まとめ買い6点め。。。
One Horse Open Sleigh(歓びは馬車に乗せて) 2009年
練香水:プレジャーズ
2009年はジュークボックスと並んで人気だったのが、この馬橇。
2003年発売の馬車同様、フィギュアとしてもかなり大きい練香水容器です。
別角度より
X'masプレゼントを沢山積んでいますね~。
馬車なら車輪ですが、スレイ=橇なので馬橇ですね。
後ろ側からも
一頭立ての美しい馬橇です。
馬車と馬橇を並べてみました。
馬橇の方の馬が一回り大きいのとフックが大きすぎて、
馬車の二頭立ての馬と付け替えることが出来ません(笑)
馬車の紹介で、エリザベス女王が現在でも使用していそうという
感想を述べましたが。。。
こうしてみると、馬車は「ベルばら」でルイ16世一家がオーストリアへの
亡命を企てて乗り込んだ豪華な馬車に似ていませんか?
ほら、フェルゼンが途中まで御者を務めた馬車ですよ
美しいものが大好きなアントワネットが現代に生きていたら、
ELの練香水コレクションも好んだかもしれません。
正面より
馬橇は池田理代子さんの漫画で何度か登場していますね。
「オル窓」ではミハイルの手綱捌きによるアントニーナとのトロイカ遊び、
もしくは馬橇に乗って人気のない白銀の郊外へ行き、心中したシーン。
或いは
「天の涯まで」冒頭、不倫の末に生まれたばかりの主人公ユーゼフを抱いて
苛烈な軍人である夫の元から命からがら逃げ出した母親が、
結婚披露宴最中の愛人であるユーゼフ父宅に乗り付けたのが馬橇でした。
「女帝エカテリーナ」でも、主人公ゾフィー(のちのエカテリーナ)が
エリザヴェータ女帝に謁見のため初めてロシア入りした際にも
馬橇が描かれています。
玉響も少女・少年誌に限らず様々な漫画や小説等を読んでいますが、
(サンタクロースは橇だけど引いてるのはトナカイ)
小説ではたまに描写のある馬橇が、漫画では池田作品以外で見た記憶がないんですよね。
この練香水容器のような馬橇は、ロシアや北欧など雪の多い国では
貴族階級以上じゃないと乗ることができない仕様ではないでしょうか。
馬も馬体が大きいので、ペルシュロンなどの大型種なのでしょう。
馬車も馬橇も場所を取るけど、美しいことには変わりないんですよね~。