もう少しで３歳になるのですがまだ独り歩きができないことでご相談にこられました。
病気の原因はさだかではないこと、でしたが
病気の原因探しよりも、独り歩きできるための力をつけたいな、と思いました。
人昔前までは、
子ども同士が相撲をとったり、おしくらまんじゅうをしたりすることで
子どもの活動が成長を促す環境がありました。
その子どもの活動の重要な意味は、
身体ごとぶつかりあいながら、活動のエネルギーは
内側から外に向かって放射されるように発揮されていく、ということなのです。
成長する力にアクセルするには
身体の内側から外に向かっての方向性でエネルギーを発揮すること。
このことがとても肝心なのです。
病気を治す特効薬や、手術に勝るともいえる、エネルギーを発揮する方向性を
インプットすることなのだとゆりっこは発見したのです。
そこで、ゆりっこはボクを相手に相撲をとることにします。
ボクは相撲をとるつもりも予定もないのですが、
相撲をとるつもりも体勢をとらされると、がぜんゆりっこさん相手に
ブルドーザーが驀進するようにむかっていくことになります。
その勢いに乗って、
汗をふきだし、なみだもよだれも鼻水も痰もげっぷも
あらゆる水分を老廃物とともに出し切ります。
エネルギーを発揮することと、老廃物排泄はついでにおこなわれます。
力つきて、脱力した体験をくりかえしながら
脱力した後に再起した時、いままでにない新しい力が自然に出ている自分に
きづかされます。
１ 
２
３
４
床の上にすくっっと立てたボクは
３歳をお祝いするかのように、進めるようになっていました。
自分で歩こうという意欲が出たことがとてもうれしかったです。
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