今週の担当のYです。
最近、続々と大阪万博の民間パビリオンの全体像等の記事が出てくるのを目にするようになってきました。
その中でも、特に目を引いたのが、西陣織を使用した巨大西陣織建築「サステナブル・メビウス」です。
工事の様子©飯田グループホールディングス
最新の技術と伝統的な歴史を持つ西陣織との融合をモチーフとしていますが、雑誌「Pen」の記事において、建築家の高松伸氏は、前回の万博を経験しており、前回の万博ではみんなが未来に向かって進んでいるのに、時間軸に対する姿勢が欠けているのではないかと考えており、今回の「サステナブル・メビウス」では、過去や歴史という面を今回の建築のコンセプトに重ね合わせたとのことでした。※①
伝統工芸の衰退が問題視される現代社会において、非常に画期的な建築のあり方だと感じ、私自身においても、伝統と最新技術を融合させるという点で、非常に学ぶべきことがあると考えさせられました。
続々と他企業でも多くのパビリオンが発表されていますが、より良い作品が生まれる事を楽しみにしております。
参考文献
※①Pen Online 文:久保寺潤子