数日前から、頭の奥がジーンとして痺れる感じ。
昨日は台所で、目眩。
ストレスだって、わかってる。
なんとか寝れても、眠りが浅くなってるし。
今日は気分が高ぶって寝れない。
寝ようとすると、明大丈夫かなぁって。
明のあんな酷い傷口、決して平気で見ているわけじゃない。
術中のモニター頼んだのもぶぶだけど、決して平気じゃない。
でも、明の今後を思うと少しでも知っていてあげたかったから。
とーちゃんも、普段傷口なんて見ない人だし、痛いことや悲しいことは大嫌い。病院にいるのでさえ苦痛。
実父の手術の時だって、仕事がある!って言って来るのを拒んだりもしたし、じぃじの臨終の時も苦しい息をするじぃじを見てられないからって外に出てた。
なのに、明の手術は「来て!」って言わないのに来たね。
そして、モニターを一生懸命見てた。手術台の明にも会った。
我が子なんだよね。
大丈夫って思っていても、心配で心配で仕方ない。
ご飯食べれてないから、ちゃんと回復できるか心配で心配で仕方ない。
頭の奥がジーンってして気持ち悪い。
明は麻酔から覚めて、今、痛くないかな。
なんで、土曜日は食べられたのに日曜日は食べられなくなったんだろ。
皮膚が落ちちゃって激痛だったのかな。
なんでこんな思いさせなきゃいけない。
ごめんね。明。
手術台の明、むき出しの皮膚、凄かった。
あんなにたくさん皮膚がなくなっちゃって。
私が医療関連施設で働いてるって言ったから、先生はこう言うの平気だろうって思って呼んだのかな。
最初に論文読んでもらいたくて、ハッタリかましたんだよ。
嘘じゃないけど、そんなバリバリの医療従事者じゃないんだから。論文だって意味を検索しながら一生懸命読んだんだよ。
傷口なんて平気じゃないよ。薬の名前もわかるよね?的に言わないで。わかんないんだから。
とーちゃんもぶぶもモニター見てただけなのに口きけないくらい疲れたよ。
それにしても、前病院、酷いな。
これを、自宅で経過観察しろって。
嘘でしょう?
血が滴ってるのに。
間違いなく皮膚が治る前に感染症で死んじゃう。
いや、貧血か?
何考えてたんだろ。
そー言えば、最初に明の皮膚を見た時、あの先生「これは…難しいかもしれない。」って言って、ぶぶに怒られたんだよね。
諦めてたからあの対応なんだ。
あ、ムカついてきた。
本気で心配なんかしてないんじゃない?
死んでも仕方ないなって思ってたんじゃない?
今、かかってるのが獣医師会の大御所のところだから、ヤバイなって。だから、ぶぶがこの間行った時は何にも逆らわず神妙な態度だったのか?
あ、ますますムカついてきた。
くそ、寝れん。
泣くか、怒るか、ばっかりだ。
明、負けないぞ。
一緒に闘って、あいつ見返してやろう!
食べられなくなって、もう歳だから繁殖できないって捨てた繁殖屋も、こんなに広範囲に腐ってたら難しいからダメだって諦めた獣医も。
皆んな見返してやれ!
あたちはこんなに元気だ!
あたちはこんなに愛しゃれてるんだ!
あたちはこんなに幸しぇだ!
あたちはこんなに食いしん坊だ!
あたちはこんなに歩けるんだ!
あたちはこんなに可愛いんだ!
あたちはこんなに輝いてるんだ!
って、見せつけてやろう。
早くご飯食べよう。明。
尻尾振らなくていいから、ご飯食べよう。
明日、仕事終わったら行くからね。
ゆっくり寝ようね。
おやすみ、明。