個性で勝負をかける時 町田樹選手 グランプリシリーズ中国杯 日本男子5強時代へ | 見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

励まされ、受けとめられて、初めて人は、生きていけるのかな?

コメント、嬉しいです。
励まされないと、何もできない性質なので・・・・。
って、いきなり弱気?

フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援しています。

苦しい程に結弦くんが好きな方、ようこそ!

大ちゃんの失速・自滅事件に、

自分でもわからないほどにメゲまくって息も絶え絶えで参ってたところ・・・。

素敵な記事を見つけました。



そうか!

やっぱり、まっちーは、自分の武器を「個性」だと認識して鍛えてきたのね!

だから、たった数ヶ月で、

こんなにも魅力を膨らませたのね。

嬉しい記事。


書いたのは青嶋ひろのさん。

ゆづのこと、

ファイター一点張りみたいに書くことが多いけど、

個性的な表現性も、

ゆづの大きな武器だと思うんだけどな~。


音楽の世界を体現する、というか、

自分の中から物語を湧き上がらせていく才能は、

ゆづの最大の武器(のひとつ)だと思うんだけどな~。


ま、いいか。

まっちーが世界のトップ選手として、

その表現性を開花させていった道程を見せてくれました。

ありがとう。



◆町田樹、「高橋大輔らに続く存在」脱皮のカギは個性の完成 (1/2)
GPシリーズ・中国杯
2012年11月5日(月)
■待ち望まれた「演技派」町田の快挙

 グランプリシリーズ中国杯、22歳の町田樹の初優勝。
 君が代の流れる中、日の丸とともに会場の大きなスクリーンに映し出される彼の姿を見て、どれだけたくさんの人が、長く長くこの日を待っただろうか、と思った。

 2006年、16歳で全日本ジュニアチャンピオンとなり、高橋大輔、織田信成、小塚崇彦に続く存在として期待されながら、世界ジュニア選手権では9位止まり。そこからジワジワと成長を続け、バンクーバー五輪シーズンには3強に続く全日本4位にまで迫り、同年四大陸選手権では銀メダルを獲得。しかし、肝心の場面でミスをしてしまう弱さもあり、グランプリシリーズでの活躍は、今年になるまで見せることができなかった。

 ジュニア時代から町田は「演技派」「踊れるスケーター」として、ひそかに人気のある選手だった。ジュニアながら「樹といえば『座頭市』」「僕は『アランフェス協奏曲』が好きだな」などと、同世代の選手たちにも言わせてしまう存在感。また最近は、眼鏡をかけた気まじめな学生が羽目をはずして踊りまくる「ドント・ストップ・ミー・ナウ」、粋な江戸の遊び人が諍(いさか)いに巻き込まれて刀を振りまわす「必殺仕事人風アランフェス」など、キャラクターを作り込んだショーナンバーを披露して、大きな注目を浴びてもいた。
 だから今シーズンの大躍進、その鍵は4回転ジャンプなどではなく、人目を惹きつけて離さない2つのプログラムにあったことも、不思議ではない。

■パフォーマーとしての高い力量が成し得た初優勝

町田は、氷上のアーティストと呼ばれたランビエールが振付けを担当したSPを苦しみながら発展、進化させた【坂本清】 ステファン・ランビエール振付けのSP「F・U・Y・A」と、フィリップ・ミルズ振付けのフリー「火の鳥」。テイストのまったく違うこのふたつのプログラムを、町田はシーズン前から「すごく自信があります。ショートもフリーも、本当に良いものができた!」と大きな手ごたえを語っていた。

 SPは、情熱的なダンサーとして知られたランビエールが、こんなにモダンな作品を作るのか、と驚かされた斬新なプログラム。スイス・ローザンヌのリンクに2人きりでこもり、初めのうちは全くこの曲に合う動きやコンセプトが見つからず、完成を諦めかけたこともあったという。
「それでも2人で苦しみながら、この音楽と向き合って……少しずつ、2人でビルドアップできました。フィギュアスケートではまったく新しいジャンルの音楽を前に、自分たちの表現が発展、進化していくことを肌で感じた。素晴らしい経験でした」
 今や町田は、氷上のアーティストと呼ばれたランビエールの一番弟子と言ってもいいだろう。

 元アメリカンバレエシアターのダンサーだったミルズ振付けの「火の鳥」では、人間を恐れていた臆病な火の鳥が王子と出会い、一枚の羽を授け、最後には王子を助けて飛翔(ひしょう)する……そんなドラマチックなストーリーを描き、基本姿勢から動きの1つ1つまで火の鳥になりきることにこだわっている。
「ミルズさんはカリフォルニアの僕のホームリンクにいる先生なので、毎日のようにレッスンを受けられる。このプログラムは常に改良を重ねているので、これからもどんどん進化していくと思いますよ」
 アイスショーで侍や学生になりきったように、「火の鳥」になりきることで、試合の緊張感をも乗り越えられる。それほど、見せることに没頭できる質の高いプログラムと、それを滑りこなせる町田のパフォーマーとしての力量。これこそが、シーズンが始まって3大会連続表彰台、グランプリシリーズ初優勝という結果につながった。

町田樹、「高橋大輔らに続く存在」脱皮のカギは個性の完成 (2/2)
GPシリーズ・中国杯
2012年11月5日(月)
■「お客さんやジャッジの感情を巻き込める演技」を目指して

町田には、高橋大輔(写真右)をはじめ、世界トッププレーヤーがひしめく日本男子シングルとの激しいソチ五輪代表争いが待っている【坂本清】 今大会は残念ながら4回転やトリプルアクセルに失敗があり、町田は完璧な状態で2つのプログラムを見せることはできなかった。しかし彼も、決してジャンプが苦手なわけではない。大きさも美しさもあるトリプルアクセルにはかねてから定評があるし、ほぼ完成している4回転も、決まれば大きな加点が期待できるクオリティーだ。それでも今回は、ジャンプのミスを演技構成点などの高さでカバーして勝つという、トップ選手の勝ち方ができてしまえたほど、彼のプログラムやパフォーマンスは高い評価を受けている。

 そんな町田が、フリー後の記者会見で向けられた質問、「厳しい国内戦を戦っていく上で大事なことは?」に対し、「個性」とはっきり答えたことも印象的だった。

「いちばん大事なのは個性、オリジナリティーだと思います。僕だけのオリジナルを追及して、僕にしかできない演技をしていきたい。自分の一番のセールスポイントを磨いて、なおかつ、ジャンプなどのエレメンツもレベルアップしていく。ジャンプももちろん大事です。どんな表現ができても、ジャンプでミスをしてしまったら、お客さんのノリも半減してしまう。エレメンツも表現も、すべてが相乗効果で盛り上がって、お客さんやジャッジの皆さんの感情も巻き込める演技が、自分の目指す究極です。
 今、トップとして戦っていこうと思ったら、誰かと同じことをしていても勝てません。たぶん高橋選手や浅田真央選手のプログラムは、彼らにしかできないもの。それをみんながもっと追及していけば、スケート界ももっともっと注目してもらえる。今は個性、表現、それを出していくための戦略……すべてにおいて追求しなければいけない時代かな、と思っています」

■激しい代表争い「ゆくゆくは対等に……」
 フィギュアスケーターは、見る人が思う以上に体育会系で、その身体に流れるものの半分以上は、芸術家の血ではなくアスリートの血だ。ジャンプにとらわれすぎることで、せっかく持っている個性を試合ではほとんど出せない選手もいるし、どんなに演技で人を惹きつけても、見せている本人がまったく自分の魅力に気づいていないこともある。そんな彼らの中にあって、町田は理想的なほど自分の表現を大事にし、さらにアスリートとしてのあり方とも上手くバランスを取れている選手だ。
 4回転ジャンプを跳び、なおかつ極上の芸術を競技の場で見せ続けたランビエールが町田を選んだことにも、納得がいくだろう。

 ジャンプが完璧ではないことに不安はありつつも、町田はソチ開催のグランプリファイナルに一番乗り。ソチ五輪に向けても、間違いなく代表争いの渦中のひとりとなった。
 しかし、グランプリシリーズ表彰台の常連である、日本のトップ4。特に本気でソチの金メダルを狙うと宣言している高橋大輔、負けん気が強く、アスリートとしての精神力が強い羽生結弦。勝負にこだわり、4回転への意地も強い選手たちの中で、町田はどう戦っていくのだろうか。夏の時点では、「ソチは厳しいと思っている。自分にはその後に、チャンスがある」などと語っていたが……。

「まだまだ、厳しいですよ(笑)。大ちゃん、結弦、小塚君……彼らとの間に何枚もあった壁は、かなり壊せた、だいぶ近づけたとは思っています。でも、彼らと対等になったとは、僕はこれっぽっちも思っていない。まだまだいろいろな点で、劣っています。
 でも徐々に徐々に……攻めていっていることは、事実。それがこうして結果にも表れていますし、それを糧にこれからも、もっと攻めて、攻めて。ゆくゆくは対等に戦えるようになりたいですし、それがソチの前にできたら、なおいいですよね。ソチ五輪のシーズンの全日本選手権。見ているみんなが、『本当に誰がオリンピックに行くかわからないね!』、そんな雰囲気にできたらいいな」

 まだ、プレ五輪シーズン。ソチ五輪までの日々は、短いようで長い。右肩上がりの町田が、トップ4と対等に戦う日は「いつか」というほど遠くはないだろう。
 そしてその場所で最後に勝敗を分けるのは、気持ちの強さ。精神戦となった時、高橋の年月をかけて勝ちとった王者の強さ、羽生の恐れるものを知らない若き勝負師の強さ、小塚のクレバーさで大きなアップダウンを乗り越えた強さ……それとは違う、「自分の個性、表現」を完成させるために戦おうとする町田の強さ。ひょっとしたらそれは、彼だけの持つ強さとして、ライバルたちに立ち向かう、もう1つの武器になるのかもしれない。磨きあげたプログラムは、人々の胸を打つだけでなく、戦う彼の心をも支えるものになるのかもしれない。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201211050003-spnavi_1.html


ふううう。

実は裏で、さっきの大ちゃんの記事の続きをうじうじと書いているんだけど、

要はね、

大ちゃんは、

ゆづに倒して欲しかったんだなあ、私。

絶好調の大ちゃんを、

堂々とした演技で追い抜かしていくゆづが見たかったんだ。


でも、

まだ先でいいよ。

ソチ五輪では、

やっぱり大ちゃんに一番高いところに昇ってもらって、

まんまる金メダルを首にかけてあげたいんだな~(^∇^)


もちろん、隣にはゆづが並んでいて、

仲良くニコニコしながら、

こっそりこちょこちょしてたりするんだよ(^∇^)


$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~



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