アメリカにはたっくさんの大学があります。
イエールやハーバード大学は日本の皆さんもよくご存知ですよね。
アイビーリーグなんていって、アメリカの東海岸にある有名大学です。
勿論、賢くなくちゃ入学できないんだけど、それよりも学費がたっかい!4年後には家が建つよ。
そして、その学費の設定が州内に住んでいる人と州外、又は海外から学びに来る人では違って、州外、留学生にとってはものすごくお高い大学です。
中流家庭では子供が生まれた時から大学資金をためなくっちゃって気をつけています。
そして、多くの学生が親から100%の学費が得られずに、奨学金を貰ったりローンを組んで学んでいます。
さて、奨学金もローンも組めない学生はどうしましょう?
アメリカはものすごい学歴社会。高卒では管理職にはなかなか昇進できません。
そこで、一つの方法があります。
コミュニティーカレッジという学校で短大の資格を取り、それを大学にもって行って編入します。
このコミュニティーカレッジ、公立でお値段が大学よりずっとお安いんです。
入学試験はありません。あっ、でも留学生はTOEICの試験があるのかな?
まず、英語の読み書きと数学のテストを受けるんだけど、これは自分がどのレベルかを知るためのテストです。
短大と言ってもこのテストで最低レベルのクラスはとってもとっても簡単です。
数学も算数じゃない?っ言うレベルです。
各クラスには、これ以上のレベルがないと取れないクラス、このクラスを取ってから出ないと受けられないクラスなんていう制限のクラスもあるし、全くないクラスもあります。
そして、短大でありながらカルチャーセンター的役割もしています。
私もその昔、スペイン語を習ってみたくて一学期、クラスを取りました。
その時は、学歴を取ろう!なんて思ってなくて、興味のあるクラスだけ気軽に取っていました。
私が通っているのはこのコミュニティーカレッジです。
英語の出来ない私。一番下のクラスから始めました。
もしも、短大卒の学歴が欲しかったら、カレッジが指定している一般教養を履修して、それから専攻科目のクラスを取ります。
専攻が違えばこの一般教養の科目も多少違ってきます。
私は、今学期、英語のクラスを取った時にまだ、専攻を決めていませんでした。
でも、とりあえず今取っている英語の読みと書くことのクラスはどの専攻でも必要なのでこの二つを履修する事にしました。
クラスが始まって一ヶ月ぐらい過ぎ、「おっ、この仕事、なかなか良さそう」と言う職業に巡り合いました。
カレッジでそのプログラムが一年半前に始まったばかりで、担当の方たちがキャンペーンをしていたんです。
これで、専攻を決める事ができ、それによって履修しなくてはいけない一般教養がはっきりしました。
まず、英語の読み書きのクラスは今学期でクリアーです。
あと、もう二つ何か必要でしたが、10年ぐらい前にアートとスペイン語のクラスを取っていたのでこれが使えました。
他にコンピューターのクラスが必要なようです。でも、基礎のクラスでいいみたい。
もう一つ、歴史のクラスが必要。で、日本の歴史のクラスを発見。これなら理解しやすいのでいずれこれをとることにします。
問題は・・・・数学・生物。
こちらに留学経験のある日本人はみんな口を揃えて言います。
「アメリカの数学のクラスは簡単」「アメリカ人は数学が出来ない」
確かに・・・と思えるシーンを何度も見ているのですが、なんせ、私は筋金いりの算数嫌い。
日本語で分からなかったのに英語で分かるものなのか?
履修しなくてはならない数学の問題を見てみると・・・・いけるかも?中学生レベル?でも油断禁物。
ここでまた英語の問題が・・・数学の話はそのうちまた。
そして、生物。
理科系の科目で生物は一番良かったけど、私、英語で名前を覚えるのがとっても苦手なんです。
これが一番の難関になりそうです。
これらのクラスを取り、さらに専門課程が終わると、晴れて短大卒の学歴がもらえるらしい。
しかも、この専門課程、この仕事に対しての修了書というか認定証みたいなものがもらえるらしい。
大体の学費、多分三十万ぐらいかな?
安すぎる。
だから、沢山の高校生がすぐに大学に行かずにコミュニティークラスで単位を取ってから大学に編入してます。