SAGA佐賀 | 月見書店日記(仮)

SAGA佐賀

帰ってきたよー(挨拶)

いやー、広島一泊の旅、なかなかハードでした。俺、基本的に旅行先では「歩く」人なので、今回も平和公園から比治山、その他もろもろの場所へと全部歩き。日頃の運動不足もたたってか夜、ホテルに帰ったときは死にそうで死にそうで・・・(汗)

しかし久し振りの広島、なかなかよかったっす。平和記念公園では、この時期でも修学旅行生の集団がいて、その初々しさが微笑ましかったり、原爆資料館では以前はろくに見ることも無かった展示資料と真正面から向かい合って、原爆の引き起こした惨禍とそれでもなお生き続けた人々の強さを胸に刻んだり、以前は占領軍の被爆者研究施設があった比治山も今はすっかり芸術の場として生まれ変っていたことに、時間の経過を感じたりと、一泊にしてはいろんなモノを得れたんじゃないかと思いますね。

でも、広島で、実はもうひとつ獲たものがあるんです。それはこれ。

著者: 土田 世紀タイトル: 編集王 9 (9)




編集王キタ━━(゜∀゜)━━!!

マンボ先生の喪失と、そこからの再生を描いた8巻が白眉の出来だっただけにその続きが、気になって気になってしょうがなかったんですが9巻以降がこれまでどこの書店を探しても全く見つからなかったんですよね。それが今回比治山にあるまんが図書館で検索したら見事ヒット。無事9~12巻を読むことが出来ました。

なんかこの漫画、R15指定くらってたみたいで特別書庫に保管され、なかなか一般の人が見れないようになっててちょっと鬱。俺としては去年読んだ漫画の中で、G戦と並んで良かっただけにこういう処置はちとショックでしたよ。指定の理由を聞いてみたところ「性的描写があるからかも」とのこと。確かに小学生も頻繁に出入りする場に、性的描写がある漫画を置いておくのはまずい、というのも判ってるんですが、一方で暴力的描写を描いた漫画が堂々と置かれているのはいかがなものかと。基本的にエロは迫害されるものとはいえ、暴力は基準が緩くて、エロは厳しいというのは「青少年の健全な育成」のためにもよろしくないのではと苦言を述べたいところですね。

でも、こういう風に市民がいろんな漫画に触れることが出来る場を市が提供する、という姿勢には共感できます。どんなに「高尚な」芸術だろうとそれを享受したいと思ってる人がいない限りは意味がないものです。より多くの人が触れ、享受したい物を供給するのが「サービス」ですから・・・実際現代美術館は閑古鳥鳴いてたけどまんが図書館は活況でしたしね(笑)

みなさんも広島に行かれる際は是非まんが図書館に訪れてみたらいかがでしょうか?