子ども達が遊ぶスペースのあるお店。
ずいぶん増えましたね。
ふらりと寄ったお店でそんな小さなスペースを見つけ、ひとりの女の子に目がとまりました。
2歳前くらいでしょうか。
小さな滑り台の周りを所在無げに歩いたり、滑り台のてっぺんに座ってどこかを見つめています。
ひとりで来た…わけないか。
と思いながら、視界に入れつつお店を見てまわっていると、
お母さん登場( ˊᵕˋ )
間髪入れず大きな声が。
「帰るよっいつまで遊んでんのっ」
女の子は何やら叫んでいます。
「買ったお菓子返してもいいのっ⁈
言うこと聞かないと晩ごはん無しだよっ」
私には急な展開に見えましたが、これまでのやり取りもあったのかもしれません。
女の子はじーっとお母さんを見ています。
「もう知らないっ」
と去るお母さん。
同じようなやり取りが2回繰り返され、
お母さんはヒートアップしていきますが、女の子は何かを叫び、滑り台から離れようとはしませんでした。
三たび、ひとりになる女の子。
そして私と目が合いました。
ここからはテレパシー(目で会話)です( ˶˙º˙˶ )୨
私 (こんにちは)
女の子 (誰?何?)
私 (今の見てました。お母さん怒ってたね)
女の子(何か用?)
私 (あなたはどうしたいのかなと思って)
女の子(怒る?)
私 (怒らないよ)
女の子、滑り台の上で満面の笑みになりました。
私もニッコリ( ˶ˆ꒳ˆ˵ )
女の子 (見ててね〜!)
私 (見てるよ〜!)
両手を上げて滑り降りる女の子\( ˆ ˆ )/♡
女の子 (見た⁈)
私 (見た! かっこよかったね〜!)
そして女の子は靴を履き、お母さんの元へと駆けて行きました。
遠くからまだ怒りが静まらないお母さんの声が聞こえます。
それでも親子で手を繋ぎ歩いているのを見届けて、
これから晩ごはんの支度をするお母さんのことを思いました…。
女の子はお母さんに見てほしかったのだろうと予想がつきます。
でも
「見てくれる人」が私でも、なんとか気持ちは収まりました(たぶん)。
bestじゃなかったけど、betterもありです。
子育てはいつも最善じゃなくていい。
代わりがあれば代わりでもいい。
お母さんにそれを伝えても、実際には助けを求めるのは難しいものです。
だから
周りの人達がその事を知っていれば、
しんどい時のお母さんを少し助けられるかなと思うのです。
子どもも「ま、今日のところはこれで良し!」と
思えるかもしれません。
そんな日があっていい…と思いましょう(❁˘ ˘❁)
〈写真は我が家の長男・2歳の時〉
…我慢ばっかりはツライですが、良いことばっかりもなんだかなぁと思ってしまう、人間とはムズカシイ欲張りな生き物です
親になると“良いこと”で子どもを包み込みたい衝動に駆られます。
そして上手くいかなかったり諸悪の根源が自分だと感じたりします。
結果、イライラする、凹む…
真綿で包むように育てることは無理だし息苦しいです。
「あ〜〜、なんか今日は残念な日だったな」
という思いも暮らしの糧であり、きっと生きる力になりますよ
おとなも子どももね
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