2023年1月10日、Windows8.1のMicrosoftによるサポートが終了しました。
これに伴い、Windows10へアップグレードしてみましたが、失敗しました(;^_^A
さっさと本題(対策)へ行きたい人は§2以降へ (;^ω^)
■§1.事の始まり
数日前、友人のMiniPCのOSがWindows8.1 だったので、Windows10にアップグレードしました。 特に問題なく済んで良かった!(^▽^)/
と、思っていたら、お客様より「アップデートしたら使えなくなった!」と連絡が来た。 症状を聞くと
「デスクトップのアイコンをクリックしてもソフトが起動しない。」とか
「ブラウザを開いてクリックしても反応しない。」というものでした。
アップデートに失敗したな(;^_^A と思い、修理の為預かりました。
※「システム保護でバックアップとってあったら戻すだけできっと直るな!」となめきってました
モノは Fujitsu Lifebook A553/HX
起動してみると … とにかく 起動が遅い!
デスクトップが表示されてから、ディスクへのアクセスランプが消えるまで10分かかりました。 触ってみると正常に動作します。
多分、アップデート後のディスク調整に時間がかかって(HD使用率100%)、アイコンをクリックしても起動しなかったんでしょう。(;'∀')
こいつの性能は?
Lifebook A553/HX
CPU: Intel Celeron 1000M(2コア) 1.8GHz
RAM:DDR3-1600 2GB (Buffalo 追加メモリー 2GB)の合計4GB
ハードディスク:Seagate社の2.5" SATA 5400rpm 500GB
Windows8.1
この組み合わせなら、アップデートも遅かろう!
めっちゃ、遅かろう! と判断できます。
気が短い人は、起動しない! 壊れた! とブチッと強制終了しますよね。
(;^ω^)
■§2.Windows8.1 を Windows10 Ver.22H2 にアップグレード→失敗!
端的に言います!
アップグレードに失敗しました! (;'∀')
3回やって3回とも失敗しました!
やった事
①rufas で作ったインストールUSBディスク(Windows10x64 ver22H2) UEFIモード
を使ってセットアップを開始。NETはオフラインで!
「Windows10で使えないソフトがあるよ!」と警告が出ますが、分かっている事なので無視!
進んで行きます。特に問題ないようで…
再起動してしばらく進むと、ブルースクリーンエラーが出まして
結局、アップデート取り消しで、元のWin8.1 に帰ってきました。
(T_T)
検索窓にコマンド入力で msinfo32 と打ち込んで、調べたらBIOSモードはUEFI だった
だからこれで間違いないはずなんだけど?
かなり古いマシンだし、ひょっとして? と、念のために↓
②rufas で作ったインストールUSBディスク(Windows10x64 ver22H2) BIOSモード
を使ってオフラインでセットアップ!
しかしモードが違うために当然、失敗
ならば、オンラインでセットアップを!
③Microsoft から MediaCreationTool22H2 をダウンロードして直接アップグレード
しかし、実行して間もなく
「Modern Setup Host は動作を終了しました」というエラーを吐き出してストップ!
何だこれ?
いきなり最新版にアップグレードするから失敗する!
ずぅ~っと昔、経験したことを思い出した。
という事で、もっと前の 2017年前後のバージョンでやればうまくいくかも?
④Windows10の初期のバージョンでアップグレード!
結果、成功しました!
おめでとう! \(^_^)/
↓
■§3.DVDに焼けるサイズ(4.4GB)の古いバージョンのインストールメディアで成功!
近頃のインストール用ISOは、片面1層のDVDに焼く事が出来ない!
今時DVDでインストールってやらないと思うが、USBメディアでBOOT出来ない機種の場合はDVDでやる事になるので、知っておいて損はない。
ほんの僅かなサイズの差で、片面1層に焼くか、片面2層(DVD-R DL)に焼くか!?
まっ、今回はUSBメディアを使います。準備するのは↓
①rufas (バージョンは問わない) 今回は Ver3.20 を使いました
②USBフラッシュメモリー(8GB以上)2本
1つはアップグレード用に windows10 ver1709
もう1つは更なるアップデート用に Windows10 ver22H2
③正常に動くPC
以上3つです。
Windows8.1が正常に動いているならそのPCを使って
※というか、正常に動いてないならアップグレードしても不具合起きるのでは?
(;^ω^) まっ、今回は別のPCを使いました。
rufas というフリーソフトを探してダウンロードしておきます。
この rufas の使い方については、あっち を参照願います。
↓
ただ今回は古いOSを使いますので、途中からちょっと変更します。
あっちの説明の中では、Windows11 をダウンロードしていますが、今回はWindows10をダウンロードするので、そのあたりから、今回のに差し替えてください。
[ダウンロード]→[Windows10]→[続ける]→[リリース]→[1709]→[続ける]→[続ける]→[続ける]→[ダウンロード]
1709のダウンロードが済めば、
Windows8.1のパソコンのBIOSが[UEFI]なのか[レガシイ(BIOS)]なのか
を確かめて選択し
最後に[スタート]をクリックすれば、インストールメディアが出来上がります。
もう1本は[22H2]をダウンロードしてください。
出来たUSBインストールディスク(ドライブ)をPCに差し込み、中のSETUP.exe を実行すれば更新が始まります。
こうして、Windows8.1→Windows10(1709)→Windows10(22H2)
と2回の連続更新を経てアップグレードが完了します。
そうそう、Windows10(1709)に更新した時に、ネットワークに繋がないと、Windpwsの認証が通りませんので、まずは認証を通し、通ったらLANケーブルを抜いて(又はWiFiを切って、または機内モードにして)オフライン状態にして、次のWindows10(22H2)に進みましょう。ネットにつないだままだと余計なものをダウンロードしてしまい時間が長くかかるかも知れません。
という事で22H2への更新が済めばオンライン状態にして、Windowsの認証を済ませ、残りのアップデートを実行しましょう。
※因みに、このパソコンは、メモリーを4GBx2本の8GBに、ハードディスクをSSDにクローンしてから分解してディスクの交換を済ませてから、アップグレードを実行しています。
ハードディスクのままだと、どんだけ時間がかかる事でしょうね(;^ω^)
