2021/05/11放送
マツコの知らない世界
https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/
2018/07/03放送分
'関東の激辛料理店を8割巡った親子'
石井夕紀(イシイユウキ)さん(以下、夕紀)
石井幸子(イシイサチコ)さん(以下、幸子)
マツコ「激辛好きの人に共通するちょっとした痛々しさがあっていいわよね。すてきですよ。親子共通で流れています」
夕紀「いったい私たちが何者の親子なのか、プロフィールを持ってきました」
幸子「母、幸子。旧姓小林幸子。小林幸子さんと同世代です」
マツコ「同い年で同姓同名。すごい」
幸子「18歳、ピザ一面にタバスコをかける食生活」
マツコ「あたしも最初タバスコかけ始めた頃、アホみたいにかけてました。冷凍グラタンを買ってきて、致死量ぐらいタバスコをかけて食べていました。この世にこんなウマいものがあるのかと思って」
夕紀「そんな母ですが、その娘、私夕紀。3歳から七味唐辛子をお味噌汁にかけていて、30歳のときに辛いものの食べ過ぎでドクターストップ」
マツコ「どういう症状になるの?辛いものを食べ過ぎると」
夕紀「胃潰瘍になったんですけど、私はすごく自分が繊細だから胃潰瘍になったと思った」
マツコ「今日お話しし始めてまだそんなに時間経ってませんけど、今のところ繊細な要素は微塵もありません。あたしは辛いのちょっと強いほうなので。えげつない辛いのはダメよ」
夕紀「私たちもそれはちょっと許せないんですよね。やっぱり旨い、辛いっていうのがあってこそ」
幸子「スープの味が出る七味唐辛子が」
マツコ「ようやくお母さんが主張してくれて」
夕紀「普段我が家で食べている旨辛料理を今日は最初にご挨拶がてら食べていただきたいと思います。私たち家でたこ焼きをよくやるんです。その時に考案したソースがすごくおいしくて。まずは一口召し上がってみてください」
マツコ「これ何が入ってるの?」
幸子「中はチーズ、トマト、バジル。イタリアン系が入っています」
マツコ「おしゃれなたこ焼きね。どれくらいつけるの?これぐらい?」
幸子「乗せて召し上がってください」
マツコ「あたしこれぐらいだと全然辛くないわ。辛いは辛いよ。辛いな~くらい」
幸子「どうですか、旨みは」
マツコ「うまい。トマトっぽい感じがして。おいしい。これ何が入ってるの?」
夕紀「サンタフェっていうステーキハウスの独特のスパイスを、最近アマゾンでも買えるんですけど、このスパイスじゃなきゃダメで。あとはハバネロタバスコを混ぜて」
マツコ「トマトの風味がしたのはトマトが入ってるからだったのね。おいしい」
幸子「よかったです」
ナレーション「激辛好きの間で自分がどれほど辛い物を食べられるかの目安となっている、ココイチのカレー。今回は普通から10辛まで、11種類を用意。マツコが旨辛いと感じるのはどこなのかをチェック」
夕紀「辛い物好きって、『辛い物好き』って言うと必ず『ココイチ何辛?』って合言葉みたいに」
マツコ「そんな記憶はございません。何辛だったんだろう。あたし遠い記憶で覚えてないんだよな。5くらいからいってみようかな。あ、全然大丈夫だわ」
夕紀「すごいやっぱり。10辛までいけるかな?」
マツコ「今日喉にすごいくるわ。暑くなってから素っ裸でエアコンいれるようになったから。あたし裸で寝てるじゃん?裸で寝てるのよあたし。だからこの時期必ず一回喉やられるのよ。7辛、まだおいしいわ。8辛、このへんからもうあんまり変化なくない?7くらいから変わらないよね?」
夕紀「変わらないです」
幸子「普通が1として、5辛は12倍、10辛は24倍だそうです」
マツコ「普通を食べてみようか。もう粘度が違うわよね。甘っ!こんな機会ないもんね。おもしろいね」
夕紀「幸せですね、見てるだけで」
マツコ「あたし旨さっていう点で考えると、8辛が一番おいしいかもしれない。あたし8辛が一番甘みを感じる」
《親子それぞれ厳選!元気がもらえる旨辛料理》
夕紀「辛さの中のフルーツの甘みがたまらない、『辛ちゃん』激辛手羽先」
ナレーション「新大久保にある韓国料理店、辛ちゃん。ピリ辛プルコギやチャーハンなど、辛い物好きにはたまらない人気メニューの中で、夕紀さんが絶賛するのは毎年新宿で開催される激辛グルメ祭りで大好評となった激辛手羽先」
夕紀「辛いだけではなくて、30種類のフルーツの甘みが」
マツコ「ウマそう」
夕紀「ニンニクとフルーツの味がすごい効いてて。すごい甘いんです。あとからけっこうくるんですけど、辛いだけじゃなくて旨辛で」
マツコ「おいしい。これ上に乗ってるの何?トッポギ?」
夕紀「トッポギ。お好きですか?」
マツコ「あ、本当だ。これけっこうあとからくるね。すごいタイムラグでくる。相当辛いよ。ビールだめ?」
夕紀「私たちビールが一番激辛にやっぱり合うと思っていまして」
マツコ「だよな。じゃあ正式な乾杯。…あなたたち、一気に飲むのね」
幸子「青唐辛子の香りと鶏肉の旨みのハーモニー、『珍々』家郷鶏」
夕紀「よだれ鶏っていう四川料理の、おいしすぎてよだれが出てしまうっていう鶏なんですが、なんとこのお店は青唐辛子ベースで見た目も白いよだれ鶏ってすごく有名。一口食べて絶叫するくらいおいしいのでぜひ召し上がって」
幸子「鶏の旨みがばっちり」
マツコ「確かに珍しい見た目だね。絶対おいしいと思う」
幸子「裏切りません。青唐を多めに」
マツコ「これウマい」
幸子「スープと鶏肉と青唐の三位一体。絶対辛さが増さないで、鶏肉の旨みとスープで、本当においしいです」
マツコ「これかなりおいしいよ。このスープ、お蕎麦とかにつけて食べたらおいしいと思う」
夕紀「このスープは常連さんがご飯をかけて最後に食べる」
マツコ「ご飯にこれをかけるの?これあたし麺でもおいしいと思う。パスタもいけると思う」
夕紀「辛さの中の漢方の風味がたまらない、『四川DINING望蜀瀘』二色火鍋。火鍋は私が火鍋の世界で出ても誰にも負けない」
マツコ「辛い物全体も好きだけど、特に火鍋が好きなんだ」
夕紀「私ここでお誕生日会もやるくらい好きなので」
マツコ「誕生日の人が好きな所でやるべきだとは思う」
ナレーション「関東中の激辛料理店を巡った石井親子が絶賛する、四川DINING望蜀瀘。この道20年、本場四川のシェフが作る、辛くて旨い料理はさまざまなメディアが絶賛。麻婆豆腐や担々麺など、辛い物好きがうなる絶品料理の中で特においしいと言われるのが、二色火鍋。果たしてそのお味は」
夕紀「特徴としては、普通シビレがかなり多いんですけど、ここは辛さとシビレがちょうどぴったり同じくらい」
マツコ「普通の火鍋よりトロッとしてない?なんか甘みがあるっぽいっていうか。あたし厚揚げが好きなの」
夕紀「お口に合うかな?」
マツコ「もう麻痺してるのかなんなのかわからないけれど、全く辛くないわ。普通においしいです。なんだろう、山椒系というか」
夕紀「火鍋って漢方の風味もクセになりますよね。おいしいー!」
マツコ「そんな?もうけっこう食べ慣れてるでしょ?」
夕紀「火鍋って手作りなので、だいたいお店は味にムラがあるんですけど、このお店はいつも同じ状態というか」
マツコ「そうなんだ、けっこうみんな味変わるんだ?」
幸子「辛さの中の魚粉が際立つ、『寿がきや食品』辛辛魚らーめん辛辛MAXバージョンⅡ」
夕紀「袋麺では想像できないような味がするんです。魚粉の旨みがすごくくる」
マツコ「これどこで買ったらいいの?スーパーとか行くとあるのかな?」
夕紀「いつもアマゾンで段ボールで買っている」
マツコ「聞いたあたしが悪かったわ」
夕紀「たぶん、一口目想像してる50倍くらいおいしいです。麺を召し上がってください。麺がおいしいです」
マツコ「ああ、これ確かに」
夕紀「袋ラーメンの域を超えてますよね」
マツコ「最近のインスタント麺ってすごいわね。おいしい」
幸子「かつおの出汁と、このまったり感が、からむところが絶妙ですね」
夕紀「この辛辛魚に合うので、ひとふりずつ」
(「日本一辛い黄金一味」、「超鬼殺し」)
マツコ「すごい黄色いのなんで?」
夕紀「これは黄金唐辛子といって、最初から黄色い唐辛子があって、日本で一番辛い唐辛子って言われているみたいですね。ダイレクトにバチっとくるんですよ」
マツコ「潔い。『はい、私辛いでしょ』っていう辛さ。なかなかいいね」
夕紀「ペペロンチーノとか、洋風の味を変えたくないものにはこれが一番」
マツコ「たしかに、このベースのスープとかの味は全く変わらない」
夕紀「今度、こちら新潟の唐辛子」
マツコ「これが旨味系ね?」
夕紀「こちらはトマトソースとかにもすごく合います」
マツコ「確かに味が変わる」
夕紀「コクが出るので」
マツコ「ちょっとまろやかになる」
夕紀「この2つをブレンドすると、最強だと私は思っているんです」
マツコ「でもなんだろう、七味の感じもきらいじゃないんだよね。お母さん七味派だもんね」
幸子「そうです。なないろ派」
マツコ「あたしも柑橘系の香りがしたり、山椒の香りがしたりするの、きらいじゃないかも」
夕紀「世代もあるかも」
マツコ「世代じゃない。おまえのほうに近いよ、どっちかって言ったら」
~完~

