「自分が何かを達成した経験により、自分は達成できると感じる感覚」
とでも申しましょうか?
単なるポジティブシンキングとは違いますね。
何かの目標に対して、それができるか予測をし、どうすれば達成できるか考え、実践し、挫折しても試行錯誤して、そしてついに達成する。
失敗→挫折→試行錯誤→継続→達成
この図式において失敗→挫折が大きいほど自己効力感はより強いものになる。
努力し達成する経験がない人が
「でも自分ならできる!!」とか思い込んでるのは妄想で、自己効力感とは違う。
そしてそのプロセスで他人の力を借りた部分が強いほど「仲間の絆が大切」という価値観になるでしょうし、一人で必死で努力した人はそれが重要だと人にも言うでしょう。
つまりそれは全て経験則であり、人は経験に左右される。
全てが客観的な指標に基づいて判断している。
統計的な理論に基づいている。
そう思っている人も、その人にとっての客観であり、その人の知っている理論であり、その客観性や理論が未来永劫絶対であるなんてことはないわけで。
だから経験や主観なのだ。
ただどのような形であれ、自己効力感を持つことは非常に重要。
限られた人生で、自分が客観的に正しいかどうかより、自分は困難を克服し、達成できると信じて、自分のやり方で前を向いて歩く努力をする方がはるかに建設的かつ健康的。
トレーニングをすることそのものが快感になるのは、自己効力感を極めて分かりやすく満足させられるから。
そのことは悪くはない。
ただ僕は、
そこで得た自己効力感を他の実生活で活用してもらいたい。
そう強く思うのです。
ジムスペースで完結する。
あそこが全てになってしまうのではなく。