2020/07/21放送

マツコの知らない世界

 

'埼玉を日本一のうどん県にする会 会長'

永谷晶久(ナガタニアキヒサ)さん(以下、永谷)

 

 

 

 

マツコ「あれ?お会いしたことある?」

永谷「覚えていただいてますか?」

マツコ「何の回?」

永谷「東大うどん部の名誉顧問」

ナレーション「今から3年前、東大うどん部が出演した、『うどんの世界』。このとき、東大うどん部の名誉顧問として来ていた」

(2017年4月25日放送)

 

マツコ「覚えてる、この回」

永谷「放送で41秒くらい流れたんですけど」

マツコ「41秒数えたか。やっぱ香川県ってすごいんだね」

永谷「そうなんです、ぶっちぎりですね。うどん県という」

マツコ「だって毎日のように食べてるもんね、香川の人は。何が足りないと思う?勝つためには」

永谷「埼玉のうどんを埼玉県民がまだ知ってない状態なんです」

マツコ「想像以上にレベルは低かったわね。まず県民に知ってもらわなきゃいけないレベルから?」

永谷「そうですね、こちらを見ていただこうと思います。埼玉県民にアンケート、埼玉の残念なところは?3位夏が暑い、2位海がない、1位何もない」

マツコ「あたしは逆に、この間の『翔んで埼玉』もそうだけど、あそこまでイジられるじゃない?あたしみたいな仕事やってると、イジられることだってのはすごいことだってわかってるから、埼玉ってうらやましいなって思ってる。ああいうイジられかた千葉はしないから」

永谷「自虐も入っちゃってますね」

マツコ「それ気付き始めてるんじゃないかな、埼玉のかたも。自虐をするってことが効果的なんだっていう。だから埼玉の人はもう望んでないのかもよ。『名産とかいらねえんだよ!俺ら自虐で生きていくんだ』」

永谷「いやいやいや、違います。埼玉は何もない県じゃない。うどんがあるじゃないか!今こそ誇りを取り戻そう!」

マツコ「この温度がもう埼玉の人の望んでる温度じゃない気がするのよね。埼玉の人はものすごい絶好の場所を見つけたと思ってる気がするのよ。中途半端にまたうどんをそこでやっちゃうと、『中途半端』って、ごめんな。ごめん。今のはひどい。永谷は本気でやってるんだよ」

永谷「そうですよ」

マツコ「わかった。今ので反省した。今日はもう永谷を全面的に応援する。うどんがあるよ!埼玉には」

永谷「ありがとうございます」

 

 

《県民も知らない?埼玉&うどん 深~い関係》

 

 

永谷「まず埼玉のうどんなんですけれども、自宅で食べるおうどんがメインなんです。冠婚葬祭の時にシメで自宅で作っていた」

マツコ「え!?自宅で作っていたの?これはどの辺りの地域?」

永谷「僕の住んでる埼玉県の西部、それからちょっと上がって小川町とか寄居とか、あの辺でも確認はされています」

マツコ「どっちかって言ったら西側だ」

永谷「そうです。ただ、東のほうも、いまだにうどん打ち部屋というか、うどん打ち小屋があったりする。自宅でうどんを打つというのはかなりやられてました」

マツコ「昔はけっこうやられてたんだ」

永谷「うどんを打てない女性は嫁に行けないとか」

マツコ「きっと今埼玉のかたが一番驚いてると思うんですけど。『そんな話聞いたのとないわよ私』っていう。そうなの?」

永谷「これは県内どこでも見られてましたし。実際家で打ってるうどんを今日用意いたしました」

マツコ「やだ、おいしそう。ちょっと、これなに、このナスの。これはどなたが打ったの?」

永谷「これは小川町在住の田中さん」

マツコ「恵子?恵子が打ったの?」

永谷「そうです。これ何やってるのかわかります?」

マツコ「足踏み。恵子の足踏み」

永谷「すばらしい。さっき言ったようにうどんの機械が、うどんの棒だったりうどんの板が各家に置いてある」

マツコ「あの辺がやっぱ中心というか、小川町が」

永谷「今でも農業の従事者のかたが多いので、うどんを打つということが比較的に今でも残っています」

マツコ「うーまい。香りがすごいね。なかなか市販のうどんだと、ここまで小麦の香りしないもん。てか、小麦食ってるみたいだもん。食感はモチモチというよりはシコシコだよね。すごい強い」

永谷「埼玉ではワシワシというふうに言ってるんです」

マツコ「ワシワシ?」

永谷「これ今朝打ったうどんですので」

マツコ「シコシコのほうがいいと思うんだけど。恵子おいしい、これ本当に。きんぴら関係ないけど、食べてもいい?」

永谷「けれ恵子さん手作りです」

マツコ「この中に入れてもいい?」

永谷「つけても大丈夫です」

マツコ「ホウレン草とか入れて?」

永谷「このホウレン草、糧って言って、茹でたホウレン草なので味がついておりません。おつゆにつけて食べる」

マツコ「おつゆが相当濃いんだよね、味が。めっちゃうまい、これ。こういうお店ないの?この家庭のうどんを出すお店。これ流行るぞ。恵子始めちゃえばいいのに」

永谷「家庭の味ですね」

マツコ「うん、うまい」

永谷「うどんだけで食べるのとは違う食感。シャキシャキして良い食感になります」

マツコ「このきんぴらとホウレン草入れるとウマい。恵子の子どもになりたい。...子どもってほど離れてないわ、年」

 

永谷「なぜ埼玉県でうどんが流行ったか。稲作に向かない土壌というのが」

マツコ「小麦とか蕎麦とかが産地になっているところっていうのは、そうやって稲が作れないから小麦とかを育てたっていう歴史的背景はあるもんね。香川だってそうだもんね」

永谷「そうです。おっしゃるとおりです。その背景があるのと、熊谷の麦王・権田愛三さんがいたから」

マツコ「突然具体的。熊谷の麦王?」

永谷「江戸時代の末期に生まれたかたなんですけど」

マツコ「小麦でブイブイ言わしてた」

永谷「よくご存知で。麦踏みとか二毛作とかっていう手法があるんですけど、それを確立して全国に広めたかたが権田愛三さんなんです」

マツコ「もっとうまいこと広めたら。だってわざわざ香川までうどん食いにいく人とかいるじゃん。東京からこんな近いんだから、もうちょっといくんじゃねえかこれ?」

永谷「そうですよね」

マツコ「あんたもなんか今までやり方下手だったんじゃないの?あんまり知られてないってことは」

永谷「すみません」

 

 

《讃岐うどんに負けない!コシがすごい!夏うどん》

 

 

永谷「次に私が紹介したいのがこちらです。世界的にも埼玉だけ、市町村毎に百花繚乱。23種類のうどんがある」

マツコ「『世界的に見ても』っていうのはちょっとね。うどん文化自体がね」

永谷「イタリアのパスタよりも埼玉うどんのほうが種類が多いじゃないかと思うんです」

マツコ「すごいわねあんた。パスタと戦う?」

永谷「同じ麺類ですから。埼玉県があの大きさで、ローマ県とだいたい同じ大きさなんです」

マツコ「ローマもびっくりしてるわね。まさか隣に埼玉がくるとは思ってなかっただろうからね」

永谷「ローマですが、パスタの種類がカルボナーラを筆頭に10種類くらいあるとイタリアの料理人から聞きまして。イタリアで10種類なんですから、うどんの23種類はなかなか多いんじゃないかなと」

マツコ「ごめんなさい、あたしイタリアともけんかしたくないので、それはちょっとあたしの口からは。大丈夫?」

永谷「埼玉の23種類のマップをご紹介したいと思います。見ていただくと、1番から10番までは昭和の時代から食べられていたうどんです。11番以降というのは平成の大合併とか町おこしなんかで生まれたうどん。私はニューウェーブうどんって呼んでる。代表的なのは武蔵野うどんが」

 

1.煮ぼうとう、2.つみっこ、3.加須うどん、4.おっきりこみ、5.あずきすくい、6.呉汁、7.すったて、8.ずりあげうどん、9.武蔵野うどん、10.うちいれ、11.熊谷うどん、12.一本うどん、13.モロヘイヤうどん、14.エキナセアうどん、15.川幅うどん、16.トマトカレーうどん、17.シラオカ麺、18.鳩豆うどん、19.ゆずうどん、20.藤うどん、21.狭山茶うどん、22.鳩ケ谷ソースうどん、23.にんじんうどん

 

マツコ「これさっき食べたようなやつだよね」

永谷「はい。埼玉県の西部地域やあるいは東村山とか東京の埼玉寄りの地域ではかなり昔から」

マツコ「ウマそう。あれを中心にいくべきだと思う。ご当地うどんを作るのもいいと思うんだけど、あれに一点集中して。讃岐うどんだったら釜玉とかあるわけじゃない。とりあえずあれをベーシックにしてやったほうが、強力なブランドになるんじゃないかなって思った。ダメ?煮ほうとうとかってなっちゃうと、もうほうとう寄りになってきちゃうじゃん」

永谷「煮ぼうとうは深谷の特産品でして、渋沢栄一、来年大河に出るんですけども、それが好んで食べたと言われるうどんでもあるんです」

マツコ「ただ、あるじゃん。強敵がもういるじゃん」

永谷「山梨のほうとうと大きな違いは、カボチャが入っていないことと、こっちは醤油味なんです」

マツコ「醤油味なんだ。全然違ったわ、想像してたのと。あとあれも気になるんだよね。『つみっこ』。かわいくない?つまんでるの?」

永谷「おっしゃるとおりです。すいとんの」

マツコ「ああ、すいとんみたいにちぎって?つまんで入れるから。なるほど、おいしそう」

 

永谷「埼玉の夏の猛暑を吹き飛ばす、川島町『本手打ちうどん庄司』すったてうどん」

マツコ「川越の先の辺りか」

永谷「わかりますか、川島町」

マツコ「あたし地図好きだから」

永谷「川越の上でして、実はこの町、駅がないんです。なので埼玉県の中でも知ってる人が少ないと言われているエリアなんです。そこのうどん屋さん、庄司さん。道路沿いにありまして」

マツコ「道路沿いすぎない?あんなに沿いで造らなくても。もうちょっと奥に造れたでしょ?」

永谷「すったてうどんです」

マツコ「すったて?」

永谷「ご存知ないですか?」

マツコ「あらやだおいしそう。なにこれ?」

永谷「それはおつゆです」

マツコ「知ってるわよ。そういうことじゃないよ。何汁か聞いてるの」

ナレーション「つけ汁の味のベースとなるのは、コクの強い八丁味噌。さらにもうひとつ、埼玉県産の香り高い金ゴマ。そして大葉とキュウリもすります。これがすったての由来なんだとか。味噌スープと合わせれば完成」

永谷「八丁味噌をカツオ出汁で溶いたものです」

マツコ「すっごい良い匂いする」

永谷「上のものを入れていただいて」

マツコ「これはもうウマいよ。...めっちゃくちゃウマい。なんかちょっと冷汁みたいな感じよね。冷汁のお魚の味が無い感じ」

永谷「海なし県なので」

マツコ「いや別にあたしそこをイジったわけじゃないのよ」

永谷「実際に農家のかたが作って食べた、農作業の合間に食べたものなので」

マツコ「埼玉のうどんって、相当コシが強いほうだよね?」

永谷「固い部類には入ります」

マツコ「蕎麦で言う、田舎蕎麦食べてるみたいな、噛みごたえがあって、ウマいよ」

永谷「噛み切れないですかね?」

マツコ「これがいい」

永谷「埼玉県産の全粒粉を使ったうどんです。小麦の外側が入ってるので、香りも良いですし、固い。こうやって踏んで何回も何回も作るので、コシがある固い歯ごたえのあるうどん」

マツコ「お父さんは毎日ああいうお着物スタイルなのかな?」

永谷「そうですね、彼は足踏みを毎日1時間に3回」

 

マツコ「突然割烹着です」

永谷「とってもお似合いです」

マツコ「ありがとうございます。想像をはるかに越えてうどんがはねるので。ようやくまともに食べられるわよ」

永谷「いかがですか、お味のほうは?」

マツコ「このうどんは普通のつゆでも食べたくなるわね。これももちろんすごいおいしいんだけど」

永谷「先ほど食べていただいた、つけ汁というか武蔵野うどんスタイルでもやってますので」

マツコ「あれでも食べたくなってくる。とりあえずこれ推し」

永谷「ここまで武蔵野うどん推していただけるとは」

マツコ「『まずは』ね。第一弾なんだから。自信を持ちなさいよもっと!」

 

永谷「もう1種類ご紹介したいと」

マツコ「まだいけるよ」

永谷「ありがとうございます。讃岐に負けないツルシコ食感。加須市『子亀』肉みそうどん」

マツコ「急に加須が出てきた」

永谷「加須もご存知ですか?」

マツコ「あたりまえじゃないですか」

永谷「ここは実は『うどんの日』というのを埼玉県で唯一持ってる市なんです」

マツコ「けっこううどん文化がすごいところなんだ」

永谷「私は加須は埼玉うどんの聖地だと思っています」

マツコ「いいの?今県西部の人は一気に冷めたよ。『え?県西部推ししてくれてたんじゃないの?』っていうね」

永谷「それくらい歴史的な。そこの子亀さん」

マツコ「うまそうな感じの店よね、店構えは」

永谷「そこの新名物である肉みそうどんをご紹介します」

マツコ「新名物持ってきちゃったの?まずグッとこらえて。わかるけど、あんたの前のめりな気持ちは。ますば定着を狙う」

永谷「マツコさんまずうどんだけ1、2本取っていただいて、びょっと伸ばしていただいて。それでうどんだけツルツルっといっていただいて」

マツコ「これ、さっきの西側のとはまた全然違う。たぶんこちらのほうが万人受けする感じのうどんだよね」

永谷「ツルシコ食感という、どちらかというと讃岐系なんです」

マツコ「まずいただくわ。これも食べたかったけど、普通のを食べたいな。...これ確かに讃岐よりコシ強いね。埼玉、コシでいったら?うどんの種類でやっちゃうとさ」

永谷「懐が深いといろんな種類を受け付けてる」

マツコ「懐が深いって、だから弱いのよ。キャッチーじゃないのよ。懐が深いうどんって、なんだかよくわからないじゃないのよ。でもこれはこれで王道な感じはおいしいね。普通の食べたいな」

永谷「讃岐うどんは加水率が40~50パーセントくらいなんですけれども、加須の子亀さんのうどんの加水率は50パーセント以上。讃岐うどんよりもうちょっと高いです。なのでツルツルシコシコ。ただ、そのぶん麺が柔らかくなってしまうのでこねる、踏む、熟成させる、この工程を通常の2倍いれることによって、柔らかさを回避することができると。冷えた水で洗って。讃岐に負けないおいしさ、のどごしというのが加須のうどんです」

マツコ「これもおいしいのよ、肉みそうどんも。これ普通のつけ汁で食べたい。今日はあたし普通のつけ汁で押し通すべきだったと思うのよ。まずあなたは。本当に麺自体もすばらしいんだから、まずはそこよ。そこがあなたが埼玉のうどん屋さんに信用されないところなんじゃないの?」

永谷「がんばります」

 

 

《各駅に名店ズラリ!武蔵野うどん食べ歩き旅》

 

 

永谷「最後、もうひとつうどんを紹介したいと思います」

マツコ「変化球じゃないことを祈るよ」

永谷「西武池袋線うどん食べ歩き旅」

マツコ「こういうのがいいんじゃない?」

永谷「西武池袋線は所沢が激戦区の始まりなんですけれども。所沢から私の住む入間市までをこういった形でうどん屋さんが多くあります」

マツコ「いいな、小手指とかいいね。『がんばれ!!タブチくん!!』によく出てきたのよ小手指行きの西武線がね。なんて読むんだろうって。あそこからがスタートよ、あたしと小手指の向き合いは。『がんばれ!!タブチくん!!』って知らない?」

永谷「タイトルだけ」

マツコ「2020年に『がんばれ!!タブチくん!!』の話してる人いないよ」

 

ナレーション「武蔵野うどんのホームグラウンドである所沢市周辺は、西武線の各駅ごとに人気店が連なる激戦区。まさにうどんの食べ歩きにはぴったり」(「地蔵山」、「うどん家一」、「三丁目の手打うどん」)

永谷「『つきじうどん』、僕の地元のおうどん屋さんなんですけれど、唯一うどんの活動を始める前から知ってたおうどん屋さん。これたぶんマツコさんがお好きな感じの」

マツコ「超好きです。だからこれで押せって言ってるんだよ。自信を持て、もっと」

永谷「次は狭山ヶ丘駅にある『うどきち』さんのうどんをご紹介したいと思います。狭山ヶ丘駅は行ったことありますか?」

マツコ「行ったことはないけど知ってますよ」

永谷「住宅街にこちらあるんですけれども、この住宅街の中に普通の一軒家としてある感じに見える」

マツコ「いやいや、完全に普通の一軒家ですよ。改造されたんだ、ご自宅をね」

永谷「脱サラして3年前に自宅を改装」

マツコ「気合いを入れて改装したわね」

永谷「もともとご主人が脱サラ前はホームセンターで仕事していたので、そういうのに長けていた」

マツコ「ご自分でやったの?すごい」

永谷「自宅は自作ですね。今日はカレー肉汁うどん」

マツコ「あんたまた。全部スカしてきてんじゃねえかよ。まずは王道。カレー入れちゃったよ。おいしいだろうけど、それは次!わ、また麺が。なにこの色?」

永谷「これはまた麺がすごい麺なんです。麺だけ先にいってください。たぶんびっくりします」

マツコ「これ小麦粉だけ?本当に?タピオカみたいよ」

ナレーション「うどきちのうどん、その弾力の秘密とは?使うのは150万円で購入したという製麺機。まずはうどんの生地をローラーで引き延ばします」

永谷「折って畳んで延ばすっていうこの工程を繰り返す。通常のうどんは10層以下で作るのが一般的な数なんですけども、うどきちさんのうどんというのはこだわっていて、1000層以上の層にして作っていらっしゃいます。何層も重ねると小麦の成分が結合して」

マツコ「これでこういうモチモチになるの?」

永谷「はい。ここの店主がすごい研究家で、これ以外にも1000種類くらいのうどんの麺を作っているんですけれども、こういう生麩のような食感」

マツコ「これねたぶんタピオカのほうが伝わると思うわ。極端に言うとグミ並み、反発力が。カレーもなんかこじゃれたカレーだね。これカレーだけで食べてみよう。...普通にごはんと食べられます」

永谷「今日はうどんです」

マツコ「カレーおいしい」

永谷「ぜひそのタピオカな感じとぜひいっしょに食べていただけると」

マツコ「このうどん、ツルツルすぎてのど閉めてないと勝手に奥まで入っていっちゃうわね。ちゃんと噛もうっていう意識を持ってないとスーって中に入っていっちゃったわ」

永谷「飲めちゃいますよね」

マツコ「これだからお年寄りとかはいいんじゃない?詰まらなくて。それくらいスーって中に入っていっちゃう。ここはカレーうどん紹介したくなる気持ちもわかるな。ウマい」

永谷「このカレーは『ナイルレストラン』でも使われているカレー粉をベースに使っています。はちみつも入れます」

マツコ「カレーの話になっちゃうけど、カレー屋さんができるくらいのカレーですよ」

永谷「ただこれうどん屋さんが作ってますからね」

マツコ「知ってるよ」

 

永谷「僕が埼玉のうどんでやりたいことというのがですね」

マツコ「言ってよ」

永谷「こちらです。埼玉うどんサミット開催、in越谷レイクタウン」

マツコ「電通入社2年目くらいかな。越谷レイクタウンのどこでやるのよ」

永谷「駐車場がけっこう。そこでいろんなお店が出展をして埼玉のうどんはこういったものがある。それこそ武蔵野うどんを筆頭にですけど」

マツコ「でも地理的に言ったら、お金はかかるかもしれないけど、さいたまスーパーアリーナでやったら?」

永谷「いやー、それうれしいですね。さいたまスーパーアリーナってなかなか言いづらかったので、越谷レイクタウンぐらい」

マツコ「謝れ、越谷レイクタウンに、このやろう。なんだおまえ、失礼だろ。そんなに簡単に借りれないよ、越谷レイクタウンも」

 

 

~完~