2022/03/08放送

マツコの知らない世界

https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/ 


'電子工作で自分を盛りまくるギャル'
きょうこさん(以下、きょうこ)



きょうこ「いえーい」
マツコ「いや、何が心苦しいって、これでずっと後ろで待機してたんだっていうね。なんだっけ、今日」
きょうこ「デコ電飾。マツコさんあんまり聞いたことない」
マツコ「今日ごめんなさい、今日初めて聞いた」
きょうこ「なぜならば勝手に作ったから」
マツコ「すごいわね、じゃあもうきょうこちゃんが発信なのね、デコ電飾って言葉は」
きょうこ「そうですね、デコ電飾。まあ他にもあるかもしれないけど、今回は光るものっていろいろ種類があって、このLEDとかイルミネーション、あとネオンまで、けっこう幅広いので。今日は全部まるっとまとめてテンション上がるデコ」
マツコ「けっこう広いジャンルになったわね」
きょうこ「デコ電飾を渋谷のギャルが自力で作る世の中になるように、活動してるんですけど」
マツコ「なかなか遠い未来ね」
きょうこ「クラブ行く前に『ちょっと今日盛れてないべ』って、路上ではんだ付けして」
マツコ「路上?はんだごて携帯しなきゃダメ?」
きょうこ「はんだごてで。今モバイルバッテリーがあるので」
マツコ「大変」


《新世代のおしゃれカルチャー、Lチカ盛り》


ナレーション「ハイブランドのショーにも数多く登場し、世界的に大注目のネオンカラー。しかしきょうこさんは、世の中をもっと明るくするために取り入れてほしいものがあるという」
きょうこ「こちら。90年代のギャルマインドが日本を変えるということで。新世代のおしゃれカルチャー、Lチカ盛りを取り入れてほしい」
マツコ「LEDのLよね。チカは何?」

きょうこ「LEDがチカチカする。かわいい」

マツコ「それは聞かないとわからないわ。チカチカだったのね、チカは。Lチカ」
きょうこ「とにかくまずは自分がアプリの盛りじゃなくて、リアルでめっちゃ光って盛れるっていうのを、どんな方法でもいいので」
マツコ「光るの意味が全然違うと思うんですけど。そこはいいのね、もう光ればね」
きょうこ「だから今けっこうLEDグッズって増えてて。こういう部屋とか簡単に盛れるものだったりとか」

マツコ「でもけっこう壁に色当てるのは本当増えたよね」
きょうこ「増えましたね、めちゃめちゃ。ペットのワンちゃんとかも」
マツコ「首輪とかね」
きょうこ「首輪とかもけっこうデザインが選べるのが増えたので」
マツコ「あと危なくなくていいわよね」
きょうこ「そう、これめちゃめちゃ危なくなくていいと思う」
マツコ「遠くからでもあそこに犬いるぞってわかるもんね」
きょうこ「犬じゃん!光ってる!しかも近づいてくる!最高!みたいな気持ちになるわけじゃないですか」
ナレーション「ここからはファッションにも取り入れてほしい、きょうこさんオリジナルのLチカ盛りをご紹介」
マツコ「なんだろう、なんかわからないけどちょっと郷愁みたいな。ちょっとなつかしさを感じるのはなんなんだろう、これ」
きょうこ「なにか気になるやつとかありますか?」
マツコ「『令和最新式』ね、やっぱり」
きょうこ「似合う似合う。『令和最新式』マツコさん」
マツコ「最新じゃないあたし。『テクノロジー』もすてきなんですけど。あと『NEW』もすてきですよ。やっぱこれがすばらしいですね」
きょうこ「絶対似合いますよ」
マツコ「これどうですか?」
きょうこ「『公序良俗』。めちゃめちゃ似合う。めっちゃいいですね」
マツコ「これいいよね。なんかこの逆張りな感じが良い」
きょうこ「この中で中級向けっていうのが、今この光ってピカピカしている」
マツコ「これ?」
きょうこ「星の先っちょが」
マツコ「『クリィミーマミ』50年後みたいな。こんな仕上がりですっていう」
ナレーション「そんな中級編の特徴が」
きょうこ「これはんだごて」
マツコ「ていうか、こんな色してました?はんだごてって」
きょうこ「やっぱギャルなんで」
ナレーション「大事なポイントが、電飾のはんだ付け」
きょうこ「こんな感じで部品をはんだ付けして光るものを作るっていうのが、ちょっと中級編なんですけど」

マツコ「もうアイロンのこてを使える子だったら使える?」

きょうこ「だいたいギャルは髪巻いて、熱いの慣れてるので。だいたい」
ナレーション「さらに上級のポイントは」
マツコ「それが上級なの?」
きょうこ「これ小さいけど上級で、なにがって言うと、音で光り方が変わるんです」
マツコ「本当だ。じゃあそれ何?スピーカーから流れる音とかにも反応するの?」
きょうこ「そう。なのでクラブとかにこれ付けていったら、音で光り方変わる」
ナレーション「こちらが光るカセットテープで使用する部品」
マツコ「あの帽子のここがイコライザーみたいね」
きょうこ「めちゃめちゃおしゃれですね」
ナレーション「市販で売っているLEDテープと配線をはんだ付けし、カセットテープ内に貼り付けていく。さらに光り方をコントロールできるマイコンボードをつなげ」
きょうこ「ここのポイントとしてはプログラミング」
マツコ「ちょっと待って。はんだごてよりこっちじゃない?難しいの。どっちかって言ったら」
きょうこ「プログラミングは賢い人がインターネット上にプログラムをあげてくれるので、それを」
マツコ「あ、なに?好きなプログラムがもうあがっているんだ?こういう動きがいいなとか思ったら」
きょうこ「めちゃめちゃレインボーに光るやつがほしいとか思ったら、レインボーに光るプログラムを検索して探して」
マツコ「へえ、だからそのやり方さえ一回わかれば」
きょうこ「そう、やり方さえ一回わかれば」
マツコ「へえ、すごい」
ナレーション「そんなLチカ盛り、実は誰でも簡単に作れるんです」
きょうこ「こちら、今回の材料がLEDテープ、コントローラー付き」
マツコ「これすごいよね、今」
きょうこ「これもうUSBに挿しこめば使える。あとはモバイルバッテリー。このサンバイザーとこの結束バンド。あとハサミ。これだけで盛れるアイテムができます」
マツコ「LEDテープはどこで売ってるの?」
きょうこ「これ全然通販とかで買えるので。1メートルから5メートルとか、長いやつまで買えるんですけど。しかも裏がなんと両面テープ。両面テープ貼れるものだったら、秒で貼れる」
マツコ「家の中光らせまくれるわね、これ使ったら」
きょうこ「やりたい放題です。そしたらあと電源の問題。電源の問題は秒で解決できる。結束バンドでとめたらいい。よくないですか?もうこれで、いきますよ、スイッチオン。これすごい良いところは、リモコンなのでここで変えられるんですよね」
マツコ「何を変えられるの?」
きょうこ「光り方」
マツコ「うおー」
きょうこ「だからちょっとしっとりしたバーに行くときに」
マツコ「しっとりしたバー行かないほうがいい、それで」
きょうこ「しっとりしたバーに行くときは、ゆっくりめとかにして。がんばりたいときはチカチカ速いやつ。これは名付けて『貼ってテンアゲ!コントロールLEDテープ』っていう」
マツコ「ええと。もうちょっと短くできません?長いんですけど、非常に。やっぱもうちょっと、なんかこう、サイバーにいくべきだと思う」
きょうこ「もっと確かにサイバーみは」
マツコ「もうきょうこがやればいい。東京を本当に『AKIRA』に出てくるみたいな街にしちゃうの」
きょうこ「めっちゃいいですね。目指してるので」
マツコ「『ブレードランナー』みたいにしちゃえばいいのよ」


《気持ちもアゲアゲ!街にあふれるネオンスポット》


ナレーション「自分を盛るLチカ盛り以外にも、デコ電飾には大きな魅力が」
きょうこ「ギャルやパリピは昆虫と同じ。街の光こそ映えスポット。基本的にはギャルやパリピは昆虫と同じ習性があるので、街が光ってたらギャル・パリピが寄ってくる」
マツコ「でもわかるわ。昆虫と似てるって。近づきすぎるとバチっていって死んじゃうのよ」
きょうこ「めっちゃいいこと言いますね。普通の映えスポット、光らない映えスポットっていろいろあるじゃないですか。こういう、ちょっとあの」
マツコ「ああ、まあでもちょっと今日もきょうこちゃんに影響されてるのかもわからないけど、もう物足りないわね、もはや。全く響かないわ」
きょうこ「そう。これきれいだけど光ってねえな」
マツコ「全然。自然はきれいですけど。光ってないもん」
ナレーション「街の電飾といえばネオンサイン。日本に初めて登場したのは銀座といわれている」
マツコ「これでももう70年代か。でもすごくない?」
きょうこ「めちゃめちゃギラギラしてる。かっこいい」
マツコ「ねえ見てよ。三越も下品なのよ。三越青いのよ。すごくない?あとあの不二家あるじゃない。数寄屋橋の交差点か。あれのところに、あそこ昔でっかいペコちゃんのネオンがあったのよ。あそこの壁一面にこうやっているネオンが」
ナレーション「その後、電飾文化が世の中に浸透するきっかけとなったのが」
きょうこ「もうさすが、デコトラです」
マツコ「やっぱデコトラだよね」
きょうこ「いやもうたぶんこの全盛期。全盛期きます」
マツコ「あたしもデコトラ大好き」
きょうこ「めっちゃうれしい。マイメンですよ」
マツコ「マイメン。それだけは受け付けられない。あと音がするんだよね、笛みたいな。デコトラって。ほらほら」
きょうこ「このパタパタ」
マツコ「絶対この音するのよ」
きょうこ「確かに」
マツコ「まあでもすごいだから最新デコトラって感じよね」
きょうこ「これLEDもあって」
マツコ「だよね。LED入ってるからね」
きょうこ「ちょっと光り方がまだ豆球を使ってるものもあったり」
マツコ「豆球はすばらしい」
きょうこ「めっちゃ光ってる」
マツコ「『ROBOT RESTAURANT』みたいになってるもんね」
きょうこ「河原が『ROBOT RESTAURANT』みたいになるみたいな。集会で」
ナレーション「最近では東京パラリンピックの開会式でも使用され、デコトラが世界的に注目された。その後バブル景気が到来し、全盛期を迎えた街の明かりだったが」
きょうこ「最近映えスポットは増えてきてるかもしれないんだけれども。ギラギラに光るスポット、いまや絶滅の危機」
マツコ「確かに」
きょうこ「なんか減ってきてない?っていう」
マツコ「あとなんていうのかな。ちょっと上品なのよ、どこも。東京のイルミネーション。だからドイツ村とか行くと、もうちょっと楽しいよね」
きょうこ「わかります」
マツコ「ねえ、色がね。調和が全くとれてない感じがするわよね」
きょうこ「全色使っているほうがよりうれしい。やったー、みたいな。めっちゃアガるじゃん、みたいな」
マツコ「そうなのよ。ドイツ村が初めてだけど、『うぉぉおおおおお!』っていう。『なにこれ?』っていうね」
きょうこ「私たちが見たいのは、もっとギラギラしたやつっていうので」
ナレーション「最近の派手な電飾といえば、デートスポットに人気の街、横浜みなとみらいや、大阪の戎橋などが人気だが、それでもギラギラスポットは数少ないのが現状だという。そんな中、きょうこさんイチオシのギラギラ感マックス、隠れた電飾映えスポットをご紹介」
きょうこ「これ新宿、カラオケ館」
マツコ「こんなに細かいの?」
きょうこ「これすごいここが重要で、カラオケ館の新歌舞伎町店5階53号室」
マツコ「この部屋からじゃないと無理なのね」
きょうこ「この部屋の理由があるんです。このコマ劇前のめっちゃ光ってるカラ館。新宿、やっぱりキラキラしてますね。このカラオケ館なんです」
マツコ「コマ劇前のちょっと広くなっているところのね」
きょうこ「ここのカラオケ館のしかも5階っていうのがすごい。5階と部屋の数がすごい重要。ここ5階なんですけど、5階から入っていくと、ちょっと窓際の席なんですが。これね、すごいですよ。めっちゃアガりますよ。ちょっとドキドキしてきます。ほら見てくださいよ」
マツコ「もしかしてあの『舞』って字が?『歌舞伎』ね」
きょうこ「そう。これ『I♡歌舞伎』っていうでかいサインが真正面にあるので、これが絶好のビューポイント」
マツコ「あー、あれ残念だったな。『747』光っててほしかったね。歌舞伎町といえば747よね、やっぱり。いいねいいね」
きょうこ「だからこれでめっちゃ見ながらカラオケを歌えて、あいみょんさんのミュージックビデオでも使われているものなので」
マツコ「ずいぶんきれいにやってるな。カラオケ館もびっくりしたろう、これ本当に」
きょうこ「歌舞伎町の気分を100パー味わえる」
マツコ「5階が一番あの『歌舞伎』っていうのが目の前にパッて」
きょうこ「そうですね、この5階53号室。空いてたらぜひ」
マツコ「取り合いだ、明日から」
きょうこ「これ大人気ですよ」
ナレーション「ギラギラ感を味わえる隠れた電飾スポット、続いては」
きょうこ「渋谷PARCO、B1階レストランフロア」
マツコ「B1?」
きょうこ「B1がすごい。PARCOが2019年にリニューアルした建物が新しくなって、昔『PARCO』って看板があったじゃないですか。この看板じゃなくて、あの『PARCO』っていう看板が」
マツコ「あの青と緑のやつね。これだから飲食店だよね、B1」
きょうこ「そうですね、B1はレストランフロアで、めちゃめちゃいろんなレストランが入っていて」
マツコ「電飾?」
きょうこ「まあ地下なので、あんまり電飾のイメージないかと思うんですけど。これ奥に進んでもらって、突き当たりにですね、これがすごいんですよ。見てくださいよ。昔のPARCOの電飾」
マツコ「なんでCを選んだんだろう?Pでいいじゃねえのかっていう」
きょうこ「なんかCの気分」
マツコ「Cの気分だったのね。なんでCOの部分選んだんだろう?」
きょうこ「これ昔のビルについていたでかいネオンが」
マツコ「実物なんだ」
きょうこ「実物が標本みたいに展示されてて、ちゃんとケースに入ってるんで、めちゃめちゃ近く見られるんですよ」
マツコ「Cしかないの?」
きょうこ「C以外にも、8階と7階にPとR。お好きなやつで」
マツコ「AとOどこ行っちゃったんだろうね?」
きょうこ「大阪にあるので」
マツコ「大阪のPARCOに展示してあるの?心斎橋のPARCOに?そうなんだ」
きょうこ「心斎橋のPARCOもネオン街スポットみたいなのがあるみたいで。めっちゃかっこいい」
マツコ「おしゃれ」
きょうこ「おしゃれ。ちょっと今っぽいですね。だからこの2つ、ちょっとマニアックなところを見てもらったんですけど」
マツコ「ちょっと思っていたのとは違いました」
きょうこ「ここまでさんざっぱら電飾について語り倒したんですけど、まだ足らない私が最後にどうしてもやりたいことがある。TBSのブーナちゃんをデコって明るくしたい」
マツコ「でもね、お願いです。ブーナちゃん限定じゃなくてもいいので、TBSを明るくしてください」
きょうこ「南玄関とか今冬で、早く暗くなるのもあって、ちょっと暗いじゃないですか。ブーブとブーナちゃん」
マツコ「そう、あれいるのよ。ベンチに」
きょうこ「そう。いてかわいいんだけど、ちょっとさみしいじゃないですか。こんなさみしい話ないじゃないですか。さみしすぎて家に帰って泣いちゃうと困るので」
マツコ「泣いちゃうわよ」
きょうこ「ここをみんなが帰るときに泣きそうにならないように、めっちゃ明るくしたい」
マツコ「いいね」
きょうこ「これ今もう光らせていて、中継がつながっているので」
マツコ「あら」
きょうこ「今南玄関から出るところなんですけど、もうこれちょっと見ただけでもわかると思うんですけどワンダーランド」
マツコ「これすごくない?これドイツ村みたいじゃない?」
きょうこ「これコンセプトとしては、やっぱり帰る人がちょっとつらい、もう仕事つらいって思ったときに一瞬だけ夢が見れるっていうコンセプトなんですけど」
マツコ「一瞬ね、本当ね。あれなに?ショーケースの中に入ってるやつ」
きょうこ「このショーケース、ちょっと寄ってほしいんですけど、これはネオン管なんですよ」
マツコ「これ何が表現されているの?」
きょうこ「これはコーヒーテーブルなんですけど、ネオンが」
マツコ「ちょっと待って。これがテーブルなの?」
きょうこ「これがテーブルなんですよ。最高のかわいいテーブルなんですけど、なかなか」
マツコ「相当高いよね?」
きょうこ「相当な」
マツコ「どちらで売ってるの?」
きょうこ「こちらはアオイネオンさんというネオン制作会社のさんの作品になります」
マツコ「ネオン屋さんが売ってるんだ。ちょっと待って、あたしこれちょっとほしい」
きょうこ「これちょっと交渉して、ぜひ」
ナレーション「実は今、ネオンサインが若者の間で部屋のワンポイント照明として取り入れられるなど、大人気。自宅で使えるLEDネオンサインの専門店も誕生しているのだ」
きょうこ「真ん中の『平成』もネオンなんですけど。これめちゃめちゃ細かい」
マツコ「かっこいいわ」
きょうこ「これかっこいいんですよ。だから近寄ると、ギュって後ろの機構が」
マツコ「近寄るといいね」
きょうこ「めちゃめちゃかっこいい」
マツコ「あー、すごい。やっぱりネオンいいね」
きょうこ「ネオンはいいです。後ろで未来のギャル電ファッションということで、やっぱりデコトラくらい人は盛ったほうがいいじゃないですか」
マツコ「何を巻いてらっしゃるの、あの方は?」
きょうこ「あれはビッグスクーターのテールランプ」
マツコ「まさかこんな使われ方されると思わなかったろうね、あれ」
きょうこ「ギリ付けられるサイズなので。これどうですか?」
マツコ「あたしはこの家住めますよ」
きょうこ「やった。めっちゃうれしい」
マツコ「全然住めます」
きょうこ「今日マツコさんめちゃめちゃ喜んでいただいて、めっちゃうれしいですけど」
マツコ「あたしもう決めた。あのテーブルが似合う家にする」
きょうこ「めちゃめちゃいい」

~完~