一人のひとを泣かせたら、千人のひとを喜ばさないと助からない。

十人のひとを傷つけたら、万人のひとを助けなければ罪は消えない。

世の中は、このように思って努めていたら、道の開けぬことはない。

自分を捨てたつもりが、自分を浮かび上がらせるのである。

わが身を捨て切るひとになりたいものだ。





ふく  グッピー
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ついてるうさじです。

世の中には、自分の身勝手で簡単にひとを傷つけてしまう方がいます。

「わたしは善人だ。

こんなに善いことをしている。

こんなにひとを喜ばせている」

と言って、救われるのが当然だと、いい気でうそぶいている善人は、神仏から見れば、真剣に立ち直ろうととする悪人より、扱いにくいはず。

まして、払えども絶ちがたき、妬み、貪り(むさぼり)に、ともすれば打ち負けるあさましい心を恥じるところがない善人、あるいは、善人と言われることに満足しきり、一そうの精進をする心をなくした善人は救いようがない。

タチが悪い。

善人は、わが善のさらに至らざることを反省することが必要なんです。