アメリカの赤ちゃん
日本の赤ちゃんも、アメリカの赤ちゃんも
先進国と言われる国では、大自然と都会との空気は全く違っていることを
赤ちゃんの成長の過程で示しているように思いました。
あやしている様子
この写真でみるところ、首がすわったころ、
3・4か月の写真のように見受けられます。
早い時期からの絵本の読み聞かせをしていたようですし、
3世代が協力しあって子育てにかかわっている家族の様子が
映画では映っていました。
コップ飲み
しかし、愛情深く子育てにかかわって育児している裕福な
家族が写っていても、
生後、10か月くらいには独りでコップのみをしておりました。
この赤ちゃんの目が焦点が合っていないのが大変気になりました。
目が見えていないわけではありませんが、
コップ飲みの動作と、この赤ちゃんの意志ある思いが遊離しているから、
このような目になっているのです。
すごく早期に絵本の読み聞かせをしたり、赤ちゃんに愛情深く接していても
大人の過干渉な触れ合いは、赤ちゃんの意思を尊重することをわすれ
赤ちゃん自身の自発性を奪いかねないことをあらわしています。
這い這い
日本の赤ちゃんの暮らしと同様、積極的に赤ちゃん教室にかよったり、
家では、天井から立位になれるくらいの姿勢なままつりさげられて
ぴょんぴょんはねる運動をしていたり、
赤ちゃんの活動をより促進させるような環境づくりには
とても配慮されてすごしていました。
しかし、大自然の中で育つナンビアやモンゴルの赤ちゃんのような
身体の骨格に芯がないように感じました。
ナンビアの赤ちゃんは、免疫が高く身体内部で免疫細胞がつくられる活動が
エネルギッシュな力を放出させるのでしょう。
モンゴルの赤ちゃんは、ホーミーという音の響きを身近で浴びて育ちます。
口内と声帯と二重の音を同時に出す民族特有な響きは、
骨格や心臓の鼓動にも共鳴するように感じました。
人と動物が一体となるような環境の中で、生命活動は体内の血潮の息吹を
あらわすようです。
都会に住んでいると、自然の中の響きを受け取る力が弱体化して、
免疫力や活動力に差がでるように思います。
立位
独り立ちするころは、日本の赤ちゃんもアメリカの赤ちゃんも、何度もコテンコテンと
転びながら腰くだけになりながら、だんだん2本足を覚えていきました。
やはり、ベビーカーなどの姿勢が発育に負荷をかけているのです。
モンゴルの赤ちゃんは、大風が吹く大地に仁王立ちになって立位を獲得していました。
このように、国によっての気候、文化、環境の違いで
子ども達の育ちの違いが見れたことは、とても勉強になりました。
私たちは先進国といわれる環境にいればこそ、
その環境だけに埋没し短視眼的な子育てになりがちですが、
自然の中に生きる人間のもっと眠っている力を発揮できるような子育て を
めざしたいと思ったものです。
深くmanabaまなばせてもらったこの映画、
ありがとうございます。
(写真は全て映画「Babies いのちのちから」(監督トマス・バルメス フランス)パンフより)
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