311大震災レポート | ついつい空をゆく

ついつい空をゆく

2009年10月04日(日) から日々思った事を書いています。

地震の時、全国各地にある取引先の店舗と電話中だった。
地震のゆれを感じたが、相手がどの地域からの電話か分からなかったので、そのままを会話を続行。
ゆれる。ゆれる。
ゆれが激しすぎて、その事を相手に伝えると
府中からの電話との事で、相手の方もゆれが激しいと答えた。
どんどん、ゆれる!
これは、やばい!と思い
「その件は、営業に連絡をとって対応をお願い致しますーーーー!
では、失礼しますーーーーーー!!!!!!!」というのが最後の言葉。

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あまりに激しいので、机の下に隠れた。
もう一人、同じ世代くらいの女性が机の下へ
若い同僚達は、しばらくはその場のイスに座っていたが、そのうち次々と机の下へ

現在の職場は8階にある。
そのせいか、とにかくゆれる。

サイレンは鳴りっぱなし。
80名くらいの従業員がいるのだが、皆、落ちついていた。

しばらくして、靴に履き替えて、上着と荷物を手元に持ち込むように言われた。
通常は、靴を履き替え、セキュリティードア内のオフィス内には
携帯の持込はもちろんダメだが、荷物、コートの持ち込み禁止の職場。

初めて許可された。

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5時頃には、今日は終業し解散となった。

全線交通機関は不通状態。
タクシーとも思ったが、タクシー代金が心配で、出来るだけ歩こうと思った。
(タクシーが全くつかまらない事が、この時は知らない)

地図を作成した。
おそらく徒歩で2時間半くらいで帰れそうだった。

仲がいいYさんは、お子さんとも家族ともつながらないし
自宅は、けっこう遠いので、新宿まで徒歩で向かって、あとは私鉄が開通をするのを待つと言っていた。
いまだ、その私鉄は開通していないし、今頃どうしているのだろうか。

又、神奈川や千葉など、遠いところから通勤している人もいる。
職場に泊まりだろうか。

心配だが、日がまだかすかにある間に歩きたかったので、地図を片手に私は出発した。
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歩いてすぐに日はとっぷり暮れた。

歩道には人があふれている。
だいたい、皆、携帯での地図を確認しながら歩いている。
私のように、紙の地図つなげてを持っているようなアナログ人間には、たった一人しかすれ違わなかった。

地図は、職場から甲州街道までに出るあたりまでを大きな一枚の地図に。
その他、曲がり角3箇所は、その部分詳細地図をプリントしておいた。

最初は元気がよく歩いていたが、どんどん寒くなる。
迷ったら後が大変なので、途中で人や住居地図で道を確認しながら、歩く。

トイレに行きたくなってきた。
1時間越えたあたりで足に疲労も感じているし
遠くに見えた「すき家」の明るい照明を見て
休もうと思っていたら・・・表に張り紙「一時的に閉店」と書いてある。

もう店が全然みあたらない。

やばい!やばい!と思っていたら「蕎麦屋」を発見!
こだわり蕎麦のようで、お値段が高い。
が!そんな事は言っていられない。
入るとお客がけっこう多く、店員さんが忙しそうだった。
先にトイレを借りた。

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「卵とじ蕎麦」
美味しかった!!!
身体が暖まったよ。

隣のテーブルのおばちゃんと地震の話しをする。
これから恵比寿の自宅へ向かうという。
タクシーで帰ろうと思ったら、全くつかまらないそうだ。
私と同じくずっと歩いて、疲れて、この蕎麦屋に入ったらしい。
地図を広げて「恵比寿だと、あと2時間くらいかと」と伝えると
「私の足じゃ3時間かな。ゆっくり行くわ」と前向き。
私の使わなくなった部分の地図をあげた。

さて、店を出ると・・・歩道に更に人があふれている!!!

けっこう皆さんの歩く速度が遅いので
バンバン人を追い越しながら、サクサク歩く。

だんだん、見覚えのある景色になった。

いきつけのCoCo壱番屋、モスバーガー、コンビニが長蛇の列!
本当は、コンビニで少し食料を確保しようと思ったが
あまりの人の多さであきらめた。

帰宅!!!
休憩込みで、2時間40分。
想像より早く到着!

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・・・・・・・・・リビングに入ると。

ギャー!
なんじゃこりゃ~~~~!

これを見なかった事にして、被害の少ない寝室でそのまま寝たい気分だったが、片付けたよ。
安全装置が働いて、ガスが止まっている。
外で出て、ガスメーターの復活ボタンを初めて押したよ。

でも、念の為、ガスの元栓は閉めてままにしておいた。

1時間半で、片付け終了。

家族とは、遅い時間にようやく携帯がつながった。

それにしても職場から歩いて帰れる距離で運がよかった。
TVで目をおおうばかりの映像を見て、本当に私は恵まれていると思った。
どうかこれ以上、被害が広がらないようにお祈りします。

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