ブライアン・オーサー コーチ、羽生結弦選手らの指導etc・・を語る に、つれづれ語る | 見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

励まされ、受けとめられて、初めて人は、生きていけるのかな?

コメント、嬉しいです。
励まされないと、何もできない性質なので・・・・。
って、いきなり弱気?

フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援しています。

苦しい程に結弦くんが好きな方、ようこそ!

モスクワで開かれている世界陸上では、
ちょうど、市民ランナー川内優輝選手が走っています。

いつも全力を振り絞って、最後は倒れこんでしまうことも多い川内選手を見ていると、
ついつい、結弦くんを思い浮かべてしまったり、しませんか?

家族がテレビに噛り付いてる隙に、大慌てで書いちゃいますよ!



昨夜、結弦くんのコーチ、ブライアンのインタビュー記事がicenetwork.comに出ましたよね!
http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20130812&content_id=56740172&vkey=ice_news
(原文は、この記事の最後に載せました。)

私が眠い目をこすりながら格闘している間に、
(私もたまに自分で訳してみたりしますが、英語はあんまり得意じゃないので、
 時間ばかりかかる割りには、なかなか形にならなくて・・・f^_^;)

たらさんが素敵な日本語訳をつけて下さってました。
たらのフィギュアスケート日記「オーサー、クリケットチームの現状を語る@icenetwork 「僕らはソチへ行く」」

全訳については、ぜひ、たらさんの記事をお読みくださいね!
私は、その中で印象に残ったこと、いくつかについて、
書き綴ってみたいと思います。
ちょっぴり、たらさんの翻訳も引用させていただきました。ありがとうございます。(引用部分は青字)



◇五輪シーズンのプログラムについて

これは、またもや情報無し。
今月末のショーかフィンランディア杯で披露するまで、秘密主義を貫くのかもしれないですね。

特に結弦くんのSPについては、パリ散の持ち越しになるのか、
ジェフの新プロなのかもわかりませんし・・。

でも、私は個人的に、持ち越しに賛成なんですよね・・・。
昨シーズンに、あれだけ高得点を引き出したプログラムなので、戦略的に有利だということもあるけど、

それ以上に、AOI、DOIと見てきて、ジャンプ以外の部分の進化が著しいことに心を奪われたから・・・。

(ちなみにジャンプについては、AOIまでの間、ほとんど練習ができなかったということですから、本人が満足いくジャンプが飛べなかったことはパリ散の戦闘能力には無関係と考えて問題ないですよね!)

繊細できらびやかな表現でプログラムをぐいぐいと盛り上げていくスピン、
ギターの音色を溶かしバターのように纏った伸びのあるスケーティング、
躍動感が湧き上がる魅惑のステップ、
いよいよ外連味(けれんみ)たっぷりにキメてくる「へ!」。

どれをとっても、どこまで登りつめていくんだろう、
とんでもないところまで行ってしまうんではないかしらと、
恐ろしいまでの期待感を持たせるばかりでした。

行く着くところを知りたい、
最終到達点を見届けたい、
それはただのミーハーな、いちファンとしての個人的な欲望かもしれないけれど、
でも、その思いは止められないほど、押し寄せてくるんです。

だから、もし、ブライアンがこのプログラムを五輪の勝負プロとして推したなら、
結弦くんには(きっと、新プロに挑戦したいという思いを抱えているに違いなかったのですが)
その戦略を追い風として、受け取ってもらいたいなあと考えています。

すみません、一人語りばかり長くなっちゃって。


◇2013-14の五輪シーズンを前にした心境

バンクーバーの時の五輪シーズンは、「そのシーズン中はずっと、よく眠れなかったよ」というブライアンは、今、随分落ち着いているようです。
「でも今シーズンは、少しはわかっている気がしてる。今のところはよく眠れているよ。2、3か月後にもう一度聞かれたらわからないけどさ」ですって。気負いの無い落ち着きの感じられる台詞に、なんだかほっとします。

選手たちの個性に応じて指導法(言葉のかけ方も含めて!)やスケジューリングをカスタマイズし、こまごまとしたこと全てに気を配って、「あの子たちが自分で苦労しなくてもいいように」、日々、細心の注意を払って、選手たちが実力を発揮していけるように心を砕いている、そんな姿が浮かび上がってきます。

のんびりおおらかなハビエルと、金メダルという目標を明確に主張するゆづ。
この正反対の志向性を持つ男子トップ選手を見事に采配した昨シーズンのブライアンに注目が集まるのは、当然といえば、当然。

比較しては申し訳ないけれども、たとえばモロゾフコーチは、高橋選手、アモディオ選手、そしてハビエルなどが「自分だけを見ていて欲しかったのに」「自分が蔑ろにされてる気がする」そのような言葉を残して、コーチの元を去ってますよね。

フィギュアスケートは、たった一人で広いリンクに立ち、
数千の観客の視線をたった一人で受け止めるという意味でも、特殊な競技。
それだけに、
自分に注がれる視線の重みや色合いに敏感な選手が多いことは、
容易に想像できます。

繊細で敏感な彼らの心を、常に「幸福」で満たし、安心して練習に打ち込める環境を作っていくことが、若い選手を育てるために必要なのだと、以前にも語っていましたが、

いったい、どのような言葉がけ(あるいは、ノンバーバル・コミュニケーション)で、
一人ひとりに、
「キミは、誰よりも大切な僕の教え子なんだよ。いつもキミを見ているよ。
 キミも、何かあったら、何でも僕に相談してね」って伝えているのでしょう?

ほんの一瞬の視線の送り方など、そういった細かい部分にも、
きっとブライアンは心を砕いているに違いありません。

魔法のような采配ぶりですよね。
ブライアン・マジックと、呼ばせて欲しいほど。

きっと、少なくともソチ五輪が終わるまでは、具体的な中身は語られないのでしょうけど、
いつかは、教えて欲しいなあって思います。

スケートファンとしてというよりも、子育てに奮闘している一人の親として・・・。


◇日本のショーの振付を引き受けたことで

この五輪シーズンに特に多くの時間を割いているハビエル、ゆづ、そしてナム君を連れてファンタジーオンアイスの振り付け担当として参加したことは、このブログをお読みの方でしたら、みなさんご存知のことと思います。

「僕がショーを作り上げていく姿を見せられたのも、僕にとってはクールなことだったよ。彼らはそんな僕を初めて見たからね」とオーサーは言う。「あのショーの出来を誇りに思っているし、参加できてうれしかったよ。あの子たちとまた別の絆が持てたと思っている」

絆。そうだったんですね。
互いの新たな魅力を感じあい、信頼感を高めあったんですね。
嬉しいなあ、ブライアンのこの言葉。

FaOIに行った方の誰もが、素晴らしいショーで、心が揺さぶられたとお話しくださり、
最後のクワド合戦でのゆづるくんとブライアンの様子をつぶさに報告してくださったことが思い出され、何もかもが、今、一点に収束してきたように感じます。

演じる側の満足感、幸福感が、ショーの基底部として、
全体を支えていたのですね。


◇同性愛の「プロパガンダ」を禁じるためのロシアの新たな法律について

ゲイであることを公表しているオーサーは、ソチには選手たちに帯同して絶対に行くつもりだと言い切る。
その強さは、どこから来るのだろう?

手を握るだけでも「同性愛のプロパガンダ」と見なして逮捕されるかもしれないと囁かれているこの新法など恐るるに足りないとでも言いたげに、
きっぱりとした態度で帯同を宣言したことに、胸がすく思いがします。

でも、この自信に溢れる姿勢の陰には、さまざまな苦労や苦い経験があるに違いありません。
乗り越えてきた強さを感じます。

そして、
選手たちの個性を重んじるブライアンたちは、
同性愛者であるかどうかという点すらも、
個性の一つでしかないと、言い切っているかのように感じます。

個性である以上、それは尊重されるべきだと暗に主張しているようです。

一人ひとりの個性を是とすることから全ては出発する、それが栄光への地道な最初の一歩なのだ、
未来へ繋がる道なのだとでも言うように。


だから、この言葉がでてくるのでしょう。

「ゲイに対してそういう見方をするのは非常に時代遅れだと思うね」


個性を尊重することから結ばれた絆が、
何よりも選手たちを支え、
力付けていくことを日々の積み重ねの中で実感しているからこそのブライアンの次の言葉も印象的です。

「選手たちのコーチとして、そしてチームの一員として、僕は行くよ」



選手を支えるコーチ陣、
彼らと一体となって応援しているクリケットクラブのスタッフのみんな、

その暖かい力を感じながら、
若い選手たちは、日々、精進しているのですね。


今シーズンのクリケットチームの活躍がいよいよ期待される記事でした。

インタビューを掲載してくださったicenetworkさん、そして、とても解りやすくて綺麗な日本語に翻訳してくださったたらさん、ありがとうございました。



さて、先日紹介した、
International Figure Skating 10月号の追加情報です。
$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-IFS

この号は表紙がブライアンで、
特集記事が載るということでしたが、
$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~
その詳しい予告が出ていました。

http://www.ifsmagazine.com/articles/32657-brian-orser
Brian Orser has carved put a career that few others can lay claim to. The two- time Olympic silver medalist, the first canadian man to ever rise to such distinction, was known during his era as “Mr. Triple Axel.”
After coaching Yuna Kim to Olympic glory in 2010, he is now the driving force behind a new generation of Olympic hopefuls.

ブライアン・オーサーは他に類を見ないほどの輝かしい経歴を持つ。2度のオリンピック銀メダリストとなった最初のカナダ人スケーターで、現役時代はミスタートリプルアクセルと呼ばれていた。

2010年にキムヨナを五輪の金メダルに導いた彼は、現在、新世代のオリンピック候補選手を支える原動力である。(以上、意訳:まさ)

しかも、そこに添えられたお写真は、結弦くんと一緒に映っているもの。
IFS10月号の上に貼ったお写真が、それです('-^*)/

ということは本誌にも、
こんな感じに、結弦くんやハビちゃんと一緒の写真があるんでしょうね。
ああああ、期待度がどんどん上がっちゃうよ!

ちなみにこのお写真は、元々はこんな感じに横長に伸びちゃってたんですよ・・・。
だから目分量でちょいっと幅を縮めてみました。
もうちょっと縮めても良かったかなあ?
$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~


今日、ツイッターでハビが呟いてました。
今、スペインに里帰り中で、
家族でダイビングを楽しんでいるそうです。
海が真っ青で、綺麗だったよ~(°∀°)b

$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-ハビ&パパ
ハビちゃん、こんな何気ない一瞬でも、なんて美しい立ち姿をしているのでしょう。
すっと胸を開いて、重心と重力の方向が一致してる感じ、素敵だなあ、絵になるねえ~。
ゆがみによる左右差とかもない、綺麗なプロポーションなんだろうなあ~。
(だから余計に、結弦くんは「自分は猫背で・・」っ感じちゃうのかも)

右に立ってるのは、ハビのパパですって。
一般の方かもしれないので、一応、お顔を隠させていただきましたが、
さすがのイケメンでした!
しかも、このスタイルの良さは何???
信じがたいものがあるわ・・・・。

結弦くんも、こんな風に家族で思う存分楽しむオフって、あるのかな?
なんか、遊ぶのが下手そうな気がするんだけど・・。

電機屋さんでイヤホン探して一日終わっちゃったり、してないよね?ゆづさんよぉ~(^o^;)



以下は、icenetwork.com掲載のブライアンのインタビュー原文(全文)です。

Orser preps students, psyche for Olympic season
Champion coach keeps focus despite mounting expectations, pressures
By Lois Elfman, special to icenetwork.com

$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~-bo
Brian Orser has a lot on his mind as he steers star students Javier Fernández and Yuzuru Hanyu toward the Olympic Games in Sochi. (Getty Images)


(08/15/2013) - Two-time Olympic silver medalist, world champion and eight-time Canadian men's champion Brian Orser is doing his best to stay calm heading into the 2013-14 season.
He endured quite a few sleepless nights leading up the 2010 Olympic Winter Games in Vancouver, British Columbia. It was his first time accompanying an athlete to an Olympics, and the pressure on him and his student, Yu-Na Kim, was intense.

"That whole season, I didn't sleep very well," Orser said. "I wanted to be sure I did everything I possibly could.

"This time, I kind of know better," he added. "So far, I'm sleeping OK. Ask me again in a couple of months."

Having successfully completed his first Olympic coaching experience, which concluded with Kim's winning gold, Orser, 51, may be slightly less stressed, but he's no less attentive to details. As coach of 2013 European champion and world bronze medalist Javier Fernández, 2013 Japanese champion and 2012 world bronze medalist Yuzuru Hanyu and Canadian men's competitor Nam Nguyen, he's making sure he and colleagues David Wilson and Tracy Wilson leave nothing to chance.

"The most important thing for us is to really pay attention every day," said Orser, who is the skating director of the Toronto Cricket Skating and Curling Club. "We have to pay attention to the calendar. We have to pay attention to all the details that need to be taken care of so these kids don't have to worry themselves."

Each skater has a unique personality. Despite high expectations, Fernández, 22, tends to be more laid back, whereas Hanyu, 18, is very decisive about his desire to medal.

"With Javier, this year we're not going to all of a sudden say, 'You can be an Olympic medalist.' We're going to ease into it the same way we have the last two years and try to keep him relaxed and calm," Orser said.

"He says, 'I'm going to try to do the best I can.' That's the way he thinks," Orser noted. "Yuzuru wants to win."

There are many young skaters at the rink to whom Orser gives input, but for the Olympic season, he is focusing the majority of his time on Fernández, Hanyu and Nguyen.

"I'm better with packaging and planning and finding an individualized training schedule," Orser said. "I don't have a cookie-cutter way of doing this ... I think the psychology of dealing with each of these athletes, you have to customize the training for each one."

Earlier this summer, Orser was asked to do some show choreography in Japan, and he accepted the gig. It had been four years since he'd worked on a show, so he enjoyed stretching those muscles (Wilson worked with him). After nearly two decades as a professional skater -- touring with Stars on Ice and performing in many shows -- he has a feel for production numbers. In the past, Orser choreographed for Disson Skating, Holiday Festival on Ice, Celebration on Ice and other shows.

"It was fun and kind of cool for me to have Yuzuru and Javier (they and Nguyen performed in the shows) see me put a show together because they'd never seen that," Orser said. "I'm proud of the show and happy to be a part of it. It was another connection with these guys."

During the summer, Orser is doing his utmost to spend weekends at his summer cottage because once autumn comes, it will be go, go, go. Between Hanyu and Fernández, he'll be traveling to four Grand Prix competitions and, hopefully, the Grand Prix Final.

If the road leads Orser back to the Olympic boards, as expected, he will be traveling to Sochi. In recent weeks, there has been a spotlight on Russia's recently enacted laws that ban all gay rights "propaganda." Orser, who is openly gay, said he will absolutely accompany his students to the Games.

"It seems so archaic to have that type of outlook on gay orientation," Orser said. "I don't get it, but we're heading into the Olympic Games, and we're going to be going to Sochi.

"I'm going as a skating coach and part of a team."


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