バイリンガル教育  お母さんが日本人だからって・・・ | 頑張るお母さん チャレンジ人生 in U.S.A.

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アメリカの生活、仕事、教育についてのブログ
時々ペットの話も。
日本語教師です。
英語が苦手、だけど頑張ってます。
毎日がチャレンジです。

海外で子育てをなさっている

日本人のお母様方は納得

 

でも

 

日本にお住まいの方達には

   なんで?

 

と思うかもしれない。

 

 

親が日本人だからと言って

その子供が

日本語ができるわけじゃない!

 

 

 

特に

我が家のように

日系の学校や補習校が無いようなところでは

親が日本人だからと言って

日本語のできるハーフジャパニーズは

とても少ないです。

 

それは

親が日本語教師であっても同じ。

 

同業の日本語教師のお子さんが

日本語が出来ない

というご家庭

何組かお会いしたことがあります。

 

そして

 

私は

そうなってしまうのも

分かる気がします。

 

えっ?なぜって?

 

うちのバカ息子です!

 

ここに一つの例を挙げましょう。

 

このブログは10年以上続けているので

昔から読んで下さっている方は

よくご存知だと思いますが

 

うちの息子は

かなーりユニーク

ユニークって、面白いって意味ではないですよ。

一言で言えば”変わってる”

他にいない”唯一の” と言う意味です。

 

幼稚園から高校まで

不良ではないのに

停学処分になっちゃうって

そうそういないでしょ?

 

で、

 

カルバンクラインの$200のスーツと

$24のおパンツを買ってあげた代わりに

日本語のお勉強をすると約束した息子

 

 

 

 

まずは、ひらがなから覚えないといけません。

 

えっ!ひらがなも出来ないの?!

 

と思ったそこのあなた!

ええ、彼は読み書きできません。

 

興味を持った時に教えようと思いましたが

17歳になるまで

一切、興味を持ちませんでした。

 

学校の宿題もやらずに

進学校で進級できなかった息子に

日本語を教える余裕などありませんでした。

 

今回、お約束したので

私が好きなアプリを使ってiPodで始めました。

 

Writ it Japanese!

このアプリは

ストレスなく平仮名とカタカナを

正しい書き順で覚えられる優れものです!

 

約束だからと渋々始めた息子

まず「あいう」の三文字から始めます。

次に「えおか」

こんな三文字ずつ、すぐにできるはずなのに

嫌々やるから間違えるの。

 

次に「がきぎく」

「似ていてよく分からない」と文句を言うけど

カタカナはもっと似たような文字ばかりよ!

 

で、ここで止めちゃいました。

娘なら一気に五十音を終わらせたと思います。

 

翌日、

 

やりたがらない。

 

「お約束でしょ?」

「スーツ、返品するよ!」

と、脅す母。

 

もうね

これだけでエネルギー使って嫌なの。

 

しかも

 

「がきぎく」は

よくできると星三つなんだけど

息子はちゃんとにやらずに間違えたから

星二つ

 

「星三つになるまでやりなさい」と言うと

 

「二つだから良いでしょ?」

「できなかったら、星がもらえないんだから、二つあるから良いはず!」

と言い張る。

 

やったって

覚えなくちゃダメなのよ。

 

やるまでに一悶着

星三つ取らせるまでもう一悶着

 

昨日なんかは

「日本語の勉強は?」と聞くと

 

「一人でやった」と言う。

 

でも、やってないのは明白

 

「嘘をつくなら、スーツ、返品だよ」と私

「もう二度と、あなたの言う事なんか聞かないから!」

 

ええ、何も買ってあげません!

 

 

一悶着どころか、二悶着も、三悶着した末

一人で始めた息子

 

こんな感じで

やっと

「がきぎく」を星三つにしました。

 

えっ、それだけ?!

 

二日で

「あいうえおかがきぎく」だけ!!!

 

お母さん、疲れる。チーン

 

11月に行われるSAT 日本語テスト

ヒヤリングとリーディングだけです。

リーディングは前半はローマ字やフリガナがついてます。

AP試験よりもずっと簡単です。

 

息子は

一応、日常会話レベルの日本語はできるので

あとは、読めればなんとか行けるのではと思うのですが

この調子では

ひらがな&カタカナ達成までに何か月もかかりそう…

と言うか

娘の予想だと

挫折する

 

私もそう思います。

 

親が日本人だから・・・日本語教師だから…

 

と言って

バイリンガルになるとは限りません。

 

こういう子供の問題で

バイリンガルにならない場合もあります。