2020/08/11放送

マツコの知らない世界



《暑い夏、さっぱりしたい人にオススメ。しゃばしゃばカレーの世界》

2020/02/25放送ぶん



'3人合わせて23年8か月!毎日カレーを食べ続ける、連続カレー三兄弟'
南場四呂右(ナンバシロウ)さん(以下、南場)
福岡裕介(フクオカユウスケ)さん(以下、福岡)
竹中直己(タケナカナオキ)さん(以下、竹中)


マツコ「この赤の他人がユニットを組んでる感じ。なんだろうなあ。着てるものとかも含めて全面的に今のところ許せないんですけど。今のところですよ。おしゃれカレー野郎さんたちなんじゃないかなっていうね」
南場「違いますね」
マツコ「違うか。本当違う?ああでもね、よくよく見たらこの人(南場)だけちょっと違う気がしてきた。あとの2人が乗っかり気味なんだよね」
竹中「そんなことないですよ」
ナレーション「1日1食必ずカレーを食べる生活を送る男性3人で結成された、連続カレー三兄弟。そんな3人が毎日カレー生活を続けて、わかったことがあるという」
竹中「それがこちらなんですが、一番クセになるのは」
三人「しゃばしゃばカレーです」
マツコ「だめ。やり直し。せっかくそろえて言うんだったら、(野太く)しゃばしゃばカレーってやるのよ。『しゃばしゃばカレー』だからね」
ナレーション「カレー三兄弟が行き着いたもの、それがしゃばしゃばカレー。爽やかでフレッシュなさらさらスープは、この夏さっぱりしたい時にピッタリ。カレーに人生をささげた男たちが厳選。この暑い夏、さっぱりする絶品しゃばしゃばカレー3選をご紹介」

南場「しゃばしゃばカレーの魅力、『酸味・さわやかさ』です。日本のカレーライスで、『酸味がおいしいね』とか、『さわやかだね』とかって、ないじゃないですか」
マツコ「それやられたら困るところもあるしね」
南場「困るじゃないですか。なので、しゃばしゃばカレーの魅力として、酸味・さわやかさを楽しめるという、普通の話をしています」
マツコ「いやいや、いいんだよ」
南場「そんな私がオススメする」

辛味・酸味・甘味の黒い三連星
「curry草枕」(新宿二丁目)
なすトマトチキン

マツコ「二丁目?どのへん?」
南場「こっちの御苑側です」
マツコ「最近こっちすごいのよ。ちょこちょこお店ができて」
南場「黄色い看板。手書きの看板」
マツコ「あたしが想像してたのとは違う」
南場「そしてこの中に入ると。ビルの中に」
マツコ「やべーなこの店!」
南場「そうするともう待ってるお客さんもいるし、店内も待ってる人がいる」
マツコ「え、ちょっと待って。急になに、このスペース。マンションでしょ?」
南場「マンションの一室です」
マツコ「いやおもしろいね」
南場「このカウンター席が壁に向かってて、カレーに集中して人の目を気にせず。そんな『curry草枕』のなすトマトチキンご用意いただいてるので」
マツコ「なすトマトもいいわよ。いいわよ、組み合わせ的に。まずいただくよ。...これはね、カレー味のポタージュを食べてるような。野菜感がすごい。ほぼ野菜じゃない?水使ってないでしょ?」
南場「ほぼ使ってないです」
マツコ「野菜の甘さとか苦味とか、全部すごい。すごいよね、この中に入っている野菜の量。ほらもうポタージュじゃん、ほぼ。これでミルク入れたらポタージュよ」
南場「大量のタマネギと煮込む感じですね。カレー一皿にタマネギ一個丸々入ってる感じ。スパイスを入れて。この鶏肉も、後入れの鶏肉で。プチトマトは30秒ぐらいしか熱してないので、ぜひ途中でトマトをつぶしてですね、酸味を楽しんでいただきたい。ぜひつぶしてフレッシュな酸味を召し上がってみてください」
マツコ「ああ、なるほど。つぶして。つぶして、みんな」
南場「おお、やったあ。うれしい」
マツコ「お兄ちゃん、普通」

竹中「もう一店舗、ご紹介したいお店がございます」

麦ご飯を取り囲む三日月の湖
「すぱいす」(荻窪)
日本ほうれん草とカッテージチーズの骨付きチキンカリー

マツコ「ちょっと待ってよ。ほうれん草とチーズじゃないですか」
竹中「荻窪駅西口から徒歩2分ですね。こちらにある『すぱいす』さん」
マツコ「行列!」
ナレーション「スパイスを感じるルウに、フレッシュなほうれん草と酸味のあるチーズが加わることで、暑い夏でもしつこくなく食べられるさっぱりカレーに」
マツコ「あ、そんな辛くないんだね」
竹中「マツコさん、きわきわのここを、こうやってちょっとずつ混ぜて食べて。ご飯に染み込ませて」
マツコ「無意識のうちにやってた。あれ、あたしやっぱりあれなのかな?最終的に三男なのかな?」
竹中「こちら調理工程になるんですけど、銅鍋で。これあんこ作る鍋なんですよね」
南場「うちの実家和菓子屋なので、あんこ作るのこれ本当にあるんですよ」
マツコ「新情報」
ナレーション「ここにうまみのつまったブイヨン、さらにひきたてのスパイスを加え、しゃばしゃばカレーのベース、80皿分が完成」
竹中「ここでカッテージチーズ、それと日本ほうれん草ですね。これがいいんですよ。ほうれん草の味がすごいしっかり」
マツコ「すごい、ほうれん草が」
竹中「これがご飯に染み込んで」
福岡「日本ほうれん草って、在来種のほうれん草なんですよね。育つのも、時間かけて育てる」
マツコ「葉っぱがちょっと小さいね。いつも見慣れてるほうれん草より。なんていうんだろう、けっこう和な感じ。ちょっとおだしっぽいというか」
竹中「実は隠し味がありまして、三年発酵させた味噌が入ってるんです」
マツコ「yeah」
ナレーション「ちなみに三兄弟いわく、普通のカレーに味噌汁やめんつゆを加えるだけで、自宅でも簡単にこくのあるしゃばしゃばカレーができるという。みなさんもぜひ、この夏ためしてみては?」

ナレーション「そして最後は次男の福岡さん厳選。現地のスパイスをふんだんに使い、一度にさまざまなさっぱりスープを楽しめる南インドのしゃばしゃばカレー」

口の中でスパイスが踊る!マハラジャ
「スリマンガラム」(経堂)
ノンベジミールス

福岡「小田急線の経堂駅っていうところなんですけど、北口から徒歩3分くらいですね。すずらん通り商店街の中にあります。このお店、できたばっかりで、オープンが1月3日。都内の有名店を渡り歩いた名シェフなんです。マハリガムさんのカレーの特徴は、ぜいたくにたくさんのスパイスを油に香りを移していく。たくさん使うことで、華やかな香りを立たせる。これが第一段階。よく使うのがカレーリーフというハーブというか、木の葉っぱなんですけど、この香りもすごい入ってて。ミントも使うんですよ」
マツコ「カレーリーフって、月桂樹じゃないんだ?」
福岡「違います。月桂樹じゃないんですね」
マツコ「ずっと月桂樹だと思ってた」
福岡「最後にパウダーのスパイスを入れることで、華やかな香りになると。一口目からガツンとくるスパイスっていうのは、マハさんの料理の特徴だと思います。今日、お呼びしているので」
マツコ「あら。伝説?」
福岡「伝説です」
マツコ「ありがとうございます」
福岡「これミールスという、南インドの定食です。お昼ご飯とかで、みなさんこういった形で食べる。ライスにどんどんカレーをかけて食べていく」
マツコ「どれからがいい?」
福岡「そうですね、サンバルと言われる」
マツコ「これね」
福岡「はい、野菜のカレーです」
マツコ「これなんだろう?」
マハリガムさん「mango」
マツコ「マンゴー?マンゴーとナス?...辛いって思って口に入れたら、甘いぐらいに感じるんだけど。全部辛くないのよね」
福岡「そうなんですよ」
南場「そうなんですよぉー」
マツコ「お兄ちゃん下手くそね」
福岡「次はチキンを」
マツコ「これはもう王道ですね。...ああ!これ南だよね?」
福岡「南です」
マツコ「これが北だと、あのバターっぽくなるんだ?」
福岡「もうちょっとオイリーというか」
マツコ「うん、おいしい。なんかシチューみたいだね」
福岡「そうですね、豆のシチューみたいな感じですね」
マツコ「(南場さんを見て)ガンガン食ってるな」
南場「めっちゃおいしい」


《暑い夏、刺激がほしい人にオススメ。ドライカレーの世界》

2019/08/20放送ぶん

 


'カレーを3000軒食べ歩いてドライカレーに行き着いた男'

松宏彰(マツヒロアキ)さん(以下、松)

 


松「僕がドライカレーの魅力を3つにまとめてきました。スパイスが密集。食べた瞬間脳にガツンと来る快感」

マツコ「大丈夫ですか?ドライカレーだけでした?アレンジしてませんでした?」

松「アレンジしてません。ドライカレーって水分がないので、辛さだったり、あとスパイスの刺激っていうのを舌でダイレクトにガツンってくる快感みたいな部分が、ドライカレーの最大の魅力かなと思っています。例えば徹夜したあとや頭がモワっとしたときに食べると、脳がスッキリするわけですよね」

マツコ「仕事何やってるの?」

松「いろんな映像を作ってます。CMとかアニメとかを作ってる会社なんですけど」

マツコ「じゃあ徹夜が多いわよね」

松「徹夜がすごく多いです」

マツコ「カレーくらいがいいよ」

松「そうなんです。変なものには手を出してないです」

マツコ「黄色い粉しか手出してませんよ」

ナレーション「口に広がるスパイスの香りと辛さが人気のドライカレー。今夜ガツンとくる刺激こそがドライカレーの魅力だという松さんが暑い夏、刺激がほしい人にオススメ。スパイスが脳に直撃する究極のドライカレーをご紹介」


松「ガツンという快感を味わえるお店に行くにはこちらです。ドライカレー激戦区、神宮前の店を狙え」

マツコ「今神宮前が激戦区なの?」

松「はい。マツコさんご存じかもしれない、神宮前に『GHEE』っていうお店があって、伝説のお店です」

マツコ「あたしこれ知ってる」

松「はい。ファッションデザイナーのNIGOさんがもともとバイトしてたんです」

マツコ「あ、そうだ。あたしそれで聞いたことあるんだ」

松「『GHEE』が名前を変えて復活してるんです」

マツコ「そうなんだ。このコーン入りがね」

松「そう。すっごいおいしいです」

マツコ「すごい話題になったのよ昔」

松「周りに音楽関係の人とか、映像関係とか、ファッション関係のとか、いっぱい事務所があるんで、夜遅くまで働いてたりする。そうするとさっき僕らが話してたみたいに無性に食べたくなることが多くて。そんな神宮前でオススメなのがこれ」


ドライカレー激戦区 神宮前の名店

「MOKUBAZA CURRY&BAR」

ナッツキーマカレー


 松「この『MOKUBAZA』というカレー屋、今すごくおしゃれになってるんですけど、すごい行列ができていてキーマカレーを食べるために並んでるんです。ここ、もともとバーだったんです。バーだったんですけど、ドライカレーが人気となって、今お昼はカレー屋として営業したらあんな行列になってるっていう」

マツコ「ナッツは絶対に合うわよ」

松「カレーが好きな人は割とナッツも好きだしチョコレートも好き」

マツコ「そうね。コーヒーとか」

松「どうぞ。最初は崩さずにガツンを楽しむ。どうですか?」

マツコ「けっこう懐かしい系。スパイスはすごいね」

松「くるんですよ。ガツンときて」

マツコ「おいしい」

松「またナッツの食感がいいアクセントになって」

マツコ「ナッツ良いわ。うまいね。やっぱドライカレーはうまいね」

松「たまんないですよね。このガツンとくる感じ、実は決め手のスパイスは、ブラックペッパーなんです。インド産の高級なブラックペッパー使ってるんです。ブラックペッパーって原産地がインドなので、インドのブラックペッパーっていうのはすごく抜けるような香りで、爽やかな辛さになるという」

マツコ「あたしドライカレーは好きだわ」


松「お店選びの時に、忘れてはいけないポイントというのがひとつあります。ドライカレーを選ぶなら、コーヒーがうまい店を選べ。コーヒーの香りにうるさい人は、カレーの香りにもうるさいんですよね」

マツコ「まぁひとことで言うとちょっとヤバい人ってことね」

松「そうです。焙煎の香りであったり、スパイスも焙煎しますから、やっぱり共通するところがある。カレーがおいしい店はコーヒーがおいしい、コーヒーがおいしい店はカレーがおいしいっていう店がけっこうあります。そういうちょっとおかしい人たちっていうか、文化人いっぱいいるのは新宿。この『カフェアルル』っていうお店は、インドオムラっていうメニューなんですけど」

マツコ「インドオムラ?」

松「ドライカレーをワーっとかきまぜたご飯の上に卵をくるんで」

マツコ「うわ、ヤバい。これ出して。インドオムラ出して!」

松「ケチャップの代わりにカレーを」

マツコ「インドオムラ出して!」

ナレーション「ほかにもこだわりのオリジナルブレンドや、五穀米に合うカレーが人気の『BERG』など、レベルの高いお店が並ぶ新宿界隈から、松さん厳選、脳に最も刺激がくる、最強ドライカレーをご紹介」

 

抜群のコーヒーとドライカレーでマニアの聖地と呼ばれる

「カフェ ハイチ」

ドライカレー

 

マツコ「これはもう。新宿のカレーって言ったらこちらですよ」

松「実は今中野にある」

マツコ「どうしちゃったの?しかもなんで看板ガムテープで貼ってあるの?え?何が起きたの?」

松「実は、1976年新宿にあって、本店は2011年に一時閉店」

マツコ「ちょっと嘘でしょ?」

松「僕もめちゃくちゃショックだったんですよ2011年。みんなで復活させてくれってことで、中野に本店が復活したんです」

マツコ「マスターそのまま?」

松「はい。復活したんです」

マツコ「よかった。中野だったらまだオカマも行きやすい場所でよかったわ」

松「ということで、今日復活したハイチのカレーご用意しています」

マツコ「懐かしい」

松「器もそのままで来ていただきました」

マツコ「最初これ衝撃を受けた。あたしたぶん全然わからないと思うんですけど、今より半分くらいの大きさのとき、お伺いしてたんですよ」

マスター後藤さん「そうですか、ありがとうございます」

マツコ「よかった、びっくりした」

松「じゃあカレーのほうから思い出しながら食べてください。これはやっぱり食べてる人にもそうだし、いろんなカレー屋の人にも影響与えていると思いますこのカレーは。このちょっと煮詰めた感じと」

マツコ「うっま」

松「これこそいろいろ若い頃思い出しませんか?」

マツコ「泣きそうになる」

松「カレーってそういうのありますよね」

マツコ「懐かしいわ」

松「つらかった頃にドライカレーでなんとか乗り切ったっていうカレーって、これだったりする」

マツコ「あっそう、同じ時期に辛かったんだね。しょっぱかったわよ。銀行口座がマイナスなのに食ってたからね。いやあたしこれ良かったわ」

松「味が全く変わってなくって、なんで変わってないかって聞いたんですけど、これすごくて。マスター他のカレーを一切食べてないんですって。この味がくもらないように」

マツコ「すばらしい」

松「引っ張られるじゃないですか」

マツコ「影響されちゃう。自分の中で大事にしてるもので作ってるものじゃない?だからこれだけでいいっていう覚悟が必要よね」

松「ハイチといえばこれ食べたあとのコーヒーですよね。そのまま飲むんじゃなくて、こちら。ブランデーなんですよね。じゃあぜひ。3滴くらいですか?」

後藤さん「もうお好みですからね」

マツコ「これぐらいだったねあたしたぶん」

松「ハイチのドライカレーって口に残ってるじゃないですか。それがコーヒーに流されてもう一回スパイスがフワっと開くみたいな」

マツコ「ここにたまってるのも使ってやるんだよね。もう一回戻して。今日はもうテレビなんでやりませんけど」

松「クチュクチュやってましたよね」

マツコ「クチュクチュやります。やりますよね?」

後藤さん「私もやります」

マツコ「やりますよね」



《暑い夏、疲れた体を元気にしたい人にオススメ。カレーパンの世界》

2016/04/26放送ぶん



'日本カレーパン協会会長'

佐藤絵里(さとうえり)さん、(以下、佐藤)



佐藤「私のプロフィールです」

マツコ「あら、行政書士」

佐藤「カレーパン協会の活動をするので、自営業のほうが動きやすいかと思いまして」

マツコ「あら!それちょっといいですか、見せていただいて。これ近くでみたい。これ森英恵さんのデザインの時代。『スチュワーデス物語』と同じ制服よね。あたしこれ完コピで作りました。元CAといってもいろんな仕上がりが待っているのね。『少食のため1日の栄養素の8割をカレーパン』ってことは、その朝食以外はあまりお食べにならないの?」

佐藤「夜はお酒を飲みながらおつまみを軽く」

マツコ「お昼間は?」

佐藤「お昼ごはん食べないです」

マツコ「それを何年間?9年間?」

佐藤「9年間、そうですね、毎朝カレーパンになってから。でも全然体調は健康で。風邪をひかなくなりました」

マツコ「カレーパンで風邪をひかなくなりました?なんだろう、この根底に流れる扉を開いていない恐怖というかね」

ナレーション「高級食パンやコッペパンブームの中、不動の人気を誇るのがカレーパン。その魅力を教えてくれるのは日本カレーパン協会会長、佐藤絵里。ヘルシーな野菜や肉のうまみが溶け込んだルウを油たっぷりの生地で覆ったカレーパン。まさにこれこそ最も手軽にパワーチャージできる究極の食べ物だという佐藤さんが、暑い夏、疲れた体を元気にしてくれる絶品カレーパン3選をご紹介」

佐藤「まずこちら。89年間愛される味、『カトレア』元祖カレーパン」

マツコ「名前だけは聞くけど、食べたことない」

ナレーション「老舗カレーパン屋がひしめく都営新宿線。森下駅から徒歩1分にあるカレーパン発祥の店と言われる『カトレア』。そんな老舗店イチオシ元祖カレーパンのお味とは?」

マツコ「形もカレーパンマンのまま」

佐藤「そうですね、典型的なラグビー形」

マツコ「うまい」

佐藤「すごくあっさりした味で、昔なつかしい感じの味わいがすると思う。カレーも、薄皮のカレーパンの中にぎっしり入っているので。1日3回カレーパンは揚げたてが出てくるので、その時間に合わせてお客さんが買いにくる」

マツコ「そんなにスパイスがガッてくるんじゃないんだけど、すごいコクがありますね」

佐藤「素朴なやさしい味わいなので、誰でも子どもでも大人でも食べやすい味わいになっています」

マツコ「これすごい今日楽しみ。こんなのがいっぱい出てくるのね。うれしい」


佐藤「続いてはホテル仕込みのこだわり棒カレーパン。『ペストリー&ベーカリーGGCo.』TOKYO カレーパン」

ナレーション「サラリーマンに人気のパン屋さんが多い京急本線。北品川駅から徒歩5分、東京マリオットホテル内にある『ペストリー&ベーカリーGGCo.』。ホテル自家製のTOKYOカレーパンのお味は?」

マツコ「重い!これはホテルっぽいカレー。え、これ生地」

佐藤「生地がすごいモチモチ」

マツコ「なにこれ?すごい、本当おもちみたい」

佐藤「まるでおもちのような食感、これはパン生地にタピオカを練り込んで作られてるからだそうです。ホテル自家製のビーフカレーとこのパン生地がすごくバランスのとれた」

マツコ「カレーもおいしい」

佐藤「この形がアメリカ系のホテルなので、ラップサンドみたいに片手で食べながらお仕事できるようにっていうことを考えられてこのような形に」

マツコ「これは初めてだわ。モチモチ度合いがね、半端じゃないモチモチなのよ。すごい。今でいろんなものここで食べてきたけど、振り幅的にいったら一番すごいかも。カレーパンってだいたいいっしょだろくらいに思ってたけど、すごいね」


佐藤「カレーパンは和食。日本酒がすすむカレーパン『ianak!』お豆とれんこんのカレーパン」

マツコ「うわ、うれしい」

佐藤「新しいおしぼりが来ましたね。おしぼりでございます」

マツコ「やだ、高級料亭みたい。さすが元CAね。急にスイッチはいるのよ。うれしい。ありがとうございます」

(日本酒をお酌する)

マツコ「ありがとうございます。じゃあ佐藤さんも」

佐藤「うれしいですね。マツコさんからいただくなんて。とても光栄です」

マツコ「なにをおっしゃるんですか」

佐藤「カレーパンに乾杯」

マツコ「カレーパンにするんだ。初めてだわ、カレーパンに乾杯したの。いっしょにいきません?最後だけは」

マツコ「久しぶりです、ianak!さんのカレーパン」

マツコ「確かにこれは」

佐藤「シャキシャキしたれんこんの食感」

マツコ「絶対的にカレーパンなのよ。でも和惣菜を食べているような感覚にもなるね」

マツコ「すごい具がいっぱい」

(佐藤さんがお酌をする)

佐藤「どうぞどうぞ」

マツコ「ありがとうございます。ちょっと」

佐藤「まだゆっくりいただいております」

マツコ「ごめんなさい、ペースがおかしくて。友達のしっかりしたお母さんに叱られてるみたい」



《暑い夏、自宅で手軽に楽しみたい人にオススメ、レトルトカレーの世界》

2017年2月28日放送ぶん



'年間870食2000種類制覇'

一条もんこ(イチジョウモンコ)さん(以下、一条)



一条「レトルトカレーを食べるときのこだわりがありまして、1.食べる前に牛乳を飲む。2.温めたら5秒で食べる」

マツコ「いや、もう絶対無理だと思いますよ。5秒でしょ?こうやってご飯準備しといて、ザーッてやって捨てたらもう食べなきゃだめ?」

一条「それにも理由があるんです。これを温めていきます。距離がすごい大事で、スピードが命なので。スタートしてる間に牛乳を飲んでいただいて」

マツコ「もう飲むの?」

一条「はい。牛乳を飲むことによって血糖値を急に上げないっていうことが、太らないようにする食べ方のコツっていうのもあって」

マツコ「これ1杯飲んだほうがいいの?そんな飲まなくていいのね?これくらいでいい?」

一条「はい。大丈夫です」

マツコ「ほら、終わったよ」

一条「5秒です。どうぞ。この温度です」

マツコ「この温度がいいのね」

一条「今だいたい80度です。カレーのおいしい温度は75〜80度なんですよ」

マツコ「あ、でもおいしい」

一条「おいしいでしょ?」

マツコ「久しぶりに食べたけど、ボンカレーおいしいなやっぱり」

一条「私たちがなつかしい母親のカレーが、そのままパックになったって感じですよね。おいしいですね。早く食べないとどんどん温度が下がっていく。早く食べないと」

マツコ「全部このペースでやる人?」

ナレーション「他にも具材にこだわり、国産野菜や牛肉を使用したもの(ボンカレーネオ)から、ルウに国産トウガラシを使用したもの(ビーフカレーLEE)や、山椒を取り入れ、中華風に仕上げた本格辛口ビーフカレー(LEE麻辣ビーフカレー)など、進化が止まらないのだ。今回、一条さんが厳選、名店がプロデュースする最強のレトルトカレーをご紹介」


3種のブイヨンでコク深い!野菜まるごと本格派

スープカリーの匠

北海道産チキンの濃厚スープカレー

(ハウス食品)


マツコ「スープカレーはレトルトで食べたことないな。でかいね」

一条「はい、もうこれずっしりですよ」

マツコ「スープカレーは具がめちゃくちゃ大きいもんね。本場で食べるとイモがまるごと入ってるもんね」

一条「かなりそれに近いもので再現されている。『らっきょ』っていう」

マツコ「名店だね。その監修なんだ」

一条「絶対においしいっていう。スープカレーは私からしたら栄養ドリンクみたいな感じです。40度くらい熱だしたんですけど、これ食べたら治ったんですよ。だからたぶんこれはすごいんですよ」

マツコ「なるほど。でもテレビ見てるお母様方、お子さんが熱出してもスープカレーで済まさないでください」

一条「よく見えるということで、ボウルで出させていただいて。いい温度ですね。湯気が出て」

マツコ「うわうわうわ。この袋から出てきたとは思えないわよね。おでんみたいよね」

一条「こんなに入ってるんですよ」

マツコ「卵丸々よ」

一条「これで500円安いですよね」

マツコ「安い。これ本当すごい。まずスープだけで。スープカレーって物足りないのかなと思うんだけど、ものすごいコクあるんだよね」

一条「コクの出し方がレトルトカレーならではのおいしさ」

マツコ「ニンジンうまっ。やわらかい」

一条「歯がいらないんですよ、このカレー」

マツコ「溶けてなくなっちゃうの」

一条「口に入れるとなくなっちゃうんですよ。これって、中華麺入れてもすごくおいしいんですよ。ダシが麺にからまって、スルスルって。中華麺すごいオススメです。レトルトって思えないですよね」

マツコ「確かにこれ、風邪ひいたときにいいかも」

一条「わかっていただけました?」

マツコ「これからみなさん風邪ひいたとき、スープカレーがいいかもしれない」




《暑い夏、気分を上げたい人にオススメ、ダムカレーの世界》

2017年2月28日放送ぶん


'日本ダムカレー協会主催'

宮島咲(ミヤジマサク)さん、(以下、宮島)



ナレーション「実は今、カレー業界に新たなムーブメントが。日本全国のダムの形をカレーで再現したダムカレー。46都道府県で発売され、その数は180種類以上。最近ではテイクアウトできるダムカレー弁当(ピリカミニダムカレー弁当)や、自宅で手軽にダムカレーが楽しめる専用プレートが人気となっている。そんなダムカレーの魅力を教えてくれるのは、見てテンションが最高潮に達する食べ物、それがダムカレーだという宮島さんが遊び心満載、見て気分が上がる絶品ダムカレー3選をご紹介」

宮島「全国のダムカレー、いくつかご紹介したいと思います」


築造は飛鳥時代、日本最古のダムを再現

大阪府大阪狭山市

狭山池ダムカレー


宮島「これは西暦616年にできたダムです」

マツコ「なんのために造ったんですか?当時は」

宮島「灌漑用水といって、農作物を育てる。それでは狭山池ダム、ご覧ください」

マツコ「拝見いたします。食べるんじゃない、見るんだよ」

宮島「はい、狭山池ダムカレー」

マツコ「作るのたいへんそうね、これ」

宮島「小型カメラで、ダムをどう見るかみたいな感じで」

マツコ「なんのために?」

宮島「下から撮って『ダムだー』って感じで。『わー、すごい、アースダムだ』みたいな」

マツコ「え?」

宮島「土を盛ったものをアースダムっていうんですよ。『わー、すごい。この高さから見えないよダムは』みたいな」

マツコ「これが写真と同じだね。これあたしたち今何やってるんですか?」

宮島「ダム見学です」

マツコ「ダム見学をしてるのね」

宮島「よろしければ召し上がることもできるので」

マツコ「どなたかが作ってくださったんだろうし。おいしいですよ」

宮島「ありがとうございます。さらなるお褒めのお言葉。ダムの形に加え、味までのお言葉、ありがとうございます。このダムカレー、形は実は3Dプリンターで作ったらしいんですよ。狭山池の形をスキャンして、うまいこと」

マツコ「だからこんなきれいになってるんだ。たいへんおいしいです」

宮島「販売されてるのがフラワー狭山池店。どちらかというと、ケーキ屋さん的なお店」

マツコ「たいへんね、ケーキ屋さん。朝からカレー仕込まなきゃいけないんだから、たいへんよ」

宮島「『なんでこんなことやってるんだろ?』ってなってるかもしれない」

マツコ「本当に毒づくわね」


ダムマニア大興奮の一発放流

神奈川県愛川町

宮ヶ瀬ダム放流カレー


マツコ「すごい有名なダムなんでしょ?ダム好きの中では」

宮島「そうですね、関東地方にあるけっこう行きやすい、誰でも楽しめるダムです。だいたい2億トン」

マツコ「これすごいの?」

宮島「想像つかないですけど、黒部ダムと同じくらいの貯水量。毎週週2回くらい、観光放流というものをおこなっています。冬は中止してますけど。傘さしてるでしょ」

マツコ「あんな近い所に橋造ってくれてるんだ?」

宮島「すごい放流してる時は、雨みたいになってダム汁を浴びる」

マツコ「ダム汁!?」

宮島「はい、宮ヶ瀬ダム放流カレーでございます。またダム見学しましょうか」

マツコ「ダム見学しなくてもいいくらいシンプル。でもこの平ら具合がすごいですね」

宮島「ダムの天端って言いまして、歩いてわたれる所です。このダムカレーの最大の特徴は、放流ができること」

マツコ「あ、本当だ。あたしこれわかっちゃった。ここ栓抜くのね」

宮島「それバルブっていうんです」

マツコ「バルブね。いや、栓だろうよ。英語か日本語かだろうよ」

宮島「こだわっていただきたいです、ぜひとも」

マツコ「いきますよ」

宮島「僕も撮りたいです」

マツコ「放流するぞ」

宮島「おおー。いい感じの放流ですわぁ」

マツコ「せっかくだから崩さないようにね。おいしいかも。これすごくおいしいカレーです。ニンニクきいてるね。おいしい。ニンジン食べたい」

宮島「下流の山々を表現したニンジンとかですよね。今、山食べてます」

マツコ「じゃあこれはなんですか?」

宮島「それは発電所ですかね」

マツコ「発電所なんですか。あたし発電所食べるの?」

宮島「このウインナーも工夫されてまして、抜きやすいようにオリーブオイルを付けてある」

マツコ「ツルンっていくように?確かにおもしろかった。バルブを抜くとき」

宮島「まだ放流できるカレーがありまして。もう1品お持ちしました」

マツコ「放流タイプ?だんだんおもしろくなってきた、放流ダムカレー」

宮島「よかったー。やっと僕の夢が叶ったんですけど、宮島咲がやりたかった夢。憧れの豊稔池ダムのダムカレーを建設したい」

ナレーション「こちらが今回ダムカレーのモデルとなる豊稔池ダム。中でも最大の特徴がこちら。5つに連なったアーチの形式は、日本でもこの豊稔池ダムだけ。土台となる地盤が弱かったため、このような特殊な形になったという。そんな豊稔池ダムを完全再現するため協力してもらったのは、地元の人気洋食店(香川県観音寺市、洋食やまねこ)。さっそく宮島さんが考えた豊稔池ダムカレーの構想をシェフに伝える」

宮島「特徴が、マルチプルアーチ式ダムなんです。アーチが5個あるんです。このくぼみがない限りこのダムとは認識できない、第2の要素としまして、苔むし具合というか、この風格。黒と白の年老いたダムにしか出せない。この感覚をぜひとも出していただきたい。第3で一番大事なことが、ダムなので水をせき止めないといけない。高さがないといけない。高さが絶対ほしいなと思います」

オーナーシェフ合田達哉さん「がんばってみます」


宮島「豊稔池ダムカレー、ご覧ください。じゃーん。どうですか?」

マツコ「立派。合田さんすごいわね。あら、五穀米。これが苔?」

宮島「風化具合を」

マツコ「なるほど」

宮島「古代米っていうものを使って表現している。あとこのダムの特徴である5連のアーチ」

マツコ「食べ方難しいわね」

宮島「実は放流できます」

マツコ「えっ」

宮島「エビフライ抜いていただくと。放流」

マツコ「イメージと違う。でも放流するだけね」

宮島「放流できればすごいんですよ。これがさらにすごくて、観音寺市っていうのはちくわの産地らしいんですよ」

マツコ「どこに?あー!わかった!ちくわ取ったら大放流。あ、なにこれ?

宮島「なにか発見してしまいましたね」

マツコ「見てほら。うどん。もうダム関係ないわよね。でもすごいね、一皿でカレーうどんも楽しめちゃう。これダムカレー初じゃない?合田さんたいへんよ」

宮島「シェフの合田さんのお力ですね」

マツコ「うどんも現地のかしら」

宮島「もちろんです」

マツコ「カレーうどんウマい」

宮島「合田さんお呼びしてますので」

合田さん「はじめまして」

マツコ「どうしたのよこの暮らし。地元?」

合田さん「地元です」

マツコ「どうしちゃったのこれ?」

合田さん「どうしましたかね?」

マツコ「ねえこれ意外と作るのめんどくさいでしょ?」

合田さん「正直」

マツコ「ごめんね。普段は普通の洋食屋さん」

合田さん「昔ながらの洋食屋さん」

マツコ「ありがとうございます。ということでですね、以上で今日ご用意したダムカレー」

マツコ「あのね、想像以上におもしろかった」

宮島「ありがとうございます」

マツコ「まさか最後にヒッピーが登場するとは」


〜完〜