JHL(日本語を継承語として習う)の生徒さん
先日のレッスンでは
生徒さんの好きな藤子不二雄のキャラクターを
題材にしました。
「チンプイ」というキャラクターがいるそうですが
私は全く知りません。
そこで
「私にチンプイの特徴を教えて下さい」
と言って
生徒さんにチンプイがどんな姿をしているか
私に説明してもらい
その説明を基に
私がチンプイの絵を描きました。
この学習の狙いは
「形容詞」をどれだけ使えるか。
または
何かお互いに共通しているものを探して
それに似ているものを説明する。
日本語が不自由なく使えても
結構、難しいものです。
まず色
生徒さん:「紫…ああ、でもちょっと青い」
私:「じゃあ、青っぽい紫とか紫っぽい青だね」
私:「顔はどんな感じ?」
生徒さん:「大きくて丸いです。」
私:「耳は?」
生徒さん:「顔の横に大きな耳です」
コアラみたいなのかな?
私:「体は?」
説明するのがとても難しそう
私:「太ってる?痩せてる?」
「ドラえもん見ないな感じ?」
生徒さん:「太ってはいません」
「フワフワした感じ」
私:「首はありますか?」
生徒さん:「首はありません」
楕円形のような体を描きました。
私:「足は?」
これも悩んでいました。
私:「長いですか?」
生徒さん:「長くありません」
私:「何かの形に似ている?」
生徒さん:「苺の形をしています」
私:「苺の形なら三角では?」
生徒さん:「三角とは少し違います」
ここで、
私の描く苺が生徒さんの苺とちょっと違う事を発見
生徒さん:「尻尾があります」
私:「どんな?フサフサしているの?
生徒さん:「へびみたいな感じで先が丸くなっています」
私:「手は?」
生徒さん:「棒みたいになって先が丸いです」
私:「では、お顔はどんな感じ?」
ここで、口の説明にとても悩んでいました。
生徒さん:「黒子のバスケの小金井の口みたいなんだけど・・・」
黒子のバスケ、という漫画は知っていて、テレビでもやっていたけど
私には面白味が分からず、観ていなかったので
キャラクターの顔も分かりません。
私:「口は開いていますか?」
生徒さん:「はい、開いてます」
ヒントをいくつかもらって
私:「上唇は波のようになって、下唇は開いているんですね?」
生徒さんは私が描いている間は
絵を全く見ていません。
そんな会話のやり取りをして
出来上がった絵を生徒さんはものすごく楽しみにしてくれました。
だけど
私、絵は上手ではありません(汗)
まず、チンプイとは
画像、お借りします。
ああ、なるほど
耳は顔位に大きいです。
尻尾、なるほど蛇みたい
体が思ったほど長くなかったですね。
これを知っている語彙の中から説明するのは難しいかも(笑)
足が思ったより大きい。
口!なるほど
上唇がアルファベットのWで下唇がUかVと言えばなんとなくわかったかな?
そんな事を話しながら
私が描いた絵(笑)
あとで
顔を二重にしたり
体を短くして足を大きく上から描いて見づらいですが
まあ、そんなに間違いではない?(笑)
ちょっと、テレタビーズ?
「すごく楽しかった♪」という事で
次回のレッスンでは
また別のキャラクターを教えてくれるそうです。
逆に私がヒントをあげて
描いてもらう事もする予定です。
藤子不二雄のキャラはみんな知っているようなので
何にしようかしら?