子育て支援センターの通常開設が出来なかった9月前半。
併設の子ども園の先生方の『園内研修』を請負わせていただきました。
どんなテーマの研修がいいか園長と話し合い
『保育に活かすおもちゃ』
『発達性トラウマを知る基礎学習』
の2つに決めました。
子ども達がお昼寝をしている間の約1時間。
二日間の研修は、全員園内にいるけれどzoomを使って各部屋から参加です(おもちゃの研修は対面でも行いました)。
zoomだからといって全員が参加できるわけではないけれど、一箇所に集まるよりもいろんな意味で安心感が保たれるのはいいのかも。
配信のあれこれは細やかにフォローして下さるJ先生に丸投げして、私は講座開催に集中出来ました。
J先生ありがとうございます。
『おもちゃ講座』は支援センターや公民館などで、保護者向けに行うことが多かったので、保育士向けに行うのは久しぶりでした。
あらためて資料を準備しながら、そもそもの発達の捉え方、家庭とは違うプロフェッショナルとしての遊びを見る視点、保育環境を整える意味など私自身も考えることがたくさんでした。
難しい顔にもなるけれど、おもちゃを手にして子どものことを考える時間はやっぱり楽しい
時間の関係で積み木とボードゲームに的を絞って、育ちを支えるおもちゃの役割やおもちゃの持っている力をお話ししました。
実際に積み木に触れてみて、子どもの気持ちにもなってみたり
ボードゲームで盛り上がったり
画面の向こうの先生方も覗き込むように見ていました。
二日目はガラリと雰囲気が変わって『発達性トラウマ』についての研修でした。
発達性トラウマとは子どもの成長過程で起きるトラウマのことで、病気や不適切な養育、胎児期出生時のストレスなど様々な要因があります。
そしてトラウマが引き起こすコミュニケーションの難しさや感情抑制の困難さがあります。
今回は
発達性トラウマとは何か
発達性トラウマがあるとどのようなことが起こりうるか
を中心に話しをしました。
それぞれの先生が、心当たりのある子どもを思い浮かべながらの研修でした。
そして当然のことながら
「じゃあ、どうすればいいの?」
発達性トラウマがあるのでは?と想定することで、その子の反応の意味を考えることがまずは一歩です。
おもちゃにしてもトラウマにしても、方法を探る時に、ものごとの因果関係と“how-to”を混同してはいけないなと思います。
「○○には□□がいい」
「××すると△△になる」
というメッセージは、いつでも誰にでも該当するものではないし、その考えがどこに端を発しているのかを思慮する力も必要です。
学ぶことは難しいです。
学ぶほどわからなくなったり、新たな疑問も生まれます。
でも人が育つその土台の場にいるのです。
「わからない」ということを謙虚に持ちつつ、ひとりひとりを知ろうとすることやそこで出来ることを積み上げていくことを日々の生業とするのが保育士です。
学びは毎日の自分を支え、子どもを見る目を養います。
仲間とどう共同するか、つまづきの原因は何かを導く力になります。
私自身もそういう学びを重ねられたら。
そしてそういう学びを提供できたら。
そう思います。
感想がびっしりと書き込まれた用紙に、発見や疑問をすぐに行動に変えている姿を見ました。
とても嬉しく思います
研修をさせていただきましたが、日頃は現場の仲間です。
子ども達にとって何が大切か、必要かを、共に考え準備し支えることは私の仕事のひとつです。
学びが繋がっていくように、私も頑張らないとなぁと思います。
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