六本木ヒルズの妖精 河野明子
※引退のためカテゴリ（テーマ）を
スーパースター列伝からレジェンドスター列伝へ変更
日本を代表するニュースショー「報道ステーション」の女性ＭＣにして
テレ朝史上最高のDIVA。
重量感のある低音リリコに「官能」「色香」を感じさせる
セクシーヴォイスをベースに一字一句噛み締めるように丁寧に読む
アナウンスは、「原稿読み」というより「原稿詠み」と呼ぶのが相応しい。
ラクロス日本代表あがりのボーイッシュな体育会系女性だが
報ステのデスクに座るその姿は、妖艶な魅力に溢れていて、切ない
眼がカメラを見つめると、途端にファンは彼女から目が離せなくなる。
ボディはかなり引き締まっており、他の銘柄級アナに見られるような
ポッチャリ感は全くないが、「出るところは出ている」女性らしい
プロポーションの持ち主でありこれもファンの目を釘付けにする。
これだけのカリスマ性とオーラを持ち合わせながらも、メインＭＣの古舘を
引き立てることも忘れない。決して前に出すぎず「アナウンサー」に徹した
仕事を心がけていると見る。ただ、彼女は決して、冷徹で感情を表に出さない
タイプの人間というわけではない。
ルックスは一見してクールなタイプに見えるが、年に何度かは、凄惨な
ニュースや感動的なレポートをＶＴＲが伝えた後に、スタジオでポロポロと
真珠のような涙をこぼし、直後のアナウンスがグダグダになってしまう
ハプニングが起きることがある。しかしこれは、これも彼女の優しさや感受性の
強さを伺わせる恰好の機会であり、我々はますます河野のことが好きになる。
また、興味のある（スポーツなど）話題では、直前の堅い表情とはうってかわって
一気にデレデレとした満面の笑顔になることも多々あり、それによってスタジオ
が華やぐので、これも物騒なニュースの多い番組の流れのなかではホッと癒され
るひとときになる。そう。実は彼女は喜怒哀楽がはっきりした表情豊かな女性なのだ。
こんなに魅力的な河野だが、ネットや雑誌を見てると知名度の割には心なしか
ファンが少ないように思える。これは過去に番組の年配４０代スタッフとの交際が
週刊誌で明らかになったことに原因があるのかもしれないし、典型的アイドル風の
ルックスではないというのも理由の一つかもしれない。
年配スタッフとの交際については、私としてはむしろ河野が選ぶ男としては順当な
気がしていて、私が思うに彼女は見た目とは裏腹に、表情や言動などを
見ていると、実はかなりの甘えんぼのファザコンではないかと思えるところが多々
あるし、また２０代にして日本中が注目する報道番組を任せられてる重圧や緊張感
を癒すには、並の同年代の男では物足りないというのもあるのではないか、と
（勝手な想像ではあるが）私は思うわけだ。あれだけカリスマ性のある彼女がもし
堂真理子のように同年代のサラリーマンと交際してたりしたら逆に拍子抜けすると
思う。彼女が全く別の世代の異次元の男と交際していたほうが妙に納得する。
河野は２００１年入社。同期はあの村上祐子で、他局の同期には杉崎美香、
生田明子、大江麻理子、津野瀬果絵、八木早希、中村理恵、三浦綾子など
既に紹介している人も含めアナウンス界のビッグネームが揃っており、
まさに黄金世代である。
（一般に知名度の高い高嶋彩や西尾由佳理も２００１年組である）
同期の村上は結婚後やや落ち目感があるが、河野は現在もバリバリの
スーパースター街道を走りつづけている。今後も活躍に期待したい。