ドラクエの音楽で知られる作曲家すぎやまこういちさんが死去。享年90歳。
また一人、偉大な人がこの世を去ってしまった。
かつて、FCのドラクエ2の戦闘の音楽を初めて聴いた時、凄く衝撃を受けた。
4音に制限されたPSG音源の曲でありながら、聴いた事もないようなカッコ良さ、奥深さ。
8bitサウンドでも、作曲家が命を吹き込めばああなるんだと。
そりゃ、もう、みんな夢中になった。ゲームにもその音楽にも。
思えば、そこから、ドラクエシリーズ、FFシリーズが生まれ、ゲーム音楽という文化が生まれたのですね。そして、今や、RPGとゲーム音楽は世界の文化に。
ゲーム音楽は、ソフトがCD-ROM化された事によりCDと同質のサウンドになって久しいけど、自分達の世代にはどうしても内蔵音源のサウンドが焼き付いている。あの限られた電子音に、日本の音楽界の粋が結集していたのは確かだった。そして、SFCのFF6辺りでそれが頂点に達したのを覚えている。バンドやオーケストラとは別の凄みと味わいが、内蔵音源のサウンドにはあった。余談になってしまいましたが…
ゲーム音楽の第一人者がいなくなる痛手はあまりにも大きい。
ご冥福をお祈りいたします。
