2022/07/26放送

マツコの知らない世界

https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/ 

 

 

 

'麻婆麺に極楽を感じる男'
藤崎涼(フジサキリョウ)さん(以下、藤崎)



藤崎「こんばんは。ご無沙汰しておりマーボー」
マツコ「あれ?悪いほうにいっちゃった?座りなさいよ」
ナレーション「今から5年前、激辛レトルト麻婆の世界で登場した藤崎さん。激辛好きのマツコもドン引きする超激辛マニア。そんな藤崎さんが今ハマっているのが麻婆麺。しかし」
マツコ「麻婆麺に乗っている麻婆って少なすぎない?麻婆がスープに負けちゃう。じゃないとおいしいってならない。だからなんか微妙だなって思って終わっちゃうんだよね」
藤崎「なるほど。まさにそのとおりです」
マツコ「麻婆を惜しまずにかけて」
ナレーション「これまでの麻婆麺の定番は、甘辛い麻婆豆腐をラーメンの上にかけたものだが、藤崎さんいわくそれが今驚きの進化を遂げているという」
藤崎「マツコさんに食べていただきたい。秋葉原『雲林坊』」
マツコ「大丈夫?」
藤崎「ちょっと言いにくいですね、『雲林坊』」
マツコ「今日大丈夫ですか、本当に」
藤崎「ちょっと呂律が回っていない」
マツコ「朝キメてます?」
藤崎「麻婆麺でキメてます」
マツコ「麻婆麺でキメてますよ」
藤崎「そこは踏み外していません」
マツコ「大丈夫ですね」
藤崎「麻婆豆腐かけタンメンを」
ナレーション「こちらが秋葉原にある『雲林坊』。10席ほどの小さなお店だが。実は人気中国料理店『神田雲林』の麻婆豆腐がベースに開発した麻婆麺の専門店」
藤崎「もともとはここの麻婆を食べて」
ナレーション「こだわりの麻婆豆腐は4種類の豆板醤などを混ぜた自家製麻婆醤に、丸鶏と干し貝柱からとった濃厚なガラスープを加え、うまみが凝縮するため煮詰めていく。仕上げに4種類の唐辛子入り自家製ラー油、山椒油を入れればスープと絡んでも薄まらない濃厚な麻婆麺が完成」
マツコ「うわうわうわ、唐辛子が」
藤崎「見た目はこれでもう完璧です。ビジュアルは完璧です」
マツコ「完璧なんですか?」
藤崎「ぜひこれをお召し上がりいただきたく」
マツコ「いただきます」
藤崎「あれ?僕のぶんはない?」
マツコ「まあないんですね。なぜならちょっともうテレビに映せなくなるから。この間、限界を超えました。じゃあまずこれ麻婆からいただいちゃおうかな。…おいしい。ご飯ない?」
藤崎「そこで麺があるわけなんです」
マツコ「わかるよ。わかるけど、まずご飯でちょっと。ご飯で比べてみないとダメじゃん?」
藤崎「はい、そうですね」
マツコ「ご飯出して。ご飯」
藤崎「本格麻婆なので、ご飯は鉄板なんですよ。おお、いっちゃいますね。これだけでいっちゃいそうじゃない?」

マツコ「おいしい。これ越えられるか?」
藤崎「次はスープをお召し上がってください」
マツコ「できるだけこのスープだけね。スープもおいしい」
藤崎「僕の場合は先にスープをある程度飲んだところで、これくらいでガーっと混ぜて召し上がってみてください、混ぜたところを。また違った味を感じませんか?最初と」
マツコ「確かにご飯より味が複雑になる。担々麺とかより、なんかあんなわかりやすくないのよね。ちょっと苦みが強いのよ。ちょっとした感じる焦げというか、苦みがおいしい。だんだんクセになってくる」
藤崎「入ってこられましたね。ようこそ、麻婆麺の世界へ」
マツコ「麻婆麺、アリだわ」


《○○が味わえる絶品麻婆麺3選》


ナレーション「前回出演時、ほぼ毎日激辛麻婆を食べていた藤崎さんだが、あれから5年が経ち、ある変化が起きたという」
マツコ「ちょっとあか抜けたというか」
藤崎「大人になりました。あれから5年ですからね。大人になりますよ」
マツコ「いやいや、成長する年次でもないですから。高校生があか抜けましたね、じゃない」
藤崎「5年あれから経ちまして、激辛料理に体がついていけなくなりました」
マツコ「えっ?」
藤崎「最近胃痙攣を起こすようになった」
マツコ「いやいや、もう辛いのやめたほうがいいんじゃないですか?」
藤崎「陣痛の痛みってこれくらいなのかな、くらいの」
マツコ「そんなに痛くなるの?」
藤崎「不思議と波がある。10分苦しんで、そうするとあるところでスッと痛みが無くなる。そこが実は気持ちいいんですけど。本当にスッと痛みが無くなって。健康ってすばらしいな、生きているってすばらしい、って感じるんです。でもしばらくしてガッときて、やっぱりだめだ、ってもがく自分がもう。あの苦しさ、やっぱりイヤなので少しは激辛は抑えたほうがいいというふうになった」
マツコ「ああそうですか、とはならないでしょ、今の話」
藤崎「でも激辛のものは大好きなので。どうしようどうしよう。激辛料理が食べられない。だけど食べた時の快楽は味わいたい。禁断症状になりながら、ようやくたどり着いたのが麻婆麺なんです」
ナレーション「激辛麻婆豆腐が食べられなくなり、スープで辛味がまろやかになる麻婆麺を仕方なく食べ歩くようになった藤崎さん。そんな時、麻婆豆腐を超える麻婆麺の新たな魅力を発見したという。それが」
藤崎「こちらなんです。怪味」
マツコ「大丈夫ですか?本当にもう」
藤崎「怪味というのは中国語なんです」
マツコ「実際にそういう言葉があるの?」
藤崎「あるんです。四川省の料理の味付けのカイウエイという中国語がありまして」
マツコ「どういう意味なの?」
藤崎「複雑な味という意味」
マツコ「ああ、なるほど」
藤崎「要は麻婆麺というのは辛いというイメージがありますけども、その辛さの先にある麺の甘みとかスープの味、苦み、そういったものがいろいろ織り交ざって複雑な味になる、なんともいえない味になる。それが怪味です」
マツコ「良い言葉ね」
藤崎「はい。『怪しい味』なんですけども」
ナレーション「怪味とは四川料理の味付けのひとつ。一説には、海鮮麺に誤って肉そぼろを入れたのが始まりとされる。辛味、しびれ、甘み、酸味、苦みなど、さまざまな味が複雑に混ざり合った味を表すという」
藤崎「その怪味について、マツコさんに少しでもご理解いただければと。いろんな味がミックスすることによって、バーッと1つのハーモニーを奏でた時に僕を極楽へと導いてくれる。麻婆豆腐のときは快楽だったんですけど、今度は麻婆麺に極楽を求めているんです」
マツコ「よくわからないですけどね」
ナレーション「ここで藤崎さんオススメ、複雑な怪味を味わえる麻婆麺をご紹介」
藤崎「まず1個目に紹介したいのが、辛さの先の麺のうまみが怪味に導く『四川料理京華』本館の麻婆豆腐刀削。もともとここの麻婆が好きでこのお店に通ってたんですけれども、2019年にお客さんの要望で麻婆麺を始めたらしいんです」

ナレーション「四川風麻婆豆腐を複雑な味に変化させるのが自家製の刀削麺。小麦の香りが味わえる極太でモチモチの麺と、鶏ガラスープ、山椒のしびれが一口では表せない複雑な味に」
マツコ「ちょっと、ヤバいんだけど」
藤崎「ヤバいんですよ」
マツコ「やめてよ、本当。やめなさいよ」
藤崎「これのポイントは、書いてあるとおり激楽の、激辛の。極楽じゃない、激辛の先にある麺のうまみと食感で極楽へいざなわれると」
マツコ「本当にやってませんよね?」
藤崎「麻婆麺で極楽へ」
マツコ「麻婆麵でイッちゃってますからね。みなさんこれ。もう麻婆豆腐で先にイッちゃって、さらに麺でイッちゃって」

藤崎「廃人みたいじゃないですか」

マツコ「悪化してるわね」
ナレーション「続いては川崎にある『元祖ニュータンタンメン本舗』」
マツコ「ああ、もうウマいのよこれ」
藤崎「これおいしいんですよ。でもある時ですね、麻婆麺があることに気づきまして」
マツコ「じゃあもう麻婆麺の前にこれが好きで行ってたのね」
藤崎「これが好きで行ってたんですよ。『麻婆麺あるやん、どっち食べよう』ってなっちゃうんですけど。食べてみたら、いわゆるスタンダードな醤油ラーメンの上に麻婆がかかっている」
ナレーション「このお店の怪味ポイントが、大量に入ったニンニク。香ばしいニンニクの香り、ニラのうまみが複雑な味を醸し出している。中でも藤崎さんが最も怪味を感じるのが、進化した汁なし麻婆麺を出す『麻ぜろう』。こちらの汁なし麻婆麺は、元上海料理店のシェフが、看板商品の土鍋麻婆豆腐をベースに作ったもの」
マツコ「この大将、あたしいける予感が」
ナレーション「特徴は、香辛料の種類の多さ。数種類の唐辛子と豆板醤などを混ぜた麻婆豆腐を、一度水でシメた平打ちの太麺にたっぷりかけ、その上からシナモンやクローブなど、5種類の香辛料が入った五香粉。自家製チャーシューなどの具材を乗せ、さらに自家製ラー油とホワジャオをかけた香辛料たっぷりの一品。辛み、しびれだけでなく、刺激的な香りで今までの麻婆麺と全く違う怪味を楽しめるという」
マツコ「シャレオツよ、これ」
藤崎「見た目はもう麻婆麺には見えない」
マツコ「見えないですよもう」
藤崎「ここはもうぜひぐっちゃぐちゃに混ぜて、シャレオツから少し離れてください」
マツコ「ぐっちゃぐちゃに混ぜて。ああもう香りがなんかもう、シャレオツ。本当に香りがすごい。なんていうの、シナモンとかっぽい香り。いただきます。…麻婆?麻婆なのね、これ?」
藤崎「それこそ怪味」
マツコ「これもかけてみるわね」
藤崎「どうぞどうぞ。特製ラー油、おいしいですよ。極辣油」
マツコ「このラー油もすごいなんか良い香りがする」
藤崎「ラー油だけで別売りしてるんですけど、僕極辣油(ごくらーゆ)って読んでたんですよ。極楽の極かなと思ったら、極めてるラー油。ここに書いてあるんです、『麻ぜろう!』って」
マツコ「なに?なに?ラジオ番組やってるの?ずっとしゃべってるわよ」
藤崎「すみません。こちらの大将もそうですけど、もともと中華のシェフだったけども、もう麻婆の専門店を」
マツコ「感想だけ言わせていただけます?」
藤崎「どうぞどうぞ」
マツコ「ラー油入れたほうが、ちょっとあたしたちの位置に戻ってきてくれた感じ。ラー油を入れないと、ここにいる人の半分は味がわからないと思う。あと辛さもいいね。ラー油入れたほうが。あれ?ちょっとイメージ変わっちゃった。いっぺん外して。あ、かわいい」
大将・前田さん「ありがとうございます」


《麻婆麺の聖地、○○県の麻婆麺4選》


ナレーション「1960年代、中国料理の麻婆豆腐は陳建民によって日本に広められたといわれているが、麻婆麺はどこで生まれたのかというと」
藤崎「麻婆麺の発祥の地って、どこだと思いますか?」
マツコ「国は日本じゃない?」
藤崎「さすがでございますね」
マツコ「日本人が作りそうじゃないこれ」
藤崎「日本生まれの麻婆麺。その聖地は新潟県と言われています」
マツコ「新潟県なの?」
藤崎「そうなんです」
マツコ「それは意外だったわ。新潟の人、こんなアグレッシブなことするの?」
藤崎「なのでもう新潟の方に麻婆麺っていうと、当たり前のように麻婆麺を食べてる。新潟はラーメンが盛んで、5大ラーメン」
マツコ「そうよね、ラーメンの種類がすごいよね、新潟ってね」
ナレーション「ラーメン外食費が全国1位の新潟は、ラーメン大国として有名。なかでも5大ラーメンといわれるのが、豚骨出汁の新潟あっさりラーメン。割り出しで濃さを調整しながら食べる新潟濃厚味噌ラーメン。豚の背脂がたっぷり乗った燕三条背脂ラーメン。カレーとスープを合わせた三条カレーラーメン。濃口醤油にショウガをきかせた長岡ショウガ醤油ラーメン。そんな5大ラーメンに並ぶ人気なのが麻婆麺。麻婆麺が食べられるお店は、県内に100店舗以上。しかし、なぜ新潟で麻婆麺が人気なのか?その理由が」
藤崎「麻婆豆腐で熱さを閉じ込められるから。新潟って寒いじゃないですか」
マツコ「だからさ、札幌で味噌ラーメンが盛んになったのと同じ理屈よね」
藤崎「そうですね、似てると思います」
マツコ「あっという間にラーメンが冷えちゃうのよ。だから札幌の味噌ラーメンって油が浮いているのよ。その理屈だ」
藤崎「そうです。脂でフタをしている。麻婆麺は麻婆のあんでフタをしている」
マツコ「やだ、ちょっと。新潟の麻婆麺を食べたい」
藤崎「その麻婆麺を新潟に広めたのがこの『まるしん』さん」
マツコ「なにこのシャレオツな」
藤崎「ラーメン店には見えないですよね。そこで出してる麻婆麺は」
マツコ「リフォーム業者みたいな」
藤崎「もともとはつけめんが売りの店だったんですけども。なかなか新潟ではつけめんが」
マツコ「ダメだったんだ」
藤崎「寒いので。そこでなんか温かいもの、ということで麻婆麺。麻婆豆腐でラーメンにフタをする。フタをされることによって、熱々で。もうすごい量ですよね。フタをしまくってるんですよ。その代わり、別にそんな辛いというものでもなくて、甘辛い」
ナレーション「そして今、麻婆麺発祥といわれる新潟県で、とんでもない進化を遂げた驚きの麻婆麺が続々誕生していた。ということで」

藤崎「やってきました新潟県。今日は改めて聖地の麻婆麺のアツさを楽しみにきました」
ナレーション「車に乗って2時間。やってきたのは南魚沼市」
藤崎「これはなかなかたどりつけない。いきなり知る人ぞ知る感が漂っています。これスキー場ですよね?全然麻婆麺感がないですけど」
ナレーション「こちらはスキー場のゲレンデにあるレストラン『天心』」
マツコ「スキーのお客さんが食べるんだ?」
藤崎「違うんです」
スタッフ「冬はレストランになる。今は天心さんのラーメン屋さんになります」
番組スタッフ「メニューが変わるんですか?」
スタッフ「そうです。メニューがガラッと変わります」
藤崎「冬は麻婆麺を食べられない?」
スタッフ「食べられないです」
ナレーション「実は天心のご主人は、東京で政財界の大物にフランス料理をふるまっていた有名シェフ。今はスキーのオフシーズンのみ、こだわりの麻婆麺を作っている」
店主・小野塚さん「おまちどうさまです」
藤崎「ボコボコいってますけど。これ熱々なんだ」
ナレーション「こちらはグツグツと煮立つほど熱い激熱麻婆麺」
藤崎「ヤケドしました。めちゃくちゃ熱い。僕ね、猫舌なんですよ。口の中をヤケドしようとも熱々で食べたい。でも猫舌っていう葛藤があるんですけど。これ独創的ですね、ずいぶん。新しい麻婆麺を見つけた感じがします」
ナレーション「そんな独創的な麻婆麺の理由は、数種類の香辛料入り自家製ラー油、豚からとった自家製香香油、焦がしニンニクマー油、3つの香り油を入れることでこれまでにない複雑な香りが楽しめる味に仕上げている」
藤崎「朝とれたての農家から仕入れてきた。ご自分で。それがまたおいしいんです。極楽」
マツコ「極楽って、言い過ぎてるんじゃない?大丈夫ですか?本当に極楽でいいんですね」
ナレーション「他にも聖地新潟には進化系の麻婆麺が。こちらは昨年オープンした麻婆麺専門店『麻婆会館』。鶏ガラベースの塩ラーメンを、豆板醤を一切使わず青唐辛子とあさりの麻婆豆腐でフタ。辛さ控えめで魚介のうまみが体にしみわたる一品。続いては『中華麺食堂 かなみ屋』。こちらは四川料理発祥の担々麺と麻婆豆腐、2つを組み合わせた独創的な麻婆麺。ゴマの香ばしい香りと山椒のしびれが食欲をそそる絶品。そんな聖地新潟の中で究極の進化系と言われているのが。新潟駅から車で10分、2014年にオープンした『和風とんこつ たまる屋』。いったいどんな麻婆麺なのか。こちらは魚介豚骨スープと中太麺にミックスチーズ、麻婆豆腐でフタをし、そこへかけるのが新潟背脂ラーメンに使う背脂。まさに麻婆豆腐の概念を覆す進化系。チーズと背脂によって辛さがマイルドになり、コクとうまみが増すのだそう」
藤崎「熱い。でもこれおいしい。どんどんいけちゃう。はあ、極楽です。若干トリップしていました。すみません」
ナレーション「今日は背脂マーボーメンをスタジオに用意しました」
マツコ「えー?そっち?うわ、これ50のおばちゃん耐えられるかな?」
藤崎「たぶん大丈夫だと思います」
マツコ「大丈夫?たぶんあたし背脂ラーメン食べるの何年かぶりよ。もう最近ちょっと悲しいかな。いけるかな。ちょっとでもまずね。あ、そんなに辛くないんだね」
藤崎「そうです、甘み。僕子どものころは中華料理屋にあるラー油、ひとビン入れて食べていましたもんね。でも全然辛くならないんです」
マツコ「ねえ本当、嫌われてたからね」
藤崎「イヤなお客さんでした」
マツコ「すごい嫌われていたわよきっと。これはたぶんお子さんとかでも大丈夫なくらいの辛さ。あたしはだからちょっと辛くしていい?うん、ああ。これはご飯のほうがいいんじゃないかな?」
藤崎「ここで混ぜ混ぜしてみてください」
マツコ「おお、背脂の匂いすごいな。久しぶりに嗅いだわ、背脂。ちょっといただきますね」
藤崎「たぶん大丈夫だと思うんですよ。チーズと背脂と魚介豚骨、長ネギの苦み」
マツコ「えー?もうなんだろう。ちょっと今までお会いしたことのない味ね。ちょっともはや麻婆豆腐ではないね」
藤崎「これぞ麻婆麺の魅力だと思います」
マツコ「麻婆さんもいらっしゃる、豚骨さんもいらっしゃる、背脂さんもいらっしゃるけど、いっしょになったときに『何ですか?』って言われると、ちょっとわかりません、っていうね」
藤崎「複雑な味」
マツコ「複雑になるよね」
藤崎「まさに怪味です」
マツコ「これでもなじむと麻婆だな、やっぱり。ちゃんとベースは麻婆だね。非常におもしろい味」
藤崎「あれ?辛くなくてもいいじゃない、っていう感じですか?」
番組スタッフ「もうライス食べるんですね」
藤崎「このラーメンの最後に。でもこの食べ方正解です。要は追い飯がありまして、まぜそばもそうですけど。ご飯といっしょに混ぜて食べるとさらにこの麺のうまみとお米のうまみもさらに合わさってさらに複雑になるという。まあこのような感じですね。麻婆麺ってもともと上海料理やっていた方とか、フレンチやっていた方がなぜか麻婆麺専門店で始める魅力が」
マツコ「でもね、あたし麻婆にいくのはわかる。なんかいろんな料理あるけど、麻婆はトータルの戦闘能力ではトップクラスの料理だと思うよ」
藤崎「まさにそのとおりだと思います。はい!」
マツコ「こんなに頭おかしい人だった?もうちょっと踏みとどまってなかった?この人」


〜完〜