今日はおでかけするので、ブログはお休みしようと思っていたのですが、なぜか早く起きてし

まいましたので、明日の予定を繰り上げて出すことにしました(*´∀`*)


 ワンちゃんと飼い主さんが一緒に楽しむダイエットおやつの試作品ができました。


 日曜日、アンディままさんにお会いして、ダイエットおやつをお渡ししました。


 何とか「これなら、どうかしら?」というものができましたので、アンディちゃんとご家族の

方達にご試食願うためです。


 アンディちゃんは、「キャバリア・アンディと私」というアンディままさんがなさっているブ

ログの名前にもなっている、キャバリアの男の子。


 ひょんなことから、おやつの試食を引き受けてくださって、お願いすることに。


 最初は、知り合いのかなり高齢のおじいちゃんから、「うちのワンコと一緒におやつを食べた

いけれど、うちのは肥満気味だし、人間の食べ物はよくないし、でも一緒に食べたいし。人間と

犬が一緒に食べられるお菓子って、無いんだろうか?」という相談をされたことがきっかけでし

た。


 そして、そのおじいちゃんとは全く面識のない別の知人から、「うちの子、すごく年寄りだけ

ど、よく食べるのよ。肥満が心配で。それに、私が食べているのを欲しがってねえ。分けて食べ

られるようなダイエットものって、売ってないしねえ。何とか、作れない?」と持ちかけられま

した。


 さらに、アンディままさんとひょんなことで、「ワンコのダイエットが、今はどの飼い主さん

も心配していて」という話題になり、「そうか、それなら作ってみたいわ」と思いついて始めた

のです。


 私は今は犬もネコも飼っていません。


 大好きで、できることなら「ペット可」の物件に引っ越して飼いたいのですが、私自身が時折

バタリといきますから、そうなると犬猫のお世話はできません。


 きちんとお世話ができない人間が飼うべきではないと思っていますので、近所のわんにゃんと

仲良くなり、ネット上のわんにゃんを見て和んでおります(*´∀`*)


 ふっと、子供の頃に田舎で飼っていたワンコとふかし芋を分け合って食べていたことを思い出

しまして、「そうよね、同じ物を分けて食べられたら、楽しいよね」と。


 私は飼えなくても、どこかのワンコが飼い主さんと一緒におやつを食べられたら、きっと嬉し

いんじゃないかしらと思いまして、人間向きケーキに加えて「ワンコと飼い主さんが一緒に楽し

めるおやつ、ダイエット向きに低カロリーで」のレシピを考えるようになったのでした。


 最初は片っ端からワンコ用おやつ本を読んで、ギブアップ。


 以前のブログでも書きましたが、どれが良くて悪いのか、あいまいなものが多すぎです。


 そしてブログで呼びかけ、幾人かの飼い主さんに教えていただき、基本路線ができました。




・味付けはワンコに合わせて、糖分・塩分・油分を控え、人間は後で味を補えるようにする。


・疑わしい材料は使わず、間違いなく安全なものだけにしぼる。




 材料は、魚や肉(骨をはずす)、豆腐、おから、豆乳(ヨーグルト、チーズも含む)、穀物の

粉(米粉・ホワイトソルガム粉・あわ粉・きび粉など)、果物(リンゴ、梨、レモン、オレンジ

など。ブドウは除く)、野菜(ネギ類など危険なもの以外)をメインにします。寒天やゼラチン

も使用。


 調味料は、ハチミツ、メープルシロップ、メープルシュガー、海塩、リンゴ酢、米酢、太白胡

麻油、菜種油、レモン汁。


 どうしてもわからなかった大豆粉・ベッサン(ひよこ豆の粉)は使用しないことに。豆腐類は

一度火を通して加工していますが、生の豆類を粉にした物はいいのか悪いのか判断ができないの

で、今のところは使わないことに。後々、「大丈夫だ」とわかれば使うかもしれません。


 グレープシードオイルも、ブドウの種なら大丈夫なのか、だめなのか、これも人によってまち

まちなので、使わないことに。


 バニラエクストラクトやエッセンスも、アルコール分を含んでいますから、ボツ。火を通せば

アルコール分は消えると言われていますが、それでもいくらかは残るので使用せず。


 当然、酒類もNG。


 スパイスやハーブも、もちろん×です。


 スパイスはカタカナ名になっていますが、何のことはない「漢方薬」ですし、ハーブは「西洋

民間医療薬草」です。


 人間がお料理に使う際にも、合わない人はお腹を壊したりします。

 

 ましてや身体の小さいワンコなら、どんな作用があるのか、専門家でなければ恐いです。


 イギリスでアロマテラピストは、準医療従事者という扱いで、厳しい訓練を受けます。その指

導は医療行為と見なされます。


 ペット専従のアロマテラピストもいて、そういう人に相談して「これはワンコに使える、こっ

ちはダメ」ときちんと教えてもらえるならいいのですが、日本でそこまで徹底したプロのアロマ

テラピストやハーブ研究家を、私は知りません。


 だから、安全路線で「これは大丈夫だとはっきりしないものは、使わない」ようにしていま

す。


 



 これまでお菓子レシピを作るのに、「低カロリー、ダイエット」など欠片も考えたことは無

く、常に最優先は「アレルゲン以外の材料で、おいしさ優先」でした。


 結果として、材料が植物性なので「低カロリー、低コレステロール」になったのですが、今

回は最初から「いかにカロリーを落とすか」を念頭に置くことに。


 ダイエットお菓子を考えるのは初めてでしたから、かなり悩みました(^_^;


 そして、使える材料も味付けも、「まずワンコに照準を合わせ、その上で人間もおいしく食

べられるもの」にしましたから、人間向きケーキのレシピよりもはるかに難しかったです。


 ただ、してみてよかったのは、この限られた材料であれこれ組み合わせたおかげで、思いが

けない作り方ができたことです。


 まだ発展途上中なので、アンディさんにご試食願えなかったのですが、ワンコだけではなく、

人間にも体に良くておいしいダイエットお菓子ができそうですし。


 その意味では、ワンコのおやつの悩みを相談してくださった皆さんに感謝です!


 ただ、残念なのは、私にその話をして数ヶ月もたたないうちに、高齢のおじいちゃんが死去

し、ワンコは遠方の息子さん夫婦のもとへ、もう一匹のワンちゃんは、ワンちゃん自身の高齢

で死去と、相次いで去ってしまったのでした。


 試作ができて、食べてもらおうかなと思った矢先のことです。


 悲しいというか寂しい気持ちになったものの、「それでも、もし他のワンちゃんと飼い主さ

んが喜んでくれるなら、もう少し作ってみようかな」という思いで手を加え、今回アンディち

ゃんとアンディままさん、たぶんご主人と娘さんも巻き込んでのご試食願いとなったのでした。



 アンディままさんのブログを拝見しますと、どうやら「タラのフィッシュケーキ風」は、ア

ンディさんに気に入っていただけたようです\(^_^)/


 ワンコを飼っていなくても、人間にも低カロリーで良質なタンパク質を含む「おつまみ」に


なります。




 本来のフィッシュケーキは、魚入りコロッケのことなのですが、ジャガイモを使うとカロリー


が高くなるので、お豆腐に置き換えました。



タラのフィッシュケーキ風(
810個)


材料



生タラ(または甘塩)             80g

レモン汁                   少々


木綿豆腐                   150g

海塩                     ひとつまみの半分くらい

レモン汁                   少々


太白胡麻油                  少々




作り方


木綿豆腐は作る半日以上前からペーパータオルで包み、軽い重しをして水気を切っておく。


2 

小鍋でお湯を沸騰させて、レモン汁少々を落とし、タラをゆでる。中まで火が通ったらバットに出して冷まし、皮と骨をはずしてほぐす。


1の木綿豆腐をフードプロセッサーか裏ごしにかけ、2のタラを混ぜる。海塩ごく少量とレモン汁(こちらは豆腐の臭みを減らすため)を少々加えて、よく混ぜる。


3を少量手に取り、丸めて軽くつぶし、シリコン加工のアルミホイルを敷いた天板に並べ、表面に刷毛で太白胡麻油をさっと塗る。


220度で2分予熱したオーブントースターか、10分予熱したオーブンに入れ、15~20分焼く。

あまり焼き色はつかないので、表面が乾いて縁が少し色づき、軽く押さえると弾力があれば焼き上がっている。
オーブンによって焼き上がりの時間が微妙に変わるので、気をつけて。




ワンコには冷ましてからそのままで。


人間は温かいうちでも冷めてからでも、ケチャップか辛子醤油を少しつけるとよりおいしい。



 他のおやつは、アンディさんのご試食が終わり次第、評判がよければ掲載し、アンディさんが

「これ、ちょっと」でしたら、改良してからお出しします(*´∀`*)