しゃがんだ姿勢から立ちあがる様子です。
ものにつかまらないで立ち上がるときには、
頭を下に向けることなく、正面を向いているか、むしろ上向き加減にたちあがります。
立った姿勢は、腰の真上に頭がのっている状態です。
立ち上がりながら、両足裏には床を押し付けるように力が働いています。
もっと言うなら、
両足の前面(膝がしら側)は、下に向かって踏みこむ力が働き、
両足の後ろ目面(ふくらはぎ側)は、に向かって上体を押し上げる力が働きます。
さらに言うなら、
両足踏みこむときに、足先側に体重移動がなされると、
上記の (膝がしら側)は、下に向かって踏みこむ力
(ふくらはぎ側)は、に向かって上体を押し上げる力
が、反射運動のように無理をせず、自然に引き出されてきます。
つかまって、立ってしまうときは、たいてい
ものを握りしめたままだったり、寄りかかったままだったりするので
立ち上がる時に上体を、上に上引き上げるような力を出してしまいます。
それは、身体のバランスをとるためには邪魔になる余計な力といえます。
つかまり立ちがはじまると、
もう、立ちたいのだろうと
大人は、つい安易に解釈しがちですが、
腹部や、そけい部を圧迫した長い習慣の日々を費やしてきた赤ちゃんは、
それらのうっ血をはねのけたい、伸びあがりたい衝動を
つかまり立ちのエネルギーにぶつけやすい、ということがほんとの本音です。
本当に立ち上がることを目的とするようになった赤ちゃんは、
自分の足場を確保して立ち上がり、あたりを眺めることができます。
ですから、つかまり立ちの赤ちゃんのほとんどは、
自分の足場を気にしていませんし、目線の及ぶ視野が狭い範囲にしぼられています。
時間がかかっても、つかまらずに立ち上がれるようになることを
大人の方が、目標としていたいものですね。
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