
今日の日記を書いたあと、睡魔が襲いゴロッと寝てしまった。
先ほど、付けっぱなしだったパソコンの電源を落とす為に
画面を閉じている最中に「大浦みずきさん肺ガンで死去」の文字が!
今年、私も観劇した『スーザンを探して』の突然の本番直前降板のニュース以来
その後、かなり深刻な状況という事は、少しづつあちこちから耳に入っていたが、やはりショックだ。
私は、宝塚時代に2回、退団されてからは、数度、生の舞台を拝見している。
宝塚でのなつめさん(愛称)の生は、地方公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』と
さよなら公演『ヴェネチアの紋章』
宝塚を見始めて間もない頃である。
当時、なつめさんは「花組」所属で、「ダンスの花組」を確立させた人だという。
今でもあざやかに覚えているのは、「大浦みずきの異常な格好良さ」である。
「異常な」という表現は、変かも知れない。
でも、それくらい突出していたのだ。
私が最初に観た宝塚『ベルサイユのばら-オスカル編-』は
涼風真世・天海祐希・麻乃佳世(!!!)
この3人が、まるで劇画の中から抜け出たような美しさで、すっかり魅了された。
そして、花組『ヴェネチアの紋章』の大浦みずき。
あまりにも違っていた。
最初の月組『ベルサイユのばら-オスカル編-』にて拝見した宝塚は、
今、思うと夢のようなおとぎ話の世界へ誘ってくれたのだと思う。
その後に観た花組『ヴェネチアの紋章』は、なんていうか・・・
大人のエンターテイメント的な、色に例えるとシックでメタルないぶし銀のような色。
大浦みずきは、その中で、更に異彩を放っていた。
背が高く、シャープな動き。
そして、身体のラインだろうか?
遠く客席からでもおそろしく、その格好良さが際だっていた。
というか、大人の本当に男性に見えた。
なによりも彼女のダンスは、私は宝塚の中では「神レベル」だったと思う。
残念ながら、私が見始めて、すぐに退団されたので
なつめさんの男役を堪能する時間がほとんどなかった。
ただ、彼女のエッセイを読んだ事がある。
とんでもなく「宝塚」が好きだったようだ。
受験前、宝塚の全校生徒を全てそらんじていたそうだ。
退団後、女優大浦みずきの舞台を何度か拝見したが
私の中のなつめさんは、あの3000人の劇場の舞台で
マントをさばいて、“異常に”格好良く存在していたなつめさんが、光り輝いている。
一瞬であったが、彼女と同じ空間にいられた幸福を感謝したい。
どうか、やすらかに。
ご冥福をお祈り申し上げます。