2021/05/11放送
マツコの知らない世界
'14年間ギャル雑誌1000冊以上を読み続ける女性'
赤荻瞳(アカオギヒトミ)さん(以下、赤荻)

赤荻「はじめまして!うれしい!ヤバい!」
マツコ「どのタイミングでスイッチ入れたんだろう。あらやだ、衣装の色かぶっちゃってごめん」
赤荻「いえ、うれしいです」
マツコ「でも14年間読み続けちゃってるわけでしょ?あんまり小学校低学年でギャル雑誌読み始めないわよね。てことはもうある程度は」
赤荻「今24です」
マツコ「えっ、10歳の時からギャル雑誌読んでるの?」
赤荻「小学校から読んでました」
マツコ「うわー、逆サラブレッド」
赤荻「メディアさんとかだとゴングロさんとか、汚ギャルだった人たちとかを取り上げることが多いと思うんですけど」
マツコ「2000年か、『ブリテリ』」
赤荻「そうなんですよ。今のギャルもめちゃくちゃおもしろいんです」
マツコ「へえ、勉強不足だわ。最近のギャルちゃんたちどうなってるか全然知らない」
赤荻「この子は『あやかてぃーん』っていうギャル雑誌のモデルです。このドスのきいた声とか、けっこうぶっ飛んだキャラなんですけど、こういうのも動画じゃないと伝わらない。この子が『ゆずは』っていうギャル」
マツコ「ちょっとあたしの中の概念では、二人ともギャルに含まれないんだけど。あれギャルなのね?」
赤荻「ギャルです」
マツコ「ギャルとギャルじゃない人の差ってなにになるの?」
赤荻「そこはマインドの問題になってくる。マツコさんのこともギャルの先輩だと思っています」
マツコ「俺ギャルだったのか。ちょっと悪い気はしないわね。いいの?あたし」
赤荻「マインドがむちゃくちゃギャルなので」
マツコ「マインドがギャル?あたしはブリテリさんの流れにいるのね。先輩にいるのね」
赤荻「めちゃくちゃリスペクトしてるんです。マツコ先輩はやりたいことをやってらっしゃるじゃないですか。ファッションとかにしても、メイクとかにしても。あとは言いたいこと言ってらっしゃるというか」
マツコ「だから、これをやったらかわいくなるとかこれをやったらきれいになるとかじゃなくて、やりたいからやっている精神がギャルなのね。なるほど。だとしたら確実にギャルは増えているわよね。自分の意志を持っている女性は確実に増えていってるわけだから。『モテるからやっているわけじゃないわよ』っていうね」
赤荻「遅れましたが、私のプロフィールです」
マツコ「やだ、瞳はギャルモデルなのね」
赤荻「小学生の時に、『ろみひ』さんっていう」
マツコ「ちょっとある?写真。ああ、キレイ系の人ね。あたしキレイ系じゃない人ばかり見てたから。ごめんなさい、キレイ系じゃない人って言ったら申し訳ないんだけど」
赤荻「JK時代、渋谷から近い代々木公園に住み始めます」
マツコ「え、ちょっと待って。質問があります。高校時代にどうやって家賃の高い代々木公園に住んだんですか?」
赤荻「とりあえずお金なかったので、朝まで溜まってるみたいな」
マツコ「あ、なるほど。路上生活ってことね」
赤荻「私高校行ってたんですけど、そこの高校もeggのランキングで1位だった高校だったんですよ。ギャルが一番いるみたいな」
マツコ「誰が取ったんだろうね。そのリサーチは誰がしたの?ギャルが一番多い学校?」
赤荻「ギャル多い、イケメン・かわいい子多いみたいな。高2の時にめちゃくちゃ大好きだったeggが休刊しちゃいました。ショックで遊びに走って退学をしました」
マツコ「いいんだよ、なにやったって」
赤荻「現在、eggの編集長に上り詰めました」
マツコ「えっ、今eggの編集長やっているの?」
赤荻「そうです」
マツコ「安心した。変わらない、ポーズが」
赤荻「今の私を作ってくれたのもギャル雑誌なんですよ。中卒の私を救ってくれた言葉がこちらです。今井華さんの『人生つまんないなーって思ってたら絶対渋谷に来たほうがいいって』この言葉がめちゃめちゃ私の人生を変えてくれました」
マツコ「これ名言な気がする。けっこうグッときたわこれ。今だと、もう渋谷じゃないわけじゃん。eggだったらeggのインスタとかが渋谷の代わりってことよね」
赤荻「そうですね。今と昔のギャル事情、出させていただきました」
(聖地)昔:渋谷、今:なし
(必需品)昔:プリ帳、今:Ulike
(歌)昔:浜崎あゆみ、今:浜崎あゆみ
マツコ「聖地っていわれるものがギャルに限らず、なにもなくなったよね。どちらにいらっしゃるんですか、ギャルさんは今」
赤荻「ギャルに会える場所、地方各地にバラバラにいるので、祭り行けば絶対ギャルいる」
マツコ「ちょっとギャル見たいなって思ったら、地元の大きな祭りに行く?」
赤荻「そうです。祭り行けば大丈夫です」
マツコ「絶対ギャルはいます。なにあれ?『Ulike』ウリケ?なんていうの?」
赤荻「ユーライクです。自撮りのアプリです。めっちゃ盛れるやつです」
マツコ「そんな中ですごくない?今もあゆ?すっげえな」
赤荻「ギャルの気持ちを歌ってくれる人。歌で伝えてくれる人ってなかなかいないので。やっぱ浜崎あゆみさんは今も昔も崇拝されています」
マツコ「それはうれしいわね」
ナレーション「令和のギャルにも刺さりまくっているという浜崎あゆみ。中でもギャルの気持ちを代弁してくれる人気の曲が『M』。この歌詞が彼氏にまっすぐで全力な女の子が多いギャルの気持ちに刺さり、根強い人気を誇っているのだ」
《ギャル雑誌から学ぶ個性重視!令和ギャルファッション》
赤荻「次に移らせていただきます。ギャル雑誌イコール今の時代にこそ必要な道徳本です」
マツコ「すごいのブッ込んできたわね」
赤荻「なかなか周りの目を気にして好きなことできないっていう子とか、たぶんどの時代にも今もけっこういるとおもうんですけど、ギャルじゃなくても、ギャル雑誌っていうのは全国の人に向けた道徳本なんですよ」
マツコ「どこの部分を切り取って道徳と言うかだよね。学校で教えてもらう道徳はものすごく美しいものだけど、それだけが道徳ではないからね」
赤荻「次めくらせていただきます。作られたナチュラルにだまされるな。ギャル雑誌にこそリアルが詰まってます。ナチュラル系なメイクとかって今流行ってるじゃないですか。全然否定するわけじゃないんですけど、おもしろくないかなっていうのと、そもそもナチュラルメイクっていうのはもともとがかわいくないとかわいくなれないじゃないですか。どうがんばってもかわいくなりきれない子たちの受け皿っていうのがギャル雑誌なんですよ」
マツコ「本当そう思う。女の子同士は意外とわかってたりするのよ。おまえらだぞ。簡単にだまされてるのは」
赤荻「ギャル雑誌が教えてくれること。ファッションに意味なんかいらない。好きなものは好き」
マツコ「今日けっこうすごい言葉が出てるのよ。あなたたち気づいていないかもしれないけど。これあたしの最近のテーマなの。ファッションだけじゃない。すべてのことに意味なんかないのよ。意味なんていらないんだけど、ずっと好きなことを貫いてやっていれば、それが意味になるのよ。それってやった先に意味が出てくるのよ。興味もないのに意味聞くじゃん。ダメよね?」
赤荻「…」
マツコ「あれ?そういう時は助けてくれないのね。ええ⁉あたしマインドギャルだから平気だけど」
赤荻「本当に好きなものは好き、着たいものを着るっていう感じで、全体のバランスとか周りからどう見られるっていうのは関係なく、ギャルは取り入れていきます」
赤荻「個性派四天王をご紹介したい。一人ずつご紹介していきたいと思います」
マツコ「名前のハードル高いな。『ブリテリ』っていいわね、今考えるとね。昭和でもスッてなじんでくるね」
(ブリテリの由来:肌の黒さがブリの照り焼きみたいだった)
赤荻「茨城県、19歳、まぁみ。この子のテーマがこちら。エロかわ、蛍光POPの女神。エロかわっていうとけっこう大人っぽいセクシーな感じって想像される方多いと思うんですけど、まぁみはセクシーさを出しつつ蛍光の色を取り入れることで子どもらしさも入れて、ポップな感じに仕上がているギャルです」
マツコ「まぁみかわいいね」
赤荻「セクシーなトップスにモコモコのアウター。靴も黄色でモコモコみたいな感じで、ポップな感じに仕上げてます」
マツコ「ちょっと懐かしい。湘南、夏になると舞台の上でああいう子たちが踊っていたわよ。懐かしいわ。なんかわかってきたわ。マインドの問題もあるけど、やっぱりメイクとかギャルの歴史を残してくれてる」
赤荻「次のギャルが山梨県、18歳、ゆずはです。この子のテーマがこちらです。うさギャルの先駆者。自分をうさギャルって言っているんですけど、うさぎ感というか。ピンクとか、白とか、ふわふわみたいなものをかけ合わせてて。ルーズソックスを自分でピンクに染めたりしてるんです」
マツコ「自分で染めてるの?」
赤荻「自分で染めてました」
マツコ「すごい。この子が山梨にいるのね。小仏トンネル越えてるのよ。あずさ乗ってるのよ、あの子」
赤荻「次が和歌山県の21歳、あいめろっていうギャルです。この子がニュータイプの肌見せの開拓者。ただ露出するだけじゃなくて、新しい露出の仕方をどんどん発信していて」
マツコ「自分で作っているの?パンツとか」
赤荻「いや、これがんばってお母さんとめっちゃネットで探しているんです」
マツコ「お母さんいっしょに探してくれてるのね、和歌山で。あれ売ってるっていうのがすごいね」
赤荻「なので一回見つけて買っても、どこで買ったか聞いても、わからない」
マツコ「覚えてないんだ、ずっと見つけては買ってるから」
赤荻「自粛期間中におうちでランウェイした動画送ってっていったらこれがきた。これフリンジ。ただ露出するだけじゃなくて、このショーパンとフリンジを合わせることで新しい露出の仕方というか」
マツコ「感慨深いのは、これを和歌山で撮ってるからね。芸能人見てるより楽しいわ」
赤荻「茨城県、19歳、きぃりぷちゃん」
マツコ「茨城率高いわね。茨城なにか起きるんじゃない?」
赤荻「いるんですよ、めちゃめちゃギャルが。チェーンベルトの魔術師」
マツコ「女子プロレスラー?」
赤荻「人気もめちゃめちゃあるんですよ。今日はマツコさんに会わせたくて呼んでいます」
マツコ「大丈夫?パイプ椅子持ってこない?」
きぃりぷ「うちの編集長お邪魔してます。どうも、きぃりぷです」
マツコ「チェーンベルト、想像と違った。振り回してるのかと思った。きぃりぷ、エレガント」
赤荻「今日エレガントかもね」
マツコ「いつももうちょっとあれなの?」
赤荻「いろいろやるよね」
きぃりぷ「型にハマってない感じですね」
マツコ「あ、本当だ、全然違う。ガーターベルトいっぱいつけたやつ、かわいい。あれ何巻いてるの?」
きぃりぷ「ネットでたまたまたぶんインポートもの出てきてて」
マツコ「ああいうのがあったの?」
きぃりぷ「そのままです」
マツコ「おしゃれよ」
きぃりぷ「うれしい」
マツコ「茨城なにか起きてるぞ。コロナだから今できないけどさ、イベントとかやってあげたら?一堂に会する。牛久大仏の周りとかでやったら?牛久大仏にピカッとライトあててその周りでわあーって」
きぃりぷ「小さいときから『下妻物語』って映画を観て育ってきてる」
マツコ「下妻物語、あれ茨城に及ぼした影響デカいか」
きぃりぷ「かなりデカいですね」
マツコ「ほら!あれ牛久大仏に行くじゃない、最後。原チャに乗ってね。あれ本当にいいよね」
きぃりぷ「キャラ的に言ったら、まぁみが深キョン的なキャラで、私がどちらかというと土屋アンナ系のキャラなんですよね」
マツコ「なるほど。やっぱり牛久大仏じゃない?あのへんになにか作ったら?egg村みたいなの。村はだめか」
きぃりぷ「eggシティ」
マツコ「それは図々しいぞ、いきなり。eggタウン」
きぃりぷ「かわいい」
マツコ「かわいいだろ?eggタウン」
きぃりぷ「どうしようもねぇ人集まりそうですね」
マツコ「笑」
赤荻「フルネーム、鈴木綺麗です。身長は150センチメートルです。ギャル雑誌で学んだ教訓は?」
きぃりぷ「『見えない圧力で周りで流されない』」
マツコ「すごいな本当」
赤荻「尊敬する人、ギャルの先輩マツコさん」
きぃりぷ「やだ、恥ずかしい」
マツコ「あたしそんなギャルたちから先輩だと思われてるの?」
きぃりぷ「親分です」
マツコ「あたしギャルの親分だったの?」
きぃりぷ「マツコさんに関しては、ギャルのカリスマだなって思ったのが、同じ衣装を二度と着ないってなんかで知った時に、やべえ、かっけえみたいな。なんか普通に負けたわみたいな。すげえって思って」
マツコ「わざわざテレビに出させてもらってるわけじゃない?普通じゃおもしろくないじゃない。わざわざ観てもらってるのに。だからできるだけ変わり者でい続けたいなとは思ってるわね。今日、『ギャル』って定義がこんなにひろくなってるってことを考えて、この停滞した日本を救うのはギャルかもしれないわね」
赤荻「そうなんですよ。日本をハッピーにできるのはギャルだと思います」
マツコ「気持ちの問題だけじゃなくて、経済の観点からみても」
きぃりぷ「うわー、ヤバい。今同じこと思ってた。ヤバい。一番女の子でギャルが経済回してます」
マツコ「だよね。本当思う」
きぃりぷ「私髪の毛とかも毎月10万近くはいってますね」
マツコ「えー⁉」
きぃりぷ「ギャルって本当に自分に投資がすごい大好きだから、つけまつげからカラコンだったり、普通の子よりかはグッズが多いわけですよ。衣装にしても服にしても。それだけやってんだから、ギャルがもうちょっと居心地よくてもいいんじゃないのかなとは思いますけどね」
マツコ「笑」
《なりたい自分になれ!最新ギャル武装メイク》
赤荻「ギャル雑誌から学べることって、まだめちゃめちゃあるので、紹介していきます。ギャル雑誌が教えてくれること。メイクはかわいいを作るんじゃない。新たなキャラクターを作り出すものです。ギャルメイクっていうのは、本当の自分の気持ちとか感情とかを素直になれたり。自分を奮い立たせるためにやるメイクだと思う。多様化する武装メイクについてもいくつか」
マツコ「武装?また出てきた、キーワード。あたし昔中村うさぎに、『おまえのメイクは武装か』って言われたことがあるの。要は自分をそのまま出してるんだけど、その恰好をした時に、もっと言いたいことが言えたり、もっとやりたいことがやれたりするようにならない?戦闘服じゃないけど」
きぃりぷ「そうですね」
赤荻「新たなキャラを作り出すギャル武装メイク4選。千葉県、18歳、りあな。整形級ギャルメイク」
マツコ「うわー、特にやっぱりりあなは衝撃よね。全然そんなことする子に見えないじゃない」
赤荻「この子めちゃめちゃお嬢様なんですよ」
マツコ「ギャップがすごい」
赤荻「超お金持ちなんですけど、自分の顔、目とか鼻とか輪郭とかにすごいコンプレックスを持っている。整形する経済力はあるんですけど」
マツコ「でもそこまでメイクできるんだったら整形しなくていいわよね」
赤荻「ていうふうになれたんですよ。整形級ギャルメイクが解決してくれたって感じですね」
りあな「一番のポイントでアイラインをナチュラルメイクをする人よりも3倍くらい長く描いてます。目の倍くらいあると思う。次はオーバーラインを描いていきます。下のラインを目よりも外して描くみたいな。全然違います。マジ整形級です。ぜひやってくれたらうれしいです」
ナレーション「他にも、童顔に悩むみりちゃむが生み出したのは」
みりちゃむ「縁なしの色素が薄いカラコンをつけています。あとアイシャドウにもポイントがあって、4色、5色くらいできれいに縦グラデーションを作って塗っていくことをポイントにしています。目がぱっちり見えやすくなって、きれいな感じに見えます。ハーフギャルメイク完成しました」
えりぴ「えりぴです。今から目を5倍に大きくしていきたいと思います。垂れさせて終わりぐらいのところを跳ねさせるって感じです。ここの下のところを描いていきます。垂れ跳ねの鬼ラインのところを下りさせて、ここの線とつなげます。あとは中を埋めるだけ。これが目を5倍にする魔法の化粧になっています。鬼ライン詐欺メイク完成です」
「神奈川県のせいな、19歳。チャイボーグメイク。韓国メイクとかめっちゃ流行ってたじゃないですか。オルチャンメイクみたいなの。今けっこう中華寄りのチャイボーグメイクが流行ってて。せいなはギャルママなんですよ。子どもいるんです、2歳。最近で言うと、中華系のメイクとかも好きなので、ギャルメイクプラスチャイボーグメイクを取り入れて、この顔になる」
せいな「アイシャドウは明るい色。いつもの3倍くらい濃く塗ります。アイラインはお人形感を出すために、極黒。めちゃくちゃ黒の極太のアイラインを使っていきます。リップはめっちゃ発色するピンク。とりあえず発色させるのがポイントです。ぜひマネしてみてください」
マツコ「すばらしい。テクニックがすばらしい」
赤荻「独自で開発したテクニックになるんです」
マツコ「あたしこれができる人って、相当クリエイティブだと思うのよ」
きぃりぷ「私これでもかなり落ち着きました」
赤荻「歯止め効かない時期があったので」
マツコ「どういう感じだったの?歯止め効かない時って」
きぃりぷ「マッキー使ったりとか、訳わからなかったですね。シール貼っつけたりとか」
マツコ「あたし昔アイラインを筆ペンで描いてた」
《ギャルの知られざる生態!人生ハッピーのやり切るマインド》
赤荻「ギャル雑誌から学べることは、ファッション、メイクやったんですけど、他にもあります。やりきればワンチャンある。ワンチャンって超大事で」
マツコ「大事よ。でもワンチャン以上に大事なのがその上よ。やりきることが大事なの。中途半端じゃワンチャンは無いよ」
赤荻「そうなんですよ。中途半端じゃなくて、私も遊びに遊んだからこそ、今編集長っていう立場をやらせてもらっている。大事なのは自分のやりたいこととか、恥ずかしくてもワンチャンやりきってみちゃうみたいな。そういう精神が大事だと教えてくれます、ギャル雑誌は」
マツコ「じゃあやりきった先に全部成功が待ってるわけじゃないのよ。ただあたしもだけど、やりきれなかったらここにはいないのよ。どこかで自制心が働いていたり、あたしってこれでいいんだろうかっていう、人としてとか考えちゃったら、たぶんここには座っていないのよ。そこでやれるだけやるかっていう。半分開き直りにも似た、そういうものがあった先に。これはたまたまですけど、でもそれをやってなかったらたまたまもないわけよ。これはその通りでございます」
赤荻「ハッピーな人生を送るためのマストアイテムがあります。ギャル雑誌ならではなんですけど、パンストです」
マツコ「急すぎるんですけど」
赤荻「パンストわかりますか?パンストかぶってみたいな」
マツコ「かぶるパンストのこと言ってるの?普通にパンストとしての用途ではなく」
赤荻「こんな感じでeggでは使ってます」
(モデルたちがパンストをかぶって普段とのギャップを競うegg伝統の企画)
赤荻「パンストがめちゃめちゃおもしろいっていうことではなくて、こういうちょっと恥ずかしいことも楽しんでやってみた先に、メンタルが鍛えられるし」
マツコ「パンスト相撲的なことを躊躇せずにやったほうが楽しいぞ、っていう意味のパンストね。わかりづらいわ」
赤荻「桃々って子は今もeggモデルで、カラコン作ってたりとか」
マツコ「いくつ?」
赤荻「20歳になりたてくらい」
マツコ「20歳?」
赤荻「ぴとは水着のブランドとエステサロンをやってる」
マツコ「今いくつ?」
赤荻「21です」
マツコ「21でエステサロンやってるの?」
赤荻「経営してる女社長です」
マツコ「50歳を前にがんばらないと」
赤荻「この子たち、たぶん令和だからこそかもしれないんですけど、SNSの使い方がすごく上手」
マツコ「無理だ。無理だった。まずスマホを使うところから始めないと。でも刺激になるわ。もうちょっとがんばります。あとうれしかったわ、あなたたちに先輩って言われて。あたしも気持ちだけはギャルのつもりでいたからさ」
赤荻「ギャルに年齢は関係ないので」
マツコ「ギャルに年齢は関係ない!」
~完~