PCの記憶装置を入れ替える!…という事を考える。
仕事や趣味で今使っているPC(※「旧PC」とする)の記憶装置がSSDなら、買い替え予定のPC(※「新PC」とする)もSSDだろうから、SSDを交換してしまえば良いので移植のハードルは低いと思う。
しかし今のPCのSSDはM.2タイプの更にNVMe接続であろうし、ちょっと前のPCならSATA接続の2.5インチSSDだとしたら新PCのハードディスク設置位置に取り付けてM.2を無駄にする事になるだろう。また旧PCがハードディスクなら交換不可だね。
…という事で旧PCのクローンを作る事を考える時、とっても簡単そうな案がある!
1.移植ソフトを使う事である。有料だけど(;^_^A
一回使ったら次回入替するまで数年は使わないよなぁ。
まぁ、失敗する事もあるみたいだけど。
2.引っ越しソフト(有料)を使う。
データのみならず、インストールしているソフトまでコピーしてくれたりする。認証はどうだろうか? 認証を必要とするソフトは結局インストールし直しとかする必要があるみたいだけど。
試してダメだったら、別のコピーソフトを買い替える?(;'∀')
… 考えは人それぞれでしょう …
さて、今回は、前回の続きである!
※前回(第2回)は上の → を見てください
バックアップ用のドライブを用意(購入?)する必要があるけど、あっても無駄になるものではないし、万が一の為大量データのバックアップ用に持っていても良いのでは?
オフィスソフト等の認証(アクティベート)もそのままで、記憶させたパスワードもそのまま使えるし。俺的にはこの方法が楽で良いなぁ(^▽^)/
※ここで使っているバックアップソフトであるアクロニストゥルーイメージは旧製品なので最新バージョンとは絵柄がちょっと違うかもしれません。その内に現行バージョンで作り直すかもです。
※↓新製品(有料版はいつの間にか名前まで変わっていた)
では、いってみよう!(⌒∇⌒)/
手順その3:リカバリー
新PCの「Cドライブ(パーティション)」に旧PCの「Cドライブ」のみをリカバリーします。
うまくいけば 以前の環境そのままに新PCで使うことができます! ガンバ!
※この方法の利点:MBR形式の旧ディスクからGPT形式の新ディスクに移植できる!
もう何度もやってますが、
バックアップした外付USBハードディスクとバックアップツールUSB起動ドライブを新PCに差し込む → Power ON → [f12]連打 → USB から起動 → (AcronisTrueImage)起動
※詳しくは前回を参照
[ATI]
「復元する」を選択、実行します。
[選択]
おそらく、「旧PCのバックアップ」と「新PCのバックアップ」の2つがあると出てくると思うので、間違えないように「旧PC」を選択してください。→[次へ]
「ディスクまたはパーティション全体を復元する」を選択し[次へ]
[ドライブ選択]
Windowsとデータが入った「Cドライブ」のみを移植します。
☑ NTFS ( C: ) だけにチェックを付け、
☐その他はチェックを外します → [次へ]
[移植先]
移植場所を指定します!
「パーティションの場所」が未選択になっているので、[ 新しい場所 ]をクリック
選択窓が出るまでかなりの時間を要するのでめげずに待って下さい。
[3180]
新PCの □ NTFS ( C:) ドライブを選択(青く反転)し、→ [許可]
[場所確認]
パーティションCの復元場所指定 の画面になりますが
これが表示されるまでにも、けっこうな時間かかりますので、じっと待ちます。
場所 → NTFS C:ドライブ
パーティションサイズ → このサイズは旧PCのサイズとなります。 確認して→ [次へ]
※ATI(AcronisTrueImage)は、コピー元 と コピー先 のドライブのサイズが異なっても自動でサイズ調整してリカバリーしてくれます。 便利よぉ~!(⌒∇⌒)/
※「空き領域」がありますが、後で調整します。
[確認]
最後の確認画面 良ければ → [実行]
[リカバリー中]
進行状況が表示されます。
☑完了時にシャットダウン にチェックをつけておけば、後は放置!
勝手に終了してくれますので、電源が切れていたらディスクを抜く
手順その4:事後処理(未割り当て領域の活用)
USBからキーボードとマウス以外はすべて外して
Power ON で、うまく起動できたでしょうか?
Windows が起動したら、
4-(A)
.「タスクバー」の[エクスプローラー]を開いて左にある一覧から[PC]を右クリックして「管理」画面を開きます。→ (C)へ
4-(B)
または「コントロールパネル(大アイコン)」を開き、「管理ツール」の中の「コンピュータの管理」を開きます。
[管理画面]
4-(C)
「コンピュータの管理」画面の左側メニューから下の「記憶域」を確認し「ディスクの管理」をクリックすると、接続ドライブの一覧が右側に出てくる。
「ディスク0」を確認するとここにCドライブ「(ドライブのラベル名)(C:)」があるはず。
このCドライブの右側に、帯が黒い「未割り当て」というのがあれば、それは未使用領域なので、ここをCドライブに編入するか、別途Dドライブとして割り当てると もったいないお化け が出る事はない(笑)
※未使用領域がなければ問題ありません。この解説はスルーします。
※未使用領域が数GBの小さな領域ならCドライブに編入しましょう!
「未割り当て」領域の上で右クリックして出てきたメニューから[ボリュームの拡張]を選択実行します。
「ボリュームの拡張ウィザードの開始」→ [次へ]
「選択されたディスク」に未割り当ての領域サイズが表示されます。
「最大ディスク領域」に未割当サイズが
「ディスク領域を選択」にその最大サイズが表示されているはず。
もし最大になっていなければ、最大サイズを全て使い切ってしまいましょう!
残すのはもったいない!(笑)
→ [次へ]
最後の確認画面 → [完了]
先ほどの「未割り当て」がなくなり、その分、Cドライブが大きくなっているはずです。
手順その5:デバイスドライバの設定
パソコンが変わったので、当然ながらデバイスも異なる部分が出てくるわけで、そうなると
「不明なデバイス」とか使用できない状態のデバイスが出てくるので、これにデバイスドライバーソフトをインストール(またはバージョンアップ)させる必要があります。
(A).ここで使うのが、旧PCのハードディスクにあった「Windows」フォルダの中身です。
(B).または無料ツールを使います。
先ずはAから
❏5-A❏
手順2のバックアップで作った新PCの[Windows]フォルダが入ったバックアップドライブをリカバリした新PCに繋ぎます。
デスクトップまたはエクスプローラーを開いた時の左側にある[PC]の上で右クリックして出たメニューの中から「管理」を開き、「デバイスマネージャー」を表示します。
またはコントロールパネルの「大きいアイコン」表示の中から「デバイスマネージャー」を開きます。
※デスクトップのアイコン表示については、最後にご案内します。
「デバイスマネージャー」を開くと黄色い[!]がついたデバイスが「ほかのデバイス」の中に一覧表示されます。不明なデバイスもこの中にあります。この写真のように[PCIデバイス]とかあると何となく「あれかな?」と推察できるものもありますが、[不明なデバイス]とかだと何だかさっぱり分かりません。
しかし新パソコンはセットアップしたばかりな訳ですから、[Windows]フォルダの中に必ずあります!
黄色い[!]のついたデバイスをダブルクリック(または右クリックして「プロパティ」を開く)すると、「全般」タブの中に[ドライバーの更新]があるのでクリック!
ドライバーの検索方法で下段の[→コンピューターを参照してドライバーを検索]をクリック!
コンピューター上のドライバーを参照します。…の画面で、「次の場所でドライバーを検索します:」の右にある[参照]をクリックします。
※この時、下の 「 ☑サブフォルダーも検索する 」にチェックが入っている事を確認しておいてください。
[参照]
フォルダーの参照…画面で、旧PCのバックアップした外付ドライブを探してドライブラベル左の[>]をクリック。
新PCの[Windows]フォルダーをコピーしたところ(ここでは[Win]フォルダ)を選択します。
その下にもフォルダはありますが、先ほど「☑サブフォルダも検索する」にチェック入れているので問題ありません。 → 探せたら[OK]をクリック!
元の画面に戻りますので、[次へ]をクリック
[検索中]
ドライバーを検索中… と出ますので、ヒットするまでじっと待ちます。
※もし10分以上待っても見つからなければ[キャンセル]して、【設定5-B】へ進みましょう。
[デバイス10]
目的の物がうまく見つかれば、「ドライバーが正常に更新されました」 と出て、そのドライバー名が表示されます。 確認出来たら → [閉じる]
最後にプロパティ画面を[閉じる]
これで「ほかのデバイス」から黄色い[!]がついたデバイスがひとつ減りました。
今と同じ作業を「不明なデバイス」を含め黄色い[!]が全て無くなるまで繰り返します。
デバイスマネージャーから全ての[!]が消えたら終わりです。
このパソコンは正常に使えるようになりました。
※もしうまく割り当てできなかった場合は【5-B】へ
❏5-B❏
デバイスの割り当てがうまく出来なかった場合や[Windows]フォルダのコピーをしなかった場合は、「DeviceHub」という無料のツールを使います。
※無料という事は、何らかのスポンサーのソフトが抱き合わせのツールであるという事です。
インストールする際はそれを分かった上で使って下さい。(;'∀')
と云っても、セキュリティソフトを使って駆除すれば、インストールされなくなります。
駆除しなくても、実行中に「全てスキップ」というのをクリックするだけで目的のツールだけをインストール出来ます。(笑)
このツールの使い方は過去の記事にありますので、そちらをご覧ください。
※↑書いてませんでした(;^_^A 第1回で少し触れています。 → 第1回へ
なお、終了後は必ずアンインストールしておきましょう(;^ω^)
6.終わりに
以上でクローンが終了です!
ハッキリ言って、これは、めちゃ時間がかかる作業です。
これを書いてる私も3日がかりです。(笑)
最後に、デスクトップにアイコンを追加する方法ですが、
デスクトップのアイコンが何もない所で右クリックして、[個人用設定]を開く
左のメニューから「テーマ」をクリックして、右画面で下にスクロール
下の方に「関連設定」とあり、その中の[デスクトップアイコンの設定]をクリック
※Windows10 のバージョンによって「デスクトップアイコンの設定」が表示されている場所が違いますので、上記の場所に無い場合は探してください
[デスクトップアイコン]
アイコン名の前の□にチェックがついているものがデスクトップに表示されます。
一番少ない場合、「ごみ箱」しかない事があります。
・社内、SOHOの場合は ☑ネットワーク まで全て!
・個人で1台しかない場合は □ネットワーク 以外にチェックを入れて
[OK] を押せば良いでしょう
[デスクトップのアイコン]
こんな感じで、デスクトップ上に大事なアイコンが出ます。 このアイコンは他のアイコンと違ってショートカットではありません!アイコン左下に矢印「↗」がついていない!…ので右クリックした時のコンテキストメニューに違いが出ます。
… 以上で終わりです! 疲れたぁ
※この作業の結果、認証が外れずにそのまま使えたソフトは
マイクロソフト・オフィス・パーソナル2019、セキュリティ・ゼロ …など
※認証が外れて再登録する必要があったのは、「筆プロ」という特殊ソフト(;^_^A
ソフトの箱を無くしてプロダクトキーやシリアルナンバーが分らない!といった困った場合でもある程度はそのまま使うことができます!
※アクロニス・トゥルー・イメージ は下記よりダウンロードできます
■WD(Western Digital) 社のハードディスク・SSD を使っている場合 ↓
■クルーシャル(Crucial) 社のハードディスク・SSD を使っている場合 ↓
