2022/01/25放送
マツコの知らない世界
《この冬食べたいあつあつグルメ、中華そば&手羽からあげ》
2018年6月26日放送分
'ラーメンだけを食べ続ける男'
内田元(ウチダゲン)さん(以下、内田)
マツコ「あら。心配だわ。他のものを一切食べてないの?心配だわ」
内田「よろしくお願いします」
マツコ「心配だわ。ラーメンしか食べてないの?」
内田「ラーメンしか食べてないですね。ほとんどラーメンしか食べていないです」
マツコ「たまにラーメン以外食べるとしたら、何食べるの?」
内田「とんかつとか、焼き肉とか」
マツコ「好きですよ、そういう生活、あたしも」
内田「ありがとうございます」
ナレーション「近年女性に人気の進化系変わり種ラーメンや、がっつり系のインパクトがクセになる次郎系ラーメンなど、時代とともに進化したラーメンが続々と登場する中、長年ラーメン業界を支え続ける存在。それがあっさりしょうゆスープの素朴さがたまらないなつかしの味、中華そば。今夜は命がけでラーメンを食べ続け、自ら営むラーメン店も大人気。コンテスト受賞も果たしたラーメン通・内田さんが、体の芯まで温まる名店の中華そばを続々ご紹介」
内田「おいしい中華そばの三大条件」
時代を超越した店構え
長年変わらない味
商売っ気のない店主
内田「こういうのがそろって昔ながらの中華そばかなと思うんですよね」
マツコ「ガツガツしてる感じは出してほしくない。ほっこりしにいきたい。赤いテーブルがいいの。今日も美術さんが赤くしてくれたけど、これがいいんですよ」
内田「そうですね、ちょっと商売っ気のないような、つんけんしたような」
マツコ「よくご批判をする方もいるんですけれども、あたしは女将の親指が入ってても大丈夫です。あたしは平気です」
内田「隠し味ですね」
マツコ「隠し味なの。いいダシが出るのよ、ばばあから」
内田「そうですね、秘密の隠し味が」
マツコ「全然大丈夫です」
ナレーション「まずは昔ながらの味を守り続ける、絶対に外せない御三家をご紹介」
内田「今回、こちらです。おなじみ中のおなじみ、中華そば御三家ともいわれている。その中でも1949年創業、『春木屋』さんです。東京荻窪の、こちらです。春木屋の中華そば、850円です」
マツコ「もう何年食ってないだろう」
内田「中華そばといっても、こちら魚介がちょっと強くきいていて、コシの強い中太麺な感じの」
マツコ「なんていうのかな、昔ながらのっていうよりは、ちょっと新しくなった中華そばよね」
内田「そうですね。でもやっぱり昔ながらっぽさは残っていて」
マツコ「あれくらいがよかった。あれくらいがよかったんだよ」
内田「それでも少しずつ味を変えていって、お客様に気づかれないくらいの勢いで時代に合わせて」
マツコ「変わっていってる?」
内田「変わっていってる。けっこうラーメン業界では、それを春木屋理論って言ってて、気づかれないように毎年毎年少しずつ味をブラッシュアップ」
マツコ「いい匂いがしてきたんですけど。なあに?」
内田「もうちょっと進まないとだめですね、これ。次がですね、1950年創業の『来集軒』さんですね」
マツコ「こちら行ったことない。わあ、おいしそう」
内田「東京の浅草ですね。こちら来集軒さんのラーメンです」
マツコ「ヤバ。これ色これくらいがいいな」
内田「こちらかなり油が多くてけっこう甘いスープなんです。それがこのメンマでの味が溶け出して甘くなっている」
マツコ「このメンマ、なにこれ」
内田「もうベタ甘です」
マツコ「うわ、おいしそう。1本だけでビール1杯飲める」
内田「次が1929年創業の『萬福』さんです。こちら東京の銀座にあるお店なんです」
マツコ「こちらも知ってはいますけど、行ったことがない」
内田「今回は、そうです。萬福の中華そばを用意しました。お願いします」
マツコ「かわいい。卵焼きがのってるのね」
内田「もともと洋食の経験があるお店で、卵を彩りとして使いたかったらしくて。オムライスのような薄い卵焼きをのっけているっていう」
マツコ「ウマいなあ」
内田「落ち着きますよね」
マツコ「やっぱりね、全部飲み干せるスープがいいよね」
内田「そうですね、やっぱりこの中華そばっていうのはあっさりしていて」
マツコ「ウマいなあ。このスープをチャーハンといっしょに食べたい。そういう味が好きなのよ。チャーハンのスープで出せるやつで食べたいのよ、ラーメンも。あれくらいがいいの。うわ、細い」
内田「そうですね、中華そばの中でも細い部類に入ると思います」
マツコ「ウマい」
内田「中華そばって感じです」
マツコ「中華そば。何年ぶりだろ、こういうの食べたの。ああ、ウマい」
内田「これまでの主なラーメンブーム。中国から来たものが日本のラーメンとして南京とか支那そばとか言われながらも、中華そばに落ち着いてきて」
ナレーション「日本のラーメンブームは1910年創業の『浅草来々軒』が火付け役といわれており、その後さまざまなラーメンが登場し多様化し続けているのだが」
内田「ラーメンの進化に疲れ、中華そばが密かなブーム」
マツコ「ほらみんな疲れ始めたのね。もう本当疲れちゃう。ガチャガチャしてる」
内田「シンプルじゃなくて、どれだけ手をこうグチャグチャやるかっていうので」
マツコ「『グチャグチャ』って言っちゃった」
ナレーション「そんなラーメン界で今の最新トレンドはどうなっているのか?」
内田「今でも昔の中華そばのシンプルなスープを軸にはしているんだけど、どこか何か1つを突出させた店のオリジナリティーのあるネオクラシックみたいなラーメンが、最近はけっこう流行っていると思います」
ナレーション「昔ながらの素朴なスープに斬新な一工夫を合わせることで、なつかしさと新しさが融合したネオクラシック系。中でも内田さんがオススメするのが」
内田「パッと思いつくのが、巣鴨にある『まるえ中華そば』っていうのがあるんですけど、そこなんかが本当にシンプルなスープなんです。昔の中華そばっていうとどちらかっていうと、うまみをスープに出すために煮豚が多かったんです。スープにチャーシューのうまさを出さないで、本当にチャーシューの豚肉のおいしさを出すために、吊るし焼きで作っているチャーシューっていうのはそこは売りになってます。下北沢にある『麺と未来』っていう店があるんですが、そこなんかはやっぱりスープはシンプルなんですけど、麺にすごい個性があってうどんとかのように極太な麺なんです。ちょっとモチモチとしたけっこうしっかりと茹でた麺で、今までにあまりなかった店だと思います。この寒い冬にはぴったりの一杯だと思いますので、ぜひ食べてみてもらいたいです」
ナレーション「そんな中、内田さんがどうしても食べてほしいという、シンプルなのに究極にウマい中華そば2選をご紹介。まずは」
内田「商売っ気のない店主ナンバーワンということで、札幌から1946年創業『ゆりや食堂』さん」
マツコ「味噌ラーメンじゃなくて?」
内田「しょうゆラーメンなんですよ。どちらかというとラーメン屋さんというよりお蕎麦屋さん。準備のほう、お願いしたいと思います。今回は中華そばの魅力を味わってもらいたいので、あるセットを用意してもらった」
マツコ「あ、お店のまんま」
内田「なんかこういうほうが昔ながらのラーメンを食べる感じでいいかなって。のれんもお蕎麦屋さん」
マツコ「あ、本当だ。お蕎麦屋さんだ。『美味しんぼ』とか『あしたのジョー』とか『釣りバカ日誌』もあれお店から持ってきたの?」
スタッフ「お借りしました」
マツコ「あほか!おまえらは」
内田「今回は店主とご夫婦が」
店主橋本敏仁さん「よろしくお願いします」
マツコ「札幌から?今日お店は?」
橋本さん「お休みして」
マツコ「あ、なにこれ。このなると何?」
橋本さん「そんな珍しいんだ。このなると、もう昔からこのなるとなんですよ」
マツコ「初めて見た、この色」
内田「僕も珍しいと思って聞いたら、こちらのお店では昔からこのなるとらしいんです。そうですよね」
橋本さん「これしか知らない」
内田「先代の方からずっとこのなるとを使われてるので、こちらの店ではこのなるとが当たり前だと思っていたっていう。あっさりとさっぱりとした」
マツコ「おいしいね。お吸い物みたい。でもしっかりしてるのよ、味は。和っぽいな。だからやっぱりお蕎麦屋さんだからか」
内田「そうですね、お蕎麦屋さんならでは」
ナレーション「優しい和風の味がするのは蕎麦にも使うカツオと昆布の出汁でスープを作っているから。ちなみにざるで麺を茹でるのもお蕎麦屋さんならでは」
マツコ「この麺もちょっとなつかしい麺じゃない?」
内田「そうなんですよね、ちょっとチープな感じの」
マツコ「『チープな感じ』って」
内田「チープです。昔ながらの」
マツコ「失礼よ、チープは」
内田「昔ながらですから」
マツコ「『昔ながら』?チープって言ったじゃないのよ」
内田「そこも良さですよね」
マツコ「なつかしい、この麺」
内田「お客様のリクエストでラーメンが生まれた」
橋本さん「そうです。もともと蕎麦屋だったので」
マツコ「いつからラーメンやられているんですか?」
橋本さん「昭和30年代後半に、うちの裏に官庁街ができはじめまして、その公務員の方たちや若い子たちの食事事情といいますか、安いお給料の中でおいしいものが食べたいというので」
マツコ「中華そばの灯を絶やさずにずっと人が来ているんだからね」
内田「そうなんです。残っているだけで本当にすごい」
マツコ「すごいよね」
内田「創業から貫く魚介出汁が絶品。1985年創業、『中華めん処道頓堀』さん。板橋区成増」
マツコ「でも比較的そんなに古いお店じゃないよね」
内田「そうですね。こちらもお店の準備がある。お店の準備のほう、お願いします」
マツコ「あれ店ごとに変えるの?でもなんかちょっとおしゃれになってるな」
内田「そうですね、創業から1回移転して今の場所になってるんですけど」
マツコ「新しいんだね、まだね」
内田「川越街道沿いなんですけど、成増ですね」
マツコ「成増の駅から川越街道を出たあたり?」
内田「そうですね。右に曲がったらもうすぐにあります。僕がここ行くとだいたい一人でラーメン食べたあとにつけ麺食べてますね。選べないです、もうおいしすぎて。どっちを選ぶかがわからなくて」
マツコ「なんでいっぺんに食べようとするの?」
内田「心が満たされないです。一回で満足したい、どうしても」
マツコ「でもあたし一応テレビ的にちょっと敵対する方向で話しましたけど、あたしも両方頼みます」
内田「そうですよね」
マツコ「あっ、びっくりした」
店主、庄司武志さん「すみません、はじめまして」
マツコ「(内田さんは)よく来るの?」
庄司さん「来ます」
マツコ「これ魚粉?」
内田「そうですね、魚粉もちょっと入っている」
マツコ「魚粉がちょっと入っているんだ」
内田「でもどちらかっていうと、出汁としての魚介が多い」
マツコ「これウマいやつじゃん。うん、お出汁としてね」
ナレーション「かなり強めにきかせた魚介出汁は煮干し・カツオ・サバを丁寧に煮込んだもの。麺はちょっと太めでもっちりした自家製麺。麺そのものの味をしっかりと楽しめるように3種類の小麦粉をブレンドしている」
マツコ「ウマい」
内田「基本的に味は昔ながらな味ですもんね」
庄司さん「はい、変わってないです」
マツコ「今日出てきたお店の中で初めて。今まであほみたいにスープ飲んでたでしょ?初めて麺が上回った。麺をガツガツいきたくなるね。なにこれ?なんかちょっとちゃんぽんの麺みたい」
内田「モチッつるっとしたような」
マツコ「ちょっと郷土料理みたいな感覚。いや、板橋っぽくない。東北で食べてる感じ」
庄司さん「僕山形出身」
マツコ「でしょう!ほら!山形ってラーメンすごいみんな食べるのよ、あの感覚。山形のラーメンっぽい。あたしね、ただのデブじゃないのよ」
庄司さん「すごいですね」
マツコ「すごいでしょ。ほらなんかあたし山形のラーメンを思い出した」
庄司さん「醤油も山形の醤油」
マツコ「ほら見ろ!このやろう。すごいでしょ」
庄司さん「すばらしいです」
マツコ「これ本当知らなかったからな。Wikipediaとか見てないからな」
2017年10月10日放送分
ナレーション「ここ数年空前の大ブームを巻き起こしているからあげ業界。専門店は全国に3000店舗以上。ここ3年間で2倍以上。そんなからあげ戦国時代が激化する中、今夜は日本唐揚協会で専務理事を務める八木浩一郎が、寒い冬にかぶりつきたい熱々ジューシーな手羽からあげの魅力をご紹介」
八木「勢力図激変、下剋上時代に突入」
ナレーション「手羽からといえば愛知を拠点としている『山ちゃん』と『風来坊』。30年以上この2強時代が続いてきた」
マツコ「ウマい。手羽先ウマいなやっぱり。これはやっぱりだからこの2店舗の味が揺るがないってことよね」
ナレーション「しかし今、そんな2強を打ち倒すべく手羽から三大激戦区で新勢力が続々誕生しているという。まず愛知では」
八木「手羽先のからあげの聖地というか、元祖です。30年以上続いた勢力図が激変!?山風に迫る新興勢力が登場」
マツコ「『山ちゃん』と『風来坊』のことを『山風』って言うんだ。勝手に言ってるだけでしょ?」
八木「山風」
マツコ「みなさんわかるのね?名古屋の方は『あー、山風ね』ってなるのね?本当ね?はい、いいです」
八木「『風来坊』『山ちゃん』を脅かす二大新勢力。『風来坊』からインスパイア、知多手羽から『あうん屋』。そして高級路線の名古屋コーチン手羽から『鳥開』」
ナレーション「こちらが愛知県知多半島に3店舗を構える居酒屋『あうん屋』。新勢力の知多手羽からとはいったい」
マツコ「あっ、デカい。あたしがイメージしてる手羽先って、さっきの大きさじゃない?」
八木「食べやすいサイズですね。けっこうタレは『風来坊』さんをリスペクトして」
マツコ「熱いなこれ。あっちい」
八木「醍醐味ですね、やっぱり」
マツコ「『風来坊』インスパイアなんでしょうけど、これ『山ちゃん』も入ってるよ。いいとこ取りした感じ、両方。甘辛でスパイシー」
八木「かなり考えて作られていますね」
マツコ「これは若い子は好きなんじゃない?これ。食べ応えもあるしね。これは名古屋市内進出間近ですよ。これ来る、きっと。来るぞ、知多から。名鉄に乗ってくるぞ」
ナレーション「続いては名古屋を中心に13店舗を展開する『鳥開総本家』。日本三大地鶏名古屋コーチンを使った高級手羽からあげとは?」
八木「名古屋コーチンの手羽先で人気の『鳥開』です。こちらなんですが、これを一部店舗で導入してまして。これを手にはめると食べやすい」
マツコ「いらないです。ブスな女に出しといてください」
八木「ネイルをつけている女性とかは特に肉が入っちゃうので」
マツコ「取れ。あとで取れ」
八木「ぜひ食感が。やはりコーチンだと。いかがですか?」
マツコ「ああ、地鶏の弾力ね」
八木「そうそう。こちらは名古屋コーチンの中でも手羽先のからあげに合う大きめの手羽をかき集めて出されている。鳥開の名古屋コーチンの手羽からは、赤ワインにつけこんだ特性のタレにからめて食べるので、かなり上品な手羽先です」
マツコ「どうなってるの?これ、ものすごい存在感。無駄に抵抗してくるわよね。言い方が悪かったわよね、今ね。ものすごい抵抗してくるのよ。『食うな』って言ってくるのよ。『絶対嚙み切るな』って言ってくるんだよね。そんなことないか」
八木「そうですね」
マツコ「笑っちゃってるわよ」
ナレーション「さらに今、手羽から買いで大注目されている新トレンドが」
八木「薄衣と巨大化、ジャンボ化っていうのが進んでいまして、例えば台湾グルメですと大鶏排って大きいからあげが出てきたりとか、手羽からの世界でも大きい手羽が出始めています」
ナレーション「そんな新たなジャンルで八木さんが注目しているお店が」
八木「愛知県岡崎市の『暴れん坊チキン』。普通の手羽先のからあげっていうのは、手羽端、手羽中がくっついて手羽先。そして手羽元っていうのが別にあるんですけど、これが全部つながった大手羽っていうジャンルのからあげです。とにかく食べごたえがすごくて、もう手羽先だけで十分楽しいんですけど、手羽中がつながって、しかも揚げ時間難しいはずなのにうまくやっているのが不思議な魅力があるんですよね。熱々の手羽先をみなさんに食べてほしい。この冬オススメです」
ナレーション「手羽から三大激戦区、続いてはグルメの街、福岡」
マツコ「もちろんこの辺はもう鶏全体で考えたら、愛知をはるかに上回る鶏文化県じゃないですか」
八木「九州はすごい」
マツコ「ただ手羽からのイメージなかったんだよね」
八木「こちらです。全国に勢力拡大中。山風を脅かす福岡の強豪チェーン『とめ手羽』」
マツコ「知らなかった」
ナレーション「さっそくお店へ向かってみると。こちらが福岡で大人気のお店『とめ手羽』。福岡市内を拠点に東京から鹿児島まで店舗を拡大。そんな『とめ手羽』とは一体どんなものなのか?こちらが噂の手羽からあげ、とめ手羽。一般的な手羽からは途中で折れ曲がった形だが、なんとこちらは串でまっすぐに突き刺しているため、より食べやすくなっている。名物はこだわりの塩を使ったとめ手羽と、秘伝の熟成タレを絡ませたあま手羽の2種類。さらにその揚げ方にもこだわりが」
お店のスタッフ「手羽先を揚げる人間は手羽マスターといって、資格を取った人間しか入れません」
ナレーション「手羽マスターのこだわりが詰まった絶品とめ手羽。一度食べたらクセになり、リピーターが後を絶たないという。さらに、福岡にはそんなとめ手羽と人気を二分する絶品手羽からが」
八木「中洲のキャバクラ出前ナンバーワン争いってのがありまして」
マツコ「キャバクラで手羽先を出前するの?」
八木「中洲の出前の定番は手羽先なんです」
マツコ「まじで?じゃあキャバ嬢このへんずっとグチャグチャなの?」
八木「そうです」
マツコ「やだもう。スケベな街だわ、本当にもう。やあね、本当に」
八木「全国で30店舗のチェーンのとめ手羽に対して、中洲に一店舗だけある中華レストランの『桃園』」
マツコ「手羽先屋さんではないんだ、中華屋さんなんだ」
八木「中華料理屋さんです。ここの塩が、塩辛い手羽先が大人気で」
マツコ「これちょっと食べたいんですけど」
八木「これウマいんですよ」
マツコ「これ食べたい系なんですけど」
八木「これはビールに。1箱で8本入りで1300円。ホステスさんからも直接電話注文がくるくらい人気店なんです。よくあるのが『今日はとめ手羽か桃園か、どっちにする?』っていう会話はよく聞かれます。僕はまあ最初は1セットは桃園で、延長したら次とめ手羽っていうふうに決めています」
マツコ「ごめんなさい、どうでもいいです」
ナレーション「手羽から三大激戦区、続いては大分」
八木「大分いきます。『山風』を脅かす、からあげの神様が作る神手羽からあげ」
マツコ「じゃあからあげ屋さんが作った、手羽からあげ」
八木「からあげ専門店」
マツコ「ウマいからね、大分のからあげは」
ナレーション「実は大分県はからあげ専門店の発祥の地といわれている。その中でからあげの聖地といわれているのが中津市。コンビニの数よりもからあげ店が多く、からあげブームの立役者ともいわれているのだ」
八木「その中のからあげ専門店みんながあこがれる、神様に近いドンが来てますのでちょっとお呼びします」
マツコ「え、ちょっと待って、ちょっと待って。ヤバい人じゃない?」
八木「見た目はヤバいかもしれないです。はい、じゃあお願いします」
森山浩二さん「こんにちは」
マツコ「あ、なに、良い人じゃないのよ。かわいい。ねえ、かわいいって。何を言ってるのよ」
八木「森山さんです」
マツコ「ドンなの?」
八木「からあげ界のドンです」
マツコ「ちょっと、なにこのシンプルイズベストな感じ」
八木「名古屋系の手羽先はけっこう衣がないパターンが多いんですけど、こちらはしっかり衣とつけて揚げてある」
マツコ「ちょっともう熱いので断念します、取るのは。あつっ、あつっ。衣がウマい。これは確かにちょっと今までの手羽先の持っているイメージじゃないね。やっぱからあげ屋さんが作ってるって感じがする。ウマい。あつっ。これもだけど、こちらのお店、『もり山』のからあげが食いたい。絶対ウマいよこれ」
八木「そうなんですよ、正直手羽先だけじゃなくて、からあげ全部がおいしいので」
マツコ「これ絶対骨ないほうがいいって。もりもり食いたいってこれ。すごいうまいもん。ヤバいよこれ。これちょっとこれでも熱いんだけど。ウマいわ。なに、この衣。ものすごい薄いんだけど、ものすごい存在感」
八木「鶏肉のウマさが出て」
マツコ「うん、鶏の味尊重タイプ。あらあら、サラリーマン時代の森山社長」
森山さん「髪の毛があります」
マツコ「ご本人を目の前にしてこんな言い方をするのもなんですけど、ものすごい精力を感じる」
(続)