に入っているんだ?」
清水「エメラルドの中に入っているというのは、まあこんな感じのサンプルのひとつですけども。中に内包物があるの、おわかりいただけますか?」
マツコ「あ、いた。小さいのわかる?ほら細かく」

清水「銀河系」

マツコ「かわいいね」
清水「これ主にムソー鉱山が多いんです」
ナレーション「コロンビアで最も質の高いエメラルドが産出されるといわれている、ムソー鉱山。海底の岩盤がマグマの噴火によって大陸の岩盤と混ざり合うことで、上質なエメラルドが生成された。そのときに別の鉱物も取り込んで成長した希少なエメラルド、それがパイライトinなのだ」
清水「僕らが何十万キャラットって持っていても、その中にそんなにあるもんじゃないです。美しくないと意味がないじゃないですか」
マツコ「そうね、ただ本当にゴミみたいに入ってるやつじゃだめだもんね」
清水「本当にギャラクシーのように入っているとか」
マツコ「ギャラクシーのように」
清水「いわゆるもう人それぞれの本能に訴えるような入り方をしているやつ。やっぱりこれがですね、世界にひとつで人気なわけですよ」
マツコ「やだ、どうしよう。けっこう好きなんだけど」
清水「内包物を楽しんでいただこうということで、今日ジュエリーも少しご用意してあります」
マツコ「またこの若者が好きそうな感じのデザイン」
清水「これはもう2つと同じものはない。これでいて本当のコロンビアのエメラルドの良いカラーを持ちながら透明度も。もうこれは当然世界にひとつだけ。本当に地球が作ったスペシャルカット。ハッピープライス、25万円」
マツコ「全部ハッピープライスじゃない」
清水「石言葉をイメージしていただけると」
マツコ「若い子でもちょっとがんばったら手が届く値段」
清水「もうちょっと淡いものとか、入り方によってはもっと細くしたりすると、数万円でもできる」
マツコ「エメラルドのイメージって、昔のね、あたしらの頃って、真ん中に六角形があって、周りにこういう感じの台なのよ。そこに細くカットしたダイヤがある」
清水「テーパーカットですね」
マツコ「こうやってなってるようなイメージがすごい強い、エメラルドって」
清水「それが一番です。まあ簡単に言うと」
マツコ「あるのよ」
清水「ちょっとお待ちください。これはマツコさんに会うかどうかわからないですが」
マツコ「急に動きが機敏になった」
清水「話の途中からバック開け始めました」
マツコ「恐ろしいわ。もうあたしなんか余計なことを言ってしまったかも」
清水「こんな感じの」
マツコ「恐ろしいわこの人」
清水「これが定番のテーパー取り巻き」
マツコ「これこれ。これイメージだな。ね、あたしが言ったカットになってるでしょ?ダイヤが。多かったよね、こういうのがね」
清水「はい、もうほとんど」
マツコ「これもイメージだな、エメラルドって言ったら」
清水「それもうストライクですよね。お似合いですね、やはり。お似合いです」
マツコ「軽々しく出てくるわね、似合うって言葉が」
清水「それはね、サイズが小さい割にクオリティが高いですから。ハッピープライス、450万円」
マツコ「いやいやいや、ちょっと待ってよ」
清水「ありがとうございます。もはや指の一部。指の一部にしか僕には見えません」
マツコ「ここまでひどかったっけ?こんなにひどかった?この人」
清水「それ以外にもまだまだございます。個性際立つ、シックな模様。雲母in。これもただ入ってればいい、じゃない」
マツコ「これかわいい」
清水「地球の描くオリジナルデザイン」
マツコ「これはかわいいわ。かわいい」
ナレーション「雲母は火山地帯特有の黒味を帯びた鉱物で、エメラルドの結晶に閉じ込められると」
清水「これ良いのはですね、エメラルドに黒いこの内包物が映しこんで、これ特有な色を出しているんです。本当のエメラルド色プラス、中の内包物」
マツコ「若干グリーンがグレーがかってるんだよね。これあたし、すごい好き。これあとなんていうんだろう、立体感がいいよね。近くにある雲母と、遠くにある雲母で奥行きができるから」
清水「やっぱり透明度があるから。ハッピープライス、35万円」
マツコ「ちょっと待って、あたしが買いますって言ったら、宝石企画終わるでしょ?終わっちゃうでしょこれ」
清水「指は5本、5本、ございますしね。4つ、5つ、6つ、7つ。世界にはいろんな宝石がございますので」
マツコ「今日で出禁です」
清水「ありがとうございます」
ナレーション「清水さん厳選、安くてかわいい若者向けの雲母inのエメラルドをご紹介」
清水「このセンターも迫力です」
マツコ「かわいいこれ。これかわいい。これダントツだわ。おしゃれ」
清水「これ実はオーダーされたのは、お若い方なんです」
マツコ「じゃあこれはもう」
清水「はい、もうこれはオーダーもらっている」
マツコ「お売りするやつね」
清水「そういうことです」
マツコ「これ本当にすごくおしゃれ」
清水「これ例えば、僕が良いと言ってもマツコさんが気に入っていただけるか、もしくは僕が良いと言っても他の方が気に入るかどうか、本当にわからない」
マツコ「そうね、これはだからクリーンな透明なエメラルドと訳が違うもんね。入り方は趣味だもんね」
清水「そうなんですよ、すべて趣味」
マツコ「これはおしゃれですわ」
清水「カットは人間が作る芸術、これは地球が作る芸術です」
マツコ「ちょっと。ノリノリじゃない今日。これちなみにおいくらなの?」
清水「数十万円台の下のほう」
マツコ「そうなの?これでもまたさ、これはこれでさ、今は透明なものより値段が安いだろうけど、もうエメラルド自体が採れなくなってきたらこれもまた高くなるんだろうね」
清水「そうでしょうね。ありがとうございます」
マツコ「残念、オーダーされちゃってるから。オーダーされてなかったら、あたしこれいったんだけど」
ナレーション「雲母inのエメラルドは10万円前後で変える指輪や、ネックレスなどが若い女性に人気なんだそう。今でも1年の3ぶんの1はコロンビアで取引きをしている清水さん。実は去年、バイヤー人生で最高品質のエメラルドを仕入れたという」
清水「ハイクラスな番組に出させていただく、マツコさんに久しぶりにお会いさせていただく記念で」
マツコ「だんだんなんかこれ、もしかしてあてこすりで言ってる?ハイクラスな番組って。本当?」
清水「ですからアンジェリーナ・ジョリーさんのさっきのピアス、あれに勝るとも劣らないエメラルド、今日お持ちしています。しかもペアです」
マツコ「あれ?ちょっと待って。あたし気配だけでカナケイがわかるようになった。やっぱりおまえだったか。気配でわかるようになったよ、おまえのことは。いつになったらなじんでくれるんだ。これすごいよ」
清水「一番有名な鉱山の産出で、これ買い付けたのは去年。でもこの石が採れたのはたぶんもっと前です。ずっと持っていたものです」
マツコ「あたしがよく知っているエメラルドの色。すごいのが、両方の大きさが同じっていうのが」
清水「パーフェクトペア。パーフェクトカット。パーフェクトカラー。これ通常だとプレミアがもちろん付きます。完璧なサイズ感、完璧なカット、このハイクオリティになるともう出会う確率が天文学的な数字を超える」
マツコ「ちなみに」
清水「ですよね。まあこれは先ほどご覧いただいたハリウッドスターをしのぐとも。こちらのほうがクオリティは上だと思います。パーフェクトペア。ハッピープライス、超えます。ありがとうございます」
マツコ「誰にありがとうって言ったのよ、本当に」
清水「1億5000万円。同じものは2つとしてない。やっぱりそれが宝石の魅力ですね」
マツコ「買わないよ。なんだその目、おまえら。ばかじゃないの」


~完~