ここ2、3年老眼鏡がないと本もスマホも見れない
旦那さんが倒れた日からなぜか更に老眼が進んだ
老眼鏡を買いなおした
老眼鏡をかけるようになってから、旦那さんが更に優しくしてくれるようになった
スーパーに一緒に行って私が老眼鏡を出すと
『俺が見てやるから大丈夫』といってくれた
外食した時もメニューを見るのに老眼鏡を出すと『美味しそうなのはこれとこれだ』と
契約などの書類を書くときも『慌てて老眼鏡出さなくていいからな』と
今は慌てて出したりしまったりして疲れるからひもをつけて首からぶら下げてる
さみしいし、甘えたい
老眼鏡をかける度に切なくなって困る
幸せな記憶が多ければ切なさも膨らむ
和らぐ日が来ることを願いながら、来ないんじゃないかと思いながら、時間だけが過ぎていく
それでも、旦那さんの口癖『俺に任しとけ!』を思い出してちょっと元気が出る
亡くなっても側にいて、守って愛情注いでくれてありがとね