2024年富士ヒルクライム 60分43秒  | パワー系クライマーへの道

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ヒルクライム好きのロード乗りです。自分の限界を目指して。

富士ヒルプラチナ目指します

この冬は理由あってまともな自転車トレーニングをせずジテツウくらい。恥ずかしいくらいの内容しかないのででしばらくブログの公開もお休みしてました。


なので多分過去最低のコンディション。さらに直前にランニングで左ハムストリングスを痛め2週間経っても治らず。その間に富士の試走のお誘いも受け、なんとか行きたかったですが真面目に肉離れしそうで、ロングの低強度ソロ練しかできず。ボロカス状態。


そんなことつらつら書いててもしょうがないですが、結果だけ言うと、予想に反して自己ベスト更新。ほんと自分が1番びっくり。


60分43秒 

スタート前知り合いにもたくさん会って近況報告。この時間が楽しい。今年もこの時間が来たな。と。

今回はサイコンも外して、レースと自分の足の具合(肉離れせんように)だけに集中。前日、軽く100Wくらいで回しただけでも肉離れすんのか?って瞬間もあって、祈る気持ち😅

サイコンない代わりに最近買ったガーミンの745で(パワーもとれる)ログとりました。ボディバッテリーなどがとても使え、これに従って無理ない練習をするように最近なりました。


試走、本番、調子の良し悪しに関わらず、いつも大沢駐車場あたりで限界迎えるので、直前は高強度できない代わりに、SSTレベルで40〜60分くらい踏んで筋持久力つけるとか、低強度ロングで毛細血管増やすとか、ちょっとでも体重減らすとか、当日だけでもなんとか走れるように考えて取り組みました。疲労残さない、怪我悪化させないなど、リスクの低い選択を心がけて。レース前は、いろいろやりたくなるんですが、やらない、を選択するほうが上手くいく気はします。


富士参加時として過去2番目に軽い。去年は直前に高強度しまくって57kgくらいに落とし、そこから戻して58kgフラットくらい。

レースレポ。

今回は選抜150人くらいいたようで、スタートからリアルスタートまでの間も減速も多く、全く息も上がらない。

リアルスタート後は、とにかく前が見える範囲で走ります。1合目下駐車場までもキツくない。

いつもより長い間限界を迎えない感じに、なぜ?となりながらも、とにかくそれを1秒でも伸ばせるように、位置取りなど足を残すことを考えて走りました。

そのうちしんどくなってきて、あーもう駄目かってなったところで、前方でも千切れ集団ができはじめてる。それに北陸のレジェンドN川さんや、ミニマムさんもいる!なんとか行きたい!けど無理そう!終わった!

しかし近くにインフィニティのK川さんが、「なんとか前追いつきましょう」って声をかけてくれました。私はほとんどひけませんでしたが、奇跡的に前に合流。ほんとありがとうございました。

いつもならそれで足を使ったあと、結局すぐ千切れるのですが、何故か粘れる。さらに3合目以降大沢まで逆風のためペースが上がりませんが、これは私には幸運。以前、チームメイトのとつげきおうに、3合目まで粘れれば集団のペース落ちますから!って言われてたの思い出しそれを信じた。とつげきグッジョブ!(笑)

ちなみに、直前にフロントシングルにしようと思い、チェーンとチェーンリング買ったのにチェーンカッターが見つからず、前日彼に借りて事なきを得ました。ほんとありがと!これで-300gは軽くなって、6.49kgエアロード。



フロント42のリア11-28。これで白石登ってたし、桧原の高速区間も問題なく回せてたから富士もいけるやろ。と。ちくわさんホイールにコンチネンタルTTのチューブレス。信頼のコンチネンタルにパンクの心配は1ミリもしてなかった。そういう安心材料は、レースみたいに神経がピリピリしてる時にはとても大きいです。実際最高でしたよこのタイヤ。

あとは、オフ中にN村さんに長い時間付き合っていただいて、ひどいポジションを是正していただいてたので、それが1番過去と違うかも。

レースの話に戻りますが、その後ガーミンウォッチも見る余裕なく、ペースもパワーも全くわからないけど、とにかくここにできる限り残りたいの思いで時間を消化。

ドリームチームのO賀さんほか、関西勢が「みんなで行こうぜ」とか、「ここにいるみんなは最高や」とか、「もう半分もないんやで」とかマジで勇気くれる掛け声をくれる。返事したいんだが私はとにかく余裕なし😅ごめんなさい。でもほんとに力もらえました。

そうこうしてるうちに大沢の太鼓の音が聞こえる。「山梨の地元の人もこんなに応援してくれてる、がんばろうや、あと15分だけやで」って、そのとおりだ頑張らねば。ここからが勝負。

その後もキツイんだけどなんか粘れる。そのう普段なら全く叶わない相手が少しずつ減っていく中、勾配あがる勝負の奥庭へ。

痛めたハムストリングスも限界近く、シッティング力はいらず無理😅ダンシングで。

北陸のレジェンドN川さんやO川のゆうちゃんさんらも近くにいて、とにかく遅れないように。

そしたらなんとか残れた!

それ以降は追い風ボーナス。とにかく遅れないように。

最後のトンネルの登り、ラストスパートかけるのに食らいつこうとダンシング。とにかくあと少しだ。

この冬、というかここ数年、上手くいかないこと、辛いことなどがたくさんあったけど、やっと上向いてきたんだ、悔いなく踏め!とか、こんな時にそんなことを思いながら踏む。

ゴールできて安堵。ガーミン見ると65分10秒の表示。

まじか、このメンバーと走ってもゴールドも穫れんかったか、まあでも完走できたし。

って思ってたら、切ったつもりのリアルスタートのラップが切れておらず、N川さんに聞いたら、60分半くらいちゃう?と。

ログ上げたら


!?

プラチナ惜しいとかは1ミリも思わず。え、速すぎじゃね?って(笑)

多分この集団で頭取った方60分20秒くらいだったと思うので、プラチナ獲るにはもう1個前の集団にいないといけなくて、その力は100%ありませんでした。なのでそれはタラレバとか一切なし。

しかし自己記録は2021年の富士ヒル62分半。その時は白石でもたっちーさんと走って60kg越えていながらも21分くらいで走り、とても良い状態でした。あのときは3合目でプラチナ集団から散り、大沢で追いつかれた61分集団からも落ちて終わりました。

今回は程遠い状態。65分切りどころか、途中で肉離れして完走できないかもしれない。

また、オフに積み上げられていないなら走ってもどうせ意味ないと結局逃げてばかりで山練もせず、逃げてばかりで当日になってしまいました。

なので、何がどうなって走れたのか、自分でも本当に分かりません。

ただ直前に怪我をしたことで、いつもみたいに直前の追い込みはせず(むしろやりたくても出来ず)1番良いリザルトだった2022年の赤城(エキスパ5位)の前に、低強度ロング期間を作ったのを思い出して、それと同じようなLSDをしたり、体調整えて疲労残さないようにするとかそういう事の積み重ねが結果に繋がったのかもしれません。

とりあえず、今年は特にプラチナ目指すなんて全く無理だと思っていたので、それでも諦めちゃだめなんだと思い知らされました。

アマテラはしろわんくんの6位入賞のほか、とつげきとなおしがプラチナなど流石。

めちゃ嬉しかったのが、昨年ドリームチームで一緒に走らせてもらったにんにんさんがプラチナとったこと。ゴール地点で思わず嬉しすぎて抱きついてしまった(すみません😅)

ほか、いろんな人と、いろんな話ができ、こうやって書いてみると、ドラマがたくさんあって、その一つ一つのおかげで、こんな楽しい思いをさせてもらえて自分は幸せだなと思いました。

今回、色々また自己流に実験して当たったこともあったので、これからにつながる大会となりました。

やっぱりプラチナ目指そう。

以上。