映画「レ・ミゼラブル」 | ついつい空をゆく

ついつい空をゆく

2009年10月04日(日) から日々思った事を書いています。

泣いた!泣いた!泣きすぎて、観終わった後、映画館のトイレで顔を洗ったよ。

実は、昨日の元旦から私はかなり重度のピーピー腹をかかえていた。
2日の今日は、以前から約束していた映画「レ・ミゼラブル」を観ることなっていたのだが
新宿の街中で動けなくなり、友人に携帯で「地下道・・・紀伊・・・のくにや・・・入口」とだけ伝えて
探しに来てもらったほど。
そんな状態だったので、映画を全部観るのは不可能かも・・・と思っていたのだけど、席を立たずに無事に観れた。
いや、素晴らしかった!!!

舞台のミュージカル「レ・ミゼラブル」は、とても縁が深いので、
当初、『映画の方も観ておこうかな』くらいの気持ちだったのだが、本当に観てよかった。

私は、なんと言っても舞台の臨場感が大好きなので、
映画は二の次になってしまうのだが
この映画のリアル感に、ひ~~~!!!
ストーリーもよく知っているし、曲も耳慣れたものなのに
初めて体感するような感覚だった。

元々、ミュージカルというのは、感覚を増幅させる麻薬のような仕掛けがあるので
プラス映画の視覚のリアル感と合わさって
恍惚に近いような状態になるのかも知れない。

物語の人物は、昔から「ジャベール」が好きだったが
今回もやっぱり『あ~ジャベール(ラッセル・クロウ)、いいな~』と思った。
彼の心のうちを思うと・・・その生い立ちと複雑な内面に、とても惹かれてしまう。

さて、ふと、今日気がついたのは・・・
『あれ?ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)って、
仮釈放の時に既に今の私くらいの年齢だよね?
その後に、工場をおこして、市長だよね!それって、すごくない?』
なんて事が浮かび、たとえ物語とはいえ、驚きとえらく感銘を受けてしまった。
同じフランス革命後の時代が舞台の「モンテ・クリスト伯」(同じくフランス)も
エドモン・ダンテスが、牢獄を出た時は、当時としては、けっこうなオジサンで
そこから復讐をはじめるわけなのだから
なかなか、昔のフランスのオジサン達のバイタリティの様は、奮起させてくれるな~。
まだまだ、人生ひっくり返せる!と思ってしまった。

話が飛びました(^^;

なんか、琴線触れまくりで、ずっと泣いていたのだけど
一番感動したのは、ジャン・バルジャンをあの世からファンティーヌが迎えにきたところ。
分かっていたはずなのに、まず歌声が聞こえてきて・・・
姿が見えた瞬間、うわ~~~!と、なってしまった。
ファンティーヌがこれ以上ないくらい不幸なわけだけど
映画だと不幸さに磨きがかかって(演じたアン・ハサウェイがこれまたすごい)
とても、いたたまれない。
そして、ジャン・バルジャンもファンティーヌに対し
心ならずも彼女の転落な人生のきっかけを作った自責の念があるわけだけど
(&コゼットを愛する機会を与えてくれたことへの感謝)
それが・・・微笑みながら、ジャン・バルジャンを迎えに来るんだよ。
救われるよ。
なにもかも・・あのシーンは。
心が浄化する。

そして、ラストの「民衆の歌」で、みんな蘇っての大合唱で・・・そりゃ~号泣するよね。
(「革命」には、若者たちと今の自分との間に距離感を感じて、気持ちが入りませんでしたが。
つい、『そんな単純なものじゃないんだよ』と、心の中で若者たちに声をかけてしまった。
でも、もう片方では、政治関係の勉強会で時々見かける、まだ固くて青いけれど
熱さは伝わってくる日本の若者たちにも一方では重ねてしまい、羨ましいとも
自分が年をとったとも感じた)

と、いうわけで、むりやり身体を引きずって観たけど、本当に感動でした。
ミュージカルは、人によって好き嫌いがあると思うけど、
やっぱり・・・ミュージカルいいよ~!と、改めて思った作品でした。

(でも・・・明日の高尾山は、このお腹では、無理だな・・・涙。山って、トイレが極端に少ないからね・・・)