一度は雪融けるかも~?と思っていたら。
一昨日~昨日にかけて降り続き、とうとう根雪になりました
JR北海道は早くも5~30分の運行遅れは常態化。
昨日は一日中、我が家周辺域で早くもホワイトアウトが発生
雪が降り続けているせいで、昨日は今年最後の満月を見ること叶わず。
公共交通機関利用時には遅延は当たり前のことと認識し、夏季よりも早めに家を出る季節の到来。
さて、今年の練香水は間もなく到着予定。
来週にはご紹介出来るかなあ
今少しお待ちあれ。
ということで、今回ご紹介するのはコレ
今日の記事は長いよ~
Glorious Peacock 2006年
練香水:ビューティフル
セカイモン経由ebayにて入手
荘厳で「天国の鳥」とも呼ばれる鳥の王様が米国よりやってきました~
しかも未使用なのにかなり格安だった
右側面を
前回紹介の孔雀さんとは色合いが異なるでしょ?
今回の孔雀さんは多分、マクジャク(真孔雀)がモデルなのではないかと
(画像はお借りしています)
これがマクジャク
インドクジャクとはボディの色合いが全く異なるでしょ
それに数日前ツィッター見てたら、手塚治虫原作の「火の鳥 EDEN17」編を、ディズニーがアニメ化するそうで。
年明けにディズニープラスで配信する旨の予告動画を視ましたが、火の鳥の顔立ちが手塚タッチではなくて、いかにも欧米デザインのフェニックス顔だったんですよ
そのフェニックス顔のモデルとなったのは、の画像を見ている限りマクジャクっぽいなあ~と思ったり。。。
EDEN17編も切ない話で大好きなのですが、ディズニーはどのように解釈するのかな?
強引にハッピーエンドに持っていきそうで、ちょっと不安
オチリ(背面)側を
翼部分のみエナメル掛けされていますが、背面は基本羽毛への墨入りのみ。
でもね、精緻に造り込まれていると思います
雄が求愛行動時に広げる飾り羽は、尾羽ではなく別モノざます。
画像ボケてるけど載せるわよ
翼部分は黄緑色にエナメル掛けされています。
判り難いですが、頭部~胸部にかけてのボディがエナメル掛けではないけど
他の鋳造部分よりも若干色が濃い(茶色味)です。
飾り羽部分をズームイン
目玉模様部分にはアウイナイトのようなブルーのラインストーンが嵌め込まれ。
羽根そのものにはクリアな緑色のエナメル掛けが施されています。
この画像の方が解かり易いかな?
冠羽とボディに近い部分は青緑色にエナメル掛けされ。
これだけ細かなエナメル掛けは職人さんの腕の見せ所でしょうね~
両眼にはマットな黒色のラインストーンが嵌め込まれています。
商品シールではなく商品タグが付いていました
練香水名はビューティフル。
このクジャクさんは日本未発売なので、邦訳タイトルはありません。
(伊勢丹or高島屋系列での限定販売だったらありえたかも。。。?)
蓋を開けてみました
蓋裏には「Estee Lauder 2003」の刻印が。
真横から見るとこうなります
蓋部分になっている爪先が完全に宙に浮いてるの
(画像はお借りしています)
こちらはプロトタイプの孔雀さん。
多分、エスティの内覧会出席者限定で配布されたモデルかと思われます
頭部~胸部にかけてインドクジャクのような青系のエナメルが施され、
眼には飾り羽根の目玉模様と同じ青いラインストーンが。
昨年半年ほどローガールさんより20万円ほどで出品されてたのよね~
(画像はお借りしています、両方ともマクジャク)
プロトタイプの翼が朱色なのは、恐らくマクジャクやインドクジャクが飛ぶ際
翼の先端が画像のように橙系の色合いだからかな?
(画像はお借りしています)
世界史にも登場する、11世紀にペルシアで活躍した詩人であり複数の学者であった
ウマル・ハイヤームの四行詩集「ルバイヤート」。
画像は1910年頃、ロシア系の二人の製本職人が2年がかりで作成した革製の表紙
一方には三羽のインドクジャクが、もう一方にはシタールもしくはリュートが描かれており、アラブ世界観を感じさせますよね。
表紙には金箔を貼り、ルビーやアメジスト、トパーズなど1000個以上の宝石をあしらった非常に豪華な装丁本は米国のコレクターへ売却されたものの。
1912年4月14日、タイタニック号沈没事故と共に現物は深い深い海の底へ
この画像は、沈没前に撮影されていたモノクロ写真+ガラス製のネガから近年デジタル複製することに成功したそうで。
米国コレクターさん、なんで大事なお宝持ち歩いてたんでしょうね
もしかして、英国で購入し米国への帰途、事故に巻き込まれた?
てかコレクターさん自身は助かったのかしらね??
前回紹介の羽根を閉じた2003年版の孔雀さんと
今回は飾り羽の装飾に非常に拘って精緻に鋳造している分、
ボディは小さくせざるを得なかったのでしょう
でも、単体で見ると今回の孔雀さんも結構大きいのだ。
(画像はお借りしています)
上はマクジャク、下はインドクジャクの雄による飾り羽根を広げた状態。
個体差もあるでしょうけど、インドクジャクの方が青みがかってますね~。
こちらは孔雀を含むキジ科の美しい鳥を紹介された動画。
10位にマクジャク、1位にインドクジャクが紹介されています。
サムネ画像は冠羽の形状を見てもインドクジャク。
インドクジャクもまた翼の先端は橙系の色合いの羽根で華やかね~!
角度を変えると2003年版が一気に地味に
ツィッターで日本の着物に使用される紋様を紹介されてる方の言によると。
孔雀が日本に伝わったのは奈良時代で、平安時代には鳳凰に例えられたのだそう。
実際、正倉院にも孔雀の刺繍が残されているそうで。
「火の鳥 鳳凰編」で我王のライバル彫り師・茜丸が死の直前、密かに正倉院内へ忍び込み感動して見ていた鳳凰の織物の描写シーンは、手塚先生が正倉院の孔雀の刺繍を基に話を創作したのかもしれませんね
また「火の鳥 乱世編」でも、ヒロインおぶうが平清盛の愛妾となって以降に鳳凰として世話をした鳥は、実は孔雀でした
なお、孔雀の図案が着物地に描かれるようになったのは、江戸時代からだそう。
(画像はお借りしています)
シロクジャク同士の小競り合い
優雅に羽ばたく分には鳳凰にも、その他の神鳥や仙鳥にも見えるかも。
中高と玉響とは別のミッション校に通学した友人の話では孔雀が飼われていたそうで。
優雅な見た目に反し、鳴き声がギャオスのようだったと苦笑してました
(画像はお借りしています)
やっぱり宝塚も外せないよね~
ヅカには詳しくないので、画像のトップスターさんのお名前を存じ上げません
(ヅカファンの方々、許してね)
公演の最後、パレード時に大階段より降りてくる際に見られる「背負い羽根」と呼ばれるこの装飾は地位により大きさの大小や装飾に差はあれど、男役トップスターさん、娘役トップさん+男役二番手さん、男役三番手さんのみが背負える決まり。
トップの象徴であり、男役トップさんともなると扇状に広がった背負い羽根の基本構成は、オーストリッチ(駝鳥)にキンケイ及びギンケイと呼ばれる雉の羽根で扇状に象られ。
その下部には「ナイアガラ」と呼ばれる床まで垂れ下がる羽根が近年の主流だそう
この背負い羽根は衣装に直接縫い付けてあり、その重さは10~20㎏で、更に風圧を感じると30㎏にもなるらしい
シャンシャンと呼ばれる様々な意匠の飾りを手に持ち、笑みを浮かべながら視線を階段に向けることなく大階段を降りてくるだけでも大変な重労働ですよね
この男役トップさんの背負い羽根にはシロクジャクの飾り羽根も使われていそうね。
(画像はお借りしています)
その白孔雀が飾り羽根をひろげたお姿
インドクジャクの突然変異型であるシロクジャクですが、
目玉模様部分も白一色になってしまうんですね
交尾期終了後の7~9月にかけてこの飾り羽根は全て抜け落ちるんですって
その数100~150本ほどあって毎年生え変わるそうなので、
市場に出回っている羽根は抜け落ちたものを回収・加工してると信じたい。
飾り羽根を広げたシロクジャクを見るとね。
やっぱり外せないのよ(笑)
1979年12/31 TBS・日本レコード大賞受賞曲「魅せられて」
1979年はレコ大・紅白共に同日同時進行の生番組で。
小学生だった玉響もリアタイで視ていました
当時は曲も大ヒットだったけど、ジュディ・オングさんの衣装が美しすぎてね~!
同級生の家に「魅せられて」のSPレコードがあって、何度もかけ直しながら友人と玉響もシーツやレースのカーテンで遊んだものです
レコ大でのジュディさんの衣装には駝鳥の羽根が所々にあしらわれてます。
大賞受賞を最後まで争ったのは、西城秀樹さんの「ヤングマン(Y.M.C.A.)」。
母がヒデキファンで家にはヤングマンのSPレコードがあってね、子供心には歌詞の意味をよく理解してなくとも「魅せられて」の方が良いと思ってました
1979年12/31 NHK・紅白歌合戦より
レコ大大賞受賞直後、初出場の紅白でも歌ったジュディさん。
間奏部分で総合司会の生方恵一アナによる衣装の説明があります。
ジュディさんの衣装は孔雀をモチーフにしており、故国・台湾では「魔除け」を意味するそう。
スパンコールでドレス全体に孔雀の飾り羽根意匠を象り、羽根型のヘッドピースにも駝鳥と白孔雀の羽根をあしらっていますね
更に、この紅白から手の先にチートアイテムの棒を取り入れたことでドレスの袖がバージョンアップし、より華やかに
孔雀の目玉模様に「魔除け」を見い出す国は多く、孔雀そのものにも富や美・繁栄・強運をもたらすと意味づけされているようですよ
インドでは孔雀の羽根は「家族を護る」ものとして家に飾る事が多いとか。
一方で、孔雀の羽根が持つ豪華さゆえにキリスト教では七つの大罪の一つ「傲慢」の化身と見なされるようですが、実際に孔雀を見ることで「驕りが薄れていく」という考えのようです
我が家にも孔雀の羽根はありますが、押し入れに仕舞ってます。。。
迂闊に取り出すと、野生の本能に目覚めて襲いくるケダモノが7匹もいるのでね
抜け落ちて時間が経っているだろうに、なぜ鳥の羽根には敏感に反応するかなあ?
風切り音かしらね?
改めて動画を観なおすと、レコ大・紅白とも生番組故の宿命で、時間が押してるせいか曲のピッチが通常より早い
良い曲ほど通常ピッチのフルで聴きたかったよ~
二体の孔雀さん達を見てると。
白色バージョンでリモデル販売してほしいわあ~
あくまで個人的意見なんだけども。
このブログタイトル「Solid Perfumeに魅せられて」は、ジュディ・オングさんの曲からインスパイアしてるんだもの
今回の孔雀とご縁があったなら、ぜーったいに「魅せられて」と絡めたかったのだ
長年の想いが叶って本望(笑)
何が当時小学生の心をそこまで惹きつけたんだろう?
ジュディさんの、一見清楚なんだけども妖艶且つ蠱惑的なお姿と歌声+ドレスの意匠が合わさって、魅力的な大人の女性に見えてたからかもしれないわ。
女性らしさを強調するオリエンタルっぽいドレスに、透け感のあるたっぷりな袖がエキゾチックだものね~
。。。現実世界は雪が降り続いていて、既に除雪にウンザリ状態
昨日1日だけで何回雪投げしただろう。
朝から吹雪+地吹雪のホワイトアウトで、昨日のみで確実に30㎝以上積もったかも。
風による吹き溜まりがあれば、その倍量になることも。。。
既に疲労困憊で、骨折する心配のない雪がない地へいきたーい!
歌詞Wind is blowing from the Aegeanのように、エーゲ海の風を感じたいわ~