正午近くに、「ああ~!」ということがありまして、とりあえず落ち着くためにお昼ご飯を作

って食べました。

 久々に「私って、ひょっとしてバカ?」と自己嫌悪に陥りそうになりましたが、「いやいや、

早くに気づいてよかったんだわ。落ち込んでいるなんていう贅沢な時間はない! 実行あるの

み」と思い直し、消化の良い昼食を摂りました。


おろしそば


 キノコのみぞれ蕎麦です。

 十割蕎麦をゆで、その横で鰹と昆布のダシに、エリンギ、シメジ、油揚げを加え、みりん少々

と醤油麹で少し濃いめに味をつけたそばつゆを作りました。

 少し濃いめにしたのは、後で大根おろしを水気を切らずに入れるから。

 ゆであがった蕎麦を丼に入れ、熱々のキノコつゆをかけて、大根おろしをどさっと。

 後ろにあるのは、リンゴの豆乳ヨーグルトかけ。リンゴが見えませんが、ちゃんと下に入っ

ております(^_^;




 ついでに、昨日のお昼ご飯。


サーモンほたて



 サーモンとホタテのソテーです。

 オリーブオイル(炒め物用)で軽く塩をふった鮭(骨と皮を除く)と、塩をふらないホタテ

をフライパンに蓋をして焼き、ひっくり返したら上からホタテに塩を、全体的にエルブ・ド・

プロヴァンスと白ワインをふり、再度蓋をして蒸し焼きに。

 最後に蓋を開けて、汁気を蒸発させてできあがり。

 写真では、やたらにお皿に空間がありますが、お皿に移したときに「本当はこの下にマスタ

ードソースが敷いてあって、ホタテの間にはチョンチョンとキャロット・ピュレが入るはずだ

ったのに~」などと未練がましく考えていたので、何ともスカスカとした一皿ができあがりま

した(;。;)

 まあ、これはこれでおいしかったのですが。

 パンケーキは抹茶。これまでの作り方とは違う実験の成功品です。

 と言っても、見た目じゃ「どこがどう違うのよ?」と突っ込まれた方、正解です。

 食べないと、わからないんですよ、違いは(*´∀`*)

 ところで、このパンケーキが、今日の落ち込みの引き金を引くとは思いませんでしたが……。




 午前中は、所用で図書館で調べ物をしまして、まっすぐに帰らずに製菓材料を見て歩いてい

たのです。

 そのとき、ふっと天から降ってきたかのように、頭に浮かんだことがありまして。

 はい、これまで作ってきたケーキレシピ、もっとおいしく、ふっくら、風味良く作れる方

法が、唐突に閃いたのです。

 それと同時に、「どうして、こんな簡単なことに今まできづかなかったのか?」と愕然と

しましたわ。

 完全に盲点と言いますか、「これでないとグルテン・フリーのお菓子は作れない」という

ある一つの思い込みに、ずーっと縛られていたことに、ようやく気がつきました。

 そう、本当にただ一つの点。

 昨日までせっせと新式のパンケーキが成功していたのも、思えばこの思い込みの点を無視

していたから、できたこと。

 はあ~と、がっくりくると同時に、「電子書籍でレシピ本を出す前でよかったわ。こっち

の方法の方が、簡単に、よりおいしくなるかもしれないし」と安堵もしました。

 おいしいと思うか、まずいと思うかは、その人の好みの問題ですから、私がとやかく言う

ことではありません。

 それでも、他人様に紹介するなら、ブログにせよ書籍にせよ、最低限「自分が美味しい」

と思うものしか出したくありません。

 そこそこ美味しい、友人には「いいんじゃない」と言われたものも含めれば、すでに300

種くらいにはなっていますが、私自身が納得できなくてボツ・保留になっているものの方が

多いので、現在は完成レシピ120種くらいです。

 今の完成品も、もちろん自分で胸を張って「少なくとも、私は美味しいと言えます」とい

うものばかりですが、今回気づいた点を改良すると、さらに風味も口当たりも良い、おいし

いお菓子になるような予感がしています。

 というわけで、これから一つ試作してみて、「やっぱり、こっちの方がいいわ!」となっ

たら、これまでのケーキ・レシピを作り替えることになります(^_^;

 もちろん基本は変わりませんが、微妙な配合などが変わるでしょう。

 全部を変更する必要はありませんが、2~30種は改めて試作することになりそうです。

 うーん、今月中にお菓子本の第一弾をと思いましたが、難しいかもしれません。

 これまでに出したレシピも、一部改訂版が出るかもしれませんが、もちろん今までの作

り方でもおいしいと、私は思っていますよ。

 あるいは、「あら、今までの方がおいしいわ。な~んだ、これでいいんじゃない!」と

いうオチになるかもしれませんし、そうなったら嬉しいのですが。

 ともあれ、試作をしてみます。