学があるって? | 頑張るお母さん チャレンジ人生 in U.S.A.

頑張るお母さん チャレンジ人生 in U.S.A.

アメリカの生活、仕事、教育についてのブログ
時々ペットの話も。
日本語教師です。
英語が苦手、だけど頑張ってます。
毎日がチャレンジです。

今学期も後少し。

なんとか、ドラマの作文も書き上げ、Tutorの先生にチェックしてもらい、清書して出すだけ。

読むクラスも今日中にはレポートが出来るので、来週には全て終了します。チョキ



今学期、私が学んだ事、たった二つのクラスでしたが沢山ありました。

私が無教養・無知なだけかもしれませんが・・・



書くクラスでは

アメリカでは常識的に知られていることを知ることが出来ました。


まず、ヘミングウェイ

名前は知っていたし、フロリダの彼のおうちにも行った事がありましたが、

どんな作品を書いているのか、何が評価されているのかさっぱり知りませんでした。

今回、彼のことを書くことになり、作品は教科書に載っていた短編小説を一つしか読んでいませんが、

他の代表作のあらすじは読んだし、どんな生い立ちでどんな作品なのかは知る事ができました。


ニコラス・スパーク

この人は、今人気の作家らしいです。

私は、この人の「ノートブック」と言う作品を読んで、映画を観ることになりました。

これも結構な人が読んだり観たりしているようです。


アーサー・ミラー

あの魔女狩りを題材に書いた「るつぼ」の作者です。

この作品、ほとんどのアメリカ人(大人)全員が知っていると言っても過言ではないようです。

高校卒業までに授業で習うらしく、誰もがあらすじを話してくれました。


このクラス、作文の書き方なんだけど、読むクラスじゃないのかというほどいろいろ読まされました。

作文の書き方って、10%ぐらいしか習ってない気がします(笑)

英語嫌いの私は、こうやって強制的にされないと作品を呼んだり観たりすることはないので、

よい機会になりました。



読むクラスでは

これは、やはり芸者さんについて

私は、昔の芸者さんは売春婦と変わらないと思っていました。

けれども女郎さんと芸者さんの違いがはっきり分かりました。

やはり、「フジヤマ・ゲイシャ」と言われるように、「芸者」と言う言葉はこちらの人も知っています。

しかし、日本人としてきちんと説明する事ができませんでした。

そして、芸者という職業が日本の経済、そして男性の地位の変化によってかなり影響を受ける事。

戦後、GHQが新しい日本国憲法を制定して、財閥解体や華族・貴族制度の廃止により、

だんなと言われる人たちが少なくなってしまったことなどを知りました。

これは、とても興味深いものでした。


大学生活を成功させるコツ

と、言う本があって、100ぐらいの提案があり、

そこからいくつかピックアップして、自分の生活と照らし合わせると言う課題がありました。

ここで、私が常日頃から痛感している事を再確認させられました。

計画を立て、実行する事。

いつも笑顔でいる事。

教師とのコミュニケーションを大事にする事。(相手が何を望んでいるか理解する事)

再確認しただけで、なかなか実行できないでいるんですけどね。




勿論、新しい単語を知ることが出来たし、文法の間違いなどを訂正してもらい、

文章の読み方・書き方も学びました。

私の英語レベルも少しは上がったと思いますが、

その他にも一般常識レベルでいろいろ得る事ができました。

これが、誰かと話をした時に私の会話に厚みを出してくれます。

「無口が美徳」とされないアメリカでは、自分の意見をきちんと言えるということはとても大切です。

ただ、本を読んだり映画を観たりしただけではなく、それについて調べ、考えたので、

この話題に対しての私の発言には芯があり、

その積み重ねが人間としての信頼にも繋がるのではないかと思います。



こんな私でも、二年間の専門学校でしたかいろいろと得たことはありました。

かな・ローマ字入力がブラインドタッチで出来る事。(チャットで大活躍!)

接客マナーを学び、英語を学び、私の接客はここでは多分、トレーナーになれるぐらい丁寧だと思います。

フランス語のクラスもあったので、その難しさを知りました。

お茶・お花もあったから、その後、お稽古に行くきっかけになりました。

ペン字も習ったから、草書の難しさも知りました。(それでペン字一級受験は諦めました)

日本で一番高いと言われていた一泊60万(20年以上前の話)のお部屋を見ることができました。(見ただけ~)

なぜか、校長先生が法学部出身だからと、「ルネサンスが私法に与えた影響」についてのレポートを書かされ、

「自我」と言うものを考える事ができました。

他にもありますが、これらは高校を卒業して実家のある田舎で就職したらとても知ることの出来ない事です。



良く「学がある」って言う言い方をしますね。

日本は中学までが義務教育です。

社会人になったらそれなりに学ぶことは多いでしょう。

けれどもまだまだ机の上で学ぶことは沢山あると思います。

そして、それはその人の人間性にとても影響してくるんですね。

この学ぶ事、いやいややらされているとあまり身につかないです。

やはり、楽しく学ばないといけないですよね。

それでは、楽しく学ぶには・・・・

また、それは次回に。