今回は、僕が経営者を目指そうと思ったキッカケについて綴ろうと思う。

 

 

僕が経営者を目指そうと思ったのは大学3年の時。

 

当時は大学野球真っ只中で寮生活もしていたから、将来のことについては考える余裕もなかった。

 

というか考えたくなかったといった方が正しいと思う。

 

しかし大学3年にもなると、一般生徒は就活が始まり、野球部員も同様に就職活動が始まる。

 

それまではどうにか野球でメシを食っていければいいと簡単に考えていたが、徐々に大人になるにつれ、

 

その夢がいかに難しく、狭き門なのかがわかってくる。

 

野球でメシを食うというのは、プロ野球選手、大手企業の社会人野球くらいだろうか。

 

独立リーグは正直生活はかなり厳しいし、そこからプロ野球選手になれるのはほんの一握り。

 

ましてや別にエースでもなんでもなかったから、徐々にその夢は自分の幻想であって、叶えられるものではないと気づく。

 

そんな状況の中、初めて真剣に「自分は将来何になりたいのか?」を考えるようになった。

 

中小企業でも野球がやれればそれでいいのか?

 

野球は大学で終えて、普通に会社に就職して、ごく一般的な人生を歩みたいのか?

 

親父の会社を継ぐのがいいのか?

 

色々と自分の頭の中で考えたが、どれもワクワクしてこない。

 

親父の会社を継ぐというのも、大卒でいきなり親父の会社に勤めるのは少し違うようにも感じたし、

 

そこに就職しないにしろ、何かしらの形で親父の会社に貢献できればいいと思っていた。

 

野球しかやってこなかった人生だから、いざ将来のことを野球抜きで考えると、何も浮かんでこない。

 

同時に、これまでの約20年間で自分は何か目標を達成してこなかったことに気付いた。

「何かをやろう、成し遂げようと思っても途中で投げ出していたなぁ。。」

 

「口ではデカいこと言って、結局行動に伴ってなかったなぁ。。」

 

そんな今までの自分を振り返って思った。

 

そう思うと同時に、

 

 

「今度こそは絶対に何か成し遂げよう。トップになってみよう。」

 

こう思うようになった。

 

せめて小学生から大学生まで野球を続けてきたんだから、それは胸を張ろう。

 

そして野球ができなくても、今までの野球人生は無駄ではないと信じ、何かに活かそう。

 

そんなことを思ったのが、僕が経営者になろうと思ったキッカケ。

 

それからもう5年ほど経つが、今でもその目標は変わっていない。

 

むしろ、毎日毎日その目標を達成したいという気持ちが強くなっている。

 

実際に経営者という立場になった今、形上目標は達成できているが、

 

まだ違う、何か違うと思っている。

 

”目標というのは、最終的な目的を達成する過程で設定するもの”であり、ゴールではない。

 

まだ道の途中。

 

大学3年の時に、決意したあの時の気持ちを忘れず、あの時の自分が報われるよう、これからも地道に進んでいきたい。