2022/07/12放送
マツコの知らない世界
https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/
'全国600種類以上食べ歩き大学教員になった女性'
芝崎本美(シバサキモトミ)さん(以下、芝崎)
芝崎「こんにちは」
マツコ「年齢不詳」
芝崎「ありがとうございます、なのかな」
マツコ「貫禄のある20代後半か、それとも奇跡の80代か」
芝崎「お褒めの言葉ありがとうございます」
マツコ「褒めてたのかな?」
芝崎「マツコさんもみたらし団子が好きということで」
マツコ「なんだろうね、あれ。なんだろう。なんで食べちゃうんだろう、コンビニのレジ横。売ってると食っちゃうよね、あれ」
《美しすぎるタレに注目。宝石のようなみたらし団子2選》
芝崎「私にとっては芸術品という視点からも見てるんです」
マツコ「芸術感を感じたことはちょっと申し訳ないけど、ない」
芝崎「そうですよね、なので今日はその芸術品の視点からマツコさんに。みたらし団子の魅力1番目として、宝石のように輝くタレの照り」
マツコ「確かに透明感って和菓子にない。そう考えるとちょっと異質よね」
芝崎「みたらしダレって砂糖と醤油と水と片栗粉を使うんですけども、お店によっていろいろそのバランスが違うかったりとか」
マツコ「もうだから、けっこうシンプルなのよね、使ってるものはね」
芝崎「この分量のバランス次第でですね、宝石みたいにべっこう色に輝くということで、こちら。輝きはもはやブラックパール」
マツコ「そこまでじゃないと思うんですけどね」
芝崎「見たらたぶん」
マツコ「あらそうですか」
芝崎「ブラックパールだと思うと思います」
マツコ「ブラックパールだと思うのね」
芝崎「『仙臺だんごいち福』という名前で、しょうゆだんごですね」
マツコ「いやもういいね、シンプルでね『しょうゆだよ』っていうね」
芝崎「先代が寿司職人だったので、お醤油にはこだわりがあると思うんですね」
マツコ「兄妹三人でやってるの?すてき。あたしは次男かな」
ナレーション「創業32年、『仙臺だんごいち福』。こちらのみたらし団子は宮城県産のお米を100パーセント使用。棒状の団子を串に刺してからカットするのがいち福流。そんな団子を使ったブラックパールのように輝くみたらし団子がこちら」
芝崎「美しい」
マツコ「ブラックパールかな?」
芝崎「濃いめのタレがですね、まるでブラックパールのように。このことです。きらきら光り輝く」
マツコ「いや、すごいきれいですよ。きれいだけど、ブラックパールか」
芝崎「先代から継いだ寿司醤油、ザラメ、水あめなどを伝統の分量で調合して、かき混ぜずに加熱」
マツコ「へえ、なんでかき混ぜちゃダメなんだろう」
芝崎「空気が入ってタレの透明度が落ちるんじゃないかなって私は推察してるんですけど」
マツコ「なるほど」
芝崎「そして片栗粉やわらび粉でとろみをつけたら。タレの完成なんですけども。このけっこう色目の濃いツヤが本当に美しい」
マツコ「お寿司の醤油使っているからかな」
芝崎「でもそんなに味は濃いって味ではないので。おすすめのところです。さっそくなんですが、いち福さんのみたらし団子をお願いします」
マツコ「あ、きれい。直で見たほうが黒い。いただきます。1個でいったつもりだったけど、2個だった。あ、でもこれけっこう濃いよ」
芝崎「濃いですか?見た目にだまされてないですか?甘味がけっこう強いので、濃く感じるかもしれないですね」
マツコ「本人に聞こうよ。おいでおいで。長男?」
仙臺だんごいち福、岩間竜也さん「長男です」
マツコ「あたし長男もいけたわ。けっこう醤油濃くない?」
岩間さん「ちょっとだけ緊張して煮詰めすぎたかも。すみません」
マツコ「じゃあこれいつもより黒くなっちゃってるのね」
岩間さん「いつもより黒いかもしれない」
芝崎「さっぱりしたお団子になっているので、このタレがすごい合うんだと思います」
マツコ「なるほど。あたしこれくらい濃いほうが、なんていうんだろう、このお餅に合ってる気がする」
芝崎「はい、そうなんです」
マツコ「おいしい」
岩間さん「ありがとうございます」
芝崎「ありがとうございます、うれしいです」
マツコ「ごめん、あたし最後逆からいく」
岩間さん「初めて見ました」
マツコ「初めて見た?」
芝崎「これから流行るかもしれない、それが」
マツコ「流行る?」
芝崎「流行りますよね?」
マツコ「絶対流行らないって顔してる」
芝崎「続いて。タレの革命、まるでダイヤモンドになります、今度は」
マツコ「そこはもうあんまり気にしない」
芝崎「愛知県の名古屋にある『麩柳商店』」
マツコ「あ、お麩なんだ。絶対ウマい」
芝崎「生麩のみたらしですね。145年守り抜いてきたんですけれども、やっぱりコロナで経営が傾いたときに新しい商品を考えたんです」
マツコ「最近できたものなんだ?」
芝崎「そうなんです、最近なんです」
ナレーション「創業145年、名古屋駅から車で10分の『麩柳商店』。こちらのみたらし団子は、餅米粉と小麦グルテンを混ぜて作るのが特徴。その団子にタレがなじむよう、ホットプレートで軽く焼き目をつけている。そんな団子を使ったダイヤモンドのように輝くみたらし団子がこちら」
マツコ「あら、色が薄い」
芝崎「はい、そうなんですよね。ちょっと特徴的ですよね。この透明ダレが輝いて、まるでダイヤモンドのように輝く特徴的なタレなんです。これ鹿児島のキビ糖と、愛知県の白たまりっていうお醤油を合わせて作っているんです。ちょっと見た目はこのようなブラウンっぽいんですけども、お団子にかけるとあのように美しいダイヤモンドの輝きが楽しめるお団子なんです」
マツコ「生麩のみたらしは初めてよ、人生で。これどういうことなのかしらね」
芝崎「カップに入って透明ダレが浸ってるんです。タレだくでつけてください」
マツコ「なるほど」
芝崎「温かくして。20秒電子レンジでチンして。いかがでしょう?」
マツコ「これ料理の間に料理だよって出されても良いくらい、甘さがかなり控えめ」
芝崎「上品ですよね」
マツコ「お料理っぽい」
芝崎「ありがとうございます、飲んでくれて。クッといってください」
マツコ「どういくかは自分で決めます」
芝崎「ああそうですね、すみません」
マツコ「冗談ですよ」
芝崎「失礼しました」
マツコ「なんか一気を勧めてきたから、新歓コンパみたいに。お出汁っぽい感じの味」
番組スタッフ「照りを見てほしかったんですよね?」
芝崎「ダイヤモンドの照りがメインだったんですけども」
マツコ「それはもういいんじゃない?」
ナレーション「さらに近年、みたらし団子業界大激震の新商品が誕生したという」
芝崎「それがこちらです。みたらし団子700年の歴史で大激震、冷やしが登場しました」
マツコ「確かに子どものころ食べたことはないよね。団子冷やさないよね」
ナレーション「みたらし団子は鎌倉時代に京都市にある下鴨神社の御手洗池の泡をモチーフにして誕生し、神前のお供え物としてささげられてきたという。以来、団子は冷えると硬くなってしまうため、焼きたてか常温で食べるのが一般的だったが、ある材料を団子に混ぜることにより冷やしてもおいしいみたらし団子が誕生。そんな冷やしを有名にしたのが、創業123年の和菓子店『赤坂青野』。黒糖風味のきな粉餅、赤坂もちが名物の老舗。そんな和菓子の名店が構想から1年をかけて作った、冷たいみたらし団子がこちら」
芝崎「串に刺してないで、箱に入っているんです。また輝きが美しいですね」
マツコ「なにか言いなさいよ、あんたたち」
ナレーション「冷たいのにプルプルな団子の秘密が」
芝崎「硬くならないタピオカ粉だったんですね。お団子にタピオカ粉を入れるっていう発想もすごく画期的だったんですね。小麦粉とタピオカ粉を独自の配合で合わせて蒸しあがったら一口サイズにこうやって。手作業じゃないとできないってところがポイントです」
マツコ「でももう持った感じがプルプルしてる。ちょっと、冷やし良いよ」
芝崎「よかった」
マツコ「夏にいいですわ。おしゃれだし。『冷たいうちにみんなで食べちゃおうよ』っていうね。箱が見たかった。あれかわいいね、あの箱が」
スタッフ「箱で出すと全部食べちゃう」
マツコ「『あげただけ食べちゃうの、うちの子』みたいな。犬猫に食事を出す量を計算しているような言い方。ひどいでしょ、こんな扱いですよあたし」
《芸術的な焼き目に注目。職人技光る絶品2選》
芝崎「もうひとつ注目してもらいたいのが、みたらし団子の魅力2番目として、職人技が光る焼き目のコントラスト」
マツコ「確かにけっこう強めに焼いてあるやつって、またあの香ばしいのがね。どこにいるの?あれ。近場にある?…近場じゃないんだ」
芝崎「ちょっと遠いんですけど。一子相伝が生み出した強気の焼き色です。『傳統御菓子處おくた』さんです」
(4代目奥田元さん)
マツコ「みたらし団子っぽいご主人」
芝崎「そうですね」
マツコ「良いみたらし具合」
ナレーション「近鉄奈良駅から徒歩10分、創業120年老舗和菓子店『おくた』。一子相伝で4代続くみたらし団子の名店。こちらのお団子は、奈良県産のお米100パーセントで手作り。焼き目がつきやすいように不揃いに。食べ応えのある団子にするため、網でじっくりと焼いていく。そんな一子相伝が生み出した強気の焼き色がこちら」
マツコ「あらもう。これだけでもう。なにあれ」
芝崎「通常の2倍かけて焼き目をつけてるんですね。強めの焼き色」
マツコ「これはもうお醤油だけでいい」
芝崎「そしてこちら、奈良県産醤油ベースの秘伝ダレにつけて完成です。今日奈良まで行ってスタッフの方が取りにいってきてくれたんです」
マツコ「食べたいわこれは」
芝崎「2本あるので、タレがかかっているほうが甘口で、そうでないほうが辛口です」
マツコ「ちょっとじゃあ辛口からいかせていただきますね、あたし」
芝崎「今日は奥田さんは一人でお店を切り盛りしているので」
マツコ「それで来られなかった」
芝崎「そうなんです。いかがでしょうか?」
マツコ「焼きもそうなんだけど、お米感がすごくない?」
芝崎「そうです。歯ごたえもよくて」
マツコ「ウマい」
芝崎「ありがとうございます、うれしいです。あ、2玉いってくれましたね。いかがでしょうか?」
マツコ「どっちもおいしい。ウマい。先頭2個がけっこう焦げているのよ。それがウマい。タレと焦げが。焦げも味になってる感じ」
芝崎「そちらおくたさんからいただいたお茶だそうです。いっしょにお茶もつけてくださって」
マツコ「お茶もウマいね。もう寝たい」
芝崎「続いて、炭への異常なこだわりが生んだ究極の焼きです。『浪芳庵』さんで、6代目の井上文孝さん」
マツコ「6代目?」
芝崎「そうなんです、歴史が古いんです」
マツコ「ああ、嫌いじゃない」
ナレーション「創業164年、『浪芳庵』」
マツコ「すごい店構えね。しかもけっこう都心じゃないのよ」
ナレーション「どら焼きや自家製プリンが人気の6代続く老舗和菓子店。そんな炭への異常なこだわりが生んだみたらし団子がこちら」
芝崎「器もすごく凝ってるんですよ。タレの中につかっているっていう」
マツコ「ちょっと。どういうこと、これ?」
芝崎「この焼き目もすごくきれいですね」
マツコ「へえ、初めて見た」
芝崎「今日実際に来てもらっているんです。6代目が」
マツコ「ちょっと。本当に53歳?」
芝崎「緊張しちゃってます」
6代目;井上文孝さん「すみませんマツコさん、こんにちは」
マツコ「こんにちは。ねえ、ちょっと待って。一瞬マスク外してもらっていい?本当53歳?」
井上さん「はい、昭和44年生まれです」
マツコ「かわいい」
井上さん「ありがとうございます。焼かしていただきます」
芝崎「ここの焼き台の中に入っている炭を注目してもらえるとうれしいんですけれども。こちらの炭なんですけれども」
マツコ「なんか白くない?」
芝崎「普通焼き鳥とかお肉を焼く炭火なんですけども、紀州の備長炭を使っていて。6代目がどうしてもこれを使いたいということで、直談判して窯元に行って契約した炭なんですね。この備長炭なんですけども、すごい高火力で、赤外線もすごい出すので、こうやって短時間で焼くことによって中の水分を保持してくれるんです」
マツコ「そっか、白くなってるのはけっこうもう長時間焼いて、その余熱みたいなので今やってるのね」
芝崎「そうなんです。美しい炭のもとでこのように」
マツコ「でも一瞬で焦げ目。すごいね、備長炭って」
井上さん「こんな感じで焼けています」
マツコ「うわあ、おいしそう」
芝崎「おいしそうですね」
マツコ「文孝の次においしそう」
井上さん「ありがとうございます。焼きあがりました」
マツコ「一個一個かわいいことするんだよね、あの人」
井上さん「マツコさん、焼きあがりました。今からスタジオのほうへお持ちします。もう少し待っててください」
マツコ「早く来て!たぶんね、あんないじり方したらいけないくらい偉いのよ」
井上さん「お待たせしました」
マツコ「人数がすごいわよ。大将をデブから守るぞっていうね。わあ、背も高いし」
井上さん「ありがとうございます」
マツコ「社内で済ませたらダメよ」
井上さん「妻がいてます」
マツコ「冗談ですからね。ちょっと怒ってるじゃないのよ、女将」
井上さん「いやいや、怒ってないです」
マツコ「ちょっと怒ってるじゃんよ」
井上さん「そちらの壺に入っておりますので。熱々が入っております」
マツコ「すごい。これは全部自分のものだから、2度付けもいい?」
井上さん「2度付け、3度付け、オッケーです」
マツコ「変な店には行ってるわよ。ノリがおかしい。いただきます」
井上さん「お皿に団子を乗せていただいて、大きなスプーンでタレをいっぱいそこにかけていただいて、食べていただけたら」
芝崎「お好きなだけ追いダレしてください。いかがでしょう?」
マツコ「これさ、なんだろう、タレがさ。これ材料って本当、お醤油と?」
井上さん「昆布で出汁をとって」
マツコ「やっぱり昆布が入ってるでしょ。ちょっとお出汁っぽいのよ」
井上さん「利尻の昆布出汁で」
芝崎「さすがですね」
井上さん「昆布で出汁をとっているので、後味が甘ったるくなくて」
マツコ「お菓子を食べたというよりは、食事をした後の喉」
芝崎「マツコさんの手前にあるその器なんですけれども」
マツコ「これすごい器よ」
芝崎「そうなんです。女将さんの目がすごく光っていると思うんですけども。骨董品レベルのすばらしい器をお店で出してくれるそうなんです」
マツコ「『女将さんの目が光ってる』って言ったら、あたしがパクるからみたいじゃない」
芝崎「そんなことはない」
マツコ「目を光らせるっていうのは使い方をまちがえているわよ」
芝崎「そこらへんの目のキラキラ感が」
マツコ「ちょっとアイスもいい?」
井上さん「はい、先ほどの大きいスプーンで」
マツコ「これはダメよ」
芝崎「たっぷりとかけていただいて」
マツコ「いただくよ。あんたには言いづらいこと言っていい?団子よりおいしいんだけど」
芝崎「でもタレがおいしいっていうことですよね?」
マツコ「ヤバいんだけどこれ」
芝崎「もういっちゃってください」
マツコ「こちらのタレはアイスに合う」
井上さん「ありがとうございます」
芝崎「よかったですね。完食ですもんね」
マツコ「これも良いお皿。すごいねこれ」
芝崎「あら。女将さん見てましたね」
マツコ「意外とさっきから目が笑ってないのよ。旦那と古伊万里は渡さないわよっていうね」
《香りの聖地、埼玉県川越市。絶品みたらし団子》
芝崎「続いて芸術品として、注目してほしいもうひとつの魅力があります。三番目、包装紙にこびりついた匂い」
マツコ「ごめんなさい、これはあたしもういいです」
芝崎「そう言われるかなと思ったけど」
マツコ「やらなきゃダメですか?これ。こっち系の人だったのね」
芝崎「お団子屋さんっていろいろな包装紙があるので、やっぱりかわいいとか、あと紙の質とか、あと匂いとか」
マツコ「まさか包装紙が出てくるとは」
ナレーション「およそ20年でファイル4冊。100店舗以上の包装紙を集めている芝崎さん。中でもマツコに嗅いでもらいたい匂いのたまらない1枚が」
芝崎「私のオススメのお団子屋さん」
マツコ「すごい。楽しみ」
芝崎「でもこちらじゃなくて、こちらです」
マツコ「そうね、もちろんそうね」
芝崎「いいですか?そのタレの匂いを」
マツコ「こびりついたタレの匂いを嗅ぐわけ?」
芝崎「はい、ぜひ嗅いでどんな匂いがするか、ちょっと感想を聞きたいなと」
マツコ「なるほどね。うーん、そうね。タレと紙が混ざった匂い」
芝崎「そうです、それが良いんです。東京の目白にある『志むら』さんです。けっこうイチオシのお団子屋さんで、すごくいい匂いでしたよね」
マツコ「すみません、こんなことやらせちゃって。全てこの女が悪いんですよ。すみません」
芝崎「みたらし団子の匂いの聖地を紹介したいと思います。埼玉県川越市にあるんです」
マツコ「だからそのお店の外とかに漂ってくる、街がもうみたらしの匂いになってるってことね」
芝崎「そうなんです。それを国が認めてるんです」
マツコ「なんの匂いなの?」
芝崎「醤油とかが漂ってくる匂いが、やっぱり川越の街道の中で」
マツコ「あの食べ歩きできるみたいな道?」
芝崎「はい」
マツコ「なるほど」
ナレーション「埼玉県は醤油の蔵元も多く、城下町として栄えた川越には10店舗以上の団子屋さんが軒を連ね、醤油の焦げた香ばしい香りが町中に広がっている。中でも団子の香りがたまらない、芝崎さんイチオシのお店をご紹介」
芝崎「ではですね、川越の匂いの魔術師『かなめや』さんをご紹介したいと思います」
マツコ「ていうか、なにがびっくりって、90円よ。もう本当頭下がるわ」
芝崎「この2代目の河本さんが店主になって、お母さんと二人三脚でやってらっしゃるお店なんですね」
マツコ「この写真ですごく伝わってくるのは、川越市が100周年を迎えたことっていうね。すごく覚えました」
芝崎「今日は特別に店主の河本さんに来てもらいました」
河本さん「どうもこんばんは」
マツコ「こんばんは」
河本さん「よろしくお願いします」
マツコ「ねえ、90円で大丈夫?」
河本さん「なんとかがんばっています」
マツコ「元気そうなのがなによりよ」
河本さん「団子を作らせていただきます」
芝崎「お願いします。手先を見ていただきたいんですけども、ムニュって出てくる生地です」
マツコ「正統派ね」
芝崎「生地の大きさと丸みがほとんど同じなんですね。手作り感満載の」
マツコ「手きれいね。やっぱりああいう作業をずっと毎日してる人って、手きれいよね、みんなね」
芝崎「そうですね。職人の手で、本当尊敬しちゃいます。串に刺します」
河本さん「刺していきますね」
芝崎「こうやって一玉一玉刺してるっていうところがまた感動します、私は。こちらはですね、厳選したこだわりの国産の上新粉を使っていて、一からこねたお団子なので」
マツコ「焼きはお母さんなのね」
芝崎「そうなんですよ。お母さんの手も見てください。串を何本も一気に持つ手がもう職人です。材料にもこだわっているので、ちょっと楽しみにしていてください。網焼きですね、網の目がくっきり出てますか?出てますね。おいしそうですね」
河本さん「これからスタジオにお持ちします」
マツコ「河本さん、よろしくお願いします」
河本さん「よろしくお願いします」
芝崎「亮太、おいで」
河本さん「どうも、はじめまして」
マツコ「二人でずっと来る意味はあるの?これを置きにきただけなのよ。2人でずっと来たから。置いてください」
河本さん「召し上がってください」
マツコ「ありがとうございます。お母さんかわいい。いただきます」
芝崎「本当に王道っていうお団子なので。あ、2玉いってくださった。わあ、うれしい。いかがでしょうか?」
マツコ「なにが良いって、ちょっと辛めなのが良い。これくらい辛いほうがみたらしはいいよね。辛いというか、なんていうの、甘さが強すぎないほうが。これ90円はダメよ。怖い?上げるの」
河本さん「川越の人たちを含め、いろんな人たちに」
マツコ「でも川越の人たちのことばっかり考えていたら、自分たちが苦しいでしょ。さっき写真見てたら、川越市が市制100年らしいね。もうこのタイミングしかないよ、100円に上げるの。川越市100周年っていうの、川越市のところみたらしに張り替えて、あれを周年のところ円にすればそのまま使えるから。あれでもう大丈夫。わかりやすいからあれ」
~完~

