娘 ダディーの呪縛から解かれた日 | 頑張るお母さん チャレンジ人生 in U.S.A.

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アメリカの生活、仕事、教育についてのブログ
時々ペットの話も。
日本語教師です。
英語が苦手、だけど頑張ってます。
毎日がチャレンジです。

これはある意味、職業病でしょうか。

ダディーは

コントロールフリークなところがあります。

パイロットに加えて

元軍人

しかも

戦闘機の教官だったから

バリバリのコントロールフリークです。

 

なので

 

子供たちも

ダディーの顔色を窺う事は多く

彼が不機嫌にならないように

気を遣っています。

 

そんな娘が

数年前から悩んでいた事。

 

髪を染めたい!

 

アメリカ人にしては

かなりコンサバなダディー

ピアスを空けるのも良い顔をしません。

派手なお化粧も嫌がるし

髪を短く切るのも抵抗があるらしい。

 

グラマラスショット(?)とかいう

モデルのように1時間ぐらいお化粧をして

写真を撮ると言うのをやってみたら

厚化粧が嫌だったらしく

終わったらすぐにメークを落とせって。

 

私はピアスを空けなかったけど

30歳過ぎて開けようとしたら

嫌な顔をしました。

でも、ピアスを開けたら

誕生日にクマのピアスをくれたけど。

(30歳だよ。普通はダイヤだろう?)

 

そんなダディーだから

娘が髪を染めるのもきっと反対するはずと

娘は我慢していました。

 

娘の親友のAちゃんは

これまた見るたびに

髪の色が違うと言うほど

頻繁に髪を染める子です。

それも一色ではなく虹色のように。

左にいるのがAちゃん

そんな彼女を見て

髪を染めたい気持ちが募るばかり。

 

私は賛成しました。

別に入れ墨のように一生モノではないし

染めちゃったら

私のピアスの時のように

受け入れるのではないかと思うから。

ずっと「染めればいいじゃない」と言っていました。

 

それでも数年思い悩み

とうとう、決心したようで

Aちゃんの家に泊まり込んで

Aちゃんに染めてもらう事に。

 

娘は5年生まで

英語の悪い言葉は知らないで育ちました。

私たちは使わないし

学校のお友達も使わず

家では日本語のTVしか見せなかったので(笑)

そんな娘が

 

「私、こんなにたくさん悪い言葉を投げかけられたことなかったわ」

 

髪を染め終わった娘が言うのです。

 

なぜなら

 

Aちゃん、髪を染めた後に

ものすごく髪が絡むから

娘にくしでとかす時に「我慢してね」と言ったそうです。

なのに

娘の髪は全く絡むことなくスムーズに。

 

「Fxxx!なんであなたの髪は絡まないの!」

羨ましすぎてつい悪い言葉が出たのだとか。

「多分、アジア人のDNAね」と娘。

それ以後も

Aちゃんの髪とは違い

上手く染まる娘の髪に

Aちゃんはジェラシーで悪い言葉連発だったとか(笑)

 

ちなみに

Aちゃんはとっても良い子で

成績も優秀でいつも表彰される子です。

 

そして

娘は染め上がった髪に大満足。

 

髪を降ろすとあまりわからないけど

半分だけ結ぶと

下から赤い髪が・・

裾の方は少しオレンジに

 

この赤の染料は

自分でアマゾンで注文

もう高校生だとそんな事も一人でできるよね。

届いたらびっくり

ブラックライトで光るんだって。

息子が持っているブラックライトで照らして

「おおっ!」と。

 

Aちゃんのお家に泊まり

翌日、学校にお迎えに行ったダディー

 

ダディーの反応は…・

 

   無反応ゲッソリ

 

えーーっ!

なんか言ってあげなよぉ!!

インターンシップ先のメンターのSさんでさえ

「髪、染めたの?」って気が付いたのに。

 

娘、何も言わないダディーの反応に

ちょっと罪悪感を植え付けられました。

 

気にするな!気にするな!

今度は七色に染めてしまえぇ!!