放牧先のノーザンファーム(北海道安平町)で28日、坂路調教後に右前肢のザ石(蹄底の炎症)を発症した天皇賞・春馬アドマイヤジュピタ(栗・友道、牡5)は、前哨戦のフォア賞を使わず、凱旋門賞(10月5日、仏・ロンシャン、GI、芝2400メートル)に直行することになった。30日、近藤利一オーナーが明らかにした。「幸いにも症状は重くないようなので、現時点では断念するつもりはない。フォア賞は使えなくなったが、直行なら時間的にも余裕があるので、参戦の方向で考えている」と語った。同馬は30日現在も調教を休んでおり、今後の日程については未定。

 同じく凱旋門賞を目指すメイショウサムソン(栗・高橋成、牡5)はDWコースで調整。「シャンティには坂路コースがないからね。いまから平坦コースに慣らしているんだ。帯同馬も探している」と高橋成調教師。前哨戦のフォア賞(9月14日、仏・ロンシャン、GII、芝2400メートル)を使うならば、8月20日前後に出国し、その1週間前に福島競馬場で検疫を受けることになる。


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休養明けになるエアアドニスも併せた相手を7馬身ちぎって好仕上がりだ。5カ月半ぶりのエアアドニスが北Cコースで絶好の動きを披露した。ツルガオカハヤテ(牡8、オープン)を3馬身ほど追走。4コーナーで内へ入ると、ゴール前仕掛けた程度で7馬身ちぎる豪快なデモンストレーション。6ハロン77秒9、3ハロン38秒2-12秒7とタイムも優秀だ。「ここは目標にしていたレース。(放牧先の)山元トレセンでもそのつもりで調整してもらったし、帰厩してからも乗り込みは十分積んでいるから調整に狂いはないよ」と伊藤正調教師は狙い通りの仕上がりに満足げだ。「中央場所だと賞金面で除外の可能性がある。条件が一番いいと思ってここまで待機した」。昨年は55キロで3着した舞台。54キロの今年はトレーナーも力が入る。


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サマー2000シリーズの第3戦・小倉記念の出走予定馬が栗東トレセンで追い切られた。目下2連勝の上がり馬ダイシングロウは終い重点ながら、ラスト1ハロン11秒6と文句なしの伸び脚。勢いそのままに重賞初挑戦初Vの偉業に虎視眈々。


夏は格より調子! 過去に何頭もの上がり馬が結果を残してきた小倉記念。1000万下→1600万下を連勝中のダイシングロウが絶好調をアピールした。

 最終追い切りはDWコース単走。前半こそやや口を割って行きたがるそぶりを見せたが、直線に入って追い出されると鋭く反応。鞍上の右ステッキが1発入るごとに重心がググッと沈み、6ハロン84秒8、ラスト1ハロンは11秒6とシャープな伸び脚を披露。見届けた松田博調教師も納得の表情を浮かべる。

 「ウチにしてはちょっとやりすぎた調教になったが、テンで引っ掛かり気味になるのはいつものこと。まあ、この中間もうまく調整はできてきたしな」

 オープンへの昇級初戦で重賞初挑戦馬が56キロ。それだけ、ここ2戦の勝ちっぷりが鮮やかだったわけだが、GI馬のドリームジャーニーが57キロ、GIII・七夕賞勝ちのミヤビランベリが55キロであることを思えば、決して恵まれたハンデではない。「能力的に認めてくれるのはうれしいが、今回の相手のハンデを考えたら不満やわな」と、松田博師も解せない口ぶりだ。

 しかし、今のダイシングロウにはそれをも跳ね返す能力と勢いが感じられるのも事実。「前走で速い時計の競馬にも対応できたのは収穫やったし、今はレースでも落ち着きがある。スムーズに気持ちよく走れたら、ハナにもこだわる馬じゃない」と、トレーナーも前向きだ。

 重賞初挑戦初Vの偉業へ導くのは川田将雅騎手。デビュー5年目の今年は皐月賞(キャプテントゥーレ)を含め、重賞4勝と西のエースへと成長しつつある。ダイシングロウとはコンビを組んで2戦2勝と負けしらず。九州男児と上がり馬が小倉の伝統重賞に、その名を刻もうとしている。


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