逝ってきたよ新潮社2
前回、最後の最後に登場した「電車男」編集者!ついに電車の謎が解き明かされる?
ドアを開け、颯爽と登場したのは、あの「電車男」の担当編集であり、ほかにも企画系の本で数々のヒットを連発する、今飛ぶ鳥を落とす勢いの郡司裕子さん。個人的にはもっとこう、文学少女チックな人が出てくるものとばかり思ってましたから、いきなりバリバリキャリアーな感じの女性が出てきて少しびっくりです。軽く挨拶をすませた後、これまでの編集さんたちに加えて、3人でお話を聞くことになりました。
郡司さんは「デキル」女性のオーラ出まくってますので、こちら側も萎縮することしきりでしたが編集全般に関することからまず聞いていきます。彼女にとって編集したいか否かの分岐点は「自分にとって面白いかどうか?」ということらしいです。そして、「自分が面白いと思った本は絶対売れる」という自信と、「本の形で自分が読んでみたいから」という強い願望が編集の仕事を支えているとのことでした。その自信はどこからくるのかなあ?と思いましたが、まあある程度以上の仕事をしようと思ったら、自身の確固たる行動原理とそれを支える自信が必要なのかもしれません。
で、肝心の電車男話に。各所でも取り上げられてるように、彼女は編集長から送られてきたURLで初めて電車男の存在を知ったとのことです。一読し、「面白い!」と思った彼女は、そのあしで出版交渉に向かったんですが、既に6、7社がオファーを持ってきており新潮社は出足としてはかなり遅い状態でした。しかし、「絶対自分が出したい!」と思った彼女は、「AAと、印刷所には存在しない(?)半角文字の印刷まで行う」という出版条件をクリアするだけでなく「いかに自分が感動したか」を熱くぶつけたおかげで、見事出版権をゲットしたらしいです。条件をクリアすることは最低限、その他の部分でいかに相手を動かしていくかということには、やはりこうした熱い気持ちが必要なんだなあと思いました。あと、郡司さんからのアドバイスとしては「出版に限らず、こうした場面においてはいかに自分の気持ちや考えを言語化できるかが大事。どんなにその作品のことが解っていても、それを言葉として伝えれないと意味が無いんだよ。」というのがありました。人を動かすのはやはり人であり言葉です。その言葉をうまく使うということ。自分としてもこの問題は避けて通れないものなので、今後とも「言葉の使い方」を精進させていきたい所存。
話を「電車男」に戻しますが、一部に「金儲けのために電車男が使われるのは許せない」という論調があります。確かに、商業ベースに乗った時点で「金儲け」というファクターが付随してしまうことは否めませんし、もともとネット上に「無料」で存在しているもので金を稼ぐなんて濡れ手に粟なことをやってるのは正直どうか?という気がします。が、実際自分のように暇が有り余ってる大学生とは異なり、一般の人々が三時間以上ネットの前に拘束されるという状況が果たして容易なことなのかと考えると、より多くの人に読んでもらうためにはやはり、本という紙媒体が最適なのではと思えてきました。本が持つポータヴィリティー性とイメージの鮮鋭力はインターネットにはない本の長所です。電子書籍というものがまだ発達してない現状においては、より広範に普及させるためにも、「本」という形が「今」の答えなんだなあと思いました。
ほんとはまだまだ内容はあるんですが、それはサークルの季刊誌のほうで・・・・
PS帰り道に食ったウナギうまかったです。
ドアを開け、颯爽と登場したのは、あの「電車男」の担当編集であり、ほかにも企画系の本で数々のヒットを連発する、今飛ぶ鳥を落とす勢いの郡司裕子さん。個人的にはもっとこう、文学少女チックな人が出てくるものとばかり思ってましたから、いきなりバリバリキャリアーな感じの女性が出てきて少しびっくりです。軽く挨拶をすませた後、これまでの編集さんたちに加えて、3人でお話を聞くことになりました。
郡司さんは「デキル」女性のオーラ出まくってますので、こちら側も萎縮することしきりでしたが編集全般に関することからまず聞いていきます。彼女にとって編集したいか否かの分岐点は「自分にとって面白いかどうか?」ということらしいです。そして、「自分が面白いと思った本は絶対売れる」という自信と、「本の形で自分が読んでみたいから」という強い願望が編集の仕事を支えているとのことでした。その自信はどこからくるのかなあ?と思いましたが、まあある程度以上の仕事をしようと思ったら、自身の確固たる行動原理とそれを支える自信が必要なのかもしれません。
で、肝心の電車男話に。各所でも取り上げられてるように、彼女は編集長から送られてきたURLで初めて電車男の存在を知ったとのことです。一読し、「面白い!」と思った彼女は、そのあしで出版交渉に向かったんですが、既に6、7社がオファーを持ってきており新潮社は出足としてはかなり遅い状態でした。しかし、「絶対自分が出したい!」と思った彼女は、「AAと、印刷所には存在しない(?)半角文字の印刷まで行う」という出版条件をクリアするだけでなく「いかに自分が感動したか」を熱くぶつけたおかげで、見事出版権をゲットしたらしいです。条件をクリアすることは最低限、その他の部分でいかに相手を動かしていくかということには、やはりこうした熱い気持ちが必要なんだなあと思いました。あと、郡司さんからのアドバイスとしては「出版に限らず、こうした場面においてはいかに自分の気持ちや考えを言語化できるかが大事。どんなにその作品のことが解っていても、それを言葉として伝えれないと意味が無いんだよ。」というのがありました。人を動かすのはやはり人であり言葉です。その言葉をうまく使うということ。自分としてもこの問題は避けて通れないものなので、今後とも「言葉の使い方」を精進させていきたい所存。
話を「電車男」に戻しますが、一部に「金儲けのために電車男が使われるのは許せない」という論調があります。確かに、商業ベースに乗った時点で「金儲け」というファクターが付随してしまうことは否めませんし、もともとネット上に「無料」で存在しているもので金を稼ぐなんて濡れ手に粟なことをやってるのは正直どうか?という気がします。が、実際自分のように暇が有り余ってる大学生とは異なり、一般の人々が三時間以上ネットの前に拘束されるという状況が果たして容易なことなのかと考えると、より多くの人に読んでもらうためにはやはり、本という紙媒体が最適なのではと思えてきました。本が持つポータヴィリティー性とイメージの鮮鋭力はインターネットにはない本の長所です。電子書籍というものがまだ発達してない現状においては、より広範に普及させるためにも、「本」という形が「今」の答えなんだなあと思いました。
ほんとはまだまだ内容はあるんですが、それはサークルの季刊誌のほうで・・・・
PS帰り道に食ったウナギうまかったです。