平成のうちに書いておこうかな。
そう思っていた、幾つかの事柄がありますが。
日々はピュンピュンと過ぎてゆく。
ふはは。
もーたんの怪我の事、今日のうちに書いておきます。
何がどうしちゃったの。
教えて、もーたん!!
って言ってそうな、もーたん。
今回は、もーたんが怪我をしてしまったお話ですからね。
表現や写真に、やな感じを受ける方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、記録として残しておくことにしました。
そして、長い。
短くする気はありませぬ。
どうぞ、よしなに。
忘れもしない、3月28日。
明日は健診だから夕飯を早めにしなくちゃ、、、とか、考え事をしながら仕事から帰って。
玄関ドアを開けてすぐの短い廊下を歩きながら、前方に見つけたものがある。
2階のリビングへ向かう階段の途中に、それはあった。
それは、私のお気に入りのバッグ。
なぜそれがここに?
さてはもーたんめ、クローゼットから引っ張り出してきたわね?
(クローゼットのドアは、湿気対策で常時開放の我が家)
なんて、のんきに思ったのも束の間。
布が大きく裂けている。
布の下に薄く綿が入っていて、ふんわりころんとした、可愛いがま口のバッグが、こうだ。
えぇ~!?もぅ!もーたんめ!!
作家さんの手作りで気に入っていたけれど、仕方がないか。
と、諦め気味に苦笑い。
でも、あれ?
辺りに裂けた布が無い。
ってことは、まさか食べちゃったの!?
慌てて階段を登り切る。
すると。
なんか、臭い。
えぇぇ、、、これ、何のにおい?
においのする方、3階への階段を登り始めると、においの素がある。
もーたんが、吐いてる。
そう、それこそ、リビング中に、足跡が!!
ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!
何っ!? この血判!!
ちょっともぅ!どうなってるの!?
落ち着いて行動しようと思っていたけれど。
血を見て、私のパニック度合いがグン!と上がる。
いえ、血が怖いんじゃなくて。
もーたんが出血してると思ったら、一瞬気が遠くなりそうだったの。
ずっと静かだったくせに、呼びかけに応えてからは鳴きっ放しのもーたん。
怪我の部位とか、体を確認してからキャリーに入れようとしたら、きっと入らない。
だから、ともかくキャリーを持ってきて。
そこで、ようやくもーたんを抱き上げる。
おかあさ~~ん(;_;)って、甘えた感じで抱かれたもーたん。
そっと抱きしめてから、そのまま素早くキャリーに入れる。
おかあさん!?
おかあさん!やだ!なに!?
出して!出してよ!おかあさ~~~ん!!
って感じに。
鳴くじゃなくて泣く!もーたん。
だけれど、私はアチコチの写真を撮る。
病院で、お医者に見せて説明しなくては。
ともかく A病院 に電話を掛ける。
も、話し中で。
待ってられなくて、もう出発する。
駅まで歩きながら電話を掛けたら、やっと繋がる。
そうしたら、本当に食べちゃってるなら、診られないと言われる。
内視鏡の設備が無いそうだ。
ともかく、バッグの切れ端をもう一度探してみてと言われて、家に戻る。
もーたんはキャリーごと玄関に居て貰う。
辺りを探すも、やっぱり切れ端は見つけられない。
そこで、PCを開いて内視鏡設備のありそうな病院を探す。
もーたんが玄関で鳴いている。
焦る。
何軒か電話をするも、なかなか見つからない。
それぞれの病院に内視鏡設備のある病院を尋ねるが、判らないと言われる。
そこで、もう一度最初に行こうと思った A病院 に電話を掛ける。
布も、内視鏡設備のある病院も見つからない事を伝える。
内視鏡設備のある病院を知っていたら教えて欲しいし、知らないならともかく怪我だけでも見て欲しいとお願いする。
すると、心当たりがあるとB病院を教えてくれた。
そこに内視鏡設備が無ければ、とにかく怪我の様子は診てくれるとのこと。
ネットで調べたら、隣町にある。
(A病院も隣町だし、Aの方が家から近い)
電話で問い合わせたらBには内視鏡設備もあるし、今すぐ診察してくれると言う。
急いで駅に向かい、タクシーに乗る。
10分もしないうちにB病院に着く。
問診票に記入して、しばらく待つ。
待ったのは5分くらいだと思うけれど、長く感じたわぁ。
優しそうな女性の医師にアレコレ伝える。
布と綿を食べちゃったかもしれないこと。
手足のどこかを怪我していること。
吐いているけれど固形物は無かったこと。
医師は、もーたんの体温を計る。
そしてバッグを見せながら話していると、さっきまでは気が付かなかったモノに気が付いた。
バッグの綿に、もーたんの血染めの爪が2つ引っかかっている。
写真はセピアに加工して目立たなくしてあるけれど、実は血が付いているの。
(ただ、それも初見では気が付かなかったんだけれど。
布地がモスグリーンで、発見時は電気を付けずにいたからね、、、)
この時点でやっと、
爪が根元から抜けちゃってるんだ!!
2本も!?
って気が付いて、私、さらに血の気が引く。
医師は冷静にバッグを確認する。
裂けた布が見つけられないと言う私の話を聞きながら、バッグの裂けた部分の体裁を整えてゆく。
すると、こんな ↓ だったバッグが、
こうだった ↓ ことが判明!
ここで、私は待合室に戻される。
気持ちがどんどん落ち着いてくる。
なんだ!
もぅ!
だったら、いつもの A病院で良かったじゃないの!
私のばかめ!!!
とか思い始める。
でも、もぅ、なんでもいいや。
とにかく、設備の良い病院を知れて良かったし、とも思った。
再び呼ばれて、説明を受ける。
念の為、エコーでもーたんを診て貰ったけれど、どこにも閉塞もなく。
爪は、両足の人差し指の爪が、丸っきり根元から取れちゃってる。
両足の、人差し指ぃぃぃ(´д`|||)
包帯を巻けない部位だから、薬塗ってねとのこと。
舐めちゃうコも居るから、塗ったらカラーをして。
10分くらい経ったら、薬も浸透するから拭いてあげて構わないそう。
カラーも嫌なら外して良いし、だそうだ。
出血の原因が爪だったこともあり、医師に全爪の状態を見て貰う。
うちは小まめに爪切りをしているの。
でも、そもそもの切り揃えている長さが、長めだったのね。
もーたん、ごめんなさい(。>д<)
そんなわけで、今回切り揃えて貰って。
帰ってから、夫にその長さを覚えて貰った。
そう、長めだったからこそ、小まめに切らなくちゃならなかったのよねぇ、、、。
あと、歯茎が腫れているそう。
そりゃそうだ。
布が裂けるまで、噛んで引っ張ってを繰り返したんだから、、、。
パニックだったんだろうなぁ。
痛かったんだろうなぁ。
はぁぁ。
そして、お会計を済ませる。
高いか安いか、よく判らない。
ただ、爪切り1200円は高いと思う。
もーたんが我が家に来たばかりの時に行った病院では、500円でしたよ。
時間はもう夜の7時。
病院が夫の職場の傍だったから、一緒に帰れるかなと思った。
病院を一歩出たら、夫からちょうど電話が。
隣町の駅前で待ち合わせて、一緒にタクシーで帰宅。
玄関に入ってすぐに、夫がキャリーからもーたんを出す。
もーたんは何やら文句を言いながらも、すぐさまキャリーから脱出。
そして、タタタと階段を登り2階へ。
安心して後に続くと、まだ何やらくさい。
拭き掃除をしてもにおいが残っているのかと思ったけれど。
それにしても、くさい。
においがする方へ進むと、先ほど拭いた場所以外にも吐いてる箇所を発見。
階段の、先ほどよりも上の場所。
クローゼットにより近い場所に、もう2ヶ所。
そして、それだけではなくて、爪も。
しかも、たくさん。
綿に深く刺さったのは2本だったのだけれど。
綿から爪を外そうとして、ジタバタしたんだろうね。
そして、他の指の爪も剥がれた、と。
そのたくさんの爪は、まだ取ってある。
血染めの爪と一緒に。
本当に、ごめんね。
もっと短く切ってあげていたら良かったのに。
帰宅後、もーたんにカラーをつける。
意外と暴れない。
私が床の足跡を掃除している間に、夫がコンビニでお弁当を買ってきてくれた。
私、翌日健診なのに、コンビニ弁当!
とか思ったけれど、作る気力もなかったしね。
もーたん、自宅でホッとしたのか、案外と元気。
ご飯も食べました。
トイレの砂が傷口に当たって痛いかしらと心配していたけれど、ザクザク入場。
カラーをつけたまま、出窓に飛び乗り、飛び降りる。
止まった血がまた出てしまい、またも血判状態。
猫タワー代りのパソコンラックにも飛び乗る。
いや、飛び乗ろうとして、カラーが引っ掛かって、落っこちる。
あわわ(;´゚д゚)ゞ
慌てて抱き上げて、どこか痛めていないか確認する。
今回は大丈夫そう。
これ、あれだ。
元気なんじゃなくて、興奮か不安のどちらかなんだわ。
慌てて、カラーを外す。
足の怪我を気にして舐め続ける。
血が出る。
慌ててカラーをつける。
高いとこに登る。
今度は大丈夫、登れた。
けれども!
私たちが寝ている間に高いとこから落ちたら?
もぅ!どうしたらいいのさ!
夜、寝るまでカラーを付けたり外したり。
一緒に寝ようと、カラーのままベッドに連れてくる。
落ち着かないのか、なかなか寝る様子がない。
隣室のお気に入りの座椅子の上に座らせるも、落ち着かない。
結局、またベッドに連れて来てカラーも外す。
足が痛いのか、ベッドから降りようとはしない。
だからもぅ、寝ちゃうことにした。
暗くしたら、そのままそこに留まった。
朝まで一緒に過ごせたのだ。
ホッとしたのを、覚えている。
長くなったから、続きます。
気が向いたら、読んでね。