2021/11/09放送
マツコの知らない世界
https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/
'動画の総再生13億超え!バズりの火付け役と現役JK'
こたつさん(以下、こたつ)
あみかさん(以下、あみか)

こたつ「僕たちの軽いプロフィールを先に。こたつ、24歳です。あみかが16歳です」
マツコ「信じられない」
こたつ「僕の子ども時代、幼稚園から高校までインターナショナルスクールで過ごす」
マツコ「インターナショナルスクール感ゼロだな」
こたつ「こちらが昔の」
マツコ「ああ、これはインターナショナルスクールっぽい」
こたつ「ちなみにあだ名がハリーポッターでした」
マツコ「なんのひねりもないな。でもかわいいな。あみかちゃんが膝に座ってる。あれお猿さんか。びっくりしちゃった。長い付き合いなのねと思って」
こたつ「幼稚園から高校までインターナショナルスクールで過ごしたあとに、20歳、とんかつ屋でアルバイトをしながら」
マツコ「急に和に振ってきたわね」
こたつ「夜勤でずっととんかつを揚げながら毎日動画を投稿してたんですけど」
マツコ「揚げながら投稿していたわけじゃないわよ。いや、いいんだって、いいんだって。そこがいいんだよおまえ。いいんだよ、隠すな」
こたつ「4か月後、『全力まるまる』をTikTokで」
マツコ「あれ4年前でしょ?ずいぶん4年間で生き急いだなおまえ。あれはなんか一時流行ったもんな」
こたつ「『全力まるまる』、実は僕が」
マツコ「あれおまえが作ったの?」
こたつ「そうなんですよ。僕が作らしていただいて、音源がバズりすぎちゃって、独り歩きしちゃって」
マツコ「えー?本当に?こいつが作ったの?」
こたつ「よっしゃー。知ってくれててよかった」
ナレーション「『全力まるまる』の投稿動画は1.7億回再生を記録。一般ユーザーだけでなく、さまざまな芸能人もまねして大人気に」
マツコ「なんで思いついたの?とんかつを揚げながら?」
こたつ「ずっととんかつを揚げながら、みんながやりやすくて顔だけでできる」
マツコ「ほらここよ、みなさん。勢いと言いつつ、『どうやったらみんなにやってもらえるだろう』というね。しかもとんかつを揚げながらね」
あみか「あみかは、まず11歳のころに念願のスマホをゲットしました」
マツコ「ここも拍手しなきゃいけないの?おめでとうって言うの?」
あみか「そして13歳のころに友達に勝手に投稿されたのがきっかけで」
マツコ「ちょっと待って。今もうTikTokも友達が勝手にが出てきたのね」
あみか「勝手に投稿されてから見たんですよ。でもそこから『いいね』がつくのとかコメントがつくのとかがすごくうれしくて。ショートムービーの世界に目覚めることになりました」
マツコ「ショートムービーの世界に目覚めたんじゃないけどね、あみかちゃんは。その先にあるものに目覚めたのよ。『よし、私いける。私いってやる』っていうね。思ってないよね?」
あみか「…はい」
マツコ「思ってるな」
あみか「いや、思ってないです。思ってないです、こたつくん」
マツコ「てかこれはなんだ?」
こたつ「兄弟っていう体で」
マツコ「『兄弟っていう体』って言っちゃだめなのよ」
こたつ「カップルではないです。かわいいと思っています」
マツコ「まあでもなんとなくカップルじゃないんだろうなってわかるのは、たぶんあみかちゃんはこたつくんでは妥協しない気がする」
こたつ「ふられました」
《ショート動画が起こす音楽革命、SNSでバズるからくり》
こたつ「まずですね、マツコさんにお伝えしたいこと、こちらになります。見る時間が限られている今、ショートムービーはいつのまにか情報が得られる無敵ツール。今、情報っていうのはあまりに余り過ぎている。情報がたくさんある中、見る時間ってすごく限られてくる。アンケート調査で、約5割が『1分以上の動画はストレス』『TikTokの1日の平均視聴時間は67分』。それを換算すると15秒の動画を約270本見ている計算になります」
マツコ「だからもうおもしろくなくても許せるじゃん。20分間とか見た後に何見せられたんだって思ったときの、なんだったんだあの時間は、っていうのがないよね、1分以内だと」
こたつ「しかもすぐスワイプできるからこそ」
マツコ「イヤだったらもうパーッと消しちゃえばいいんだもんね」
こたつ「新しく下にスワイプしたらいいので。ショートムービーの中でも今ではさまざまなジャンルのショート動画がある。たぶんマツコさんもやりたくなるショートムービーを」
マツコ「あたしはもうそんな若者の陣地を荒らさないって決めてるんです」
こたつ「でもたぶん気持ちが変わるように、今回はフリップをご用意しました」
マツコ「でもなんかね、なんかおまえは心の中に古い血が流れている。だから嫌いじゃない」
ナレーション「ショート動画と切っても切り離せないのが音楽。世界でもその勢いはすさまじく、2020年にTikTokでトレンドになった15曲がアメリカのビルボードチャートで1位に。ここからは2021年TikTokでバズった音楽の秘密を一挙ご紹介」
こたつ「今、世間的な音楽と、若者が聴く音楽っていうのはすごい実は異なっていまして。左に見えるのは2021年上半期のオリコンチャートランキングです。右側にあるのがTikTokで流行ったランキングです。これを見ていただいたらわかるとおり、BTSさんの『Dynamite』、そしてLiSAさんの『炎』。この2つしか」
マツコ「この2つが本当にヒットしたってことね。ああそう、こんなに違うんだ」
こたつ「そうです。もちろん全部ヒットしてるんですけれども」
マツコ「本当ちょっとごめんなさい。知らない」
こたつ「ちなみに2021年TikTok1位の『グッバイ宣言』ご存知です?」
マツコ「知らない」
こたつ「こんな感じに人間が動き出すんですよ」
マツコ「全然知らない」
♪グッバイ宣言/Chinozo
あみか「っていう曲です」
マツコ「曲かどうかもわからなかった。すごいねでもこの差は。逆に知ってる人を挙げたほうが早いくらい」
こたつ「たとえば1986年『It's Tricky』」
マツコ「ちょっと待って。RUN DMCが今また流行ってるの?なんで?」
こたつ「これが今TikTokで流行っている」
マツコ「あれだってあたしらの時代だよ?RUN DMC?」
こたつ「これが今TikTokでどう流行っているかというと」
ナレーション「次々に出される2択の質問に答えていく『#二択ゲーム』というチャレンジが流行り、この曲が若者の間で話題に」
マツコ「他の曲もあったと思うんだけどな。なんでRUN DMCなんだろう?だからわからないね、なにが流行るか」
ナレーション「このように、TikTokの世界では過去にリリースされ流行った楽曲が時代と関係なくリバイバルヒットすることがあるのだ。さらにバズる曲には絶対に欠かせない魅力が」
あみか「映像と音楽が奏でるハーモニー。中毒性がヤバすぎる、クセになるバイブスソング。このSNSで流行っている音楽の魅力なんですけど、音楽がいいだけじゃなくてショートムービーで振り付けがあったり、音楽と振り付けのコンビネーションがすごく楽しく覚えやすいっていうので流行ることが多いです。実際にバズっているバイブスソングがあります」
やりらふぃー×にわとりダンス
マンホールの上はダンスホール×クセ強ステップ
ラムのラブソング×ソワソワチャレンジ
俺らのやり方でぇん×日常風景
ブルマとランチとか行きたいね×あか抜けビフォーアフター
Stay×ドローンおじさん
こたつ「マツコさん、気になるワードしかないと思うんですけど」
マツコ「×(かける)はなんなの?」
こたつ「これっていうのが実際どのようなクセ」
マツコ「その音に合わせるスタンダードなのねそれが」
ナレーション「オリジナルのダンスや独自の編集方法と合わさり、そこに使われた曲が大ブレイク」
マツコ「一番上のは知ってる」
あみか「『やりらふぃー』ですか」
こたつ「楽しそうにしている人たちが」
マツコ「『楽しそうにしている人たち』って。ずいぶんな言い方をするわね」
こたつ「楽しんでる方たちが」
マツコ「言い方変えただけだからね。2番目からはあたし全然1個も知らない」
あみか「2番目のやつがすごく中毒性のある『マンホールの上はダンスホール』っていう」
マツコ「え、ちょっと待って。なにがおかしかったの今。あたしはもう古い人間だからわからないわ。わからなかった」
あみか「ただマンホールの上で踊るだけの動画です」
マツコ「あなたたちね、どっかであれを客観的に見てるのが良い。『ただマンホールの上で踊るだけの動画です』っていうね」
こたつ「こちら他のTikTokとはちょっと違って、自分がどれだけ成長したのか。かっこよくなったか、かわいくなったのかっていうのを、この音楽をつけて投稿している」
♪ブルマとランチとか行きたいね
こたつ「こういう感じで昔の自分を全て捨てて、今私はこうだよっていうテーマでこの音楽もいっしょについてきた」
マツコ「本当に幸せなのかな」
こたつ「幸せだと思います」
あみか「マツコさんにぜひこのバイブスソングの中で紹介したいものがあるということで、こちらご覧ください。一度聴いたら耳にこびりついて離れない。『モテすぎて草、誘ってて森』なかねかなの曲です」
こたつ「よいしょ!」
マツコ「『よいしょ』。古いのよねだから」
こたつ「古いですかね」
♪モテすぎて草、誘ってて森
マツコ「あたしこれ知ってる。YouTubeに落ちてるの見たのかな」
こたつ「広告で出てますよね。なんとこの方、TikTokドリームをつかんで、ワーナーミュージックとメジャーデビュー」
マツコ「えっ、彼女?」
あみか「最初フル尺じゃない状態でTikTokに投稿されたものが、バズってフルを作り出すっていうアーティストさんが増えました」
マツコ「うわー、めんどくさがり屋みんな」
ナレーション「女子高生に大人気のシンガーソングライターのりりあ。や、ストレートな歌詞が共感を呼んでいるmeiyoなど、TikTokにあげた曲がバズりメジャーデビュー」
こたつ「これちなみに『草』とか『森』とかどういう意味かわかりますか?」
マツコ「ぎりぎりわかります」
あみか「本当ですか?」
こたつ「今ではもうLINEとかで『ww』とか使うのは古くて、『草』」
マツコ「ごめんなさい、あたしまだ『(笑)』なんですけど。さらに古いんですけど。大丈夫よね、『ww』よりは『(笑)』のほうがまだ良い?」
こたつ「『(笑)』のほうがまだ良い。次が『草』」
マツコ「よかった」
こたつ「ちなみに『森』の上はわかります?『草』『森』が上位互換なんです」
マツコ「『森』より上があるの?『草』と『森』が飛躍しすぎだよね。もうちょっと雑木林くらいあるわよね。森よりすごいってなに?」
こたつ「アマゾンです」
マツコ「もう『アマゾン』って書くくらいだったら、『ww』のほうが良いよね」
ナレーション「ショート動画といえば、曲に合わせて口パクしたり踊ったりするものが人気だが、今若者たちは情報を得るためにショート動画を活用」
こたつ「実用系、紹介系、教育系。ありとあらゆるショートムービーが」
マツコ「身近な犯罪について一分間でできるの?」
こたつ「見ていただきたいのがありまして」
岡野タケシ弁護士「結論、おならは犯罪になる場合があります。前提として人前で我慢しきれずに出てしまうおなら。あれはセーフ。問題になるのは男子生徒がいたずらでよくやっているおなら。相手の顔の前にわざわざお尻を持っていってそこでブーっとするやつ。これは刑法208条の暴行罪になる可能性がある。ポイントになるのはおならの強さ。暴行罪って臭いにおいには成立しないねんな。相手の顔の前でぶわーっと風の力を感じるような強烈なおならをした場合は、刑法208条の暴行罪」
マツコ「このあいだ、エレベーターでうちの身内しかいなかったから、わざとブッとおならしたら次の階で開いて違う人が乗ってきちゃって。ずっとその人が『まさかしてませんよね』みたいな顔で見られてた。犯罪だったのあれ?」
こたつ「このような感じで、今の子どもって普通って法律について全く勉強してない時代だったと思うんですけど、今の時代ショートムービーがあるからこそ、法律の勉強を子どももしちゃう。すごい便利。そしてマツコさん、不動産とか興味ありますか?」
マツコ「不動産好きっていうと。あたし別に不動産投機とかしていませんからね。見るのは好きです、すごく」
こたつ「一般的な不動産情報、Googleとか調べるときにこういう感じで間取りを見るわけじゃないですか。ショートムービーでは革命をもたらしていただいて」
ナレーション「こちらは不動産会社が運営するTikTokアカウント。このように映像と音声で部屋の中身をくわしく知ることができるため、直接足を運ばなくても内見ができると若者たちに大人気なのだ」
((株)シティホーム)
マツコ「あたしはいろいろどういう流れで登記されたか見たい。そうなってくるとね、それはちょっとあれじゃあ足りないけどね。一人暮らしで家探しているよくらいな人だったら、あれで十分よね」
こたつ「マツコさん他になにか気になるものとか」
マツコ「映画は、あれはネタバレなの?」
こたつ「ネタバレをせずにしっかり感想」
マツコ「内容に触れているわけではないんだ?」
こたつ「ちょっと内容には触れているんですけど、オチとかはもちろんしゃべらず」
ナレーション「こちらは映画感想投稿アカウント『しんのすけ』。嘘偽りないリアルな感想が映画選びの参考になると大人気」
こたつ「ときには全然おもしろくなかったとかも。リアルな感想を言うからこそみんなに信頼される。ちなみにこの方のTikTokで、実際Amazonのランキング1位になった映画もあって」
マツコ「彼が推してて?」
こたつ「そうです。これを見たほうがいいよって言うことによって、ランクインしたっていう形跡もあります」
あみか「こんなふうにいろんなジャンルのショートムービーがあるんですけど、その中でも爆発的に人気なものがあるので、そちらご覧ください。全JKが崇拝する恋愛バイブル。『人生の為になるチャンネル!』」
マツコ「全JK?」
あみか「投稿している方は男性なんですけれども、前世が女性なんじゃないかってくらいすごく女性の気持ちを代弁して男性に向かってスカッとする言葉を言ってくれるっていう動画になっている」
人生の為になるチャンネル!「女の子が返信遅くなる理由。本当は返したいし連絡取りたいけど、無視されたり何時間も放置されるくらいなら、自分から無視したほうが楽じゃん。連絡待ってる時間ツライし、何回も既読してるか確認するじゃん。それやってる自分がつらいし。自分から無視したほうが楽だよね。おわり」
マツコ「『おわり』っていうのは言わなきゃいけないのね?」
あみか「そうです。『おわり』で締めくくる」
マツコ「あれで胸がすくんだ?」
あみか「たとえば、好きな人から返信を待っている間にTikTokを見たりするんです。そのときに流れてきたら『うわ、今の状況や』ってなったり」
マツコ「今のやつは彼は核心を突いていたと思う。だからあたしは誰にも返信をしない」
こたつ「最後にですね、マツコさんにこちら。私たちの考えるショートムービーの魅力。スマホ1つでも誰でも、すご腕クリエーターに」
ナレーション「今ショート動画アプリにはさまざまな編集機能が搭載されており、スマホひとつで誰でも簡単に動画を作ることができるのだ。そんな中、こたあみの2人がマツコと挑戦してみたいものがあるという」
あみか「フォトモーションっていうものなんですけど。マツコさんのお写真撮らせてもらっていいですか。10枚ほど撮らさせてもらっていいですか」
マツコ「けっこう撮るな。いや、いいんだよいいんだよ」
あみか「いいですか?すみません。お願いします。ではいきます」
マツコ「これまずどんな顔したらいいの?」
こたつ「次笑顔で。全力の笑顔でお願いします」
マツコ「全力の笑顔?」
こたつ「あー、めっちゃ良い。すてきです。次は怒っている顔。めっちゃ良いですね。次幸せな顔」
マツコ「それはわからない。幸せな顔ってどうしたらいいの?」
こたつ「こう、天に」
マツコ「もう死ねるんだって顔したらいいのね。やっと安らかに」
あみか「それじゃあ今からフォトモーションっていう機能を使って、やっていくんですけども。こちらを10個入れます。もうこれで確認を押すだけで完成しちゃうので、いきたいと思います」
マツコ「やっぱりそのへんの素人とは違うわね」
あみか「こんなふうに簡単にかっこいい動画が作れちゃいます」
マツコ「かっこいい動画かどうかはわからないけど、やっぱ地力が違う。あんなに召される顔できないだろ?若い子に。あれもう3日後に逝く顔だろ。どうだった今の?」
あみか「めちゃめちゃよかった」
こたつ「たぶんあれだけで20万いいねは絶対いきます」
~完~